折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

季節の用事をいろいろと

2024年01月18日 | 風景

御用水跡街園
家から自転車で30分ほどのワークマンに行った帰り道で橋の上から1枚
3月には用水沿いの桜が美しい


7日に七草粥をいただいて玄関の注連縄を外し、11日には床の間の鏡餅を片付けて、1月14日は氏神様の焼納祭(どんどやき)。16日は私の姉(86歳)と姪(76歳)との「三ババランチ会」、「たまには兄嫁さんたちにも声かけなくていいの?」と姉は気遣うけれど「お嫁さんたちとは話題が違うでしょう」といつまでも小姑気分の私。代わりにお正月の来客が終わって時間が出来た兄嫁さんたちが「ちょっといい?」とおしゃべりに来る。91歳の兄嫁さんは手押し車を押しながらも自分で歩いて来て、お茶を飲みながら91年分の思い出話は尽きることがありません。84歳の兄嫁さんは娘さんにすすめられたスマホ持参で「ラインの入れ方が分からんの」と言いながら話は身体の話から兄の思い出話までどこまでも脱線。

それから風も無く暖かだった昨日は、鉢植えのバラの植え替えも終わりました。まだ咲いていた2輪は花瓶に。



バラ「空蝉」


のんびりした気分で図書館から借りた本を読む。松本清張、山本一力、藤原てい、・・・など色々。藤原てい「運命」の中の「輪島の朝市」には乳をふくませる若い母ちゃんを見て・・・なんと素朴であたたかな市場だろう(1983年)・・・とありました。今は、テレビで見る惨状が浮かんでしまいます。

ゆとりができたこんな時間にそろそろ5月の展覧会の準備も始めなければと、思いながらまだいいでしょうと先送りするのも毎年の事。
ブログアップもお休みの日が多いのですが、こんなふうに元気で過ごしています。




藤井クンと大谷クン

2023年03月13日 | 風景


オーストリアの写真集から(1)
あまりに美しい風景なのでハガキに描いてみました(行ったことはありません)



数日前の絵の教室での事、「WBC見てる?大谷クンめっちゃかっこいいよねぇ」と一人が言い出すと「顔もスタイルもいいしねぇ」「礼儀正しくて・・・」「あんな子が息子だったらねぇ どうする~」「いいわねぇ!」と大騒ぎになりました。試合の内容などではなくともかく「大谷クン」で盛り上がっているのは80代と70代のオバサマ達。「Kさんて将棋の藤井クンじゃなかったっけ」と言うと「いいの、いいの。藤井クンにはタイトル戦頑張ってもらって、今は大谷クンなの」と。絵を口実に集まってオシャベリが楽しいという会なので、大谷クンは格好の話題です。それでも5月の作品展の出品作を決める時期だと少しは話題の軌道修正。

たわいない話で大笑いした日の夜、友人から電話がありました。彼女は認知機能が衰えてきても電話でのおしゃべりが好きなので出来るだけ話すことにしています。「元気?今何してるの」と聞けば「炬燵で寝てる」と。電話の向こうではテレビの野球中継らしい音が聞こえるので「野球見てる?大谷クン可愛いよね」と話を向けても「う~ん テレビはあんまり見ないの・・・」新聞も読まず散歩もなかなか出かけない。思い出話以外には何にも興味を持てないことは病気のせいとは思っても、寂しいことです。私は音だけ消したテレビの野球中継を見ながらの長電話、それでもまだ野球は続いる。電話を切ってこの点差ならもう大丈夫とお風呂に入って寝ることにしました。
にわかファンのオバアチャンだってWBCはいろいろと楽しいのです。楽しいことが沢山あるのはいいこと、なんだって楽しめばいいのにと思うのですけど・・・そうはいかないこともあるのが悲しいことです。



オーストリアの写真集から(2)


お屋敷町も姿を変えて

2022年07月18日 | 風景

「新築マンション完成」





私にしては珍しく早朝散歩が続いています。雨の降っていないときは名城公園まで自転車で行き公園内を散歩。雨の降る日は傘をさして近くを一回り。雨だった昨日は久しぶりにお屋敷町まで歩いてみました。

