カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

人吉の昼は「雛ご膳」をいただきました。

2019-02-28 09:55:20 | おでかけ
 昼食はひな祭り前に「雛御膳」、ということで会場のホテルへ。

 建て替えられているが、相当の老舗で温泉も古い。

 

 とても美しく美味しい御膳であったが、カメラを向けるには少々はばかられた。

 タケノコの御飯はついついおかわりまでしてしまい、後で後悔するといういつものパターンを踏襲。

 せいぜい後のコースはセッセと歩く事にする。

 出発時間まで温泉に入ることも出来たが、宿泊ならいいとしてこれからの行動もあるので諦める。

 じつは先日、あるイベントで日中に温泉に入った後冷え込んで、風邪気味になったことがあったのだ。

 足湯があったので入ることにした。

 
 

 既に入っている女性が居たので、聞けばタオルも置いてあるのでそれを使えばいいとのこと。

 美女(?)と混浴などとは、普通は望むべくもないが、足湯は何処も天下御免の混浴OK、良く出来たシステムだ。

 第一とても、気持ちいいしポカポカしてくる。

 

 与謝野晶子が足湯に入ったかどうかは知らないが、歌碑が目の前に設置されていた。

 球磨川を兄とし温泉を妹と見立てて人吉温泉を歌に詠んだとある。

 どうしてこうも文人・歌人・俳人は温泉が好きなのだろう。

 まさかと思うところに、歌碑や句碑が建っていてちゃんと観光案内風の一首・一句が残っている。

 私ならさしずめ・・「名湯を入浴剤ではしごする」・・くらいがせいぜいである。

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人吉ぷち旅行「青井阿蘇神社」の巻

2019-02-27 12:29:27 | おでかけ
 人吉のプチ旅行、次の目的地は「青井阿蘇神社」である。

 阿蘇神社の名前が示すとおり、本社は阿蘇にある。

 山門も拝殿も藁葺き屋根が特徴で、国宝に指定されている。

 

 神社の門は両サイドに仁王様が普通だが、ここは弓矢の武将が守っている。

 山門を含め建物の装飾などは、仏教の寺院などでも見られる様式が各所に見受けられる。

 そう言えば、謡曲「大仏供養」の中でシテの景清が「佛も神も同一躰。その上貴賤の事なるに・・・」と謡う場面がある。

 神仏習合で大らかにやっていた時代の名残である。

 
  
 山門の直ぐ右横に「招霊木」という木がある。

 「おがたまのき」と読むそうで、枝が真っ直ぐ上を向き神の霊を招くお目出度い木だそうで、一円玉の図柄に採用されているという。

 帰って確認したら確かにそうだった。

 

 日本の貨幣の基本単位の一円だがらお目出度くいこうという分けだろう。

 〇〇銀貨とか〇〇銅貨とか言うが、一円はたしか「一円アルミ貨」とか言われていたような・・・。

 「一円玉の唄」なるものがあったが、歌詞もどこか滑稽で曲も軽いのりだったような気がしたが・・。

 他の貨幣が〇〇貨と呼ばれているのに、一円だけが「一円玉」と呼ばれ完全になめられている。

 消費税が10%になれば、その出番は少なくなるかも知れない。

 この青井阿蘇神社の名物はニワトリ。

 

 以前は数羽が居て、塀や垣根の上からバタバタと飛んで見せたりしていた。

 ニワトリが空を飛ぶのは珍しく、ビデオの映像も残っているが、今はもう体力的な問題なのか飛ぶ素振りも見せない。

 ただやたらと人慣れをしていて、呼べばトコトコ近づいてくる。

 千数百年の歴史のある神社なので、回りにはいろいろ珍しいものがある。

 

 ♪君が代は、千代に八千代に、さざれ石の、巌となりて苔の生すまで♪

 お馴染みの国歌だが、さざれ石が鎮座していたのには参った。

 「小さな石が集まって、やがて岩に成りそして苔が生えるまで、日本の国よ千代に八千代に安らかで在れ」の如く、さざれ石で出来上がったような岩に苔が生しているではないか。

