折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

ブルーインパルスを見に行く

2022年11月26日 | 名城公園


飛行1時間前の名城公園



愛知県政150周年の記念行事としてブルーインパルスの記念飛行が11月26日名古屋上空で行われました。それを新聞で知ったのは数日前の事で、楽しみに待っていました。
待ちに待った26日、青空を期待したのに曇り空でしたが、ちょうどブルーインパルスの飛ぶ頃には少しずつ青空ものぞくようになりました。せっかく見るなら名古屋城の天守閣の上空を飛ぶ姿が見たいと出かけてみると、1時間近く前から名古屋城への通路は人がいっぱい。それなら広々した名城公園の広場から見ようと移動すると、ここにも同じ考えの方がたくさん待機中でした。出かける前に近所の方に話したら「ふ~ん」と興味はなさそうな返事でしたので、見たい見たいという私は変わり者かと思っていましたが、同じ考えの方も大勢いることに安心しました。





天守閣の上の雲が少し薄くなり期待が持てる空を見上げて待つこと30分。



「きたぁ~」と歓声があがる・・・


あっという間に飛び去って・・・


桜の花?


レベル・サンライズ



「きたっー」と周囲から叫び声がして見上げると、あっという間にスモークを吐きながら6機は南から北へ消えました。
「もうおわり?」「また戻ってくるよ」などとあちこちから聞こえます。でもどこから戻ってくるのかわからずにみんなてんでに空を眺めて「あっちだぁ きたっー!」の声に一斉に振り向くと薄い雲の広がる中に孤を描く小さな機体が見えて、ハートマークや桜の花を描いているはずですが・・・雲にさえぎられてはっきりしない。はっきりしなくても夢中でスマホをかざしていました。最後に上空で五方向に散開する「レベル・サンライズ」のあとは機体が飛び去って・・・おしまい。

どうやら終わったらしいと言いながら皆さんも余韻に浸っているのかなかなか立ち去らずにいました。近くにいた男性マニアさんらしい方は「昨日はマークを描いたのがお城の南の空だったから、今日は北から天守閣と絡めてと狙ったのにずっと北の空だったからうまくいかなかった」と。昨日の予行演習は快晴の空にスモークの模様もくっきりと描かれたようです。「予行演習があることが分かるのですか」と私。「だいたい1日前の同じ時間にやるもんですよ」ですって。昨日のその時間私は何していたのかしら・・・残念!家にいました。
「次には予行演習も見ます」と言えば「名古屋の上空を飛ぶのはもうないだろうねぇ」ですって。
ずっと昔、轟音がして家から飛び出すとブルーインパルスが練習のために低空を飛んでいたような記憶があるのですが、そんな記録は見当たらないので記憶違いなのかとは思いますが、あの時の轟音と比べると今日は音が小さかった。機体が進化したのか私の耳が聞こえなくなったせいか、少し迫力に欠ける気もありました。

空に描かれたのはくっきりしたマークではなかったけれど、待って待って・・・空を見上げて歓声を上げてあちこちから拍手も沸いて、楽しかったです。
帰りの道は人でいっぱい。自転車に乗るのはとても無理なので家の近くまで押して歩いて帰りました。
この秋は国際宇宙ステーション「きぼう」を2度も見られたし、今日はブルーインパルス!
空には楽しい夢が飛んでいます♪


このところめずらしく忙しい

2022年11月23日 | 秋の風景


11/22 の街角




この1週間ほどは私にしては珍しく忙しく過ごしていました。19日の土曜日、わが家で娘の婿殿の還暦祝いの食事会をしました。お酒も入るのでそのままお泊り。その前に少しは家の片付けもしなくてはと数日は気持ちだけは忙しかったですし、そのあとも別のお泊り客があって私にしては賑やかにいつもと違う暮らしをしていました。
そんな間にパソコンを開くとコメントがうまく入らなかったり、アクセスできなかったりと不調続きで…と言うのがブログ更新できなかった言い訳です。

今日23日は祭日でも私の教室はいつも通り、なのに朝起きた時から雨。自転車では行くことができずにタクシーに電話するとあっという間に来てもらえました。いつもの雨の朝なら電話さえつながらないのにこの速さ。「早いですね」と言うと運転手さんは「今日は祭日ですから、会社も病院もお休みなんです」と。
勤労感謝の日は晴れが多かった気がしますが、今日は本降りの雨でした。ドーハは・・・結果も晴れとなりますように。


ふたたび半田へ

2022年11月16日 | 知多半島・半田


半田運河・ミツカン工場



先日出かけた同好会のお仲間Wさんの個展と半田の街の風景がとても素敵だったことを話すうち、教室の方も行ってみたいということになりました。時間の都合のつく方4人と私とでまた半田へ行って来ました。

