カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

いよいよ隣の建築工事が始まった

2017-03-31 10:07:04 | 熊本地震
 南隣の店舗兼住宅の工事がいよいよ始まった。

 地鎮祭はとっくに終わっていたのだが、東隣の賃貸住宅の工事が終わらないと付近に工事関係貴資材が集中し車の通行もままならなくなるので、多分順番待ちだったのだろう。

 
 敷地の部分の各所にボーリングのように穴を開けながら同時にセメントを注入するという方法で地盤を強化している。

 東隣の場合はスチール製の棒を50㎝間隔くらいで何本も地中に押し込む工法だったが、今回はコンクリート。

 
 セメントと水を調合して太いパイプで圧送注入する工法である。

 2日にわたってエンジン音が響いていた。

 しかし、コンクリートパイルの打ち込みのような振動や音がしないので助かる。

 以前は大きな鉄筋コンクリートの建造物ならいざ知らず、一般の住宅に地中まで強化した後基礎を打つ作業などなかったので、震災の後の建設はそれなりに気を使っているのだと思う。

 昨日は業者が訪れて境界のブロックの撤去と、工事に際して水を提供して欲しい旨の要望・調整があった。

 幸い、屋外に昔からの井戸にポンプを付けて洗車や庭の水まきに使っている水道があるので使ってもらうことになった。

 水質検査をしていないので、飲み水にはつかっていないが非常時には何かの役に立つだろうと残しておいた井戸だ。

 ただし、肝心の地震災害に際しては井戸の底部が崩れて、しばらくの間使用不能だった。

 何かの役に立つだろうと残した井戸がやっと役に立ったわけだ。

 
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桜はまだかいな?

2017-03-30 10:06:58 | 日常あれこれ
 当地熊本は観測が始まって2番目に遅い桜の開花となるらしい。

 九州でも福岡が25日に開花宣言があって以来どこも追随するところがない。

 益城町では4月1日に復興桜祭りと銘打ってお祭りを河川公園で催すようだが、多分開花宣言の6輪程度がやっと咲く程度で、見渡す限り蕾の桜まつりになるだろう。

 私は、町内の桜の標準木を近くの小学校の校門横のソメイヨシノと自分勝手に決めている。

 
 花は6輪以上がりっばに咲いて、我が町内は29日が開花宣言である。

 直ぐそばの運動場の遊具脇の桜は3分咲きくらいで、多分種類の違う早咲きの桜なのだろう。

 
 ただ例年だとこの桜の木はほぼ満開に近い状態になっていたので、今年は10日近くおそいようだ。

 我が家の庭にも目立たない花がヒッソリと咲いている。

 
 (庭梅)
 
 (ユキヤナギ)
 
