夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ライジング・ドラゴン』

2013年04月23日 | 映画(ら行)
『ライジング・ドラゴン』(原題:十二生肖)
監督:ジャッキー・チェン
出演:ジャッキー・チェン,クォン・サンウ,ジャン・ランシン,ヤオ・シントン,
   リャオ・ファン,ローラ・ワイスベッカー,アラー・サフィ,オリヴァー・プラット他

TOHOシネマズ伊丹にて。

考えてみると、ジャッキー・チェンの作品を劇場で観るのは初めてです。
劇場でどころか、TVやDVDでもほとんど観たことがないかも。
好きなんですけれども、“007”シリーズなどと同じく、観るなら1本目から観たい、
でも本数が多すぎる、まぁそのうち……てな感じで今まで来てしまいました。
体を張ったアクションは本作限りで引退するそうなので、
最後の1本ぐらいちゃんと観ておこうかと思い。

19世紀の新王朝時代に、各国の中国侵攻があったせいで、
国外に持ち出されてしまった数々の国宝が世界中に散逸。
これらは発見されればオークションに出品され、高値で取り引きされる。

“十二生肖”と呼ばれる十二支の動物頭部をかたどったブロンズ像もそのひとつ。
アンティークディーラーのマックス・プロフィット社は、
是が非でも12体すべてを手に入れたいと、その方法を検討する。

その結果、“アジアの鷹”の異名を持つトレジャーハンター、JCのもとへ依頼が。
高額の報酬に惹かれたJCはすぐさま受諾。
信頼のおける精鋭メンバーを引き連れて“十二生肖”を探しはじめるのだが……。

文句なく楽しいです。あれこれ言わんでいいでしょう。
パリのみならず、世界各地を巡る旅、お金もかかっていそうです。
変な日本語が飛ぶのは違和感がありますが、ご愛敬ということで。

トム・クルーズの50歳にも驚きますが、
ジャッキー・チェン、59歳。来年は還暦なのにこれですか。
毎度おなじみのエンドロールのNG集に笑いつつ、
痛そうなシーンは気の毒すぎて。

善人顔だか悪人顔だかビミョーなオリヴァー・プラットが悪徳ディーラーの社長。
精鋭メンバーの一人に『痛み』(2011)の主演男優、クォン・サンウ。
『美少年の恋』(1998)のダニエル・ウーとスー・チーがカメオ出演。
そんな顔ぶれも楽しめました。

自ら体を張るのをやめるだけだそうですから、
これからはご自分の怪我の心配なく、楽しい作品を撮ってくださいね。
しかし、現場では自分よりも他人が怪我をすることのほうが心配では?

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