 「いや~あ、すごいですねえ」と隣りにいた知人に言うと、「健軍神社にもありましたよ」と軽く応答が帰ってきた。

 伝承・風習、縁起担ぎ、語呂合わせ、とにかく皆が幸せなら何でも採用してきた宗教観のなせるワザなのだろう。

 節操のなさとも言えるし、懐の深さとも言える。

 少なくとも神の名を借りて、聖戦などという愚かな殺し合いだけは止めたいものである。

 さて拙句・・・「神様が聖戦などと言うものか」

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人吉プチ旅行(人吉城趾)

2019-02-26 08:56:22 | おでかけ
 人吉を訪ねるに人吉城趾は外せない。

 場所は市街地と球磨川をはさんで南側に位置する。

 球磨川が大きく蛇行し、その南に流れる支流(胸川)との合流点付近に築城されている。

 

 球磨川は天然の要害として機能すると共に、船による人や物の運搬にも大いに利用されていた。

 球磨盆地の年貢米等は川船によって運び込まれていたという。

 

 大手門とは別に、船着き場から入る水の手口という門が設けられ、今でも米蔵の礎石は門の近くに残っている。

 入口付近の石垣がとても特徴のある形をしている。

 

 武者返しの目的で、最上部に切りそろえた石を並べて突き出た造りにしている。

 熊本城の武者返しの石垣よりずっと後の時代の西洋の工法が取り入れられているのだとか。

 中に入って三の丸から本丸にいたる経路は枡形の構造になっていて各地の城に似ている。

 

 ただ正面から半分くらいは石垣を使った近世の城だが、東側は中世の山城となっていて急峻な自然の崖等で防御している。

 相良藩は火災や水害等天災による災いの他比較的平穏で、700年以上にわたり独特の文化を育んできた。

 ただ西南戦争の折には、薩軍として戦ったので官軍の攻撃により町全体が相当の被害を受けた。

 人吉市の観光案内ボランティアの説明と、郷土史家の楽しくかつ詳しい話がふんだんに聞けた一日だった。

 人吉城趾の後の話は、また明日のこころだあ。

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雛飾りいろいろ

2019-02-25 18:06:22 | おでかけ
 町の文化協会の催しで人吉地方に出かけた。

 人吉城趾~味噌・醤油醸造所~武家屋敷~青井阿蘇神社~永国寺(幽霊寺)~酒造会社をぐるりと。

 醸造所を出ると、加治屋町とか大工町といった昔からの名前を残す路地に入った。

 商店や蔵、手作りの店や工房といったものが路地にはあるが、ほぼ全ての家々に雛飾りがしてあった。

 

 

 中にはまとめて幾つもの飾りがしてある所もある。

 雛飾りは、時代によって服装や顔つきが少しずつ異なるくらいは分かっていたが、一番上の内裏雛の位置が左右違っているのは初めて気がついた。

 関東雛と京雛で違うのだという話に少々驚いた。

 上の写真が京雛で下の写真が関東雛ということになる。

 

 石で造られた蔵の中にも、かわいい雛飾りが並べられていた。

 一箇所にど~んと沢山並べられている町もあるが、こうした路地の家々で道路に向けてこじんまりと飾っているのがいい。

 内裏雛の右左が気になって、帰宅して直ぐ先日飾った雛飾りを確認した。

 

