カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

四賢夫人

2019-08-30 10:45:15 | 日常あれこれ
 益城町の東部に四賢夫人の記念館がある。

 先の熊本地震によって矢嶋家の家屋が損壊したため、潮井水源近くの比較的広い公園内の場所に移された。

 
 (四賢夫人記念館)

 肥後の猛婦として、大宅壮一氏が紹介した6名の女性の中に、この矢嶋家の二人(三女順子・六女楫子)が入っている。

 大宅氏が選ばなかった、他の姉妹はどうかと言うとこれが甲乙つけがたい人ばかり。

 四女の徳富久子は、横井小楠の高弟徳富一敬に嫁ぎ、徳富蘇峰・蘆花の生母であって、厳格な教育の実践者であり女子教育のための学校設立に尽力している。

 五女の横井つせ子は、横井小楠に嫁ぎ明治維新の大業を支え、長男は同志社大学の総長になっている。

 どうしてこんなに凄い姉妹が、この田舎に生まれたのかと、産んだ母親を調べると母の名は鶴子。

 子供の教育に熱心で、子供には自筆の百人一首、古今の序、三十六歌仙などすべて実物教授で自らやってみせ、当時は不要とされた女子を寺子屋に通わせていた。

 この子供達にしてこの母がいたし、この母のやる事を優しく見守ってくれた夫がいたのである。

 
 (布田川)

 記念館の広場の南端には布田川が流れている。

 熊本地震の本震の震源地である、布田川断層帯はこの川の名に由来する。

 女性解放運動の震源域も、まさしくこの断層帯の上から日本全土に広がっていったのだ。

 熊本は女性活動家を多く排出し、猛婦と呼ばれる女性が多いのも、こうした意識の震源域ともいうべき姉妹がいてのことだろう。

 猛婦とは、後世の人が勝手に呼称しただけで、やさしい眼差しの人ばかりであり、いわゆる猛者とは違う。

 ただ、個人的には「猛婦」よりむしろ「賢婦人」という言葉の方に少々抵抗を感じる。

 「賢母」「聖母」「賢人」などには、どうしても作りあげようとする意図のようなものが付きまとう。

 新しい意味不明の言葉が、どんどん出回る時代を嘆いている方が平和なのかも。

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人生いろいろナビもいろいろ

2019-08-29 20:24:21 | 日常あれこれ
 車検完了予定時刻に合わせて、ディーラーまでバスで出かけた。

 バスの経路が、途中で目的地への道路からコースアウトしてしまうので、最寄りの停留所から歩いた。

 テクテクと約15分、今日も歩数はキッチリ稼いだ。

 以前は、いかに安く車検をあげるかを考えていて、自分で整備して車検場に持ち込み車検を受けたこともある。

 確か普通の安い整備工場の半分程度、ディーラーなら三分の一以下の金額で済んだような覚えがある。

 あれから月日は流れ、完全にディーラー任せの車検になってしまった。

 電子制御が多すぎて、妙な整備では故障や事故にも直結する可能性がある。

 6ヶ月毎の点検もきっちり受けているので、今まで故障やトラブルは一回も無い。

 ところが、今回は問題が一つ発生していた。

 ナビの不調である。

 行きは良い良いで、帰りにナビが初期画面のようになり、パスワードを要求したりし始めていたのだ。

 10日間ばかりは放置したままにしておいて、車検時に対応して貰うことにしていた。

 点検の結果異常は無く、取り敢えず動作しているとのことで、暫く様子を見ることになった。

 

 普通の道路案内もさることながら、バックモニターが映らないしオーディオも機能しなかったのでちょっと不便だった。

 こんな時に限って、不案内な場所へ出かけることになったり、バック時の後方確認画面に目が行ったりするのだ。

 無くても何とかなるのに、あれば便利なツールが世の中には氾濫していて、それを断たれると急に不便を感じるというやつだ。

 ただ、スタート画面が整備のため強制的に初期に戻しているので、セキュリティーを含めてやり直す必要がある。

 