 (つばき)
 実を付けたことのない庭梅、地震の後の選定で短く成った枝のささやかなユキヤナギ、裏庭の隅で頑張ったツバキの花。

 4月1日の町の桜祭りでは、成人式の半分の年齢の子供達が着物で着飾って参加するらしい。

 当日、その着物の着付けを手伝うボランティアとして、相方に参加要請が来た。

 ひょっとすると、大部分がつぼみの桜より、子供達の晴れ着姿を楽しむことになるかも知れない。

 少なくとも、保護者にとっては「花より晴れ着」だろう。

 
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独特の砂文様「御輿来海岸」

2017-03-29 11:08:57 | おでかけ
 天草へ出かけた帰りに、相方の勧めにより「御輿来海岸」に立ち寄った。

 日本の渚百選にも選ばれている、干潟の文様が独特の海岸で日没と干潮の時間のタイミングが合えばオレンジに輝く。

 景行天皇も御輿から降りて見とれたというくらいだから、折り紙付きだ。

 
 この日は干潮でもなく、ましてや日没でもなく、更に太陽は雲に隠れているという条件だった。

 しかし、灰色と黒というコントラストもなかなかいいなと思った。

 
 夕日に輝く砂浜の写真がコンクールで入賞したりして、皆さん潮汐表と日没時刻などを事前に把握して出かけるようだ。

 砂浜の付近で撮影するのもいいかも知れないが、独特の文様を写すためには近くの小高い丘に登る必要がある。

 
 展望台もあるが特に展望台に上らなくとも、丘の上に昇れば砂浜も有明海もそして雲仙普賢岳も一望できる。

 状況によってはこの後雲が切れて、夕日が見えるようになり海岸が黄金色に輝く情景も写せたかもしれない。

 何人かの人がカメラを携えて佇んでいたが・・・さて。

 この丘の展望の効く場所への移動はかなり注意を要する。

 パターンとしては、車を宇土マリーナ付近の平地の駐車場に置いて徒歩で登る方法と、展望所の駐車場まで車で登る方法がある。

 その際、徒歩は少し運動を楽しむくらいの余裕をもった人にお勧めだろう。

 車は宇土マリーナ方向から一方通行で、もの凄く狭い道を案内標識を見失わないよう注意しながら通行する。

 帰り道は途中から下り専用があるのでこれも間違わないようにしないと、離合困難になる。

 たまたま偶然に天草方向からの帰り道だったので標識通りに通行できたが、熊本方向からだと最初の入口に見える道路は帰り道専用の道路に繋がっている。

 お勧めは、下の駐車場からの徒歩という手段だろう。

 
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突然の思いつきでお出かけ

2017-03-28 09:31:43 | おでかけ
 我が家では昔から咄嗟の思いつきで、出かけることが多かった。

 例えば帯広に住んでいた頃には、土曜の午後に突然「襟裳岬」に行ってみようなどと言い出して往復260キロの舗装もされていなかった道を車で出かけてみたりしたものだった。

 最初の時は、岬にある島倉千代子の「襟裳岬」・・・♪風はひゅ~ひゅ~波はざんぶりこ・・の歌碑を眺めて帰った。

 二度目の時は、吉田拓郎の「襟裳岬」・・・♪北の町ではもう、悲しみを暖炉で・・・と歌って帰った。

 例えばなどと、話の本筋を忘れそうになるほど思い出は全国各地に沢山あるが、取り敢えず話を元の「出かける」に戻す。

 病院の定期検査で、更に様子見ということになって「転移・再発」などという数値をも考えていた身としては、ちょっと気分が晴れた気分だったので、相方の「天草までミカンを買いに行こうか」という話にすぐ乗ってしまった。

 帰りに世界遺産に登録されたばかりの「三角西港」に立ち寄った。

 
 天気があまり良くなくて、しかも少し寒かったので観光客もまばらだったが、かえって落ち着いた雰囲気だった。

 
 世界遺産登録の前は度々訪れていたお気に入りの場所で、洋風の建物の中にある喫茶店の2階のテラスでよくコーヒーを飲んだ。

 登録後どっと観光客が訪れるようになって暫く遠慮していたのだが・・・。

 明治時代からある古い岸壁で不思議な行動をとっているグループが目についた。

 
  寒いと思いながら車から降りたのに、肌をかなり露出した白い服装の女性が座っている。

 横ではスーツ姿の男性が釣り竿を持っているし、よくよく見ると一人は寝っ転がって写真を写している様子。

 やっと合点がいった。

 結婚写真を写している現場だということに・・・。

 一生ものの写真になるわけで、まして多分披露宴などで紹介もされることになるのだろう。

 静止画に動画、何度もなんども念を入れて撮影しているらしく、私達が帰ろうとする頃もまだ撮影は続いていた。

 花嫁の根性に敬服するとともに、風邪など引かねばよいがといらぬ心配をしてしまった。

 突発的なお出かけは突発的な出来事や風景に出会うことが多い。

 「思い出と命が落ちる砂時計」

 
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雅楽演奏会

2017-03-27 22:39:57 | おでかけ
 益城町文化会館で熊本地震復興祈願祭という催しで雅楽演奏会があった。

 復興への祈りということで、単独に開催が予定されていたのだが、伝統文化に触れるよい機会だというので町の文化協会として共催とすることになった。

 いずれにしても、テレビ等の映像では時々見ることもあったが、目の前で生の演奏など聞いたことはない。

 趣味の仲間の皆さんへ声かけしたら、仮設からも隣町からも参加して頂けた。

 
 
 
 管楽器、打楽器、弦楽器の合奏で、確かに1300年前からの世界最古のオーケストラだといえる。

 これに舞楽や、日本古来の歌舞などが加わればまさに日本版オペラだ。

 1時間半の演奏・演舞だったがあっと言う間の楽しい一時だった。

 「伝統文化にふれる」という文化協会の目的は立派に達成できたというわけだ。

 途中で特別出演された元宮内庁式部職楽部首席楽長であった3名の方達の対談が挟んであったが、興味深い話も聞けた。

 皆、西洋の楽器も演奏するそうで、明治以降は国賓の接遇晩餐会などで出身国の音楽も演奏したりするそうだ。

 特に興味の湧く説明を加えながらの演奏会だったので、とても理解しやすく楽しめた。

 八多良(やたら)拍子というのがあるそうだが、2拍子と3拍子の混合拍子で未熟の者は演奏がバラバラになってしまいがちで、このことから秩序のない様を「やたら(むやみ、むちゃくちゃ)」という語源になったとか。

 古来から曲も演奏法も変わっていないので、清少納言なども同じ曲を聴いていたかもなどと想像するだけでワクワクする。

 伝統音楽・・・すごい。

 
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バトルオブ九州でしたが・・・

2017-03-26 17:13:09 | スポーツ
 ロアッソ熊本VS大分トリニータのバトル九州ホーム戦という日に別件が飛び込んで来た。

 幸い朝の8時からの作業というので、そちらを先に片付けて直接スタジアムに向かうことにした。

 別件の作業をいうのは、4月の先祖祭の前のお墓の掃除である。

 夕べからの雨で下が湿っているので長靴を履いて作業をした。

 皆さん日曜日だし用事もあるらしく、さっさと刈り払い機などを操作して1時間半ほどで作業を完了。

 直ぐさま車の中で服装を替えてスタジアムに直行!

