電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

暗くなってから作業小屋の雪囲いをする

2015年12月16日 06時03分48秒 | 週末農業・定年農業
今週の後半のお天気は、冬型の気圧配置になって、雪マークも見られるような荒れ模様となるようです。どうやら、残った作業小屋の雪囲いは待ったなしの状況みたい。雪が降ってから、強風の中での作業はイヤなので、風邪の症状も一段落したことから、帰宅後に暗い中で作業小屋の雪囲いを敢行しました。

ぼやきつつ 雪囲いする 日暮れ時



作業小屋には照明設備がありますので、なんとか短時間で終えることができました。あとは、井戸のポンプの水抜きと雪囲いくらいか。やれやれ、風邪をひいて休んだのが今になってたたっています(^o^;)>poripori

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『モンテ・クリスト伯』クイズ

2015年12月15日 06時04分53秒 | -外国文学
当ブログには、全部で14回という連載回数を誇る(^o^)『モンテ・クリスト伯』関連の記事(*)があり、ありがたいことに、これまでずっと多くの方がお読みいただいているようです。宝塚の『モンテ・クリスト伯』関連の公演も影響しているのでしょうか、これほど人気のある『モンテ・クリスト伯』なのであれば、

クイズ大会をやってみたらおもしろいのでは?

というアホな発想が生まれてきました。

もちろん、子ども向けダイジェスト版や漫画を読んだだけでわかるような、ごく入門的な内容ではなく、クイズに答えるために再読してもう一度その面白さにひたるきっかけになるような、そんな内容であればおもしろかろう。

というわけで、クイズです。

  1. 主人公エドモン・ダンテスの婚約者メルセデスは、カタロニア村生まれで貧しい生活をしているという想定ですが、暮らしが豊かでないことを示すものは?
  2. ファリャ神父が書き物に使っていた自作インクは、ある液体にあるものをとかして使っていましたが、それは何?
  3. グズラの音色を響かせるギリシャ美人エデの父アリ・パシャは、フランス軍士官フェルナンの裏切りによって壮絶な最期をとげますが、致命傷になったのは何?
  4. ヴィルフォールと先妻との間に生まれた娘ヴァランティーヌは、フランツ・デピネー男爵との間に縁談がすすんでいましたが、彼女の祖父ノワルティエ氏の証言により破談となります。フランツ・デピネー男爵にとって、ノワルティエ老人はどんな存在だったでしょうか。
  5. ルイジ・ヴァンパに捕らえられたダングラールが、十万フランの食事を惜しみ、餓えの苦しみを味わっているとき、かつて餓えて死んだダンテスの父親が住んでいたメーラン小路の家には、いったい誰が住んでいたでしょうか。


う~む、もしかしたら、このくらいなら再読の要なしという方もおられるのかもしれませんが、もしもクイズがきっかけで再読を楽しんだという方がおられたら、それこそ「モンテ・クリスト伯」ファンのブロガー冥利につきる話です。コメント、トラックバック、いずれでもけっこうですので、『モンテ・クリスト伯』ファンの方、どうぞ気軽に気長に痕跡を残していってください(^o^)/

(*):デュマ『モンテ・クリスト伯』を読む~(1), (2), (3), (4), (5), (6), (7), (8), (9), (10), (11), (12), (13), (14)

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図書館のあり方が話題になることが増えた?

2015年12月14日 06時01分10秒 | 手帳文具書斎
近頃、街で図書館のあり方が話題になることが増えたように思います。どこかの県で、公立図書館が企業と手を組み、コーヒーショップを併設した明るい図書館にしたそうだ、などという話をうらやんでいたら、なんだか選書がかなりいい加減だったり、書架の分類が意味不明の独自方式だったり、貴重な地域資料を捨ててしまったりするなど、運営に問題ありだと聞いてがっかりしました。

一般社会人としては図書館の利用頻度が高い部類に入るのではと自負しておりますが、当地の公立図書館に願いたいこととして、当ブログでは、これまで

  1. 無料駐車場の収容台数が多いこと
  2. 学習室、閲覧席の数が充実していること
  3. PC利用時に電源を提供してくれること

などを挙げてきました。

この考えは今も変わっていませんが、考えてみれば「無料貸本業」的な面での利用が実際には多くなっており、各種調査など硬派な利用は、年に何度かある程度です。でも、たしかに他にない本や資料を所蔵している図書館は、かけがえのない存在です。電子書籍の扱いや「無料貸本業」的な在り方について議論するのはよいけれど、他にない価値を自ら捨て去る愚かさだけは願い下げにしてほしいところです。



