カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

一斉に様子見を

2020-02-29 16:39:48 | 日常あれこれ
 朝から雨模様である。

 どんよりとしたという言葉はこんな日のためにあるのだろう。

 

 朝一番にメールが来ていた。

 次の3月5日と12日の謡曲の練習を休みます、という練習仲間からのもの。

 昼前あたりから、今度は電話がかかり始めた。

 初めは、明日に予定されていた吟社の月例の句会の実施についての意見を聞きたいという内容。

 私はたまたま選者を指名されていたので、参加はする予定だがコロナウイルス関連で集まることに問題があれば中止でもOKだと返事しておいた。

 しばらくして、調整の結果中止とする旨の連絡があった。

 まあ、妥当な判断だろうなどと思って電話を切ったところに、健康福祉センターから電話が入った。

 コロナウイルス対応で3月16日までセンターは休館になるという。

 3月5日、3月12日は謡曲の練習のため会場を確保していて料金も納めていたのだが、休館に伴って返金するという。

 3月19日も予約済みで入金済みだが、これについてはまだ未定とのこと。

 健康福祉センターが閉館なら、図書館も問題があるぞと思い、借りていた本を持って図書館に向かった。

 ここも3月16日まで閉館という。

 本を返却して新たに本を借りたが返却期限以降に再開となるので、入り口横の返却ボックスに返して欲しいとのことだった。

 帰宅すると直ぐに、謡曲の練習仲間に練習中止の旨を連絡した。

 朝イチのメールで練習不参加を事前連絡してきた仲間を除いて全員に連絡。

 恐るべしコロナウイルス。

 

 図書館・健康福祉センター・市民会館と、私を取り巻くささやかな集まりは、クラスターとか呼ばれる妙な集団にカウントされぬよう、死んだふりをすることになったのだ。

 過去にもインフルエンザが警戒警報レベルになったことはあるが、ここまでの対応をした経験はない。

 そう言えば、昭和天皇崩御の際にいろいろ自粛した記憶があるが、あれは国民が全員で忖度した結果だった。

 これを機会に、働き方改革や、非常時の自宅学習システムなどの構築が進めば、無駄な待機ではなかったことになるかも。

 災い転じて福となすという、誠によろしい諺もあるではないか。

 たとえオリンピックがらみであろうと・・・。

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デマも水車も空回り

2020-02-28 16:20:09 | 日常あれこれ
 今朝の朝刊を読んで、なんだか随分昔の石油ショックの時の騒ぎを思い出した。

 トイレットペーパーが店頭から消えたという話だ。

 幸いなことに我が家では、ごく最近買ったばかりで直ぐには困らない。

 ガソリンスタンドがサービスでくれたおかげで、ティシュペーパーも当分困らない。

 近くのドラッグストアに牛乳を買うついでに、マスク売り場に寄ったが棚にマスクは無く、消毒液などが乗っていた。

 先日たまたま1箱残ってたのでそれを買ったが、マスクについてはボチボチ残りが気になる状況。

 トイレットペーパーの棚は、キッチンペーパーもティシュペーパーも全て棚は空だった。

 デマが回り始めると、ウソだろう思っても本当に売切れたら困る人もいるわけで、デマの回転に弾みがつく。

 

 町の水車は、ただお飾りで回っている。

 この社会は、実体のないお飾りやフェイクニュースにかき回されてしまうことが時々ある。

 熊本地震の時は、動物園の猛獣舎からライオンが逃げ出したという画像が出回った。

 流言飛語というやつは、口から口へじわじわとから、SNSで一気にの時代になった。

 

 可愛い子供の像を見かけて、その銘板を読んだら「今日のこと素直にあのねお母さん」とあった。

 愛らしい像を見た時に、「お母さん子供さんの話は煩わしがらずに聞いてやりましょう」だと思った。

 まさか、子供に一日の出来事をお母さんに話すのよ、だとは思いもしなかった。

 確かに子供相手にお疲れ気味のお母さんも、スマホ情報には素直に反応してしまう。

 デマと知りつつも、フライングする人は出るだろうから一つくらいはスタートして買って置くのが安全かな、と素直に反応する。

 

