ゆったり・のんびり、愛犬 「 餅 ( もち ) 」
豆岳珈琲に通じる山道
買って帰った 「 うりぼうブレンド 」
今月、ここを訪れるのは二度目である。
前回ここに来た時に飲んだコーヒーが忘れられずに
また、やって来た。
そんな美味しいコーヒーを東京の友人に飲んでもらおうと、
送りに来たわけである。
その豆岳珈琲で、思わぬ出来事というか、
思わぬ人に出会ったのである。
そう、競輪選手時代の後輩に、
この豆岳珈琲でバッタリ出会ったのである。
店に入ってきた瞬間、 「 あれ? 」 って思って、
「 モリトモ? 」 って声をかけたら、一瞬驚いた顔をして
「 〇〇◯さんですか? 」 って返って来た。
そう、彼は61期の森 友明である。
「 へ~ぇ、こんなところで会うと思わんやったね 」 って言うと、
「 ここに来るまで道がわからんで大変やったんですよ。
なのに、こんなところで会うとは思わんやったですね。 」って、返って来た。
お互い引退して何年もなるのに、こんなこともあるもんだと思った。
彼が小倉競輪を優勝した時、ちょうど広島競輪に参加していたボクが
朝の新聞でそのことを知った時に、 「 モリトモが優勝しとるぞ! 」 って言うと、
それまでシーンと寝静まっていた同じ部屋の由川丈ちゃんが
いきなりカーテンをシャーッと開けて、
「 ウソやろ! 」 って、驚いて起きたエピソードを話すと、
彼もそのことをよく覚えていて、「 後で聞きました。 」 って笑って答えた。
そういえば、先日もメタセの杜で後輩の長崎晴二にバッタリ会った。
西鉄バスの運転手の研修で来ていたもので、
「 おい!長崎! 」 って言うと、
やはり彼も驚いたように 「 〇〇◯さんやないですか! 」 って言った。
研修中の彼は、忙しそうだったので、立ち話で別れたが、
お互い話す時は選手の顔になり、
それは、もう一度、多くのファンの前でバンクを疾走したい・・・
そう思う瞬間でもあった。
あまりの緊張でゲロが出そうになり、そのプレッシャーから逃げ出したくなる。
それなのにその緊張感が無性に恋しくなる時がある。