ちなみに、写真は過日のホテル泊の際のデスク。照明スタンドがたいへん便利でした。

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飲み会の翌日の休日は

2015年12月13日 12時59分00秒 | 季節と行事
師走は忘年会のシーズンです。昨日は、職場関係の忘年会があり、おおぜいでにぎやかに過ごしました。寒さも風邪気味でもあり、ホテル泊としましたので、朝はゆっくりと起きてホテルの定番の朝食を食べました。

飲み会の翌日の休日は、なんとなく眠くてだるいものですが、これから来客がある予定ですので、ゆっくり寝ているわけにもいきません。作業小屋の雪囲いの最後の部分がまだ完了していないので、気にはなりますが、幸いにまだ雪の予報はないようです。体調をみて、続きをやりましょう。

そんなわけで、本日は:

  • 万年筆のインクを補充 プラチナ古典ブルーブラックをブルゴーニュ(F)とカクノ(M)に
  • 昔の自宅の母屋改修時に撮影したはずの写真を探す
  • R.シューマンの交響曲第2番をスィトナーの録音で聴く
  • 次回の大学の授業の準備

などで過ごしております。

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パワータンク・スマートの軸にひび割れが発生

2015年12月12日 06時03分55秒 | 手帳文具書斎
三菱鉛筆の加圧式ボールペン、パワータンクは、初代三角軸以来、「上向き筆記が可能で水濡れに強く、ポリ袋にも書くことができるうえに低温時にもすぐ書き出せる」などの特性を評価し、ずっと愛用しております。

しかしながら、同社の製品企画は必ずしも当たってはいないようで、熱烈なファンはいるものの、営業上の柱にはなっていないのかもしれません。すでにキャップ式のタイプは廃番となり、スタンダード・タイプも店頭ではあまり見かけません。

唯一、街で見かけるのは「パワータンク・スマート」で、滑り止めのゴムが嫌いな人も大丈夫なデザインのためか、一定の評価を得ているようです。当方も、バレンタインデーの義理チョコのお返しに選んだりもしており、けっこう愛用しております。



ところが、一番古い茶色軸と、二番目に購入した銀色軸、最も新しい青軸と三本も使っている中で、たまたまシルバー軸にひび割れが見つかりました。クリップとノック部に接する、胴軸のリフィルを挿入する端っこが、およそ1cm程度のひび割れが縦にはしっています。あまり使っていない銀色軸ですので、使用頻度が高いためではありません。たぶん、ペンケースの中でぎゅうぎゅう詰めになって、身も細る思いをしたのでせう(^o^)/

当面の対応としては、例によって唯一所持している千鳥模様のマスキングテープでぐるぐる巻きにするというやり方でしょうか。まあ、実用になれば、それで充分なのですが、三菱鉛筆さん、せっかくの良い製品を生かす軸を、ちゃ~んと考えてくださいな(^o^)/

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ご縁があって「じぇにー。」チャンのCDを入手

2015年12月11日 06時05分00秒 | 散歩外出ドライブ
某所で不思議なご縁があり、ただいまテレビでけっこうな人気があるという「じぇにー。」チャン(*1)のCDを購入しました。なんだかミーハー爆発ですが、ラスベガス・山形育ちという彼女のCD売上に貢献すれば、元気なお母さんは喜び、チャレンジ中の若い娘さんには応援になるでしょうから、という理由です。「18vox」というCDを聞いてみて、今どきの18歳はこういう世界なのかと再認識(^o^)/

あっ、そうか。今はCDよりもネットの時代なのか。たとえばこんな感じ。
【じぇにー。】Youthful days @10/2Release『18vox』より

でも、音楽配信では、本人のサインは付かないからなぁ(^o^;)>poripori

(*1):じぇにー。~オフィシャル・ウェブサイト

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マスクと眼鏡

2015年12月10日 06時02分49秒 | 健康
風邪をひいたときにはマスクを着けますが、困るのは老眼鏡が曇ってしまうことです。今回も、日中じっと寝ているのは退屈で困りますので、文庫本でも読もうかと思ったのですが、マスクを着けると老眼鏡が曇るし、マスクを外せば喉が痛むしで、結局は昔のエアチェックMDを静かに流してそれを聴くスタイルになってしまいました。



