クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

午後の一時

2009-02-02 06:30:40 | Weblog
昨日、マラソンを見終わり、廊下に出ると、クーがガラス戸越しに外を眺めていた。僕と同じ歳の梅は、まだ硬い蕾のままである。寒中の庭は寂しく、小鳥の姿も見えぬが、クーは目を細め日光浴だ。黒い背中を撫ぜると、温かであった。僕の後ろを音も発てずに、ココが付いて来たのには全く気付かなかった。ココはクーの横を通り過ぎ、ケージの前でドサッと音を発ててヒックリ返った。「クーちゃん、ここ暖かだね」と言う仕草。クーもココの姿を優しく眺めていた。ココはついに仰向けになり、お腹に太陽光充電。静かな時間が流れた。
それもつかの間、退屈したココは、クーににじり寄る。クーは耳を寝かし「あんた煩いの」と威嚇した。クーに怒られたココは、近くの箱の中に潜ってしまったのだ。