クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

汝殺すなかれ

2008-09-14 05:07:43 | Weblog
【汝殺すなかれ】これは全世界全ての宗教の第1の戒めである。ところが悲しい事にこの戒めは、人が世に現れて以来守られた事がないのである。このブログを書いている今も、世界のどこかで、銃口を向け合っている。日本でも、新聞の社会面に殺人事件の記事が出ない日はないのだ。本当に悲しい事である。これが人間の悲しい性と言って、片付けられるのだろうか。人の心の中には相手よりも強くありたい、上に立ちたいと言う闘争心があり、自分の(国家の)気に入らぬ相手を力で従わせようとする心がある。これが魔性・悪魔の心である。この魔性は教育によって抑止出来る。子供の頃の家庭教育と、目には見えぬが我々の上に立つ神・仏の存在を教える宗教教育が大きなファクターを持っているのだ。
家庭では、ペットと呼ばれる犬や猫と共に暮らし、その優しさと命の大切さを自然に教える。ワン・ニャンを飼えない家庭では、小鳥や金魚を飼っても良いだろう。逆に犬を散歩中に、野良猫を見付け、犬をけしかける行為を親がしたら、全くの逆教育となる。
我家のココは、神戸市内の公園で捨てられ、公園で遊んでいた悪童にいたぶられそうになっていたと言う。たまたま公園に居たリングちゃんの同級の男の子と、婦人が悪童の行為を止め、連絡を受けたリングちゃんに助けられたのだ。あと30分止めるのが遅かったら、今日のようにココと遊ぶ事は出来なかった。この悪童を責める気持ちは全くない。僕が悲しいのは、その子供達が家庭で命の大切さを教えてもらえなかった事である。もしかしたら、この子らの親も、両親から命の大切さを教わらず過ごしたのか。子供への教育は、親が手本を示す、実践教育が一番効果があると、僕の実体験から言いたい。今日の写真のクーの目を見て頂きたい。こんな姿を見せ付けられれば……である。
おりしも、今週の土曜日20から動物愛護週間が始まる。今の季節各動物園では、今年生まれたオチビの公開が始まっている。この連休や秋分の日に、子供さん・お孫さんの手を引いて出掛け、その愛くるしい姿を見、命の素晴らしさと大切さを感じて頂ければと思う。