 人の世など知ってかしらずか、ハクモクレンは、ただ天に向かって咲いている。

 横向きや、下向きならさぞ人の目も引くだろうに。

 人目を引くことにあらゆる資源をつぎ込むのがこの社会。

 解っちゃいるけど、やめられないスーダラ節社会・・・なのだ。

 「弄ぶ言葉にいつか遊ばれる」・・・・しろ猫

 てか。

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何でもアリの春が来た

2020-02-27 13:00:18 | 日常あれこれ
 昨日の昼過ぎから天気は良くなって、今日は朝から太陽がさんさん。

 ただ、吹く風が昨日よりは少しひんやりした感じである。

 

 一昨日、八百屋に人間とメジロの共用になってしまった蜜柑を買いに行った帰りに、相方が道路の窪みに足を取られて転んでしまった。

 私の知る限りでは3度ほど転んでいる。

 最初は沖縄で、二度目は鞍岳の下山途中で、そして今度の八百屋の前である。

 二度目の骨折は昨年末で、暮れから正月にかけて約1か月半ほど主夫業を任されて往生したのは記憶に新しい。

 幸い今度は骨折はないが、膝に擦過傷が出来昨夕辺りから膝が痛いと言い始めた。

 昨今のコロナウイルスの一件で、病院行きはつとめて遠慮したいという。

 当然のことながら、買い物と風呂の掃除は私の仕事となった。

 キンカンの木の枝に突き挿して置いた蜜柑の輪切りは、メジロとヒヨが交互に現れ、ヒヨの荒っぽい食事マナーでしばしば落下する。

 で、その都度テーブルを整えるということで、庭に出る。

 庭にもそれなりに春がやってきて、いろんな花を咲かせ始めている。

 
 (ヒヤシンス)
 
 (水仙)
 
 (ツルニチソウ)
 
 (エンドウ豆)
 
 (ブルーベリー)
 
 (紫けまん)

 エンドウ豆は、間にスイートピーも植えているので、やがて競演になる予定。

 ブルーベリーは今年植木市で買ってきたもので、本来のブルーベリーの方はまだ時期が早すぎるらしく芽が固い。

 「紫けまん」なるものは、キンカンの根本付近に繁茂していて、雑草として最終的には除草するのは毎年のことだが、毎年キッチリ繁茂し花を咲かせる。

 名前も知らなかったのだが、ネットで調べたら「紫けまん」なる名前をみつけ、多分これだと判定してしまった。

 これから、いよいよ春の花のシーズンに入るが、同時に雑草の花のシーズンでもある。

 雑草との開幕戦は延期できないのが辛い。

 「雑草に名あり花あり意地もあり」・・・・しろ猫

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春の小川はサラサラ流れ、蜂とモグラも喜んで

2020-02-26 10:01:48 | 日常あれこれ
 今年は春の訪れが早いようだ。

 去年も同じようなことを言っているから、毎年訪れが早くなっているのだろう。

 

 里山を望む田んぼのあぜ道にも菜の花が咲き乱れている。

 

 微かなブーンという音がするので、よく見たら沢山のミツバチが飛び回っていた。

 春は人間にも昆虫にも楽しみな季節である。

 小川も、歌の文句どおり基本的にサラサラと流れている。

 

 菫やレンゲはまだのようだが、北へ帰るべきカモたちもどうしたものかと思案している。

 ただ水鳥の姿は少なくなった気もするが・・・。

 

