超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">私のトモロウ・ネヴァー・ノウズな対話篇</span>

2018-02-11 00:18:36 | 無題

大学の頃からの学友と話す。
「人生哲学とか書けとよく言われるが書けないよね。
昔の演習の優秀な女性は古典ギリシア語の文法書書いている。
原典主義は一種の重荷だった。
西部さんと江藤淳は似ている。ドゥルーズも自分で終止符を打った。バルトも故意の事故死だといわれている。
古典学の専門家に、哲学やるには永遠とか求めないとだめですかと訊くと、それがないとやってられないと答えてくれた。
私は古典学の捨て石になれと言われた。
知人が何か書きなよと言うのはそれほど重荷じゃない。
一からの構築じゃなくて今の仕事を応用するのは現実的だ。
小説はこう読め、論説はこう読め、—対策と深読みとかね。
昔、人文主義神学を生涯懸けて訳すと良いといわれて断った。
若い頃から、文筆畑と薔薇の名前の世界のギャップで悩んでいた。
人文学者はアラビア語とかヘブライ語とか読めたらしい。
あの時代はプラトンってモーゼでしょうとか平気で言う。
デジタルライブラリーは単語をクリックすると、正解候補が6つぐらい出てきて却って混乱する。
ミトプーとシェルヘンをきくのは自分でも変な趣味というけど、正統派を聞いてから手を出してるから変人指向とは一線を画すはずだ。今日、シェルヘンのメンブランのマーラーきて聞いてるのか。楽しいね。」と話す。
インティメートな会話なので詳しくは書けないが、楽しい会話だった。


久々に羽目を外して遠い日をたどり直してまた歩き出す



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<span itemprop="headline">橋を渡った喫茶で叔父と語らう</span>

2018-02-10 16:04:57 | 無題

近郊の段差の斜面の橋を渡ったところにある素敵な喫茶で叔父と歓談して帰ってきた。
午前中は心理学の本を読んで、ミトロプーロスのマーラー3番を聞いて快速でいいと思った。
12時半に叔父と待ち合わせ、3分ぐらい遅れて到着した。パイ生地のキッシュと珈琲を頂く。
仕事の近況の話、法事の話のほか大体読書の話をしていた。
叔父は森鴎外がかつて訳した『即興詩人』という恋愛と遍歴の物語を安野光雅訳で読んでいた、情景描写が詳しくていい、〇 〇 的という言葉が現代語には多いが本来口語にも文語にもそういう言い回しはなかった、そこに注意して訳したらしい、挿絵を模写しながら読んだ、と喋る。
また円空は北海道の秘境にまで入って行って仏像を彫って歩いているけど、あれは一種の修行だ、『円空と木喰』も読んだ、家で叔母さんが作った黒ナナカマドのジャムを瓶に詰めて持ってきた、ガルシア・ロルカ・巨匠のデッサンという本も持ってきたという有難いお心遣い。君は音楽聞きながら本読んでるの、読書に身が入ると音楽が聞こえなくなるのか、と仰る。
私は石寒太の『尾崎放哉』という自由律俳句詩人の句と人生の本を注文した、石寒太の『山頭火』という文春文庫がよかったのでその延長で注文した、叔父さんはちくま文庫で放哉の句集を持っているのですか、山頭火は死ねる薬を前に座っている、とか生と死を突きつける自由律俳句が多いけど、放哉は表向きには、もっと、飄々としている、結核で孤独死したのだから内面は深刻だ、心理学のシャドウについては思い当たる節がある、叔父さんも影の現象学読んだんですか、自分の目を背けたい一面とどう付き合うかという厳しい問題ですね、
叔父さんは一杯目はアサヒ生を飲み、二杯目は私とサントリー・オールフリーを分け合った。伊藤整の小説にちなんだ雪明りの夜のかまくらの祭りを小樽でやっているけど幻想的で結構だ、小樽はニトリが美術館を旧い煉瓦造りの建物を利用して経営していて美術の街になっている、古い民家も一方で残っていて絵の題材として風情がある、と喋る。
2時間興味の赴くまま、美術や文学について喋り、黒ナナカマドのジャムを頂いて帰ってきた。充実した。

里山の麓に建った喫茶にて心の機微を叔父と語らう



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<span itemprop="headline">ワインガルトナーと梅の咲く頃</span>

