夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈あ行〉

2006年12月20日 | 映画(あ行)
念願の年間300本の壁を破りました。
毎年、280本は可能でも、あと20本が困難に思えていたので、
達成できて脱力。だけど、来年はもう無理!

人生最初で最後になるかもしれない300本越えの中から、
良くも悪くも印象に残った映画を五十音順に1本ずつ。
できるだけ今年封切orレンタル開始を選んでいます。
ネタバレ御免。

《あ》
『愛についてのキンゼイ・レポート』(原題:Kinsey)
2万人近い一般人に、性についてのインタビューをおこない、
その実態の解明に取り組み続けた実在の研究者、
キンゼイ博士の生涯を描いています。
SEXレポートなんて御法度だった1940~50年代、
大ベストセラーとなったキンゼイ・レポート。
「愛って何?」。そう問われる、めっちゃ硬派な作品。

《い》
『インサイド・マン』(原題:Inside Man)
マンハッタンの銀行で繰り広げられるサスペンス。
人質を取って立てこもる強盗団のリーダーに
宇梶剛士のそっくりさん、クライブ・オーウェン。
そのリーダーとの交渉役を務める刑事にデンゼル・ワシントン。
さらには、ワケありの銀行のオーナーが雇った、
凄腕の女性弁護士にジョディ・フォスター。
ちと難解ですが、これだけ役者が揃えばおもしろいに決まってる。

《う》
『ウィークエンド・ブルース』
失恋したばかりのサラリーマンが、
気休めに友人がくれた怪しい薬を飲んだところ、失神。
気づいたときには丸一日経過、知らない土地の路上で倒れていた。
空白の週末に何が?
今年観た映画の中で、確実に私のベスト3に入る、
『運命じゃない人』(2004)と同監督のデビュー作。
これもよく出来てます。それにしても女ってコワイ。

《え》
『エリザベスタウン』(原題:Elizabethtown)
大手靴メーカーのデザイナー、ドリューが手がけた新商品。
自信を持って売り出したはずだったが、見事にスベる。
巨額の損失に会社は倒産寸前、ドリューはクビに。
自殺を決意したところへ、父の訃報が。
故郷へ帰る飛行機で、ある客室乗務員に出会って……。
大好きな監督の作品です。
ひと晩中、ふたりが話すシーンが特に好き。眠気も吹っ飛ぶ。

《お》
『夫以外の選択肢』(原題:We Don't Live Here Anymore)
アンマリなこの邦題。
おそらく、ナオミ・ワッツの人気が出たから
昔の未公開作もDVD化しとこか~てなノリ。
夫の同僚と関係を持った主婦のドロドロ不倫劇。
不倫相手から実は愛されていたと知ったときの彼女の表情が印象的。
結局夫とも不倫相手とも別れる道を選ぶんですけどね、彼女。

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