電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

母屋の書棚を整理・処分していて見つけたもの

2016年01月31日 06時04分29秒 | 料理住居衣服
昨年の暮れ以来、母屋の書棚の本を大整理・処分しているうちに、亡父が買い求めたらしい永井隆選集が見つかりました。氏は、もともと放射線が専門で、長崎で被爆者の診療に当たった医師だそうですが、子供の本で『この子を残して』なども一緒にあるところを見ると、救援のために入った広島で入市被曝し、原爆症を自覚していた亡父が関心を寄せていたらしいことがわかります。もちろん、原爆は神の恩寵というような氏の極論に共感したとは思えないのですが、私も『村医』などは若い頃に取り出して読んだ記憶があります。



記念に写真を撮って処分するつもりでおりましたが、並べて写真を撮っているうちに、なんだか泣けてきてしまいました。これは、とても処分できません。もう少し、保留することにします。

コメント