夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈た行〉

2006年12月28日 | 映画(た行)
《た》
『ターネーション』(原題:Tarnation)
ジョナサン・カウエットという、31歳の無名の俳優が、
超低予算で撮影して話題になったドキュメンタリー。
ジョナサンの母は精神不安定なモデル。
彼は里子に出され、そこで虐待を受ける。
やがて彼は同性愛と音楽と映像の世界へ。
ラリラリのストーリーと映像に、こっちの頭もラリラリ。

《ち》
『チアガールVSテキサスコップ』(原題:Man of the House)
チアガール5人組が殺人事件を目撃、彼女たちも狙われる。
テキサス・レンジャーのシャープは彼女たちを護衛するため、
女子寮で共同生活を送ることに。
トミー・リー・ジョーンズ主演ながら日本では未公開。
堅物の中年男のシャープとイマドキの女子大生が最初は険悪ムード。
彼女たちがシャープのデートに力を貸したりして、
信頼関係の築かれてゆく過程がめちゃ楽し。

《つ》
『綴り字のシーズン』(原題:Bee Season)
スペリング・コンテストってご存じでしたか。
ややこしいスペリングの英単語をどれだけ綴れるかを競うもの。
リチャード・ギア演じるソールは、
自分の娘に優れたスペリングの能力を見いだす。
いままで息子に向けられていたソールの関心は娘へ。
娘を全国大会で優勝させるべく、ソールの特訓が始まる。
それをきっかけに家族は崩壊の危機へ。
スペリング・コンテストの模様を描いたドキュメンタリー、
『チャレンジ・キッズ 未来に架ける子どもたち』(2002)と併せて観ると面白い。

《て》
『天使』
恋に腰が引けているコンビニ店員。
幼い娘と恋人の間で思い悩むシングルファーザー。
学校でいじめに遭っている女子中学生。
そんな人びとのもとへ天使が舞い降りて、そっと力を与える。
ジンライムに目がない天使に深田恭子。
好きだったのは、シングルファーザー(永瀬正敏)とその恋人(永作博美)のやりとり。
「今までどおり、やっていけないかな、俺たち」。「無理だよ」。
「……」。「無理だよ、今までどおりなんて。今まで以上じゃなきゃ」。
恋は「今まで以上」で。

《と》
『トレジャー・ハンターズ 進め!笑撃冒険王』(原題:Without a Paddle)
かつて仲良し4人組だったダン、ジェリー、トム、ビリー。
事故死したビリーの葬儀で残りの3人が再会。
昔、冒険ごっこをして遊んだ彼らは、ビリー追悼のため、
ビリーの残した地図を頼りに宝探しに出かける。
副題どおり超B級。しかし、めちゃめちゃ笑えます。
ジャングルに迷い込んだ彼らが、男同士でくっつきたくないと思いつつ、
寒さに負けてハダカで抱き合って眠るシーンは笑い泣き。

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