マスクと老眼鏡、あるいはマスクと眼鏡。長らく裸眼バッチリ人生を過ごし、今までそんなことを考えたことがなかっただけに、この二律背反的不便に、あらためて着目しております。で、実行したことは:

検索「マスクと眼鏡」

なるほど~! 皆さん、様々な工夫をして曇り防止をしているんですね~。眼鏡が曇らないクリーナーとか曇りにくいマスクとかいうのもあるようですが、私の場合は、とりあえず手っ取り早い簡便ティッシュ法(ティッシュを折りたたんでマスクと鼻梁の間にはさむ)を試しているところです(^o^)/

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野外の花がなくなると

2015年12月09日 06時03分45秒 | 季節と行事
暖地では、冬でもけっこうカラフルな花が咲いているのが見られるものですが、雪の季節の当地では、野外でカラフルな花を見ることは期待薄です。その反動でしょうか、室内で花を咲かせている家がたくさん見られます。代表的なものが、写真のシャコバサボテンやシクラメン、サイネリア、あるいはシンビジウムなどでしょうか。我が家でも、妻が好んでこれらの花々を育てております。私はもっぱら撮影係(^o^)/



野外の花がなくなると、室内の花が咲きます。世の中、実にうまくしたものです。

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ひどい風邪をひき寝込みました

2015年12月08日 06時03分27秒 | 健康
先週の始め頃から微熱があり、喉に違和感とだるさを感じておりましたが、金曜日にはとうとう喉が赤く腫れ、咳と熱が出ました。行きつけの耳鼻咽喉科に行ったところ、喉が化膿しているとのこと。そういえば、数日前にくしゃみとともにカスのようなものが取れたことがありましたので、あれだな、と自覚あり。あとは、ひたすら寝て、薬を飲んで、また寝て、ズキンとくる頭痛と喉の痛みをこらえます。幸いに鼻詰まりはなく、呼吸そのものは楽です。高熱は出ないので、インフルエンザではなさそう。いわゆる鼻風邪ではなく、のど風邪のようです。まだ喉の傷みがあり、やや黄色味を帯びた痰が出ますので、とても本復とまではいきませんが、とりあえず今日は起きてみました。



妻も都合が悪くなり、山響モーツァルト定期のチケット二枚は娘にあげました。お友達と楽しんできた模様。寝床の中では、昔のエアチェックMDを聴きました。その中では、2007年10月に行われた演奏会のライブ録音で、海野義雄(Vn)、堤剛(Vc)、中村紘子(Pf)トリオによるメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番が、格別に心に残りました。

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レッグウォーマーの暖かさ

2015年12月04日 06時04分11秒 | 季節と行事
寒くなると、レッグウォーマーの暖かさがありがたいです。足首から上、すねもすっぽりかくれるくらいの長さがありますので、よほどの厳冬期でなければ、足元の寒さは感じずにすみます。運転時にも、ひざかけと手袋のおかげで、走り出して間もない、まだ暖房がきいていない車内でも寒さを感じずにすみます。軟弱な寒がり者には、レッグウォーマー様様です(^o^)/

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今年は喪中の葉書がやけに多い

2015年12月03日 06時01分59秒 | 季節と行事
11月の下旬あたりから、喪中の葉書が届くようになりました。例年、この時期には、「喪中につき年末年始のご挨拶はご遠慮申し上げます」あるいは「失礼させていただきます」云々の文面の葉書が届くものですが、今年はやけに多いと感じます。

たしかに、参列した葬儀もこれまでになく多かった一年でした。

  • 1月 近所の同級生の父君
  • 2月 同級生の母堂
  • 3月 元職場関係の現職での急逝
  • 5月 親戚のご主人
  • 7月 親戚の母堂(100歳)、母方の叔父
  • 9月 近所の同級生の母堂、母方の叔母
  • 10月 近所の後輩の奥さん、同地区内のご主人
  • 11月 元職場の大先輩

うーむ、計11回の葬儀出席です。私がどうしても都合がつかず、妻に代理出席してもらった地域関係者の葬儀も何回かありましたので、合計は間違いなく13回を越えます。なんとまあ、今年は実に葬式の多い年でした。



そういえば、私が30代の頃に、亡父が同じようなことをボヤいていた記憶があります。たしかに、その当時の父の年齢が、今の私の年齢に相当していました。まさに世代交代の時期なのでしょう。次々にお世話になった方々が亡くなって行き、自分たちだけが取り残される。そして、子供たちが当時の自分たちのようにのほほんと暮らしている……なんとまあ、思わずため息が出てしまう世界です(^o^;)>poripori

