夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『映画 ドラえもん のび太の月面探査記』

2019年03月13日 | 映画(た行)
『映画 ドラえもん のび太の月面探査記』
監督:八鍬新之介
声の出演:水田わさび,大原めぐみ,かかずゆみ,木村昴,関智一,皆川純子,
     広瀬アリス,中岡創一,高橋茂雄,柳楽優弥,吉田鋼太郎他

TOHOシネマズ伊丹にて、『九月の恋と出会うまで』の次に。

衰えることのない“ドラえもん”人気。
公開後初の日曜日だったこの日は、どの回も残席わずか。
入場に長蛇の列ができていました。

なんだかんだで劇場版はここ数年必ず観ています。
そして必ず途中で寝てしまう。
またそのパターンなのではと心配でしたが、なんとか耐えて最後まで。
寝なかったという点では最近でいちばん面白い劇場版だったのかも。

ある日、月面無人探査機が生物の体の一部分とおぼしき映像をとらえ、
ニュースで大きく取り上げられて話題になる。
教室内もその話題で持ちきりで、それぞれが正体を予測する。
そんななか、のび太は胸を張って「ウサギに決まっている」と断言。
級友たちの失笑を買い、ドラえもんに泣きつく。

ドラえもんが取り出したひみつ道具は、“異説クラブメンバーズバッジ”。
定説に対して異説を唱える場合、そのバッジを付けていれば異説が本物になるというのだ。
つまり、「月にウサギがいる」という異説が、バッジを付けている間は本当になり、
ウサギが月にいるように見えるらしい。

さっそくバッジを付けて“どこでもドア”で月に乗り込んだのび太とドラえもんは、
月の裏側にウサギ王国をつくることに成功。
月にウサギなどいるわけがないと笑ったジャイアン、スネ夫、しずかを連れて行こうとすると、
その様子を窺っていた転校生ルカが自分も連れて行ってほしいと言う。

ルカはエスパルという不思議な力を持ち、月の裏側で仲間たちと長く暮らしているという。
月にほかの生命体がいることなど誰にも信じてもらえないと思っていたが、
のび太とドラえもんになら信じてもらえるかもしれないと考えたのだ。

ウサギたちとも仲良くなり、ルカの仲間たちとも打ち解けて楽しく過ごすが、
突然現れた謎の宇宙船がルカたちを拉致しようとして……。

ドラえもんマニアで有名な辻村深月が脚本を担当。
元は単なるファンだったのに、作家になって自分で脚本を書ける。
彼女の思いを推し量るとなんだか嬉しくなっちゃいます。

劇場に足を運んだ子どもたちが本当に楽しそうで。
怖がったり大笑いしたり、応援したり。登場人物の気持ちに誰もがなっているのがわかる。

「想像力」の大切さ。なくさないで。

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