クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

4年前の出来事

2008-10-08 05:41:28 | Weblog
4年前の金木犀の良い香りが漂う頃であった。朝起きると、ご飯を食べ終えたクーが、盛んにお外へ連れてってよとせがむのであった。丁度重量物搬入の谷間になり、珍しく土曜日が休めた。秋晴れで陽射しも柔らかく、クーと散歩でもしようかと、クーに散歩用のリードを付けて門を出た。お向かいの門の側には、プランタンに秋の花が咲いていた。クーは花の好きな女の子。門を出ると、早速プランタンの花に顔を埋めた。「お父さん、お花良い匂いがするわよ」と言わんばかりに、クーはうっとりとしていた。その時、我家の車庫へ向かって、野良ちゃんが飛び出した。クーは急に回転し駆け出し、リードを思いっ切リードを引っ張った。サンダルを突っ掛けただけの僕は、クーの動きに着いて行けず、道の真ん中で転倒した。クーは愛車の下に潜り、野良ちゃんの行方を追っていた。家内が僕の悲鳴を聞き付けて出て来たが、僕を心配するよりもクーの事を気にし、餌でおびき出して抱き上げると、足の爪に怪我をしていた。
僕は左腕にものずごい痛みが。家内は「クーちゃん大丈夫?」と、亭主の方は全く心配していなかった。回診時間になり、整形外科に行くと「鎖骨骨折で、お年だけに骨が付く迄2ヶ月位掛かるでしょう」と。翌日出勤し、親会社の工事関係の朝礼に出ると担当者から「労災じゃないよね」と聞かれた。正直に「猫と散歩中に引っ繰り返った」と言うと、出ていたみんなは大笑いであった。
さて、昨日も書いたように、このところ腕が痛く痺れもあるので、医者に診せた。レントゲンを撮ると、首の骨の椎間板が潰れ、神経を圧迫しており、内科的な血管の狭窄は無いと診断され、薬を処方された。その薬を服用したら、痛みが大分引いたようだ。4年前の鎖骨がまた折れたのではなくホッとしている。