折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

桑の実・マルベリー

2017年05月31日 | 



他の方のブログで桑の実の写真を見ました。
いつかいただいた枝を描いたことを思い出して出てきたのが今日の絵です。

ずっと昔 畔道にはえていた桑の実を食べたことがありました。
赤いのが美味しいだろうと食べたら酸っぱくて、熟れ過ぎたような黒い実が
甘くておいしかった。
その頃は洗ってなどとは思わなくてそのまま口へ。
スケッチに出かけた田舎道を歩くと藪の野イチゴも食べました。
趣味で自然を大切にした農業をしている友人は
「店頭の赤い大きなイチゴは本当のイチゴの味じゃない」と言います。
甘いだけじゃない5月の太陽の味がするイチゴ…
彼女の家まではいけないので私は今朝も家のワイルドストロベリーを摘んで満足。


桑の実はマルベリーと言われジャムやマルベリー酒にもなると知ったのは
桑の枝をいただいた時でした。



庭の隅で

2017年05月30日 | 
 「アルストロメリアとメドーセージ」


我が家は狭い庭や小さな花壇になんでも植え込むのしばらくすると弱い花は消えてしまい
翌年に芽を出すのは強いものだけ。

その中でも「アルストロメリア」と鮮やかな青紫の「メドーセージ」は毎年忘れずに
花をつけてくれます。

花屋さんでは華やかで色とりどりのアルストロメリアの切り花を見かけますが、花壇などで
見かけるのは絵に描いたようなくすんだピンクばかり。
確かにこの種類はほっておいても元気な花です。

メドーセージはアブラムシ除けの効果があり「コンパニオンプランツ」と言われるとか。
花壇の真ん中に植えると良いかもと思っても結構大きくなるのでやっぱり庭の隅っこが定位置に。

広い庭があれば・・・たくさん植えられるけれど・・・草もたくさん生えるだろうな・・・と。

「アメジストセージ」  


散歩の途中で

2017年05月29日 | 
 「拾ったサクランボ」


ウオーキングの道を変えながらあちこち見て歩くのが好きです。
いつか行こうと思っていたレストランがすっかり違った店になっていたり
突然魚屋さんが開店していていつから?と驚いたり、古い家が壊されて整地されいつの間にか
マンションが建ち人が住んでいる。変わってゆく街歩きも楽しいのです。
この頃はあちこちのお宅の庭の緑の中にヤマボウシの白い花が見られます。

桜の季節に大島桜のような花を咲かせていた木の下を通ると小さなサクランボが一面に落ちていました。
木の上ではヒヨドリがキーキー大騒ぎ。小さな実はそれぞれ違った色でとてもきれいなので
いくつか拾って帰りちょっとスケッチ。


歩道のツツジの植え込みの間からドクダミがたくさん顔をのぞかせていたので何本かいただいてきました。
ドクダミは色々な薬用に用いられ「十薬」とも言われます。
子供の頃、傷が化膿してなかなか治らない時ドクダミを焼いて傷口に当てていたこともありました。
今思えば栄養が足りていなかったからではなかったかなと。
干して自家製化粧水を作ったこともありましたが、なんだか合わない気もして続かずそのままに。
作り方を教えてくれた友人はドクダミの天ぷらも作ってくれましたが・・・これも?
今では見るだけの花になりました。

「ドクダミ」 

山桜桃梅・ユスラウメ

2017年05月28日 | 


ブログ友のくーばあちゃんさんのコメントで「ユスラウメ」が近くの広場にあると聞いて
雨が上がった土曜日の朝、大体この辺りかなと自転車で行ってみました。
脇道へ曲がって少し行くと花いっぱいの広場がみえました。
きれいに整地されて周囲はそれこそ花いっぱい。
広場に入ると隅に赤い実がたくさんついた木がありました。
サクランボのようなのにじくはあるか無しかで直接枝に実がついている感じが面白い。
明るい黄緑の葉に赤い実が映えて初夏の光に輝いていました。

「その木はユスラウメで、実は食べられますよ」
いつの間にか広場にいらした男性がおっしゃるので1つつまんでみました。
初めて食べたユスラウメは甘酸っぱいさわやかな味!