名古屋駅で待ち合わせて名鉄電車で知多半田駅へ、そこからは歩いて展覧会場へ。私は二度目でしたが、何度見てもWさんの書は親しみやすくて心に響く言葉が並んでいます。今回その作品の中の1点について伺ったのですが「この作品は東北の震災後10年の展覧会に出品したの」「またここで展示していたら、見に来た方が作品の中に観音様がみえると言われてね」確かにかくれんぼする木の表面にお顔も手も足も見分けられる程にお姿が浮かんでいます。Wさんは「東北から戻ってきてからの事だと思う」と。前回見た時には私も気が付かなかったけれど・・・観音様が「まあだだよ」と言われているような、不思議なことでした。





展覧会場から歩いてWさんおすすめの和食処「浜潮」さんへ。主菜を5つから選ぶのに迷って私はかき揚げ定食。煮魚もカキフライも…美味しそうでした。







時間があまりないので食事の後はタクシーで半田運河へ。そのタクシーがなかなか来なくて、タクシーの運転手不足で台数が確保できないというニュースは聞いていたものの身の回りに現実に起こっていると実感させられました。



ミツカンミュージアムの南東角


少し歩いてスケッチしたり写真を撮ったり。ごまかしがきかない建物のスケッチにてこずりながらも何とか帰りの時間まで描きました。これからも時々は一緒にスケッチに出かける機会が作れたらいいなと思っています。



NさんとTさん


15日も運河では所々でハゼ釣りの方もいて、午後は少し風が出てもまだ寒さも感じない良い天気でした。



少しだけ移動して同じ運河風景をもう1枚
水門の向こうは半田港


街路樹も秋色に

2022年11月13日 | 名城公園

名古屋城お堀沿いの道



穏やかな良いお天気が続いて街路樹も秋色になりました。
この頃は夜明けが遅くなり早朝散歩も6時前位から歩き始めて目標の2キロを歩き終わるころにやっと日の出です。日曜日の今朝は少し遅く出かけて静かな官庁街を歩くと朝の光を受けた木々はいっそう色鮮やかで立ち止まっては眺めてしまう美しさでした。で、スケッチは・・・気持ちはあるのですが・・・描いたことだけで、よしと思うことにします。





休日の官庁街




早起きして「きぼう」に出会う

2022年11月08日 | 



11月8日5時30分、肉眼でゆっくり移動する国際宇宙ステーション「きぼう」を見ることができました。待つこと3週間、やっと見られたのです。

3週間前のこと、10月半ばに彩林展が開かれていた時、とても疲れて夜は早くから眠くなり目が覚めるのも早かった。5時少し前に新聞を取りに出るとまだ暗い空に星が沢山見えました。私がすぐ見つけられたのはちょうど頭の上に並んだオリオンの三ツ星。あの隣の星は何かなと思っているとオリオンの三ツ星よりは明るい光がゆっくりと南から東へ動いて数秒で消えました。ひょっとしてブロ友さんの記事にあった宇宙ステーション『「きぼう」が見えた』とはこれかしらと早速検索。「名古屋で見える人工衛星」と入力すると「名古屋からの見え方#きぼうを見よう」と言う記事があり21日の名古屋上空の通過は5:19なのだとか。なのではあの光は「きぼう」ではなかったらしい。それから5:19を待って空が見える道路に立ってじっと目を凝らしていると火星ほどの明るい光が南西方向からゆっくり移動してきます。あれか?と期待してスマホのビデオも撮りながら見ているとパッと点滅。あっ!人工衛星や「きぼう」は点滅しないとどこかで読んでいたのでこれにはがっかりでした。翌22日の通過は4:33、気にして眠るとちゃんと4時前に目が覚めて時間はよしっ!と外に出てみると空は雲に覆われていました。これではだめだともう一度寝なおして・・・朝になりスマホで検索すると薄い雲があったものの移動する「きぼう」が見えたという投稿がいくつもあって、諦めて寝てしまったことにまたまた残念。


諦めきれずに検索すると次に名古屋から肉眼で「きぼう」を見つけやすいのは3週間後の11月8日、9日。次回こそ!と待っていました。
そして今朝11月8日早朝5:30 絶好の晴れた空に西北から南南東に向かって思っていたよりずっと明るい光がゆっくりと移動するのが見えました🎶あれは絶対「きぼう」です!ちょうど頭の上を通過して消えるまでほんの数分のはずですがもっと長い時間に思えました。日本人宇宙飛行士若田光一さんが長期滞在中の宇宙ステーション、手を振って見送りたい気分です。
散歩の人が通るだけのまだ暗い時間、暗がりでスマホをかざして空を見上げるおばあさんを何と思ったかしら…。