 やっと架け替え工事が終わった橋のたもとから、河原に降りて川沿いに続く遊歩道の脇に小さな盛り土が断続的に続いている。

 多分、モグラの仕業だろう。

 その点在する盛り土の進行方向を見ると、モグラの考えが良く判る。

 トンネル工事を進めるうちに、遊歩道のコンクリートの部分にぶつかって前進できず、川の方向に方向変換。

 やがて川にぶつかって右に方向変換。

 川と遊歩道の間の土の部分を取り敢えず掘り進む。

 所々で呼吸を整えたり、状況確認のため地上に顔を出すといったところか。

 刻々と変わる、地上の建設と破壊の連続にモグラもついて行くのが大変なのだ。

 これだけの距離の移動に、モグラが要した時間と労力はどのくらいなのか。

 余計なことを考えながら、PM2.5と黄砂交じりの春霞を楽しむ。

 ウイルスより黄砂の方がまだマシだ等と思いながら。

 「のんびりと今せっかちの治療中」・・・・しろ猫

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江津湖にて

2020-02-25 17:18:29 | おでかけ
 2月23日に予定されていた川柳大会が、新型コロナウイルスの関係で中止となった。

 3月15日には所属する吟社の70周年記念の川柳大会も予定されていたため、実施の是非を検討することになった。

 中止になった川柳大会で、スケジュールが空いてたからという理由で吟社の事務所に集まることになった。

 話し合いは午後だったが、少し早めに家をでて江津湖湖畔で車を駐車した。

 ツクシなど顔を出していないかと、探してみるのが目的である。

 
 (江津湖の湧水)

 湧き出た水は小川のようになって、江津湖に流れ込む。

 こういった場所が何か所かある。

 この小川沿いが、ツクシの発生予想地域なのだがまったく出ていなかった。

 

 流れは小川のようになっているが、直ぐ傍には人工的に池が作られていてこの小川の水が一部使われている。

 ところが小川の向こう側の芝生の色が変わる辺りは、水ならぬ水草が水面にびっしり繁茂して水が見えない。

 通常だとこの池には水鳥などが沢山浮かんでいる筈なのだが、一面に草原のようになっている。

 

 先日UPしたネコヤナギもすっかり開ききっていた。

 ボートハウスの前の桟橋には、湖面に繁茂する外来種の水草を除去する船が係留されていた。

 

 カニのハサミのような部分でまとめて掴み取り、横につけた運搬船用のボートに積み込む。

 この船の活躍で湖面の水草はかなり除去されたようだ。

 が、先ほどの池のような部分は機会が入らないので手作業に頼ることになって、残されてしまったのだろう。

 すぐそばの動物園では、子供たちの元気な声が聞こえてくる。

 

 像舎とキリン舎は外からでも十分に見える位置関係にある。

 像舎の前には沢山の子ども達がいて、象さんはやはり動物園の花形なのだなと再確認。

 川柳大会の話し合いは、6月7日に延期することで決着した。

 中止・延期・紙上大会等実施要領の変更などいろいろ意見もあったが、早い話が様子見を兼ねた延期。

 会場のキャンセルや次の申し込み、参加予定者への連絡など錯綜した状況が展開。

 取り敢えず解散する頃は、陽も傾きかけていた。

 

 駐車場に足を早めながら振り向くと、大きな赤い太陽が沈もうとしていた。

 駐車場から車を出す頃は、照明が必要になっていた。

 夕方のラッシュも始まり、来るときに10分少々の道のりに30分以上もかかって帰り着いた。

 Jリーグも開幕を遅らせるというし、野球や大相撲などどうなるのだろう。

 みんな様子見という、なんとも情けない結論を出さざるを得ないのは何処も同じようだ。

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おてもやんと雛壇と猿回し

2020-02-24 15:24:41 | おでかけ
 馬見原から阿蘇~菊陽と移動する途中の出来事のごちゃごちゃを二つ三つ。

 馬見原の街歩きで予定時間をオーバーし途中の「そよ風パーク」での昼食はなかり遅くなった。

 

 道の駅らしいのだが、駐車場や物産館などはかなりの高台にあって、昼食のレストランは随分と下に位置する。

 なにやら不思議なたたずまいというか、建物の配置が各々距離が離れていてまったく別の施設のような感じがする。

 取り敢えず腹が減っていたし、なにしろここのレストランの売りは「山菜バイキング」。

 揚げ物の類は、唐揚げと野菜の天ぷら以外は殆ど煮物などの和風で年寄りには優しい。

 ほぼ満腹したころ、踊りが始まったので驚いた。

 