ここいらは江戸時代の武家屋敷町、門と塀とそこからのぞく樹々の緑が美しく、以前は旧家や料亭が並んでいました。ところが代変わりして持ち主が代わったためか次々に取り壊されて結婚式場やマンションに建て替えられています。昨年も取り壊しから建設まで工事続きだったのでしばらくは近寄らないままでした。そして昨日久々に行ってみるとマンションは2棟完成、でもこれで終わりではなさそうで近くでも何か所か取り壊したり整地したりといった場所がありました。広い土地と古い建物の維持管理は大変だとは思いますが、よそ者の無責任な思いとしては古い町が変わっていくのは寂しいことです。

十数年前、配食ボランティアをしていた頃、このお屋敷の一軒にも届けていました。黒塗の門の脇のくぐりを開けて、庭伝いに奥の玄関へ行きベルを押すとやっと出てきていただけます。とてもお洒落なおばあさまで、ご本人は気が付かれなかったのですが私の同級生のお母様でした。大きなお屋敷で一人暮らし、しばらく前に亡くなられたとうわさを聞いたと思ったら、ここもマンションになっていました。そうなんだそういう時代なんだなぁ・・・としばらく眺めてきました。








7/17   5:45

お休みの理由

2022年07月16日 | 風景

「教室の窓から」




9日の土曜日にかかりつけ医でコロナワクチン4回目を接種しました。4回ともファイザーです。3回目までは微熱程度の副反応でしたから安心していたところ今回は接種後24時間で何か変だなと思ったら38 ・9度、薬を飲んで早々と寝ました。接種3日目の朝は微熱と腕が痛いのとだるさが残る程度になりました。そのまま午前中はウトウトしたりゴロゴロしたりして、午後は本でも読もうと借りてあった推理小説を読みはじめたらこれが面白くって、身体のだるさも腕の痛さも忘れてパソコンも開かずじまい。火曜日は体調は元に戻った感じなので午前中はばたばた用を足して午後はまた本の続き(1400頁余もあるのです)。
水曜と木曜は教室の日なので自転車でお出かけ。そして金曜日になって気が付けば何日もパソコンは開かずに、ブログのチェックもしないままとなっていました。
ワクチンの副反応と推理小説と教室とで過ぎた1週間、これが私のブログお休みの理由です。

ワクチンについてはいろいろな意見や情報を見聞きすると一時は4回目の接種はやめようかと思ったこともありましたが、たとえ感染しても重症化は少しでも防ぐことができるならと接種することにしました。このところの陽性者の急増にやっぱり接種してよかったと思っています。接種会場では「この次は12月かなぁ、1年で3回だな」という声も聞かれて、またか・・・と。きっとまだまだ続くのでしょうね。



7/16  5:11 名城公園
16日の日の出は4:50 だいぶ遅くなりました。
左手は新体育館建設中の塀


畑の中の応接間

2022年06月04日 | 風景

パラソルの下で



高校の同級生だったSさんはここ数年病院以外は出かけることも少なくなり気分も不安定。私が暇人だと分かっているので電話をかけて来ては1時間ほども話します。元気だった高校時代の話の他は「もう家の前の田んぼの田植えが始まったよ」「桑の実が収穫できたから1年分のジャムになるよ・・・」などという話は羨ましくてたまりません。話の途中でご主人が「枇杷が食べごろになったので、枇杷の食べ放題に来ませんか」と。「枇杷ですか~っ! 行きます!」と即返事。彼女の家に行くのは多分50年振り。

彼女の家までは自転車、私鉄、JR中央線と乗り継いで、それからバスで30分。なのですが、JR駅までご主人が迎えに来てくださって意外に早く着けました。国道を離れれば水田が広がり、そうそうこの風景が見たかったと私。