少しお話をしていると「えっ!もしかしてく~ばあちゃんさんのご主人ですか?」
ご主人が広場のお世話をされている事はブログで拝見していましたが、偶然お会いできてビックリ!
街中のどんぐり広場は草の広場になっているところが多いのにここは花に囲まれてすっきりして
季節ごとに花を楽しめるように工夫されています。黄色いベンチも置かれて素敵な小公園でした。
ブログから繋がって…ほんとうに不思議なご縁です。

外でスケッチするのには日差しが強すぎて写真を撮って帰り家で描きました。


  実がいっぱいの枝

魚介類の絵・蟹

2017年05月27日 | 動物、魚
  和紙 F6 

墨彩画を習い始めた20年ほど前のこと、その教室は毎回自分の描きたいモデルを持って
行くことになっていてました。しかし描きたいものがわからず悩んだ末に小さな海老を5匹ほど買って行き
机から飛び跳ねるのに苦労しながら描いてみると初めて先生に褒めていただけました。
それからは度々蟹や魚を持って行き「また生臭だ…」と言われたりして…事実臭ったと思います。

花や果物は皆さん巧みに描かれているので他の人が描かないものをという気もありました。
それに当時は夫とよく魚釣りにも出かけていたので自分の釣った魚は愛着があり調理する前に大急ぎで
スケッチしていました。釣りと言っても陸からポチャンと投げる程度なので小さなセイゴ、ハゼくらいです。

習い始めて初めての教室の展覧会、私は自分では自信があった高原の風景画を出品するつもりでいたところ
先生から「海老とセイゴを出しなさい」と言われてとてもショックでした。
2点の内せめて1点は風景を出品したかったのです。夫が連れて行ってくれた高原でしたし・・・。
展覧会が始まると海老の絵もセイゴの絵も好評で、まぁよかったかなとは思いました。

そして自分が主宰するようになると展覧会の作品の中に風景、花、静物ばかりでなく魚とか猫とかもあると
変化があっていいなと…やっとあの時の先生の気持ちが分かるようになりました。
日のめを見ることが無かった高原の絵は今も想い出と一緒に大切にしています。


ワイルドストロベリー

2017年05月24日 | 


ワイルドストロベリー、別名エゾヘビイチゴ
ヘビイチゴときくとちょっと嫌ですが食べられるイチゴです。
花屋さんで2株買ってプランターに植えて2か月、毎日4,5個の小さなイチゴを収穫。
香りは普通のイチゴより強くて食べると種がプチプチしてさっぱりとした甘さ。
白い花も葉も美しく見ているだけでも幸せになれそうです。
夏の間少し元気がなくなるけれど春から秋までずっと花をつけ実をつけてくれるのです。

実が赤くなりかけると小鳥に見つからないように葉の陰に隠して熟すのを待つのですが
今年はカラス除けに買ったクリスマスなどのキラキラモールをプランターの上に吊るしたせいか
ヒヨドリはまだ来ないようです。
多分キラキラモールの威力で2月以来 家の前に置いたごみの袋もカラスに荒らされることは
なくなりました。ブルーベリーの上にもキラキラつけました。
こんなことでカラスとヒヨドリが来なくなると有り難いです・・・いつまで効いているかしら。

熟したイチゴは朝の水やりの時に摘んで朝食にいただきます。
孫が来たときは「いちご狩り・・・」と言って楽しんでくれました。


ワイルドストロベりー

 ヘビイチゴ


会場でお会いした素敵な方達

2017年05月23日 | 彩青展
「安曇野」

日曜日まで開催していた展覧会場では沢山の方とお話しできました。
一年一度お会いする方とは「変わりなくてよかったね・・・」と。

はじめてお会いした着物をゆったりと着こなされた年配の女性は「88歳です」と言われました。
半襟と帯にご自分で刺繍されたというガラスのビーズがとてもおしゃれでした。
鼈甲の帯どめと髪飾りはお揃い。キラリとしたイヤリングにちょっとびっくりでしたが
とてもお似合いで着物を楽しみながら展覧会などをめぐるのがお好きなのだとか。
いいなぁ…と会の皆さんと見とれてしまいました。

また別の日にはあまりていねいにご覧になるのでお話させていただいた女性は
「私98になりましたの、絵が好きでね」と言われるのです。
黒を基調にしたお洋服は今風のおしゃれ。
帽子も少し斜めにして「展覧会に出かけるのが楽しみです」と。
「ぜひ、2年後の展覧会も100歳の方に来ていただけたら嬉しいです」と私。
きっと来ていただけると思います。

このお二人とも一人暮らしをされていて、自分の楽しみを見つけておられ若々しい。
こうした方お会いすると私って「まだ若いんだ!」と思えます。
98歳までにはまだ20年以上ある人生なら「余生」なんて言ってられません。
重い腰を上げてヨッコラショっと動き出さなくては!