 熊本民謡の「おてもやん」で、このキャラクターを知らない人の確率はかなり低い。

 「肥後にわか」でも、主役の女性「おても」で登場し実際にモデルとされる女性も居たとか。

 歌は1~2番が熊本弁のひょうきんな歌詞なのに、3番になると途端に酔いがさめそうな標準語に近い教訓的な歌詞になる。

 踊りも歌詞もひょうきんで笑わせるが、更に驚いたのは馬見原を案内してくれた文化協会の会長が踊っていたこと。

 ビックリしたついでに、帰りにロビーに立派な雛飾りがしてあったので、カメラに写そうとして横を向いたら又もやビックリ。

 

 白菜と大根のお内裏様、ニンジン・ごぼう・玉ねぎ等などによる、雛段飾りがセットされていた。

 普通のひな壇は見慣れている。

 彼方こちらで雛祭りのシーズン故に、新旧入り乱れての雛壇飾りのオンパレード。

 いろいろ見たが、野菜は初めてお目にかかった。

 白菜も大根も着物を着せるには、大き過ぎても困るし、新鮮でないと拙いだろうから、野菜の入れ替えや着せ替えも必要だろう。

 で、次に休憩したのが、南阿蘇の「阿蘇望の里」名前の通り、阿蘇が一望のもとに。

 

 年に何度か相方と訪れるが、その都度ジェラートを食べることになっていたが、流石にその日は寒くてやめた。

 しかし売り場の前には、若い人たちの長い列が出来ていた。

 多分ちょっとした評判になっているのかも・・・。

 どこからか調子のいい所謂掛け声が聞こえた来たので声のする方に歩いてみた。

 

 太郎君だか次郎君だか忘れたが、サルがちょこんと姿勢を正して座っている。

 名調子のおじさんがいろいろ仕掛けるが、サルが無視するというシチュエーション。

 最後にはおじさんの哀願に、サルが応えてくれて、おじさんの期待以上の芸を見せてくれるという運びとなる。

 観客が大喜びで手を叩く。

 おじさんは「できればお猿さんにご褒美を・・・」とお願いする筋立て・・。

 阿蘇には「猿まわし劇場」があって、現在は熊本地震で国道57号線が立野付近で通行止めになっているため、少し回り道をする必要がある。

 お客が少なくなるなら、こっちから出向いてみようという事かも知れない。

 山口県の「周防猿回し」の伝統芸を絶やすまいと、阿蘇に常設の劇場を作った経緯がある。

 人と猿の伝統芸だが、寅さんの口上にも似たところがあって楽しめる。

 「チラチラの雪も見ぬ間の春霞」・・・・しろ猫

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菊陽町の鼻ぐり井手

2020-02-23 22:08:57 | おでかけ
 熊本県の菊陽町に「鼻ぐり井手」と呼ばれる、灌漑施設の一部がある。

 400年ほど前の加藤清正の時代に構築されたもので、町の有形文化財に指定されている。

 馬場楠井手という灌漑用の用水路の一部が特異な形状をしているところから名付けられた。
 
 町の南部を流れる白川の中流域にあたり、馬場楠井手の取水口から水を取り込み、白川よりも高い位置にある土地を水田にするための灌漑用水路である。

 熊本市の東部地域までの12Kmの用水路で、現在も田畑に水を供給している。

 その間の山の部分を切り開き導水する方式が約400mに亘ってウシの鼻輪を通す形状に似ているところから、鼻ぐり井手と呼ばれるようになったらしい。

 
 (鼻ぐり井手)

 トンネル工法もあったが、阿蘇の火山灰土壌の特徴で土砂等が溜まった場合の除去の困難性を予想して、切り開くことになったという。

 その際、用水路として機能させるにはかなりな深さに掘る必要があり、深い溝の土砂除去もかなりの困難を伴うとして、この鼻ぐりの穴が考案された。

 所々に残された岩石の穴を、水が通る際に独特の渦を発生させ水に混じった土砂を自然に下流へ押し流す働きをさせたものである。

 流れる水の水量調整のため、もう一本川沿いに用水路が掘られている。

 
 (鼻ぐりの断面モデル)

