クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

クーたんの見上げる先には

2009-10-30 05:30:40 | ネコ
昨日の続きである。
ココに陽射しが一杯注ぐ一番良い場所を取られたクーは、何とも諦めきれずに本棚の上を見上げていた。この悔しさ一杯の顔も可愛い。
2ニャン以上が一緒の家の中で暮らすと、どんなに仲が良くても、血の繋がった兄弟・姉妹であっても、場所取り、おもちゃ取り、食事等で小競り合いが起こるのは、日常茶飯事のようだ。しかし、相手を決定的に痛めつける事はしない。それがネコの良いところである。
我家でも、クーがココを家族の一員と認める迄には時間が掛かった。兎に角ココがやんちゃ坊主だったからである。クーは少女期を過ぎると、一人静かに過ごす事を好むようになった。また、一人っ子として夫婦の愛情を独り占めして来たのが、生後2ヶ月の気配りなど無縁のやんちゃっ子が一緒に暮らすようになり、直ぐに「クーちゃ~ん」と追い掛け回され、ストレスも大きかっただろう。それも慣れと言うか時間の経過と共に、一緒にいるのが当たり前に感ずるようになった。
毎日のバトルは運動不足解消になり、ネコ団子にはならぬが、傍で一緒に居ても目触りとはならなくなったようだ。今も居間の本箱の上にクーが、下の椅子にはココがおり、2ニャンは共に香箱で寛いでいる。