カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

天草ミニ旅行(1)

2018-02-28 13:54:48 | 旅行記
 一泊のミニ旅行で天草に出かけた。

 「どこか温泉に行きたいね」という相方の要望で、天草の下田温泉に行くことにした。

 天草は南端の牛深まで日帰りが可能なくらい便利になったため、かえってゆっくり出かけることが少なくなっていた。

 西海岸沿いにある下田温泉も、温泉街を横目に新しく出来た海岸道路を走ってしまって立ち寄ることもなかった。

 今回は温泉を目指すものの、一泊でゆっくりになるので少し寄り道もしてみることにした。

 
 
 10時少し前に家を出たので、天草リップルランドで少し早めの昼食を・・・。

 メニューは見るまでもなく「貝汁定食」。

 

 何はともあれ、貝汁がうまい!!

 値段もたしか、900円くらいだったと記憶するが・・・。

 昼食の後はR324を西進して富岡城址へ。

 

 小島が砂州で本島に繋がってしまい半島のようになった先端に富岡城は築城されている。

 戦国の終わりから天草・島原の乱に至る間、短期間の内に次々と城の主は変わり、廃城となったものの最終的には幕府直轄の天領となって代官が納めるようになった。

 天草・島原の乱で落城したわけではなく、廃城となって建物や石垣などは壊されたものである。

 図面等の記録も残っているため現在は修復工事が進められている。

 過去に一度訪れたことはあるが、今回は資料館の学芸員の説明もゆっくり聞くことが出来た。

 城を後にしてそのまま西海岸を南下して大江の天主堂へ向かう。

 

 大江天主堂は、南シナ海を見下ろす小高い丘の中腹にある。

 下の集落近くには天草ロザリオ館もあって、キリシタン弾圧の歴史を伝えている。

 今回国内文化遺産に決定し、世界文化遺産登録を目指している崎津集落や津崎教会はここより10Kmほど南にある。

 潜伏したキリシタンが、既存の仏教や神社などを利用して密かに信仰を続けていく様子は興味深い。

 崎津の教会は先日訪れたので今回は省略し、下田温泉に向かって西海岸を北上する。

 この東シナ海に沈む西海岸の夕陽はとても美しい。

 これを撮すのが今回の旅の目的の一つでもあったので、チェックイン後宿を出て徒歩で海岸に向かって歩いた。

 私にとっては食事も風呂もその後のことなのだ。

 
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やっと見つけたネコヤナギ

2018-02-25 13:01:46 | 日常あれこれ
 江津湖では毎年ネコヤナギを撮してUPしてきた。

 ただし毎年撮す場所が変わっている。

 前年の場所にはネコヤナギの木そのものが無くなっている場合が多い。

 一年前・二年前・三年前と場所を思い出しながら辿って行っても今年は見つからずに諦めていた。

 先日ウオーキングで湖まで車で出かけ、駐車場に車を置いて日頃歩かない水辺のコースを歩いた。

 なんと、あれほど探して見つからなかったネコヤナギが湖の外れにあった。

 
 
 
 しかも時期はかなり進んでいて、開きかけているものまである。

 例年より少し遅いが、ちゃんと時期には膨らんでいたのだ。

 多分来年からはこの場所に一番に来ることになるだろう。

 今年のものは幹も大きいので、無くなることもあるまい。

 それにしても探しあてた場所の木が、次の年には無くなっているというのは解せない。

 まさか駆除の対象になっていて、根こそぎ引っこ抜かれているのでもなかろうに・・・。

 ことしの木はそれなりに大きくてしっかりしているから、多分大丈夫だろうと思うが。

 
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梅は咲いたか・・・。

2018-02-23 14:10:05 | 日常あれこれ
 去年はもう立春の頃は、梅の花を見に行ったことをUPしていた。

 今年は遅いと思っていたら、ここのところの暖かさでどうやら咲く気になったらしい。

 

 散歩コースから少し外れた畑の脇に、白い梅の花が沢山開いていた。

 桜ならさしずめ「開花宣言」などと大騒ぎするところだが、さすがに梅は奥ゆかしい。

 

 暫く歩くと民家の軒先に紅梅が咲いていた。

 時期が時期だから桃ではないだろうと思うが・・・。

 根元には白と黄色の水仙が咲いていた。

 

 梅の開花は、例年より一ヶ月近く遅れはしたものの、梅の花はやがて来る爛漫の春を待てといっている。

 一ヶ月が長いのか短いのかは分からないが、あと一月もすると本当に桜の開花が話題になる時期なのだ。

 来週はもう三月になる。

 「季は花に憂いは風と本に訊く」

 なんちゃって・・・。

 
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晩白柚

2018-02-21 20:13:56 | 日常あれこれ
 北九州市に住んでいる相方の友人が「晩白柚」を送ってくれた。

 「晩白柚」はザボンの一種でとても大きな柑橘類である。

 熊本県の八代地方が、日本での生産の95%以上を占めていて、大きさ世界一でギネスにも登録されている。

 