Sさんのご主人は勤め人だった方で、分譲地を買って結婚以来住み、家の前の畑を借りて色々な野菜や果物づくりをされています。その畑の中にパラソルを立ててテーブルを置き「ここが外の応接間なんですよ」と。畑の前も横も早苗が揺れる水田に囲まれて、白い雲を浮かべた空は広いし遠くには低い山が青く見える。ヒラヒラとモンシロチョウ、時々シュッと飛ぶのはツバメ。足元にはカモミールの白い花やオオバコ。こんなに茎をのばしたオオバコを見たのはいつ以来かしらと何を見ても楽しいものばかり。
途中で買ったお弁当と山盛りの枇杷をいただきながらおしゃべりすれば、日差しは強いのにパラソルの陰の涼しさが何とも気持ちいい。
「田んぼの上を吹いてくる風は涼しくてクーラーも余りつけなくてもいいくらいよ」なんて言うのはまたまた羨ましいことです。



ビワとブラックベリーと桑の実



お土産用にと畑のニンニクを抜いて、枇杷や桑の実をもいでいただきながら欲張って「枝付きのも欲しいのですが」と。その上赤や黒い実を付けたブラックベリーを見つけると「これも一枝」と遠慮なしの私でした。
庭に沢山の鯉を泳がせて、ゆったり構えた猫さんとの暮らし。「名古屋の家を売ってこっちに越して来ない?」と彼女は時々言うけれど、住み慣れた場所は移れないし、車を持たない私にはここの暮らしは出来そうもない。

Sさんとご主人は同い年(私と同い年でもある)で、Sさんは数年前から介護が必要になっている。「もう少し元気でいてくれるといいんだけどねぇ・・・ネコさん(私のこと)と話していると今日は元気だったよ。また来てください。」駅まで送ってくださったご主人の言葉に「ありがとう。また・・・」と私。若い時は女親分のように頼もしかったSさん、今は駅まで一緒に来る気力もないようで、家の前で別れた姿が寂しそうでした。これからも話が出来る間は、また会いに行こうと思っています。




桑の実‥・ジャム上手にできるかしら


10年前には向こうに見える建物も電柱も無かったけどね・・・と

オオカンザクラの並木道

2022年03月18日 | 風景


オオカンザクラの並木道
絵の中の洋館は日本の女優第一号と言われる川上貞奴と福沢桃介が大正9年から昭和12年まで暮らした屋敷を移築したものです。
歩道が狭いので近くのレストランの駐車場からスケッチ。




市内でも早咲きで知られるオオカンザクラの並木道、テレビでも新聞でも紹介されて桜見物の方が多く来られます。
9日にチラリと咲いたのを見つけたときには自転車を止めて「咲いたっ!」としばらく見上げていました。
それから10日もしないのに満開。
1・4キロにわたって少し紅色が濃い目の花が続きます。
このあとソメイヨシノが咲いて八重桜へと、じっとしてはいられないような日が続きます。




3月9日はチラリ



3月17日は満開


3月17日の並木




夕日を見に庄内緑地公園へ

2022年03月17日 | 風景


庄内緑地公園の菜の花





暖かくて気持ちの良い日、どこかへ出かけたい。でも、朝からぐずぐずしていたら遠くへは行けないし・・・それならと3時近くなってから市内にある庄内緑地公園で夕日を見ようとバスと地下鉄を乗り継いで出かけました。
平日の夕方近くの公園はウオーキングと犬との散歩の方ばかり。公園の西のはずれにドッグランがあるのでワンちゃん連れが多いよう
です。




庄内川上流方面



その公園の南側に庄内川が流れていて川面に夕日が映えて大きな橋の影もきっときれいだろうと思っていたのです。この日の日没は18時。それまで広場の菜の花や庄内川に架かる橋をスケッチしながら夕日を待ちました。
都市高速の橋は斜めに張られた赤いケーブルがトンボの羽を思わせるとして「赤とんぼ橋」と名付けられ名古屋市都市景観賞を受賞しています。







上の橋が「赤とんぼ橋」、下は国道22号線新名西橋






ようやく5時半、太陽は赤くなり始めてこれならと期待は膨らんだのですが、空をわずかに染めただけでゆっくりゆっくり西の山に沈んでしまいました。でも、もう少ししたらこの後にはマジックアワーと期待して堤防の上で待ちましたが、残念!だんだん辺りは暗くなり東の空には丸いお月さまが白く輝き始めてしまってはとうとう諦めて、堤防を駅までテクテク・・・遠かった・・・。