 
 今年はシーズンシートにしたので優先入場は出来るし場所の確保は問題ない。

 一応席を確保して、外のスタジアムグルメのコーナーに弁当を買いに出る。

 が、しかし、驚いたのはアウエー入場口で並ぶトリニータの応援団の列の長いこと。

 さすがバトルオフ九州、スタジアムグルメのコーナーも大賑わい。

 しかも「がまだせ!ロアッソ」などとライブで皆さん掛け声手拍子で大盛り上がり。
 お墓の作業から直接来たので腹は減る。

 ロアッソ弁当を買って芝生の広場で取り敢えず燃料を補充。

 再入場ゲートから席に戻ってピッチを眺めてみる。

 
 先日の新聞に、普通ピッチの芝目は直線的に手入れされているが、えがお健康スタジアムと命名権が変わったので、暫く間ニコニコ笑顔ということで〇形にしてある、という記事があった。

 なるほど真上からなら〇だろうが、スタンドから見ると楕円形の輪の縞模様が見える。

 本日は、大分の応援の多さ、ノリノリのライブ、円形縞模様のピッチ以上3点がトピック。

 試合は0:1で負けて前節から1点差の2連敗。

 危ない場面の2倍くらい惜しい場面もあって、それなりに盛り上がったが・・・負けは負け。

 う~ん、お墓も世話役が回って来そうだし、な~んかスッキリしない一日だった。

 「故郷は別の時計で動いてる」

 
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移ろい易きは言の葉か・・

2017-03-25 13:19:36 | 日常あれこれ
 とある趣味の会の先生は、言葉の「より」と「から」の使い方が気になるとおっしゃる。

 「12日より13日まで」というのは誤りで、「12日から13日まで」と言うべきであるとおっしゃる。

 「・・・より」、と「・・・から」は、ものの比較や、期間と混合して使われてしまっているとおっしゃる。

 そう言えば、私も現役の頃は出来るだけ「より」と「から」は文章にする場合も気を付けて使用していた。

 ところが最近「昭和天皇実録」の中で、「・・・より・・・に奏上があった」という表現がとても多いことに気がついた。

 ・・・から奏上があったとは使われていないところをみると、比較の最上位にある天皇に対して・・・からは失礼なのだろうと勝手に解釈することにした。

 ことほど左様に気にすれば、なんぼでも気になる言葉は出てくるものだ。

 
 「I・T」は「情報と技術」のことと理解していたら、最近NHKのアナウンサーが「IT技術」と言っているのを聞いて?が2つ程点灯した。

 またつい昨日は「新日本風土記」という番組で北九州・関門地区が紹介された中で、いわゆる飲み屋ではない酒を販売している酒屋の店先で飲むことを「角打(かくうち)」と何度も言っているのを聞いた。

 実は出所不明だが「角打(かくち)」と表現した読み物を以前読んだ記憶があって、私の頭の中ではもうずっと以前から「かくち」という言葉のままでインプットされていたのだ。

 国語辞典にも、漢和辞典にも載っていないので、ネットで調べたら広辞苑だの何とかだの解説が沢山出てきた。

 ほとんどが、「角打」の意味・由来の解説で「読み」については、すべて「かくうち」となっていた。

 私の思い違いにつき「これにて一件・・」と幕を引こうとしたら、山口あたりの人のブログ記事にヒットして、見るとはなしに見ていたら「角打(かくち)と発音する」という一文を発見した。