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懸案は一つずつ片付ける

2015年12月02日 06時11分39秒 | Weblog
やれやれ、師走ともなると、けっこうご多忙モードになります。片付けなければいけない懸案がいくつもたまってくると、さすがのワタクシも、心理的な圧迫感を受けます。まるで、「懸案事項!」と特筆大書された大荷物が目の前にどど~んと山積みされているような圧迫感です(^o^;)>poripori

そんなときは、紙に書き出します。懸案はいくつあるのか、優先順位はどうなのか、などを考えているうちに、取っ掛かりが見えてきます。とにかく、一つずつ片付けることです。道はある。見つければ良いだけだ、と考えるようにします(^o^)/
うむ、とにかくまず一つずつ片付けていきましょう(^o^)/

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山響第248回定期演奏会でベートーヴェン、バッハ、ハイドンを聴く(2)

2015年12月01日 20時42分25秒 | -オーケストラ
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」の後に、第2曲目は、J.S.バッハの「ブランデンブルグ協奏曲第3番」です。ステージ上にはピアノの代わりにチェンバロが置かれ、指揮台とチェンバロの周囲を取り囲むように、左からヴァイオリン(3)、ヴィオラ(3)、コントラバス(1)、チェロ(3)という11人の構成です。



冒頭から、はずむようなリズムの弦楽合奏と、コントラバスにチェンバロの通奏低音とが、あの聴きなじんだ音楽を奏でます。リズミカルな第1楽章もそうですが、とくに中間のチェンバロのソロ(カデンツァ?)がとても見事でチャーミングで、思わず聴き惚れました。第3楽章:アレグロでは、再びリズミカルな音楽に戻りますが、速いテンポで推進力のある演奏と感じました。

ここで15分の休憩です。ロビーに出て、プレトークで話題になっていた、新倉瞳さんと山響との共演で、エルガーのチェロ協奏曲他を収録したCDを購入しました。



本当は飯森さんにサインしてもらいたかったところですが、残念ながら本日は終演後すぐに寺の役員会に出席しなければなりません。まことに残念無念であります(^o^)/

そして最後の曲目は、ハイドンの交響曲第99番です。ハイドンの音楽は、ごく若い頃はともかくとして、中年以降はけっこう気に入って聴いておりますが、この曲もセル指揮クリーヴランド管の録音などで親しんできています。今回は、やや小ぶりではありますが、現代風に古楽器や古楽奏法を取り入れた二管編成での演奏となっていますので、ハイドン時代の響きを想像しながら聴くことができるかもと期待大です。

指揮者の飯森さん、この曲でも指揮棒なしで、プレトークではモーツァルトの39番の冒頭との類似性を指摘していましたが、ほんとにそんな感じの第1楽章の始まり。序奏に続く音楽では、軽やかさと活力と、バロック・ティンパニの軽い一打が締まります。全休止では指揮者が客席のほうを振り向いてみるなどの「仕掛け」を試み、客席からクスクスと笑いをとっていましたので、ハイドンのユーモアはちゃんと現代でも通じていました(^o^)/
第2楽章:アダージョは、優しく美しい緩徐楽章。今回のプログラムの解説によれば、エステルハージ家の主治医の夫人で、優れたピアニストでありハイドンの賛美者であった、マリアンナ・フォン・ゲンツィンガーへの思い出が込められているのだとか。うーむ、なんとなく信じたくなる儚さを感じさせるところのある音楽ですね~。
第3楽章:メヌエットとはいうものの、むしろスケルツォと呼びたいくらいです。第4楽章:速いテンポで演奏される、ダイナミックで複雑なフィナーレです。小規模オーケストラの美点が生きる、ダンディな音楽と言ってよいでしょう。

ふ~。今回も、良い演奏会となりました。来週も、「アマデウスへの旅・リクエスト」の第1回が12月6日(日)に予定されています。妻と二人で出かける予定。寒さや雪はちっとも楽しみではないけれど、演奏会は楽しみな冬の始まりです。



終演後には、とにかく一目散に帰路につきました。到着後には、「ベートーヴェンに至る轍」とはまるで縁遠い、暮れから新年にかけての寺の行事の打合せで、なんとか総代の責任を果たしました(^o^)/

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