2018-02-07 15:21:41 | 無題

一通り年初の仕事が終わり、魂が抜けたように脱力している。
数十枚の作文も書き切った。
いざ休もうとするとそわそわと落ち着かない。
取り敢えずジュリーニやハイティンクのベートーヴェン聞いてみた。
何か今の気分と違う。

フェリックス・ワインガルトナーの芸術より、ベートヴェン全集聞いている。
演奏は、結構早い。楽譜に忠実。造形美ある。
この1930年代の音の感じが好ましい。
最近はリマスターもいいので、雑音も気にならない。
今、HMVで4割引きで売っている。
ヒストリカルのワインガルトナーが休日の空気に広がっていく。

し・ご・と、おわった。(もう歌ってもいいんだよ…)
後は自発的作文と念のためメモ書きにぼちぼち専念すればいい。
ハード・タイムズ・アー・オーバー、ハード・タイムズ・アー・オーバー、
ハード・タイムズ・アー・オーバー、オーバー・・フォー・ア・ホワイル!
(ダブルファンタジーbyジョン&ヨーコ)

フェリックス・ワインガルトナーのベートーヴェンに気持ちが解きほぐされてゆく。
母の法事では梅の花が咲いていた。
思えば、桜を待たずに旅立った。
母の面影が法事に参加した面々の胸によぎる。
般若心経を聞き、観音経を聞き、焼香して、祈る。
よく怒られたが、笑顔しか浮かばない。

天国にまた梅が咲き見上げると雲間に浮かぶ母の笑顔が



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<span itemprop="headline">美術部の友人とパルコで会う</span>

2018-02-05 20:44:02 | 無題

夕方6時パルコの洋食店ヨシミで美術部の友人と久々に会う。
私の打ったメールの誤字、店名勘違いには笑った、
メール苦手なの?と笑顔。
私は仕事の話をいろいろ話す。
いろいろたいへんなんだよ、息もつけない忙しさでね、と話す。

ボランティアの風呂敷フレンドは心強いね、
ここ私が出しますよって、急に気が大きくなってる、
短歌朗読で大爆笑か、
短歌笑っちゃうところあるよね、
見掛けがスッキリしてよかったね、と言われ、
皆の近況をそれぞれ話す。
牛ステーキとハンバーグ食べてリンゴやイチゴのパンケーキ食べて
写真撮って夜11時に解散。一人3千円。幸せを感じる。
美術部時代の共通の友人の話や思い出話に花が咲く。

皆、それぞれ生活上は山あり谷ありで波乱万丈だが
いっとき昔の笑顔に返る。
皆、久しぶりに会うと年々優しくなっている。
私がお土産をサンタクロースの袋から開けて渡すと
歓声が沸いた。
こんなに喜んでくれるとは思わなかった。
久々にコクトーツインズやカジャグーグーの話が出て懐かしい。
今回会えなかった友人も多い(すいません<m(__)m>)。飛ぶように時間が流れた。
調布に来てくれた友人、いつまで経っても昔のままだ。嬉しい。

普段着で喋れる人と再会し嬉しい笑顔をまた持ち帰る



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<span itemprop="headline">予備校の友と調布で会う</span>

2018-02-05 20:09:06 | 無題

近郊に住む予備校時代からの友人と調布の西友行き、
トレーナーを見る。
友人はジップアップか何かを買っていた。
調布パルコの裏の道を歩いたところに
ラージャというインドネパール料理店があり、
そこに初めて入る。広くていいお店。
友人はどれにしようかなの結びの
あべべのべという伝承はインパクトがあった、
転んで頭を打つのは気をつけろよ、
かかとに重心を掛けて歩くのがコツだとテレビで言っていたぞ、
そんな理想論では語れないのがつるつるか、
ブログは話題を選んで書かないと冷や冷やする、
終わった恋バナ、新しい恋バナがある、
オリジナル演奏のCDRをあげよう、
ギルベルトシュヒターのシューベルトピアノ作品全集は俺も聞きたい、
12枚組6500円とは高いな、
建て替えで7月に立ち退きだが、近所に引越そうと思う、と喋っていた。
ラージャセット1750円と生ビール二人で3杯。計5509円。
駅前の喫茶ちとせやで250円の珈琲を飲む。
深煎りで香ばしくて旨いと言っていた。
キャプテンビーフハートの音作りが好きだ、
そういう話をもっとしたかったが、
政治の噂話が多くなってしまった、
インドカレー屋に前行っていた時と同じパターンだ、
時間の空白を忘れると言っていた。10時解散。

久々によく飲んでいた友と会い恋バナを聞き時を忘れる



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする