ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.9.18 ヨーガスートラ講座第2章6日目、キールタン講座基礎編1日目、オンライン体験ツアー参加・・・欲張り過ぎた三連休初日

2021-09-18 22:20:43 | ヨガ
 
 今日はオンラインヨーガ・スートラ講座第2章6回目の受講日だ。
 昨日は在宅勤務で一歩も外に出ずじまい。台風到来の気圧の変化のせいか、夕方から頭痛が酷く、ロキソニンを飲んでもなかなか収まらずに往生した。今日午後から予約していたWさんサロンを延期して頂いた。
 今朝目が覚めたらなんとか痛みがなくなっていてほっとした。

 朝食後は書斎に移動して、いざ学びの時間。今朝は無事に繋がって、ご挨拶した後は出席確認。

 前回学んだ2-24以降のおさらいからスタート。3つのグナ(性質)に影響されて、心の動きを自分の性格であるとか自分はそういう人間だとか思うことは無知によるものであり、ヴィヴェーカ(識別力)が無知を取り除く。それを育むために八支則を練習する。その練習の仕方として、これは私ではない、というやり方があり、日常的に使える。これを瞑想タイムで体験しましょう、とのこと。

 まずはॐ(オーム)の音を3回、続いてパタンジャリを讃えるシュローカを唱えてから、考え事が一杯出てきてしまう時に使える瞑想方法にトライする。まず3つの箱を思い浮かべる。過去、現在、未来の箱だ。考え事で心が動いた時、各々の箱に出てきた考え事を入れたらそれらを手放していく。出てきた考え事や感覚、感情をただ箱に入れていくが、何も出てこなければ静けさを愉しんでおく。箱に入れたものは世界に返す。箱ごと全て手放していく。
 どの箱に入れたらよいか迷った時は、自分の直観を信じて入れて良い、両方に入れても良いとのこと。心が波立つ時にお薦めの瞑想というとおり、トライしてみたら「今」をとても感じることが出来てすっきりした。

 今日は2章2-32からスタート。
 2-32 ニヤマとは、ヤマが禁戒と訳されるのに対して、お薦めの規範・ルール(勧戒)と訳されることが多い。両方とも日々守っていくべきルールだが、それを破ってしまいそうな時、イライラしている時、乱暴な言葉を使ってしまいそうな時、どうしたらよいか、というのが次の節である。
 2-33 良くない思いによってヤマ・ニヤマを破ってしまいそうな時は反対のことを考えましょう。それはどんなこと?というのが次の節。
 2-34 破るものには3種類ある。邪悪な思いや暴力や自分で行ったもの(言葉も含む)、他人にさせたもの、他人の行為を容認するものである。それらは欲(強すぎると人を傷つけても達成したい、人を利用する)、怒り(ヴィヴェーカに雲を掛けるもの、本当は自分の本質を分かっているのに怒りが強すぎると自分が何をしているか判断出来なくなる、理性が働かなくなる)、思い込み(やらないとやられる、自分は妨害されている、人を傷つけても良い等)に起因する。
 何か行動する時、欲や怒りや思い込みがないかしっかり観ながら行動することが必要。破ってしまったら、苦しみの循環に入っていく。具体的に反対のことを考えれば止めた方がよいと思い留まることが出来る。
 ではニヤマの5つの項目を守ると何が起こる?というのが次からの5節にある。

 2-35 アヒンサー(非暴力)を真に貫き、実践できると、傷つけようと近づいてきた人の攻撃性が消える。非暴力は暴力を行う気持ちを全て放棄することであり、自分自身を傷つけたいと思うことも止める。例えば歩いていて蟻を踏んでしまうことは意図していないので事故だが、命あるもの全てに対して意図して傷つけること(自分を含む)が暴力である。
 Sさんの師であるシュリシュリ先生が紛争地域に出向き、戦争を止めて無事に帰って来られるということや、アヒンサーを厳しく守ジャイナ教の開祖マハーヴィーラが近づくと薔薇の棘まで柔らかくなったという例を出された。

 2-36 サティヤ(真実:真実を知って真実と共にあること)を守ると、行為と結果が一致する。嘘をつかないという言葉だけではない。本質は純粋なエネルギーであるが、肉体、心を持つ私たちは考え事、感情をコントロール出来ない。それらと共存することが大切。これが出来るようになるとヨーガの練習が実りあるものになり、意識がクリアに強くなる。やることと行動の結果が結びつき、結果が帰って来るのが早くなる。失敗がなくなるわけではないが、くじけることがなくなる。

 2-37 アステーヤ(盗まない)を守ると、あらゆる富、豊かさが自ずとやってくる。ヨーガでは思ったこと、考えたこと、口に出したことが現実になると言われているが、物理的に盗むことをしないだけでなく、人が持っているものをいいなと羨むこともしないということ。いいなと羨むものは、私が持っていないもの。言葉は種として自分の中に植えられて必ず実を結び、本人が刈り取ることになる。つまり奪うことが現実になり、一生を通じ豊かになれない。羨む心は自分の欠乏感になるが、憧れて、ポジティブになる気持ちはアステーヤではない。

 2-38 ブランマチャリア(禁欲・永遠なるものへ向かうこと)は大いなる強さをもたらす。性的な行為のエネルギーは爆発的であるため、これを上手に使うと本質に繋がれる。ブランマは「永遠」、チャリアは「向かう」という意味があるが、私というものは身体だけの存在でなく身体以上のものであるとわかると、心も身体もとても強くなり、性的欲求がなくなる。

 2-39 アパリグラハ(ためこまない)はためこまなくても大丈夫、と分かっている状態。自分が何者か、本質的にどんな存在かわかっている状態。逆に自分に自信がなく受け取らないと(ため込まないと)生きていけないという恐怖からため込むことになる。プレゼントには貰った時に嬉しいものとそうでないものがあるが、嬉しくない時はカルマ(業)を貰っていることもある。何か言われてショックを受けたりすることがあるが、物だけでなく言葉も受け取らないという訓練を1週間でも1か月でも行うと自分のエゴが薄く軽くなっていく。例えば断捨離をすることは本当の自分に近づけるツールだということかもしれない。
 
 ここで今日の学びは終了し、質問タイムとなる。
 具体的なため込まなくなる方法は?という質問に対し、そういう方法はないし、ため込んでいる人は手放すしかない。不安があってため込んだならまずは不安の解消からスタートするのが良いかもしれない。捨て方が分からないというならそれは無知から来ているから智慧をつけるのが必要とのお答え。
 皆でॐ(オーム)を1回唱えてお開きとなった。これまでのようにクラス後の時間がたっぷり取れないので、ネットで用意した掲示板等を利用してという説明があった。

 今月からスタートするキールタン講座開始まで既に15分を切っている。
 新しい部屋に入り直す。既に何人かの方が入室している。スートラ講座から引き続きキールタンのクラスにも参加した方が数人いらした。
 出席を取った後は、初めましての方がおられるので、とSさんの自己紹介からスタート。そしてクラスの約束から。①リラックスしてくつろいだ気分で受けること、②歌う時は声に出すこと、③お手洗いやお水を飲むのはいつでも自由④質問も自由にミュートを外して話しかけて、である。
 今日は初回なのでまずは座学でキールタンの基礎を学ぶ。画面共有でテキストのエッセンスが流れる。(1)キールタンとは、(2)キールタンが歌われる文化的な背景、(3)キールタンの実践で得られるもの、(4)キールタンを実践する時のポイント、(5)ヨーガの中で扱われる「神」とは、(6)キールタンで歌われる神様、(7)サンスクリット語の祈りの詩句を唱えることとキールタンを歌うことの違い、が分かり易く説明された。

 後半は基本的な「オーム」、「オーム シャンティ」、「オーム マニ パドメー フーム」、「ハレルヤ」の4つのキールタンを歌った。久しぶりにSさんの歌声を聞いて繰り返す形式で自分も歌い、とても気持ちよくて座りながら眠ってしまいそうなほどだった。
 次回からは1時間15分キールタン漬けだそう。次回までの1か月間、是非一つでも歌ってくださいとのこと。次回の瞑想ヨーガのクラスでは新しいキールタンを歌ってみたいと思う。

 ということで瞬く間にお昼になった。
 簡単に冷凍麺のランチを摂った後は、夕飯の仕込みを終えた。
 夕方からは、職場の共済組合の福利厚生イベント「オンライン体験ツアー(世界遺産エジプト・ギザのピラミッドとスフィンクス ライブツアー)」に参加した。
 オンデマンドではなく、エジプトのギザのピラミッドエリアから生中継で配信されるという。現地のお土産にと、エジプト産赤ワインとクスクスソースセットが一昨日の夜宅配便で届いた。オンラインツアーも進化していると思わせるサービスだ。
 さらにZoomの招待メールにはスフィンクスやピラミッドの背景画像まで添付されているのに驚く。
 
 本当なら12時間から16時間のフライト時間を要するエジプトまで、画面上でひとっ飛び。僅か数分もせずに到着である。添乗員さんや現地の日本人スタッフも一緒で、チャットの質問等に随時答えてくれる。
 エジプトと日本の時差は7時間。現地は9時現在28度の気温で最高気温は32度になるという。現地ガイドのMさんは27年前に日本語学科を卒業されたといい日本語が堪能だ。

 いきなり巨大なピラミッドが目の前に。観光客の姿も結構見えるが、皆マスクをしていないのがやけに新鮮である。真っ青な空だ。一つ一つの石が大きいこと。入り口まで階段で行けるが、内部の地図が画面共有される。中には入れずに終了。続いて車で数分のスフィンクスに移動する。道端に馬車やラクダの姿が見える。数年前に訪れたインドの道に様々な動物が歩いていたのを思い出す。

 到着するまでの間にクイズに答えるという趣向もあり、ピラミッドの数は?スフィンクスが見ている方向にあるファストフードは?スフィンクスのモデルになった動物は?、全問とも正解だった(夫の答えを尊重した。)。
 スフィンクスの鼻は随分崩れていてなんだか痛々しかったけれど、前面に多数の椅子が並べられており、夜間に開かれるという光のショーは、写真から想像するにとても素晴らしいもののようだ。

 最後はガイドさんがラクダに乗って、その背中からのライブ配信もあったが、10分間で10ドルほどで乗れるそうだ。大昔シンガポールのテーマパークでラクダに跨ったことがあるが、瘤の感触がちょっと言い難い微妙な感じだったのを思い出した。

 ということで、あっという間に1時間の旅はアンケートを送信することで終了。夫は途中からお昼寝モードに入ってしまったが、このご時世とても行けない海外旅行を自宅リビングでちょっとだけつまみ食い出来て有難かった。いつかまた行くことが出来るだろうか。

 外は台風の影響による雨。昨日から全く外に出ていないし、身体も動かしていないので、思い切って夕方からのベーシックヨガのクラスに参加した。家を出て歩き出したらいきなり土砂降り。ワンピースの色が変わるほどびしょ濡れになった。
 ★2つのT先生のクラスは、★1つのクラスとは汗のかき方が全然違って、太陽礼拝やチャトランガのポーズでヒィヒィ。でもシャワーを浴びてすっきりして帰宅した。
 帰宅後はお約束の母へのDuo通話を済ませ、夕食。三連休初日はオンラインの学びとリアル家事とオンライン旅とリアルヨガと、なんだか欲張りな土曜日になった。
 明日は少しゆっくり過ごしたいと思う。
コメント
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