1万歩を少し超えて歩き、よく眠れて、良い日だったと思うことにしました。




あ~ぁ・・・

テレビと本と家籠り

2022年02月06日 | 風景


名古屋城外堀
図書館南側 土塁の上に石垣が組まれています




立春は過ぎても続く寒さ、6日朝には積雪も少しあり降ったり止んだりの雪の日です。
この寒さでは出かける気にもならずオリンピック観戦。眼がくらみそうな高さからのスキーのジャンプ、それよりも恐ろしい気がするスノーボードやモーグルに挑む人間の気力や能力にただ驚いています。でも、ついご家族の身になってしまいどうぞ無事にとも思うのです。

暖かな部屋でテレビを見たり本を読んだりと私の冬ごもり。
ブログの記事でうさぎさんが面白いと書いておられた小林朋道著「先生、・・・・」シリーズ。細切れ時間に1話ずつでも読めて確かに面白い。うさぎさんありがとうございました。
この本の題名から図書館では児童図書の棚にあるのかなと思ったのですが、聞いてみると「ティーンズコーナー」。そんなコーナーがあることも知りませんでした。児童図書と大人の本との間と思える本が並んでいて時々は覗いてみようと思います。
他の方のブログで紹介されていた南杏子著「ディア・ペイシェント」も予約してきました。ブログのおかげで私の興味の幅が少しは広がります。

面白すぎる本は途中で止められなくなって夜更かししてしまうし、あまり為になる本は眠くなる。いろんな本を買うには予算も場所も無いので図書館はとても有難い存在です。






名古屋城外堀
50年近く前までこの空堀の中を電車が走っていました




ワクチン3回目接種の日

2022年01月28日 | 風景



図書館の帰りにもう一度寄ってみると男性はまだ継続中
あたたかい光の中で鳥を待つ きっと幸せ時間です




今日コロナワクチン3回目を接種しました。3回ともファイザーです。1月はじめに区役所の集団接種を予約しましたが、かかりつけ医の予約も始まったのでそちらに変更して28日夕方に接種でした。2回目の時は接種翌日に38度くらいの発熱があったので、今回もそれくらいは多分出るだろうと2・3日分の買い物を済ませて、図書館で読みたい本を借りて家籠りの準備も完了です。

予約時間にかかりつけ医に行って見ると次々と接種の人がやって来て、2回目接種後の8か月経過した人がこんなに大勢いたのかと思ったら、8か月たたなくても接種券があれば受け付けているようでした。今回も接種後15分して帰宅。今は何ともないですが、明日は・・・また発熱か・・・。

午前中に図書館へ行く途中、名古屋城のお堀沿いを自転車で走っていて、こんないい天気なら鳥も見られるかもしれないとちょっと寄り道しました。ブロ友さんの記事で知ったお堀沿いの少し引っ込んだ場所へ行って見ると男性が一人、カメラを据えて見つめる先に動く小鳥。あまり近づいてはいけないと遠くから見ていると派手に水を跳ね上げているのはヒヨドリらしい。ヒヨドリが飛んで行くとメジロが来て水を飲む。見かけない鳥も来ては入れ替わり、しばらくは賑やかでした。
鳥たちがみんな近くの木に飛んで行ってしまい男性が立ち上がられたので「今くらいの時間が鳥が多いのですか」と聞くと「いやぁ~その時次第だね~」と。「ちょうどよい所に水場があるんですね」と言えば「水がないと鳥は来んでね。水は入れてるんだよ」と言われて、あの石にはいつも水が溜まっている謎が解けました。何か食べているようだった鳥の名前を聞くと「シメかアトリかなぁ」とまだ始めたばかりで名前はあまり分からないのだとか。大きなレンズのカメラを据えて楽しみはこれからと言うことのようでした。

名前は分からなくても何種類かの鳥が見られて、本も借りられて、楽しく気持ちの良い日でした。
さて、明日は?なんとも無いのも効き目があるか心配になりますし、ほどほどに。





鳥が写ってはいるのですが、私のスマホで遠くからでは無理でした
ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラは私にもわかるのですが・・・

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