 なんと我が家のものは関東雛の飾り方だった。

 京都では太陽の輝く南に向かって立ち、太陽の出る東(左)の方向が上位で、太陽が沈む西(右)の方向が下位だったとか。

 左京区・右京区、左大臣・右大臣の関係もすべて左が上位であったという。

 しかし、文明開化以降、右を上位とする西欧などの国の風習にあわせるため天皇の立つ位置が右に変わったことに由来する説がある。

 昭和天皇の即位の礼での位置が西洋の方式にのっとっていたので、それに倣って雛飾りも左右が入れ替わったとある。

 ただ変わったのは男雛・女雛だけで、左大臣・右大臣はそのまま、左近の桜・右近の橘も変わらなかったのだろう。

 三人官女や五人囃子の位置まで考え始めるとこれはこれで夜眠れなくなってしまうのでやめたということだろう。

 我が家の雛飾りのようにケースに収まっているものは左右を入れ替えようにもそれは出来ない。

 雛飾りは、人吉訪問の目的ではなかったが、町を巡るうちにい目についてしまった。

 それに、昼食は「ひな御膳」をいただくことになっていたので、雛の印象が強く残っているのだろう。

 人吉巡りで訪ねた先での、それぞれの話は、また明日のこころだあ。

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ネコヤナギと子供達と春

2019-02-24 10:12:22 | おでかけ
 新聞は季節の先触れを読者に紹介してくれる。

 季節を待ちわびた読者(私を含む)が訪れて、喜ぶという段取りである。

 冬の到来を待つのは、スキー場や元気な若者達で一般的に到来を待ち望まれる季節の筆頭は春である。

 梅の花や菜の花、それにネコヤナギ・ツクシなどが定番である。

 例年紹介されるのは江津湖のネコヤナギで、新聞より早くUPするぞと張り切っていたらどうやら今年も新聞に先を越されたようだ。

 相方が数日前の新聞に掲載されていたのを見たと言う。

 一昨日の川柳誌の校正の帰りに立ち寄って見るつもりだったのだが、雨がひどくなって止めたのだった。

 昨日は、ぽかぽか陽気でネコヤナギを見に行くには格好の日和。

 

 なんと、もうピークを迎えている。

 相方の数日前に新聞で見たというのは本当だったのだ。

 私が春を確認するのは、江津湖のこのネコヤナギと近くにある紅梅の咲き具合である。

 

 よくよく考えてみると、この紅梅が2分咲きほどで、ネコヤナギの芽が小さかったのは川柳誌の編集の日で10日も前の話だった。

 川柳とネコヤナギとは「柳」と「猫」繋がりで、当ブログの主要部の一角をなしている。

 車の中では上着を脱がないと暑いくらいだったが、外はさすがに風もあってボーッとしていると肌寒い。

 ところが遊びに来ている子供達の元気なこと。

 

 靴を脱いで裸足で、噴水のように吹き出る湧水の中に入り込んで遊んでいる児がいた。

 ときどき水の飛沫を浴びてズボンの裾はもとより髪の毛も少し濡れていた。

 手前の芝生に敷いたシートの上で、笑って見ている数名の子供連れの母親たちに拍手を送りたいが、年寄りとしては風邪の心配もしてしまう。

 付近の大木には、子供が鈴なりになっていた。

 

 大木のわりには、大きな枝が地面からさほど高くない位置で沢山分岐しているので登りやすい。

 頑丈な枝なので折れる心配はなさそうだ。

 これまた男の子から女の子まで大勢が登っていて、ワ~ワ~キャ~と群雀を思わせるような賑やかさ。

 今年の春は、そうとうに早くお出ましになっているようだ。

 「温む水靴脱ぎ揃え芹を摘む」

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橋の放水とカササギと

2019-02-23 14:04:32 | 日常あれこれ
 ウオーキングコースの途中にある橋の途中から勢いよく水が噴き出していた。

 防火用水の水道管だと思うが、放水で有名な石の橋(通潤橋)を思わせる。

 とりあえず何かの目的で弁が開放されているのだろうが、一見すると事故とも誤解されかねない。

 