 明日にでも設定してみようと思う。

 こんな画面が運転する度に出て来るのは、いささか面白くない。

 我が家では離島を除けば、日本列島の真ん中くらいまでなら自分の車で旅行している。

 たかがナビだが、されどナビなのであって旅行にはとても重宝している。

 目的地と移動経路を決めたら、相方が行程のキロ数を道路地図上で計算する。

 それを基に、幾つかの目的地と休憩・食事・宿泊場所を決めホテルを予約する。

 

 行動予定表を作って、それにのっかって移動する。

 目的地はナビにセットし、目的地に着いたら次の目的地をセットして出発するということの繰り返し。

 計画自体に余裕を持たせて、余裕のある運転が出来るようにしているので今まで一度も不都合は発生していない。

 ちなみに一番遠くへ自分の車で出かけたのは佐渡島である。

 日本列島の半分より以遠は、飛行機で移動した後レンタカーを利用している。

 日本列島制覇が目標だが、いつでも行けると油断した関東地区の1都4県が残ってしまった。

 健康と、お互いのスケジュールを調整しながらなんとかせねばと思ってはいるのだが・・・。

 人生いろいろ、ナビもいろいろ、体調もいろいろ、予定もいろいろ・・・・なのだ。

 人生にナビがあれば・・・とも思うが。

 かえって面白くなかったりするだろうとも思う。

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バス停を4つ歩く

2019-08-28 13:38:39 | おでかけ
 現在乗っている車が7年目、3度目の車検を受けることになった。

 走行キロは7万5千キロくらいで、ほぼ歴代この程度の走行キロである。

 10時に持ち込む予定だったので、少し早めに家を出てディーラーに行くと、時間前で開いていなかった。

 お主なかなかやるなと感心しつつ、時間つぶしに江津湖まで・・・。

 
 (上江津湖)

 時間つぶしは江津湖に限る。

 線状降水帯が北部九州にかかっているが、当地はその南限辺りで曇ったり雨が降ったりの繰り返し。

 どんよりとしているが雨も止んで、江津湖の水面も静かだが、少なめだった水量は増えていた。

 湧き水プラス周辺河川から流れ込んだ水で本来の深さを取り戻していた。

 以前の江津湖は、いつもこの程度の水量でむしろ最近は少なめが当たり前になっていた。

 雨上がりの公園は、芝刈り整備の人達を除くとあまり人影は見えない。

 惟一人若者が、東屋のベンチでスマホを覗いているばかり・・・。

 オープン5分前になったのでディーラーに向かうと、今度はきっちり開店していた。

 大凡の見積もりを聞き、車のナビの不調を伝えて帰ることにした。

 代車はと問われたが、バスで帰ると断った。

 完了は明日の17時頃で、またバスで受領に行く予定。

 近くのバス停で時刻表をみると、2分前にバスは通過していて次の便は30分以上も後になる。

 こんな時のために、ウオーキングで足を鍛えている・・・ことになっている。

 4つのバス停を歩いて、市電の終点まで15分で来てしまった。

 ちなみに、ざっと4000歩。

 
 (健軍終点)

 少し汗ばんで来たので、近くの古本屋でクールダウン。

 古本屋はどんな本に出くわすか判らない、本の探検気分が味わえる不思議な空間で、普通の書店より私は好きである。

 世界の絶景などという写真の本は、通常高価だが古本屋ではやたらと安い。

 古本でも程度は良いし、世界の絶景が時間と共に古くなって陳腐化するわけでもないので、一冊購入する。

 ボーッとしてバスに乗り遅れると拙いので、バス停に向かう。

 直ぐバスが来て家路に着く。

 将来免許証を返納する事態になっても、何とか家の周りの生活圏で生きていけそうだし、バスや電車も贅沢を言わなければ町までちゃんと運んでくれるから、生きていくのに不都合はなさそうだ。

 時程的には、結構近い将来の話で他人事ではない。

 「予定では明日も太陽東から」・・・・しろ猫

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ピーマン味噌と山椒の佃煮

2019-08-27 13:12:21 | 日常あれこれ
 昨日の夕飯時にピーマン味噌という珍妙なるネーミングの味噌が食卓にのぼった。

 相方の友人が持参したもので、自作の一品だという。

 
 (ピーマン味噌)

