クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

信仰随想 主よみもとに

2008-09-28 06:44:47 | Weblog
お彼岸は終わりましたが、皆様はお墓参りをなされましたか。既に書きましたように、我家の墓は神戸・垂水にあり、彼岸と盆の墓の清掃は、幾ばくかのお礼をして、石材店に頼んでおります。キリスト教徒ですが、墓は聖なる場所であり、供養するのは子供として当然な事でしょう。仏壇を開ける事はほとんどありませんが、写真のように仏壇の上には、両親の写真を飾ってあり、下には造花ですが、花を飾ってあります。
母は散る桜の花弁に乗り、主の御元に召されて行きました。その2日前の夜中、付き添っていた僕達夫婦の前で、突然聖歌519番(讃美歌320番)【主よみもとに近付かんのぼる道は十字架に……】と聖歌集も見ずに歌い出しました。そして「あなた達も一緒に歌いなさい」と言い、1回歌い終えると「ワンスモアー」と言って繰り返し歌いました。この時母は自分の旅立ちを悟っていたのでしょう。実に静かな命の終焉でした。
僕達一家がお世話になっている聖愛教会では、お葬式の時に歌う、故人愛唱歌を1冊のノートに書くようにしております。僕はこの主よ御許に近付かんと、戦い終りて勝ち主となりぬ、葬儀の最後には、見よや十字の旗高し、の3曲をみなさんに歌って送って頂こうと思っております。
仏教と違ってキリスト教の葬儀では、列席者が共に祈り・歌う事が多くあります。日本では家族や信徒以外の方は黙ってしまいますが、音痴でも調子が外れてもかまいません、故人の魂の平安を祈るために、大きな声で祈り歌って頂きたいのです。
先日テレビで、みのもんた氏が、自分の葬儀の時の挨拶をビデオに収録しておこうかなと言っておられました。ビデオに収録はしませんが、参列された方々へのお礼は書いて、パソコンの中に残そうと思っています。