 解り易くするために、整備された公園の一角に断面モデルが設置されている。

 穴は人が立って通れるくらいである。

 こうしたものが、80箇所くらいあったようだが、現存するのは24か所である。

 清正は、築城技術も優れているが、特に土木工事の名手で特に白川沿いには清正の時代の、暴れ川であった白川の制水に関する工事は各所に残っている。

 自然に逆らわず、自然の地形を生かしながら水を制するという考え方は十分現代にも通用する。

 400年も前の施設が、白川流域には今で各所で現用として立派に働いている。

 今回初めてボランティアの方に説明をして貰ったが、「清正の普請語録と、川づくり語録」が面白かった。

 普請奉行の土木補佐が覚書として書き留めていたものらしい。

 現代の「労働基準法」のような、人夫として使用する際の、労働時間・採用年齢制限、休憩・給金などが定められている。

 川づくり語録などは、国土交通省の関係者は目を通しておいて損はない内容となっている。

 いやあ~勉強になりましたあ。

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馬見原の古い建物など・・。

2020-02-22 17:29:54 | おでかけ
 宿場町であり関所でもあった頃の「馬見原」は、多分現在より活気があって栄えていたのだろうという印象を受けた。

 何度か大火にみわれたことで、数少ない現存する昔のままの建物は貴重なものになっている。

 全般説明などは、町の文化協会長が自ら実施し案内もして頂いた。

 

 造り酒屋は廃業していて、現在は古い建物を利用改修した形で、別の目的のために使われている。

 

 醤油屋であったそうだが、現在は廃業しており一般には公開していない。

 が、当地の文化協会長の好意で見せて貰えることになった。

 外観は2階建てかなと思ったら、5階まであるそうで驚いた。

 かなり高齢の男性が一人でお住まいで、掃除もままならないので通常の見学は2階まで。

 

 かなり広くて、床の間も広くて立派。

 一部は展示して見せようという意欲はあるものの、屏風などは無造作にいくつも畳まれたままの物もあった。

 襖絵を含め全般に管理・補修等はあまり良好な状態ではない。

 まったく掃除もしていない3階部分より上も特別に見せて貰った。

 床が埃で覆われているので、各人スリッパを履いて階段を昇る。

 

 3階部分にも、長持ち等が埃をかぶって置かれていて、隅の方には何やらお宝が入っていそうな箱類が沢山。

 4階部分からは更に上部へ昇る階段が見えたが、覗き見ただけで昇ることは断念した。

 男性には身寄りもなく、この建物を含めた後継については見通しが立っていないとのこと。

 折角町をあげて古い町並みを蘇らせようという過程なので、貴重な建物や資料の温存活用が図られるよう祈りたい。

 

 その後、天井画を見て欲しいということで、浄土真宗本願寺派のお寺に向かった。

 西南の役で田原坂の戦いに敗れた薩軍は、九州の山地を敗走するわけだが、その際にこの寺の本堂が薩軍の病院として使用されたらしい。

 境内には記念碑が建てられている。

 手当を受ける傷病者も、この天井画を見たに違いない。

 さて、町を去るに当たり、お土産は「馬肉のコロッケ」や魚のコロッケ(ギョッロッケ)が人気。

 私としては、ブルーベリージャムということで。

 とまあ、ここまでが馬見原の町編で、以後そよ風パークから阿蘇~菊陽町へと向かう。

 以下、そんなこんなのいろいろは明日の話だぁ~。

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日向往還の関所と宿場町・・馬見原の入り口まで

2020-02-21 20:01:45 | おでかけ
 町の人達と一日かけて山間いの町を訪ねることになった。

 主たる目的地は、山都町の馬見原の古い商店街なのだが、途中や帰路を阿蘇の方に回って菊陽町の鼻ぐり井出も見ようという欲張ったもの。

 余りの方向性の違いに、一気にUPするには少々気が引ける。

 よって本日は、町に入り込むまでを・・・。

 
 (山都町:清和文楽館)

 特別な興行は別として、隔週の日曜日に午後から公演は行われているようだ。

 以前に一度だけ「道成寺」だったか、観たことがあるがとても良かった。

 人形の感情表現に圧倒されたし、山里に伝えられた人形浄瑠璃に若い後継者が誕生しているのも頼もしかった。

 

 入り口わきの駐車場には、人形のモニュメントが立っているというより空中に浮かんでいる。

 この像が立っていたら変だが、空中に浮いているところが操り人形たる所以であって、写実的である。

 左右の手、顔など各パーツごとに操る人が異なって、しかも同時に豊かな感情表現をさせるというのは至難の業だろう。

 次は公演のある日に出かけたいと思う。

 

