ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

寄せては返す物欲の波-これからは「物欲なき世界」?

2017-02-05 19:16:23 | きものの本&本

 

名のみの春がやってきたものの

歌の通りに風は寒い。

しかし近くの公園では紅梅が花開き。

 

 

そんな中、図書館で、つい手に取ったこんな本。


「物欲なき世界」(菅付雅信著・平凡社)

情報本は図書館で。

 

物欲のない人が増えているそうな。

そんでもってモノが売れないそうだ。

息子は運転するのメンドウと、車手放しはしたが、

娘はいまだに物欲の真っ最中~~。


ワタクシはといえば、ある時には物欲の波に呑まれ、

またあるときには「もう何もいらないな」と

この年になっても定まらず。


「モノを捨てよう、処分しよう」と

整理はするけれど、

後ろ髪をひかれる気持ちになることも。

ときが経つと、

やはりあれ捨てるのではなかった、と後悔することも~~。

「お片付けコンプレックス」→過去ブログです。


君の場合、

「捨てる即ブツヨク」ではないの?

と思うくらいモノに翻弄される。


そこで本を読みながら考えた。


タダでも十分に楽しめる自然の美しさ

こんなことに使ってごめんなさい。紅白梅さん。


 

本は、先進国に広がるモノ離れと

幸福の関係をいろんな例を出して説明。

曰く、大企業を辞めてオーガニックビジネスや

ボランティアに生きがいを見出す人。

買うのではなくモノをシェアする人たち。

人がモノを、ひいてはそれをゲットできるお金を

欲しがるのはそれが「幸福」への道だと

信じていたからだけど、

大昔からの課題、

幸福はお金で買えるのか?」との問いに

真っ向勝負を挑む?


幸福とお金の関係でいえば、

年収200万!!で、

「あまり幸福ではない」と感じる人はわずか17.2%。

残りの80%以上の人は

まあまあシアワセ」と感じているそうな。

これはすごいね。


年収5百万とそれ以上の人大金持ちの人とは

幸福度は差がないそう。

これはわかる気がする。


幸せはお金に、モノに左右されない?


モノを大量処分して「すっきり」、

モノはなくても「シアワセ」とは

世界(モノあまりの先進国に限るけど~~)の傾向だそう。


 

だけど、「すっきり」、

そんなに大事か?

と寄せては返す物欲の波にさらされながら思う。


モノと一緒に

大切なものも同時に捨てているんじゃないの

って気が、この頃するようになった。

思い出いっぱい詰まったモノまで

役に立たないからと捨て。

すっきり、そんなに大事か?

 

 

古い布を大事にして刺し子やパッチワークと

いうアートができたように、

捨ててきたモノのなかに宝物、あったんじゃないの?

って気がしてきた。


素晴らしいアートの世界を作りだす。



アートには程遠いけど~~。

この年でPOO。邪魔といえば邪魔だけど、

こんなモノでも十分に楽しめる。


ショッピングセンターじゃなくても、

むしろ家のなかにこそ自分の欲しい

「宝物」あるんじゃないの?

って気がしてきた。


処分する、しないの基準がだんだん

定まってきた。

それは

時の経過に耐えるもの」

時が経ってこそ大事になってくるものは

捨てない。

家にあるなあ、宝物。



この本は主にファッションやらレストランやらの

業界の人がどうするこれから?と参考にする

本だと思うけど、せっかく読んだのだから、

モノとシアワセの関係、

家のなかを見まわしながら、

少し考えてみることにしましょうか。

物語とはモノが語る、と書くくらいだから、

わが家のモノはいろいろなこと語ってくれる~~。


というわけで、

いつも応援ポチ

ありがとうございます。

 


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コメント (8)
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