シャッター速度を落とせば航跡も写ったかも・・・次回にまた会えたら



見たからと言って何という事もないけれど・・・見たいものは見たいのだし、見られるかもしれないとワクワクしながら待つ気持ちって、いいものだと思います。
次こそはっ!と思いながらまだ会えないものに旅する蝶「アサギマダラ」もあります。会えないとなればますます憧れて、楽しみも膨らんできます。この蝶にもいつか・・・。




ドライフラワー・プロテア

知多半島・半田(紺屋海道から運河へ)

2022年11月06日 | 知多半島・半田


紺屋海道の地蔵堂前で


出かける前にネットで検索したところ、レンガ建物の前の広い道を渡れば「紺屋海道」に出る。道に黄土色の線が引かれていてこれをたどると「半田運河と蔵の街」へ行ける・・・はずでした。ところがよく確認をせずに一つ東側の道を歩きだしてしまい足元には緑のラインが。色が違うなぁ~と思いながらしばらく歩いてから洗車中の若い男性に聞くと「ここより西の通りですよ。そこの路地を左へ、突き当りを左、それから右に折れると紺屋海道です。そこを左に行けば運河に出ます」と丁寧な説明がとても有難かった。確かにその通りに角をいくつか曲がると以前は黄土色だったろうと思えるラインが道路にありました。
小さな広場(地蔵堂前広場)に出たのでちょっと休憩。トップの絵の右手の建物は半田の街を検索しているときにいいなぁと思った和食処「うさぎ屋」さん。予約が必要なお店なので、また機会を作っていつか・・・。


海道に出れば建物の壁や足元にも表示があって、安心して歩けました。


紺屋海道は昔、まだ半田港が無かった時代に伊勢湾の大野港から三河湾側を結ぶ街道で、千石船の帆を染める染物屋が数多くあったから紺屋海道と呼ばれたのだとか。


道に埋め込まれた標識にホッとする




運河に出て「国盛酒の文化館」を横目に川沿いを歩き、「半六庭園」見学。
海運業、醸造業でさかえた中埜半六家の庭園です。



庭園から酒の文化館(右の建物)をスケッチ・建物の大きさが出せません。
運河では暇そうなハゼ釣りの人が何人かいて、見せてもらったバケツの中には10センチ少々のハゼが数匹。



大きな建物の外壁は潮風から守るためにコールタールを塗られて黒く輝き破風の白さが際立って美しい。


今も現役ミツカン酢の醸造工場
このマーク、わが家の台所にも並んでいます。


ここまで来てかなり疲れたので帰ろうかもう少し歩こうかと迷っていると散歩中の地元の方に話しかけられて、しばらくおしゃべり。私より4歳若い生まれも育ちも半田の方だとか。「染物屋が廃れて紺屋海道は古いものがかなりなくなったわね」「酒の文化館とミツカンミュージアムは見ごたえありますよ。時間があったら是非」「ミツカンのおかげで半田市は潤っているんですよ」などなどと。







どこを描いたらよいのかと迷いながら小さなスケッチブックを開いてもあまり絵にできなくて・・・そろそろ帰ることにして立ち上がる。疲れた脚では名鉄駅まで歩くのは大変そうなので1時間に1本のバス停へ。15:10発の南本町バス停には10分余り早く着いてしまった上にバスは5分遅れで来ました。バスで10分の距離なのに15分も待ったなんて…歩く元気は無かったことも忘れて、文句だけは思っていました。で、降りる時になったら皆さんお金を払わない。「いくらですか?」と聞くと運転手さんは「無料期間ですからいりません」と。後ろがつかえているのでそれ以上は聞けませんでしたが、なぜか?タダ! 5分遅れの不満などはすっかり消えました。

名鉄電車の知多半田駅から金山駅まで直通急行で30分、金山駅の広場の出店を覗いてから地下鉄で帰宅したのが夕方5時前。
初めての街、下調べしたはずなのに道を間違ったりもしましたが、また行ってみようと思う魅力的な街でもありました。秋晴れの好天に恵まれて充実した半田の旅でした。
お わ り。

※昨日の記事で「レンガ倉庫」と書いていましたが正しくは「赤レンガ建物」でした。1日遅れて訂正しました。

知多半島・半田(赤レンガ建物)