 少し離れた所に作業員風の人が佇んでいたので、何かの処置待ちの状態だったのかもしれない。

 コースの折り返し点で引き返すときに見ると、もう放水弁付近の部品がそっくり替えられていて水は止まっていた。

 当地では、山都町に通潤橋という江戸時代に造られた農業の灌漑用の石橋があって、年に数度水路の土砂などの除去のため橋の中央部から放水が行われる。

 観光客も多いので、いまでは定期的に放水が行われている。

 あと菊池市の方にも、龍門ダムから取水された灌漑用の導水管が同じような目的で、橋の途中から放水される。

 いずれもダイナミックな放水シーンで、カメラを持ったマニアが集まってくる。

 それに比べると、のどかでささやかな放水シーンではあったが、橋の途中から水が噴き出す構図は確かに面白い。

 下流へ向かって川沿いの道をあるいていると、妙な鳴き声が聞こえてきた。

 

 見ると「カササギ」である。

 1羽だけで、木の枝に留まったり川岸に降りたり飛び回っている。

 鳩が一羽付近の木に居たのだが、カササギが近づくと次の木に移り、移った先にカササギがやって来るとまた次の木に飛び移るという動作を繰り返すうちとうとう鳩が根負けしてしまって飛び去ってしまった。

 「カササギ」佐賀平野に棲息していて「カチガラス」等とも呼ばれている。

 天然記念物に指定されていたと記憶するが、当地でこの鳥を見るのは初めての経験である。

 ハンガーなどの金属製のものを集めて電柱で営巣するので、停電を引き起こしたりする悪戯者の一面も持っている。

 最近は、鹿や猪が里にやってくるのも珍しくはなくなったし、ユリカモメも水前寺公園に飛来する時代だから、佐賀平野のカササギが飛来しても驚いたらいけないのかもしれない。

 ただ、今までその地域に棲息していなかったものが急に現れたり、一定の勢力を持ったりすると生態系にも影響を及ぼすことも考えられる。

 以前京都に旅行に行ったとき、鴨川に掛かる橋の橋桁付近でヌートリアなる動物をカメラに収めたことがあったが、戦前に防寒用の毛皮をとる目的で飼育されていた動物が野生化したものだと教えられた。

 橋の放水は直ぐ止まったし、カササギも佐賀平野に穏便に帰てくれれば何の問題も無い。

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猫の大立ち回り

2019-02-22 19:52:07 | 日常あれこれ
 例によって隣の猫がパトロール中に我が家に立ち寄った。

 ノンビリした風情で、ときどき哀愁を帯びた眼差しを空に向けたりしていて、何か一句捻りそうな感じだった。

 

 そこまではいつもの佇まいで何の問題も無かったのだが、次に現れたときは右側の首の部分の毛が抜けかかった状態になっていた。

 どこかで大立ち回りを演じたのであろう。

 

 去勢されたといえども元雄で気性も強い。

 我が家に、むかし居たシロ君も温和しい猫だったが、庭を他所の猫が歩いて通ったりすると窓越しに興奮していた。

 相手が強そうで、窓に近づいて来たりするとビビってしまって、相方の肩に飛び乗って辛うじて面目を保ったりしていた。

 「虎の威を借りるキツネ」ならぬ「人の威を借りた猫」だった。

 オス猫は去勢してもメス猫と違って戦闘的で縄張り意識が強い。

 皮膚が見えるほど毛が抜けているが血はあまり見えないので悪化はしないと思う。

 痛いとも言わないし、喧嘩の理由も言わない。

 そこが猫の偉いところだ。

 ただ、やたらと擦り寄っては来るが下手に手を出すと引っ掻いたり噛みついたりするので注意を要する。

 猫の性格もいろいろあって、一括りには出来ない。

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主夫業依存症にならずに済んだ

2019-02-21 16:42:20 | 日常あれこれ
 完全ではないものの、相方の骨折も順調に治りつつあり、リハビリに勤しんでる。

 お陰で、先週辺りから家事に復帰してきて料理やら洗濯物干しなどで、左手で重たい物を持つ以外はほとんど出来るようになったので、とても楽になった。

 癖になりかけていた主夫業も、依存症になる前に止められそうでやれやれといったところ。

 玄関に避難中のシンビジウムも満開になった。

 

