夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『DRAGON BALL Z 神と神』

2013年04月25日 | 映画(た行)
『DRAGON BALL Z 神と神』
監督:細田雅弘
声の出演:野沢雅子,山寺宏一,森田成一,佐藤正治,鶴ひろみ,
     田中真弓,堀川りょう,古川登志夫,八奈見乗児他

しばしば“女子会”でご一緒するお姉様から、ある日こんなメールが。
「昨日は孫悟空に会いにいってきました」。

「孫悟空」って何?
ゴダイゴの主題歌が懐かしい“西遊記”シリーズは観ていたけれど、
孫悟空といえばそれしかわからない。
どこかの劇団が“西遊記”の公演中とか?

で、お姉様に返信しました。
「すみません、孫悟空って何ですか。何かの公演?」って。
そうしたら、“ドラゴンボール”のことだったというわけです。
子どもさんが小さいときに一緒に観ていたとかで、
“ドラゴンボール”にはものすごく思い入れがあるんだそうな。

“ドラゴンボール”が話に出てくるとは夢にもよらず。
子どもが対象だと思っているアニメで私の選択肢にあるのは“クレヨンしんちゃん”ぐらい。
上映スケジュールを見るとき、“ドラえもん”や“名探偵コナン”と同じく、
“ドラゴンボール”にはまったく目が行きませんでした。
だけど、お姉様の話を聞いてから上映スケジュールを眺めてみたら、
“ドラえもん”などのアニメは最終回の上映開始時間が16時前後、
“名探偵コナン”はレイトショーながら20時開始がいいところなのに対して、
“ドラゴンボール”は21時半開始の回まであるじゃないですか!

ホントに観に行くかどうかはかなり迷ったのですが、物は試し、
行ってみようじゃないかと。もちろんこれもひとりで。(^o^)

宇宙一強いと言われる破壊神ビルスは、39年の「昼寝」から目覚める。
昼寝中のことを付き人のウイスに尋ねると、
宇宙の帝王と恐れられていたフリーザがサイヤ人に倒されたと言う。

結構強かったはずのフリーザを倒したサイヤ人。
興味を惹かれたビルスはそのサイヤ人、孫悟空に会いたくてたまらなくなる。
ちょうど界王星で修行中だった孫悟空の前にウイスと共に姿を現すビルス。

ウワサのビルスに会えた孫悟空は有頂天。
界王が止めるのも聞かず、ちょっとだけ相手をしてほしいとビルスにお願い。
しかし、ビルスの力は孫悟空の想像の遥かに上、一瞬にして敗北を喫する。
清々した表情でそれを認める孫悟空。

地球には超(スーパー)サイヤ人ゴッドなる伝説の戦士がいるらしい。
ウイスからそうとも聞かされていたビルスは孫悟空に尋ねるが、
孫悟空はそんな話は聞いたことがないと言う。

ビルスは真偽のほどを確かめるため、地球へ。
地球を破壊されぬよう、孫悟空と仲間たちは立ち上がるのだが……。

とにかく名前が「孫悟空」だということも知らなかったぐらいですから、
私が理解できたのはこの程度。
同じ髪型のおっきいのやらちっちゃいのやらがいっぱいいて、頭が混乱。
名札でも付けておいてもらわないことにはわかりません。
“相棒”シリーズと同じく、キャラもよくわからなければ、
出自不明ですから、何故に自分のことを「おら」と呼ぶのか、
なんでこんなに訛ってしゃべらせるのかなど、疑問点はいろいろ。

けれどもこの程度わかればじゅうぶん楽しい。
主人公がいて、仲間がいて、一致団結して悪役に立ち向かう。
ヒーローものの定番ですが、この悪役がなかなか可愛くて。
ビルスは実に愛嬌があり、ただ悪意に満ちた破壊をくり返すわけではありません。
ちゃんと「話のわかる奴」であるところがとてもイイ。
付き人のウイスもビルスをしっかりコントロールし、
そんなウイスにビルスがきっちり敬意を払っています。

もぎりのお兄さんから「入場者プレゼントを切らしていますので、
後日お渡しできるよう、整理券をお配りしています」と言われ、
恥ずかしくて辞退したのですが、もらっておけばよかったかなぁ。

これからはしっかり選択肢に入れます、“ドラゴンボール”。

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