2022年11月05日 | 知多半島・半田


赤レンガレストランの外


11月4日愛知県知多半島の中ほどにある半田市に行ってきました。絵の同好会のWさんがこの街で個展を開かれたのでそれを見るのが第一目的、それから街も歩いて見たかったのです。
名鉄電車の金山駅から河和線で住吉町駅まで行き、歩いて10分ほどの展覧会場へ。知多信用金庫本店のギャラリーは2階まで吹き抜けの周囲に展示され広々して明るい会場でした。Wさんは書が中心ですがホッとする絵も描かれます。海外での個展や出展も度々の方で、今回展示された書も絵のように親しみやすく書かれた言葉についうなずいてしまいます。書は分からない私にもとても素敵な展覧会でした。



「迷子」


「かくれんぼ」


展覧会場





半田は新美南吉の生まれ故郷、物語に書かれた場所や通勤の途中で歩いた道などゆかりの場所があり、一度ゆっくり訪ねてみたいと思っていました。名古屋からそんなに遠くないのに今までこの街を歩いたことはなかったのです。でも今回は新美南吉の足跡ではなく、絵になりそうな風景を探してテクテク歩いてきました。次回教室の皆さんともう一度展覧会を見ながらスケッチに来るつもりなので下見を兼ねてのテクテクでもありました。家を出てから12,262歩・・・私にしてはちょっと歩き過ぎ。

展覧会場から赤レンガ建物までバスに乗るつもりでしたが、時間まで20分もあってそれなら歩こうとテクテク・・・結局20分はかからずに着きました。赤レンガ建物は想像していた以上に大きくて広い敷地に堂々と聳えていました。




明治33年のパリ万国博覧会で金杯受賞の「カブトビール」製造工場
2005年から復刻販売、赤レンガレストランでもいただけます(私は残念・・・)





赤レンガの中のレストラン
平日のせいか12時半ころに行くとカップルが1組、ビールを飲んで出て行かれたら私だけになりました



ランチ「赤レンガカレーランチ ドリンクセット」1,150円




先ずカレーランチでゆっくりして、それからスケッチ。
日差しが強く日陰を探して裏側へ、レンガの色や建物の風格…難しい。





ここは諦めて次の運河へ向かいました。
運河へ向かう道中の「紺屋海道」と「蔵の街」は次回に。

ネットスーパー初体験

2022年11月02日 | 野菜


「紫大根」



車が無い暮らしになってネットで買い物をすることが多くなりました。腐葉土や肥料、コンクリートブロックなど重いものや近くに売っていないものはアマゾンに注文。それ以外の近くのスーパーで買えるものは自転車で買い物に行っています。
先日、60代の友人から「この頃ネットスーパーで買い物しているけどすぐ届いて便利よ。お得なクーポンもあるしね」と聞いていました。そしてその友人からラインにネットスーパーの「招待クーポン」が届きました。2500円以上買えば使える1500円のクーポンです。サービスエリア内なら朝8時から夜9時までの注文で15分から30分で届くらしい。送料は80円。スマホで見ると肉類から野菜、パン、生活用品などいろいろあります。野菜は白菜4分の1が148円とかモヤシ200グラム48円とか・・・。見ているうちに買ってみる気になりついあれもこれもと合計は2803円。クーポンを使えたので実際の支払いは1303円でクレジット払い。スマホで注文して20分あまりで品物到着。しっかりした袋にバサッと入っていました。ラーメンやパン、塩干ものは冷凍で。品物をすべてテーブルの上に並べると「やったねっ!」とネットスーパー初体験の戦利品のような気分になってました。
早速練り物はおでんになり、鶏肉は塩麹漬け。







ネットスーパーは短時間で届くうえにクーポンでお得でした。おかげでお鍋にはおでんがいっぱい出来て鶏肉も美味しく焼けて・・・冷凍庫には鯖の切り身に塩鮭も、これに買い置きの野菜を食べて毎日買い物に出なくても済みました。それから何日か過ぎた頃なんだか寂しい。私は買い物に行きたいのです。店頭に並ぶ果物を見て「富裕柿の季節だな」とか「もうこのリンゴが出始めた」とか見ながら歩くのも私の楽しみだったと気が付きました。店に出かけると時には余計な衝動買いもありますが、その時は良いと思ったのですしそれほどの額の物は買わないのです。出かければ人にも出会えて会話もできます。

ネットスーパー初体験で便利なことは分かったけれど、スマホの画面をチェックしているだけでは私には買い物の楽しさがないことに気が付きました。ですからこれからも時々はスマホをチェックしてお得なものを買うとしても、やっぱり普段は自転車で買い物に行くことになるだろうと思います。ただし、これから身体の不調な時などにこうした買い物の仕方があること、私にも出来ることが分かったのは大きな収穫でした。

今回のネットスーパーの名はamo「あ、もう、着いた」と言う感動と、ラテン語のamoは「愛」、ハワイ語のamoは「運ぶ」と言う意味だそうです。

にほんブログ村ブログパーツ

アクセスランキングにほんブログ村