 去年は3鉢咲いたが今年は1鉢だけ。

 今日になって気がついたのだが、君子蘭の花芽が顔を出していた。

 

 2箇所から芽をだしているので、楽しみである。

 例年だと4月の中旬過ぎに咲いていたと思うが、これから花芽が伸びるのに時間が掛かるとしても早い。

 去年はやっと咲き始めたキリタンサスも、もう終わりに近付いていて今年の花の時期はすべて前倒しになっている。

 この分なら桜の開花もとんでもなく早くなるかも知れない。

 そう言えば昨日あたりから、腰痛警報が出始めた。

 私も相方も腰痛に関してはチトうるさい。

 うるさいわりには、直ぐ油断して腰痛になる。

 腰痛になる前には兆候があって、前傾姿勢をとったとき背中から脇にかけてちょっとした違和感を感じる。

 それが判っているのについ油断してしまって、というパターンの繰り返しである。

 骨折騒ぎの次は腰痛騒ぎでは、春から縁起が良くない。

 3~4月と行事が立て込んでいるので、例年にも増して注意しなければと思っている。

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何年ぶりかのひな人形

2019-02-20 11:59:07 | 日常あれこれ
 野には菜の花が咲き、家でもキリタンサスやシンビジウムが満開になった。

 胡蝶蘭の花芽も伸びて膨らみはじめたので、今年は楽しみである。

 何年ぶりかで雛飾りを押し入れの奥から引っ張り出して飾ってみた。

 

 子供達が楽しみにしていた頃に買った雛飾りは、転勤族で引越魔だったので持ち運びや収納に便利なケース入のもの。

 電源を入れるとぼんぼりに灯りがついて、灯りの熱によって走馬燈のようにユックリと回る。

 下段のネジを回すと、ひな祭りのオルゴール曲が流れ出す。

 ネジの巻き加減が段々少なくなってくると、曲が緩くなってくる。

 相方の友人がくれたという人形も20年ぶりくらいに横に並べてみた。

 よくよく見るとなかなか可愛い顔をしている。

 「捨てられぬ御所人形の髪が伸び」という句を投句したら、句報に掲載されていた。

 多分「なんか不気味よね~」などと言いながら選句したのではと想像する。

 処分しようと思ったのだが、何となく躊躇したままクローゼットの棚の一番上に鎮座したままになっていた。

 洋服を出し入れする度に、やや俯き加減の顔で見下ろされていたわけである。
 
 3年ほど前に、内装のリフォームをやった際に壁の絵や写真など全て外して箱に入れ、押し入れや納戸に収納した。

 新しくなった壁に気を使って、しばらくそのまま収納したままにしていたら6ヶ月後に地震が来て壁はまた補修の憂き目にあった。

 外されたままの絵や写真はすべて無事であるが、現在も収納されたままである。

 年に一度の晴れ舞台に登場したひな人形が、収納されたままの多数の額縁たちの代表をつとめている。

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早春の堤防沿い道路

2019-02-19 10:20:16 | 熊本地震
 陽気が良くなると俄然歩数計の数値が上がってくる。

 結構な話ではある。

 昨日は町の南側を流れる秋津川沿いのコースを歩いた。

 

 震災で壊れた堤防を工事中で、工事の種類や区間の違いでしばしば交通規制が変わる。

 車は駄目でも人は通行できたり、地域住民のみ通行可等ということもあるので現地に行かないと分からないことも多い。

 先日まで通っていた道路が通れなくなってたんぼ道に迂回したついでに木山川の堤防を覗いてみる。

 

 ここでは堤防と共に橋も直していた。

 堤防道路が沈下して、橋と道路との段差が50センチ近くあったところである。

 修復・補強しようとしているのか新たに作り直そうとしているのか分からない。

 

 田んぼの畔には菜の花が咲いたりしていて、思わずツクシを探してしまった。

 いくらなでもツクシには少し早過ぎた。

 時が流れるのが早過ぎる等と言いながら、春には早く来いとせっつくのだ。

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