 やがて馬見原の町に到着し、シンボルである「馬見原橋」が見える。

 上部が車両用、下部が歩行者用の上下二重構造の珍しい橋である。

 下の歩行者用の橋には二か所に丸い大きな穴が開けられていて、川面を橋から覗くことが出来る。

 川底が綺麗に見える透明度の高い清流なのだが、この日はどういうわけか白く濁っていた。
 
 理由を聞くと、上流部で工事中とのことだった。

 

 橋の渡り口には、大きな2つの岩があって上部を注連縄で結んであった。

 この川は宮崎県に流れる五ヶ瀬川の上流部で、関所が設けられていたらしい。

 

 熊本方向から延岡方向の「日向往還」、阿蘇方向から椎葉~球磨方面に向かう街道の交差点にあたり、昔から交通の要衝なのである。

 肥後は、福岡方向への南関の関所、鹿児島方向への水俣の関所、大分方向への阿蘇・坂梨の関所、そして宮崎方向への馬見原の関所で固められていた。

 と説明版の受け売りでデカい顔をする。

 どうしてこんな山間の不便な所に関所があるのだろうと我々は考えたりする。

 こんなところに関所を作っても、他からスイスイ迂回できたような錯覚を覚えてしまうのだ。

 例えば西南の役で、薩軍が田原坂を固守し官軍が突破を図るため多大の犠牲を払った理由と同じなのだ。

 道路の新設、開拓・開発による新たな地形の誕生など、地形そのものが昔と今は違っている。

 特に「南関」の関所などは、なかなか関所の場所としてはイメージ出来ない場所にある。

 城も関所もちゃんと戦略上の理由があって、そこに造られたにもかかわらず・・・だ。

 久しぶりに頭を使ったので、頭の関所が入り閉塞をかけてきた。

 よって本日これまで。

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祈、鎮静化

2020-02-20 18:50:04 | 日常あれこれ
 所用があって大津町まで出かけた。

 経路上には、阿蘇に向かって真っすぐに道路が伸びる場所があって、正面に阿蘇が見える。

 今日はまた特別に真っ白な噴煙が真上に噴出している。

 

 噴煙は真っ白だから、それほど気分が悪くて吹いているのではないと思うのだが。

 ある一定の高さより上に伸びないのは、吹き出す威力の関係か、はたまた風の影響か、さて。

 

 よく見ると、噴煙はある一定の高さから北東の方向になびいているようだ。

 下の方は無風かよっぽど弱い風なのだろう、まっすぐ伸びている。

 噴火口付近は1300mくらいだから、2000m未満くらいの高度で南西の風が吹いていることになる。

 う~ん、相方の友人が週に何日かは農作業などで応援に行っている大分県の実家のある方向だ。

 またまた、お詫びを申し上げなければならない。

 

 これは暫く前の写真だが、この時は北西の風が地上に近い状態で吹いてるので、南阿蘇村や高森町辺りの人達は降灰をもろに被っている筈だ。

 おまけに噴煙が灰色なので、かなり強烈な降灰になっているだろう。

 火山活動がやや活発になって、かなりな期間が経っている。

 もう、そろそろ、ぼちぼち、いい加減、落ち着いてくれないかな。

 と、熊本県民はみな思っている。

 のではないか・・・、と私は思っている。

 地球の脈拍は、人間のようにせっかちではないので、興奮状態の周期がどうなっているのか分からない。

 神のみぞ知るということで、一宮には健磐龍命はじめ12神が祀られている。

 上宮は阿蘇の噴火口そのものがご神体である。

 我々人間どもは、ただひたすら噴煙の吹き出す方向に向かって、出来れば御心安らかにこのままお静まり下さいと祈るほかない。

 あの煙の吹き様は、どうも人間どもの日々の暮らしの様子に、ややご不満がありそうな感じもする。

 阿蘇山の鎮静化と、併せてコロナウイルスの鎮静化をお祈りしたい。

 コロナは筋違いだと言われるのは承知しているが・・・・。

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