ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

ミッションと天体と

2017-11-03 | アメリカ事情

https://images.vexels.com/media/users/2327/68734/raw/e3aae8f22711a42e8ae100d470e645e7-planet-of-solar-system.jpg 

カリフォルニア州では小学校4年生でカリフォルニア・スタディで、歴史について学び、21あるスパニッシュミッションのどれかのダイアラマ(dialama=ジオラマ?)制作が課題にある。子供達はそれぞれ5つミッションを作った。当時休みを利用してサンディエゴ、サンワンキャピスタラーノ(毎年3月19日に燕が戻ってくることで有名)、サンワンバティスタ、カーメル、サンホゼを家族で見て回ったものである。

子供達は、厚めの画用紙に予め建物部品を描き、切り、ノリであちらこちら貼りつけて、建物の形を作り、色を塗り、アドビ(Adobe=砂、砂質粘土、藁、または他の有機素材を混ぜて作った天然建材。北アメリカの砂漠気候地帯に多く作られた。)風に見せたり、スタッコ(化粧漆喰)らしく表面を作ったりしていた。

下の写真はある生徒の作品だが、市販のモデルキットにはない個性的さと一生懸命自分で作ったのがわかる。

https://mrcastrellon.weebly.com/uploads/2/6/6/2/26629084/994566.jpg

 

そしてある学年には、太陽系天体勉強があり、その成果として天体モデルや絵を提出することになっている。市販品モデルキットはすでに各惑星のサイズもかなり正確に縮小されているが、小学生が自分の創意工夫で作るのが望まれている。子供達は粘土で球体を作るか、スタイロフォームのクラフト用のボールのいろいろなサイズを求め、ボールに色を塗っていった。

モビールのように太陽系を表す生徒もいれば、厚紙に天体を針金で刺して表す生徒もいる。球体にする子供もいれば、画用紙に天体を書いて切り取って平面な天体を作る子供もいる。ひとりひとりが違うやり方で課題に取り組むのが、楽しく個性が光る。

 

 https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51TGKvtTLiL._SL1000_.jpg  

https://www.wikihow.com/images/thumb/3/3a/User-Completed-Image-Make-a-Solar-System-Mobile-2016.02.20-17.40.17.0.JPG/670px-User-Completed-Image-Make-a-Solar-System-Mobile-2016.02.20-17.40.17.0.JPG 

 縦じまの天体、かわいい。

私の子供達の一人、二人は下の写真のような箱に入れた物を製作した。兄弟姉妹で夕食の終わった食卓で、わいわい遊び半分で作っていたのを思い出す。それにしても、私の小学一年生の夏休み工作宿題に似ている。中を青黒く塗った箱に魚をいくつか吊るして、背景に別の紙で描き切り取った緑の海藻をそえて、あとはブルーのセロファンで前面を封じて仕上げたあの水族館。親子である。

 

https://i.pinimg.com/736x/70/54/cd/7054cd8ff9e5aa84940235d28f9c3418--solar-system-model-project-solar-system-projects.jpg

http://portal.nifty.com/2013/08/12/b/img/pc/007.jpg

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