 ここでのポイントは、「かくちと読む」と言わずに「かくちと発音」と書かれていることだと思った。

 そう言えば「博打」も「ばくうち」とは言わず「ばくち」ということに思い至った。

 そこで博打を調べたら、元は「ばくうち」と言っていたがやがて「ばくち」と言うようになったとある。

 まったく出来た過程が逆バージョンというわけで、やや喜びが萎んでしまいそうになった。

 言葉とは生き物なのだ、場所や時代によって流行りそして変化し、生まれては消える。

 近頃流行の「こちら〇〇丼になります」という用法と同じで、出所不明の「言の端」はいつしか「言の葉」になってスクスク成長し独り立ちし、大部分は孤独死するのだろう。

 「説明は不足言葉は多すぎる」

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里山にエコがやってきた

2017-03-24 11:02:59 | 日常あれこれ
 町の南方には「益城四山」という一連の里山がある。

 右から「飯田山・船野山・朝来山・城山」といった具合で標高は3~400m台の典型的な里山。

 
 中腹までは人が住んでいたり、果樹が植えられていたりしてノンビリした風情である。

 一部地震によって崩落している部分もあるが、おおむね昔からの姿を留めている。

 目を左に転じると隣の町村の里山へと連なるのであるが、ここでは風景が違って見え始めたことに気づく。

 
 人工林が切り払われ、当初の頃はいよいよ林業の活性化かなどと思っていた。

 通常は切り出した後には、次の若木が植林され森が維持されていくのにその様子が窺えない。

 そのうちに太陽光発電のパネルが展開されていることに気がついた。

 一箇所のパネルを張り始める頃には、隣接する次の場所が切り払われ、という具合に次々と同じ作業が繰り替えされている。

 現在、山の中腹に横並びに3~4箇所が切り開かれてパネルが設置されつつある。

 これって、自然に優しいエコな事業なんですかな。

 荒れ放題の休耕田やビルの屋根の上ならいざ知らず、わざわざ自然環境を悪くしたり、降雨災害も誘発しかねない山の中腹の自然林や人工林を切り開いてしまっても、エコでまかり通るというのが・・・どうもね。

 ぼちぼち、景観や自然災害に対してもっと考慮すべき時期が来てるような気もするけど・・・。

 弱いんだよね~エコっていう言葉に。

 
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カワセミを待つ風流な止まり木

2017-03-23 10:24:39 | おでかけ
 定期点検の車をディラーに預けて、江津湖まで足を伸ばした。

 1時間程度で作業は終わので、散歩には丁度いい距離にある。

 いつもの下江津ではなくて上江津の方が近いし、最近訪れていないカワセミの撮影ポイントを覗いてみることにした。

 
 例によってカメラの列が出来ていて、椅子に座ったり立ち話をしたりといつもの賑わいだった。

 カメラのレンズの方向は概ね一定方向にセットされている。

 レンズの方向をたどると誰かが設置したのであろう止まり木が池の中に立っている。

 
 なんと今回はご丁寧に花の咲いた桜の枝が挿してあった。

 サクラとはまた風流な・・・。

 誰かの遊び心か、はたまた季節のサクラを愛でるカワセミのスクープ写真をものにしようとでもいう作戦か。

 ここでは、いろいろなカワセミの瞬間的行動の撮影に成功した実績があるのだろう。

 そうでなければ、こんなに大勢が日永いちにちたむろしていられるわけがない。

 以前私も一度、この場所で枝先にとまっているカワセミを撮影してニンマリしたことがある。

 それでも皆さんは冷静に、カワセミの次の行動を待っている様子だった。

 枝にとまっている程度の写真では面白くも無い領域に達している皆さんの集まりらしい。

 
 かなり鳥の撮影も奥が深そうだが、営業中のクイナと休憩中のカモのノンビリ写真を撮っていたら車点検の完了時間が迫ってきたので、江津湖を後にした。

 例年だと直ぐ近くの秋津川にもカワセミがいて、橋脚に巻き付いた蔦にとまって獲物を狙ったり、岸辺のススキなどにとまっていたりするのを見かけたが、震災以来まったく見かけなくなった。

 カワセミは美しい水と静かな環境が好きなのだ。

 今の我が町に静かさは求めようがない。

 
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スミレ・たんぽぽ・れんげ草

2017-03-22 14:22:46 | 日常あれこれ
 散歩の途中でスミレの花を見つけた。

 直ぐに「菫ほどな小さき人に生まれたし」という漱石の句が頭に浮かんだ。

 
 どういう心境でこの句を詠んだが知らないが、ほっとした気分になれる一句である。

 しばらく歩くとタンポポが咲いていて、もう綿毛になっているものもあった。

 
 春の道端の花の代名詞みたいな二つの花を見て直ぐ思い浮かぶ春の歌は「春の小川」。

 ♪春の小川は・・・・岸のスミレやレンゲの花に♪・・、まで歌詞を口ずさんだところで「レンゲ」が気になった。

 代名詞としての御三家の一角に「すみれ・たんぽぽ・れんげ草」として君臨しているではないか。

 そこで田んぼに向かい、レンゲ田として手入れをされている田んぼを探してみた。

 レンゲ田は直ぐ分かったが、まだ緑の葉っぱばかりで花には少し早過ぎたようだ。

 
 それでも歩きながら探したら、ほんの数輪ずつが目立たない風情で咲いているのが見つかった。

 これで三点セットが揃ったわけで、妙な達成感を味わった。

 「儚げに見えてスミレの逞しさ」

 
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