折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

1年過ぎて・・・

2020年03月31日 | 
  「リキュウバイ」



先日、姉の一周忌の法要がありました。
昨年の葬儀の日は明るい陽射しの中を満開の桜が散りしきる日でした。そして1年、冷たい雨の降る日、今年の桜は6・7分咲き。

時節柄、ごく近親者だけ集まりお経を上げていただいて終わりという簡単なことでした。コロナの感染予防には人と接触することを避けると言う事なのでシニアが多い近親者にとって会食などの省略は当然のことという時期です。
何年かしてすっかりコロナが収束した後もこうした行事の簡素化、省略化は加速するのではないかなと思えます。良いか悪いかではなくて世の中が変わって行く曲がり角のような気がしています。

亡くなった姉にとっての4人の曾孫たちは一年経てばちゃんと座っていられるようになり、焼香も上手になり、背丈と共に子供達の一年の成長の速さ確かさに驚きました。一方参列する私達兄弟姉妹はその1年の間にそれなりに歳をとった気がします。
ご住職が最後に「また来年三回忌に・・・」と言われて、三回忌、七回忌とどこまで集まれるのかしらと見回せば私以外は皆80代。元気なように見えて年相応に色々あるようですし、どうなることでしょう。

「とにかくコロナにつかまらないようにしようねぇ」と言って早々に別れた一周忌でした。



  「ハナカイドウ」

お宮さんの桜

2020年03月30日 | 風景
  「愛知県護国神社」3/29



29日朝方の雨がやんで午後には曇り空、桜はどこまで咲いただろうかと気になって自転車でちょっと偵察に。

名古屋城の南にある愛知県護国神社、大きな鳥居に映える満開の桜に思いのほか来ている方が多かった。それでも「密」というには程遠い。自転車を止めて荷台にスケッチブックを置いて描いていたら昔PTAで一緒だった方が通りかかられておしゃべりが続き・・・描き過ぎて・・・

護国神社の南にある那古野神社、昔は桜の時期には屋台が境内を埋め尽くしてみたらし団子や木の芽田楽の香りが一杯でした。今では桜の木も元気がなく出店もなくて昔のにぎやかさが嘘のような静かさでした。
その隣にある「名古屋東照宮」こちらも境内の桜より外の並木の桜の方が見事でした。
ここはもう散り始めていて竹箒で楠の落ち葉と一緒に掃き集められる程。
色が薄くて色があるような無いような桜はいつもスケッチするのが難しい。でも、今しかないのだからと、また出かけることになるでしょう。



  「名古屋東照宮」3/29
平成30年 ご鎮座400年とのこと

バッチイ公園の桜

2020年03月28日 | 風景
「バッチイ公園の桜」





近くの小さな公園にいかにも古そうな山桜?が2本あります。その花が咲き始めました。
黒い幹の上の方にごく薄い紅色の花と小さな葉が同時に開いてとても優雅な桜です。ずっと昔は由緒のあるお寺の境内でここは墓地だった場所。桜は墓地の中にずっと前からあったはずです。戦後市内の墓地は東部の丘陵地に集められたため跡地が公園になりました。私の子供の頃(昭和20年代)の夏には空き地に幕を張った野外映画会が楽しみで、外国の漫画と大人用が上映されて子供同士では「れんあいもんは、おもしろないね」「チャンバラだけでいいがねぇ」なんて言っていました。恋愛ものが面白くなかった頃、桜の記憶がありません。桜に気づいたのは自転車通学で前を通った高校生の頃、恋愛ものの映画も楽しめる歳になっていました。


私が子供を連れて遊びに行くようになってもこの公園はあまり整備されていなくて、少し離れた大きな公園と比べて我が家の子供は「バッチイ公園」と呼んでいました。
いつごろからか遊具も新しくなって、ボランティアの方が掃除もされて狭くてもきれいな公園になりました。おかげで私も孫と出かけて春には地面に散った花びらをすくっては放り投げてキャッキャと遊んだりしました。孫に桜の想い出は残っているかしら、まだ無理かなぁ。

子供用の公園なので下の方の枝は切り払われて咲いているのは上の方ばかり。うまく撮れません。



 
バッチイ公園の咲き始めた桜 3・28 曇


  




静かな雨の日に

2020年03月27日 | 
  「ツクシ」
街路樹の根元で見つけた痩せたツクシ



良い天気が続いたあとの今日は静かな雨の日。
きのう届いたハガキをもう一度読み直す。
4月下旬に予定されていた2年に1度の中学の同期会が中止になったという知らせでした。中学で私の1番の仲良しさんや、幼馴染でよく遊んだ子も共に十数年前に亡くなり、ずっと交流のあった人は介護が必要になって出て来られない。私のクラスの出席者はここ何回かは同じ顔触れなので「どうしようかなぁ」というと「出席しないともう会えないかもしれないし、死んだかと思われるよ」と言われて出席ハガキを送っていたのです。毎回出席者は減って同期全体でも前回は70数名、今年はどうかと思っていたのに中止です。
私も残念だけどホテルもまた一つキャンセルが出ることになって、これもコロナの被害です。