 一緒にわりと大振りの蜜柑が同梱されていたが、「晩白柚」があまりに大きいので小さく見えてしまう。

 デコポンをはじめとして、柑橘類は暫く置いて完熟したところを頂くのが普通なのだが、完熟後に収穫しているので直ぐに食べてもいいという話だった。

 すごく厚めの皮は、ザボン漬けにして食べるそうだが面倒な事が嫌いな相方には無理な相談である。

 中味だけをせっせと食べたが、一個を二人で二度に分けて食べた。

 しつこくなくてサッパリ系、適度な甘さと酸味、外の皮を剥くのは厄介だが、中の薄皮との身離れはいい。

 沢山実がついたので、少し摘果して数を少なくした方が大きく育つと近所の人から奨められたが、小さくとも沢山欲しいからとそのままにしていたら、とんでもない事になったという話だった。

 これでも相当に大きいなと思ったが、本当はもっと大きくなるモノらしい。

 箱の隙間を埋めるためと、緩衝材を兼ねた他の果物や食品類などがギッシリ詰められて送られた一箱で、我が家の家計は大いに潤うことになった。

 「晩白柚」が春を運んできたのか、ここ2・3日は日中は暖かい。

 
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身の内のマグマ

2018-02-19 13:14:36 | 日常あれこれ
 定期検査後に再検査が必要になり、その結果を聞きに朝から病院に行った。

 丁度一年前も同じようにPSAの値が上がり、再検査をうけた。

 その後上がったものの、7月の検査では少し下がっていて、1月まで様子見となった。

 その1月の検査で思いの外高い数値が出たので、再検査となったのだ。

 「骨シンチ」という検査と「CT]による検査を受けた。

 「骨シンチ」は放射性の特殊な溶液を注射した後3時間後に全身をX線撮影する。

 溶液が癌と親和性があるとかで、骨への転移があればその場所に集まってくるらしい。

 検査結果は特に移転・再発は認められないという所見だった。

 思わず相方と顔を見合わせホッと溜息をついてしまった。

 ただし「数値は高い値を示していますし、薬を処方しましょうかそれとも様子見にしますか?」と担当医。

 ほぼ即座に「様子見を選択します」と私。

 次は6月の初め頃にまたPSAの血液検査を予約して帰宅した。

 

 阿蘇山は、いつも煙を吐いている活火山という認識があってかなりの噴火でも、全くの想定外というわけではない。

 それと同じように、一度癌に冒され定期的にPSAという比較的確度の高い血液検査を受けている身とすれば、身体の中に癌というマグマを内包しているわけで、転移・再発は嫌でも想定しておかなければならない。

 切除以外の方法を選択したときから、次段階の治療法はほぼ薬によることは分かっている。

 ただQOLの維持という価値観を優先させているため、投薬による対処は出来るだけ避けたいし遅らせたい。

 私にとって様子見とは最良の処方箋なのである。

 出来れば死ぬまで様子見で生きたいのだが・・・。

 「来し方の過去は問えない再生紙」

 
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玄関の春の花

2018-02-17 10:52:32 | 日常あれこれ
 キリタンサスとシンビジウムがようやく三分咲きほどになってきた。

 今頃から見頃を迎えるのは例年に比べると1ヶ月ぐらい遅いペース。

 
 (キリタンサス)

 近所からの貰い物なのだが、肝心の贈り主のお宅では上手く咲かないらしい。

 咲いた様子を見に贈り主が我が家を訪れた。

 どうすればこんなに元気よく育つのかと聞かれた相方は、殆ど庭に出しっぱなしで水やりだけと答えている。

 もちろん相方は水やりなどしたこともなく、ほぼ100%庭木や草花の面倒は私の担当と決めて済ましている。

 
 (シンビジウム)
 
 シンビジウムは宮崎の方からの頂き物だが、増殖したら株分けをする程度でこれまた水やりだけで庭に放置。

 花芽が出る頃家の中に入れる。

 以前は小さな簡易のビニール製の温室を作って寒さに弱そうなものは全部その中に待避させていたが、温室を作るのが面倒になって、2~3年前から止めてしまった。

 キリタンサスやシンビジウム、それに一部のシャコバサボテンくらいを玄関に運んで春まで避難させている。

 ベゴニヤなど寒さに弱くて、ちょっと霜に当たればグニャッとなってしまうので、以前は家の中に入れたりしていたが、外で地植えのままの物でも、軒先や他の植物の葉陰の下のものはちゃんと根は生きていて、翌年には芽を出すことを知ったので放置して越冬させている。

 オリヅルランなども葉の部分は霜などで直ぐにやられるが、翌春にはちゃんと新芽が伸びてくる。

 人間でも植物でも太陽を燦々浴びてワイルドに育つことが肝要なようだ。

 「回る世は人ぞれぞれの自転軸」

 
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春一番と蕗のとう

2018-02-15 18:33:42 | 日常あれこれ
 我が家の鉢の花も、例年より2週間から1ヶ月くらい遅れて咲き始めている。

 今年の冷え込みは厳し過ぎる。

 去年は大雪の中で蕗のとうが顔を出していたが、さすがに今年は無理だろう。

 例年決まった道端の、とある場所に顔を出すので、強い風の中を様子を見に行った。

 
 
