カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

キット、ずっとプロジェクト

2012-03-12 | イワテケン

2012.3.11(日)

「新橋駅」へ。



東日本大震災復興支援「さんてつ広場 復興市」が、
新橋駅のSL前で開催されました。



規模は小さいですが、三陸鉄道の歩みや三陸の人々の「今」を伝えるフォトギャラリー、
三鉄の紹介や現状を写真で紹介していました。

>>キット、ずっとプロジェクト


三鉄に対するメッセージを書き込み、掲示するスペース。
このイベントが終わったら、田野畑駅で保存し掲示されるようです。
岩手に縁がなかったら、「三陸鉄道」って何?と思うのも当たり前の、1時間に1本しか走らない、
第三セクターの赤字路線、それが三鉄です。



この日の「三陸案内人」をつとめる阿藤快さん、精力的に動かれていました。
地震発生時刻の14時46分には皆で黙祷。


 
地元の方々による名産品の販売もありました。
8月に帰省した時は宮古市場の半分以上並べられるものが無くて(生鮮品がない)辛かった。
今は少しずつ戻ってきているのかな。




震災後、現実のものとは思えない光景を目にし、元々赤字路線だったから、
再建は程遠く・・・もう二度と走れないのでは・・・と思った。

それなのに、たった1年、この4月1日に久慈駅~田野畑駅間まで開通するという。
なんと頼もしいことでしょうか。

村の人の足でもあるけれど、私達離れた場所に暮らすものの帰省の足としても、
無くてはならない存在の三鉄。今まで当たり前のように運んでくれた三鉄。
予想を超える速さで復興させようとするその頑張りに、東北人のくじけず生きようとする、強さを感じます。

全線開通は2年後の予定です。

>>三陸鉄道

>>三陸鉄道 望月正彦社長

 
その後は「いわて銀河プラザ」でお買い物。
同じように考える人たちでごった返していた店内。

入口にあったこのポスターは「復興の狼煙」
一つ一つの言葉と表情が、心にずしっと響くものだった。

>>復興の狼煙ポスタープロジェクト


地元のお母さんや学生達、みんなの笑顔を乗せて走っていた、三陸鉄道。
岩手に観光に訪れてくれるみんなの笑顔をまた、見たいです。
一歩、一歩、進んでいきましょう。