電話が鳴れば「コロナの影響で休館になりました。返金しますので手続きに・・・」という話ばかり何度目か。もう「どうとでもなれば・・・」とあきらめの境地になれました。

コロナ コロナ コロナ・・・昭和38年父が買った車はコロナ、私は免許取り立てで友人を乗せてはみたもののハンドルにしがみついてこわごわ走ってたなんてことを思い出した「コロナ」です。


生き生きと気力あふれる春、今日の雨で樹の芽も草の芽も伸びるでしょう。


  土筆は太めがいい

桜のようす見に

2020年03月26日 | 風景
 「名古屋城正門付近」



テレビや皆さんのブログからも関東の桜のたよりが気になります。名古屋は遅い。そう思いながら明日からは雨の予報なのでちょっと名古屋城周辺の咲き具合を見に行きました。
26日はポカポカ陽気でしたが、名古屋城のお堀に面した桜は咲き始めたばかりでまだかなり早い。
名古屋城正門脇には屋台の準備も終わっていて、その近くには「新型コロナのため・・・いつものようなお花見は禁止です」と言うような文言の立札がありました。新築なった御殿は休館、一杯やりながらのお花見は駄目・・・門前でお客を待つタクシー運転手さん達の立ち話と長い車列が寂しく見えました。


「能楽堂前広場」 





こちらはどうかと名古屋城の南にある能楽堂の前の公園に行って見ました。風が防がれているのか日当たりが良いのかここではもうかなり咲いていて、何本もまとまって出た幹から横にも長く伸びた枝に咲く花は地面すれすれ。さほど広くはない空間ですが、能楽堂と石と噴水を組み合わせた広場の桜は大好きな場所です。
先客の何組かが座って飲食談笑中。そのうちに卒業式帰りなのか袴姿の女性と家族らしい一団が賑やかにやって来て写真を撮って大はしゃぎ。三々五々と見物の人はやって来ます。

端っこの縁石に座ってスケッチしながら、閉鎖空間ではないけれど皆さん不要不急の外出、濃厚接触・・・大丈夫かなぁと。
う~ん、私だって不要不急ですけど、自転車で出かけて誰とも話もしなかった。コロナの時期にボッチは極めて安全なのです。



 

なんだか変・・・

2020年03月25日 | 
「水仙」 



オリンピックは延期、学校もお休み、名古屋市の施設の休館も多いです。
そんな中でもニュースでは規模は縮小して卒業式は行われ、入学式や新学期は工夫しながら予定通りにと聞きました。と言う事は状況は少し収まり始めたと言う事なのかなと、4月からは展覧会の準備に入ろうと思って案内はがきも発注しました。

そこへ昨夜遅くに「4月は休館にします」と4月の教室予定の施設から連絡がありました。ビックリです。ここは民間の施設で昨年7月に申し込みした所です。急きょ今朝から4月に借りられる会議室をあちこちあたって申し込みましたがどこも「4月からは市からの連絡次第で休館になることもあります」という話です。4月に集まって準備ができなくて、コロナが今のような状況のままなら5月の展覧会は中止しようと思います。
展覧会場は名古屋市のギャラリーなので中止の場合の色々を問い合わせました。
開催2週間前までのキャンセルなら会場費は半額返金とのこと。ただしこの先1年間は施設利用申し込みはできない。半額は帰ってこない!

コロナの広がりを心配して高齢者の外出を控えるように言われています。それでも市民ギャラリーは出品者も来場者の多くもシニアですが今も開催されています。展示室に窓はないし不特定多数の人が(今は少ないけど)やって来ます。会話もします。で、いいのかしら・・・
コロナを心配して会場をキャンセルするとペナルティー、今この時期に展覧会を開催することの方が正しいなんて・・・なんだか変だと思えて仕方がありません。
友人と電話で「変でしょう」「そりゃ変だワ」としばらく話して少しは気持ちも収まりましたが。

もう、さっさとコロナが去ってくれれば何の心配もないのですけどね・・・

「チューリップが咲いたよ!」

2020年03月23日 | 
  我が家はこの色ばかり



昨年の秋に10数年振りに昔の親友に会いました。少し体を壊して気力がなくなっているような彼女へチューリップの球根をプレゼント。30か40個で一袋、花の色も分からない無選別の徳用袋。花の好きな彼女の家は庭にも畑にも植えるところはいくらでもあります。
以前は花ばかりではなく田も畑も何でもこなしていたのに、今は畑や庭の手入れはご主人の担当でチューリップは植えたことが無いのだとか。

