電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

藤沢周平作品と食べ物の登場回数

2009年06月29日 05時35分23秒 | -藤沢周平
当地の地元紙である山形新聞の6月22日付け朝刊に、興味深い記事(*)が掲載されました。山形大学農学部の平教授の調査で、見出しは次のようになっております。

藤沢周平作品、郷土食にこだわり 庄内舞台では食べ物の種類・回数が2倍

時代小説家と食べ物というと、池波正太郎の食通ぶりが思い浮かびますが、藤沢周平はグルメだったのだろうかと、興味深く記事を読みました。
藤沢作品に登場する食べ物を全集から拾った結果は、たとえば野菜の場合、

大根(15%)、漬物(13%)、ナス(10%)、青物(9%)、青菜(7%)、山菜(6%)、カブ(5%)、タケノコ(4%)、ワラビ(4%)、その他

という具合。結論から言うと、昔懐かしい庄内の郷土食へのこだわりはあるものの、やっぱりグルメではなさそうです。ここでも「普通が一番」ということなのでしょう。

(*):藤沢周平作品、郷土食にこだわり~山形新聞社記事

写真は、車中から見た、ある日の庄内浜の風景です。
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