絵は4月末に訪れた安曇野を墨と水彩で描きました。
先日の展覧会場で以前同好会でご一緒だった方から木の棒をいただきました。
ご自分で細工をされた棒は墨をつけて描くとうまくゆけば味のある線が引けるのです。
慣れてくれば・・・もう少しなんとか・・・と思っています。

アジサイが咲き始めて

2017年05月22日 | 
 「家のアジサイ」


展覧会の間、ほっておいた庭にアジサイがいくつも咲き始めました。
薄い青色の小さな花が集まったアジサイは何年か前に鉢植えを買って庭に植えたものです。
鉢植えでも大きくきれいな花を咲かせておられる方もあるのですが、私はどうも駄目なようで
地面に植えて何とか咲いてくれています。
これから色々な種類のアジサイが咲き始めるとまた楽しみ。
時間ができたら公園のアジサイを見に行かなくては、と思っています。

FBで素敵なアジサイの絵を見て、我が家のアジサイをモデルに描いてみましたが・・・。。。




展覧会無事終了

2017年05月21日 | 彩青展
  「会場風景」

最終日の終了間際まで賑やかでした。




「会場の花」




  「会場の花」

持ち寄ったお花を皆さんがかわるがわる活けて会場で楽しんでいただいたお花です。



5月21日 彩青展が終了しました。
6日間の入場者1,322名 このところの暑さの中を来ていただいた方に本当に感謝です。
終了時間の午後5時、バタバタと15分で片付け完了。
あっけなくがらんとなった会場を後にしました。

「また来年5月にね」と言い交わして過ごした6日間。
この会場で毎年同窓会のようにお会いする方達とまたお会いできるよう絵を描きながら
元気でいなくてはと思います。

会場にお越しいただいた方はもちろん、遠くから応援していただいた方も本当に有難うございました。

第17回 彩青展

2017年05月20日 | 彩青展
 
 
「横浜レンガ倉庫」和紙





「夜明け・横浜港」和紙 





  「横浜」ハガキサイズ4枚

今回の私の絵は昨年秋に訪れた横浜がテーマです。
60年ぶりの横浜、大桟橋で見た夕日と朝焼けの素晴らしかったことが思い出されます。


「会場風景」  


5月16日から始まった彩青展も明日で閉会します。
今年はお天気に恵まれて沢山の方に来ていただけました。
なかでもブログでお知合いになった方にお会いできたことがビックリ!感激でした!
スーさん、く~ばあちゃんさん、ろこさん と、お顔が分からなくてなかなかお声を
おかけすることができず、折角お出で頂きながらお話しする時間がとれず失礼してしまいとても
残念でした。他にも少し前の展覧会場でお会いしたばかりの風の遊子さんともお会いできました。
ブログに感謝です!

会期中には一年一度お会いする方が沢山あります。
会を卒業された方、友人、知人など第1回からずっと来てくださっている方もありお互いに
「今年も元気で会えたね また来年5月にね」と互いの無事を確かめ合ったりしています。
嬉しかったことの一つに2005年の愛知万博でカナダ館のカナダ代表だった方の奥様の近況を
聞くことができたことです。当時名古屋に滞在された10ヶ月ほどの間「彩青会」に在籍されて
展覧会にも出品していただきました。万博も終り帰国された後もずっと絵を続けてもうすぐ
何度目かの個展を開催されるとのことです。カナダはちょっと遠すぎて・・・行かれないけど。
名古屋で絵を描いたことがきっかけだと聞いてとてもうれしかったです。
当時は言葉が分からない生徒さんに困っていた私、それも懐かしい想い出です。



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