「通学路になっている道に面した所に植えたよ」と電話をくれました。
それからは時々電話してきて「芽が出て来たよ」「蕾が見え始めた」と報告があります。
そして今日「ピンクの八重のチューリップが1輪咲いた」と明るい声の電話でした。
「この頃は家にじっとしていたいの・・・」と言っていた彼女が毎日チューリップの様子を見に行ってくれたなら、花の成長を楽しんでくれたのならチューリップも喜んで咲いてくれるでしょう。
花を育てて少しは前向きになれたかしら。

通学路になっていても今は新型コロナのせいで学校はずっとお休みだから子供たちはほとんど通らないはず。入学式の頃には、残念だけどもう咲き終わっているでしょう。
「子供たち見てくれるかな・・・」と言う彼女に私は「見てくれるといいねぇ」と。
ほんとに誰かが立ち止まって眺めてくれたら彼女ももっと元気になって違う季節の花を植えたくなるのではないかな、その成長を楽しめたら楽しみがずっと続くはずだと思っています。



  先日買った椿が咲いてはポトリと・・・

うかうかすごして・・・

2020年03月22日 | 
 カラスノエンドウ


このところコロナの空気にすっぽり包まれたような気分でいます。
不要不急の外出はせず人と近づいて話をしない、等と思いながら暮らしていると活力がなくなり小さな変化が心に響かない。

花壇のチューリップが咲き始めて脇に植えたムスカリの紫、ビオラの黄色、いつもならワクワクして家を出たり入ったりしたはずなのにちょっと見るだけ。並木の下に茂り始めたカラスノエンドウに気が付くのもたくさん花が咲き始めてからでした。

ブロ友の皆さんの春の画像の数々で「春なんだ」と改めて思って庭を見直せば、まさに春!
植木鉢の木苺の芽が覗いて、バラの赤い新芽がのびています。
名古屋も今日22日ソメイヨシノの開花宣言。
最高気温は22度、自転車で出かけよう!・・・夕方は雨か・・・




なんとか9000歩

2020年03月19日 | 風景
 「公園の3兄弟」
女の子はフリスビー?小さい子は見てるだけ



きのうは良いお天気。
地下鉄でお彼岸のお墓参りに行き、あとは膝の調子を見ながら溜まっていた用をいくつか済ませました。
お墓があるのは地下鉄の駅と駅の中間あたりなので往復歩けばちょうど一区間歩くことになります。
膝の不調の時にははるか遠くに感じたのに、今回はまだ余裕。また地下鉄で移動して次の用を済ませてやっと家にたどり着いてスマホを見れば8675歩!途中の公園では何度か休憩しましたが無事に歩けたことにビックリでした。帰宅してからも近くの実家にも歩いて行ったので9000歩は超えたでしょう。夜には自分なりにマッサージして湿布を貼ってお疲れさまと自分の膝を誉めてやりました。これならコロナの騒ぎが終わる頃にはアッチコッチ歩けそうです。

公園では親子や子供達どうしで遊んでいるのをよく見かけてこれもコロナの影響なのでしょうがこれはこれでいい事だと思えました。
その公園の手洗いを利用したら、先客の若い人が二人丁寧に丁寧に手を洗っていてこれもコロナのおかげかなと。
学校がお休みになり昼間の地下鉄はすいていて、空いたシートにはカップル?以外は間を広く空けて座っています。これもコロナのせい。
あちらもこちらもコロナのせいで変わったことがありました。良い季節なのにほんとにもう!こんなことがいつまで続くのでしょう。


  「お兄ちゃんカッコいい!」

この先は・・・

2020年03月15日 | 
   「藪椿」


毎日新型コロナのニュースが続いています。
新聞には特別措置法だの緊急事態宣言だのと恐ろし言葉が並び、アメリカも非常事態を宣言したとあります。
それでもドラッグストアに行けばマスクは無いもののトイレットペーパーも並ぶようになりましたし、スーパーでも買いだめに走るなんてことも無くなって皆さん落ち着いている気がしています。

ただ、愛知県は北海道に次いで感染者が多く「心配で外に出られない」という方がある一方、「感染したってほとんど軽症なんだから」という方もあって私の気持ちはその度に揺れています。不要不急の外出は避けてはいますが、今月後半の教室は再開するか休みにするか迷います。5月の展覧会の準備に入らないと間に合わないのにと思ったり「5月の展覧会、出来ないかもしれないよ」という方に出会えば「そんな・・・まさか・・・」と思いながらもそんなこともあるのかしらと。

この先どうなるのか、ウイルス次第で誰もが初めての事なのだから分かるはずもない。
どっちにしろ趣味の会、気楽に構えていればよいものを迷うのが私なのです。

ほんとに・・・どうなって行くのでしょうね…





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