 
 なんと!2本だけ顔を出していた。

 植物の凄さというか、何を基準に顔を出すのだろうか。

 桜の開花時期など気温が影響するが、こうした土の中から顔を出すタイミングは別の要素があるのだろう。

 今日は風が強い。

 音を立てて吹いている。

 夕方のテレビニュースで九州北部に春一番が吹いたと言っていた。

 少しは暖かくなってくるのだろうか。

 「自転車がドミノ倒しの春嵐」

 
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江津湖の早春

2018-02-13 20:35:02 | 日常あれこれ
 日曜日から川柳に包囲されてしまった生活を送っている。

 日曜に県川柳協会主催の川柳大会に参加し、月曜日は所属する吟社の句会に参加し、そして今日は川柳同人誌の編集作業。

 生活が五・七・五に占領されたみたいで、相方も半ばあきれた顔をしている。

 吟社の事務所へ行くのに、以前から江津湖公園の駐車場に車を止めて湖畔の遊歩道を散歩がてらに歩いていた。

 ここ暫くの間は、公園や遊歩道の震災復旧工事で立ち入り禁止になっていたがどうやら解禁されたらしい。

 
 
 江津湖は野鳥の群れるいつもの平和な様相を呈していた。

 

 水辺でも、普通の草は枯れ葉だが水草は青々としていた。

 湧水の出口付近なのできっと、水温もそれほど下がっていないのだろう。

 毎年ネコヤナギが芽を吹く時期にはカメラを持って出かけていたし、丁度いい機会なのでネコヤナギの様子を覗ったが今年はまだのようだった。

 

 水辺のネコヤナギの周辺をウロウロしていたら、多分カモだと思うのだが野鳥がゾロゾロ一群となって直ぐ傍にやって来た。

 

 なにやらエサになる何かがあるらしく盛んにクチバシで芝生の上を突っついている。

 啄みながら群は同じような動作で移動して行く。

 水に潜って魚や水生昆虫などを補食するのが専門だと思っていたので、陸上での行動には意表をつかれた。

 帰りには川鵜が群れる一角を、夕日をバックに撮してやろうと考えていたら、編集作業が遅くなってしまって、川鵜と闇が判然としなくなっていた。

 「作句する今日も自分の棚卸し」

 
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足だけ炬燵?・・・

2018-02-11 10:56:34 | 日常あれこれ
 寒い日が続くが、紫式部や清少納言を見習って重ね着で乗り切っている。

 最悪に備えた小さな電気のファンヒーターを足元に置いているが使わない。

 使わなかったところをみると、私の判断では最悪ではなかったということか。

 

 椅子に座ったときに、足だけ突っ込んで暖を取る変なものを買って来たのはもう10年以上前だったと記憶する。

 当初は足を突っ込んで喜んでいたが、寄る年並みで段々暖まらず底の部分に貼らないカイロをいれたらこれが具合が良い。

 まあ早い話が、「足湯」風というか「足だけ炬燵」というか、今年もこれで乗り切ってしまう予定だ。

 厚手で大きめのコートと、腰から下を毛布のような形状をした膝掛けの親方の様なものを巻いて、足を突っ込み机の前に座る。

 そのままミイラになってしまうのは拙いから、時々は温々と生活している相方を冷やかしてみたり、外に歩きに出たりする。

 とかく人が陥り易いことに、気掛かりに水をやり過ぎて、心配まで成長させてしまうということがある。

 それらが、人目にはつきにくい人の頭の中だけの作業なので成長の度合いも判然としない。

 時として忘れる力とか、考えない時間も必要だと痛感するようになった。

 私的には外に出て、ただ歩くことにしている。

 その時だけは無心になれて、やがて足だけでなくて、全身が温まってくる。

 
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解体待ち?

2018-02-09 15:25:41 | 熊本地震
 町の総合体育館の解体はもう地面の土が見えるほどに進捗していた。

 回りを囲っていた壁の一部が取り除かれて現場が目視出来る。

 

 たしか2年後くらいには開館の予定だったと思うが、多分計画通りに進捗するのだろう。

 公共の施設は計画に予算がつけばほぼ予定通りすすめられる。

 特に元の場所での立て替えは、用地取得などの問題がないので進めやすいのだ。

 仮設の入所期限は迫るが、受け皿になる災害公営住宅はまだ1棟も完成していない。

 一般の解体予定家屋の解体はほぼ予定通り進んでいるようだが、中心部の道路沿いにはまだ残っているものもある。
  
  
 
 回りはほぼ更地になっているのに、なぜか取り残されている。

 多分持ち主が所在不明などによって、意思確認が困難な状況になっているのではあるまいか。

 下の写真の家などは、以前は家の回りに花を一杯飾った素敵な佇まいだったのだが・・・。

 いつの頃からか、誰も手入れしない花の鉢だけが無惨に転がるようになっていた。

 ふと、自分の遠くない将来に思いをいたす。

 「回収すマスクの中で出た吐息」

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