 大量のピーマンを砂糖、醤油、米麹などと一緒に長時間に亘ってグツグツ煮続けた結果出来上がったもの・・・らしい。

 熱々の御飯に乗っけて食べれば、一風変わった風味がとてもよろしい。

 ときどきカットされたピーマンの皮にぶつかったり、米麹のちょっとした歯応えに「ん?」となるが、慣れればアクセントになってかえって面白い。

 米麹がポイントのようで、それゆえピーマンの佃煮ではなく味噌になってしまうところが「ミソ」なのだろう。

 そう言えば、我が家にも去年だが一昨年だか忘れたが、山椒の葉の佃煮が残っていることに気がついた。

 
 (山椒)

 庭の山椒の葉っぱが、若葉で軟らかい頃に摘み取って、これも砂糖や醤油でチリメンジャコや削り節などと共にグツグツ長時間煮て佃煮にしたものである。

 相方の父親が得意としていた佃煮で、毎年出来上がったものを頂いていたのだが父親が亡くなって以来、自作に挑戦している。

 最初の年は、葉っぱが軟らかくて成功したが、次の時は時期を失して少し葉っぱが固くなりかけていたため、パサパサ感のあるものが出来上がってしまい、何度か食べた後はそのまま1回分ずつラップでくるんで冷凍保存したままになっている。

 
 (冷凍した山椒の葉っぱの佃煮)

 ピリピリ感と独特の歯応えなどが売りだが、一度に沢山食べる性質のものではないので、一回分ずつラップにくるんで冷凍しておいたもの。

 これも、もっぱら熱々御飯に乗っけて食べるのだが、食べ方を工夫すれば活用範囲はありそうな気もするが・・・。

 夕食時に「ピーマン味噌」を食べながら、我が家の「山椒の佃煮」が話題になって、「この味噌と山椒の佃煮のコラボはどうだ」という話になった。

 そして今日の昼食時に「ピーマン味噌と山椒の佃煮のブレンド」の試食をすることになった。

 失敗したら残念なので、どちらも極めて少量ずつをブレンドしたと相方が言う。

 で、食べたら、「あ~らナント言うことでしょう、なかなかいけるじゃありませんか♪」ということに。

 我が家の、少々出来損ないの山椒の佃煮の救済策と言えないこともないが・・・・。

 山椒には実も成るが、葉っぱ以外は利用したことがないので、この実を活用する方法も考えてみたい。

 NHKEテレの「やまと尼寺精進日記」で確か山椒の実を使った精進料理があったと思うのだが・・・。

 美味しいものを少しだけ・・・・、が理想だが、どうやらまた食欲の秋がやって来た。

 「夏痩せをしたこともない妻またも秋」・・・・しろ猫

 「不摂生ベルトの穴は知っている」・・・・しろ猫

 反省はしておりますが・・・。

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あの正直者の彼岸花までがフライング

2019-08-26 21:15:29 | 日常あれこれ
 土曜の夜から気温が下がりはじめ、日曜日の朝はちょっと薄ら寒い感じになった。

 もっとも、夏仕様のスタイルだからそれなりの服装をすれば、むしろ快適に過ごせるわけだが・・・。

 ただ昨夜からは、タオルケット一枚では心もとないと判断し、薄い夏布団を足元に置いて寝たのは正解だった。

 今朝はかなり気温が下がって、薄い布団が実に快適だった。

 前線が南に下がって、北からの高気圧に伴う涼しい空気が入り込んだのだろう。

 ただし、雨はシトシトと降り続き完全に長雨の様相を呈している。

 この、前線が当地の上空を行ったり来たりするので、その都度暖かい湿った空気と清涼な空気が入れ替わって、肌への感じ方が変化する。

 夕方には前線が北上し、雨も上がっていた。

 

 雨が無ければこのまま晴れに向かいそうな西の空だが、どっこいそうは甘くない。

 次から次と前線沿いに雲がやってきていて、厚い雨雲の所は相当の雨も予想されている。

 雨が上がったところを狙って、川柳投句用の葉書と封書を投函に行った。

 ついでに、少し歩いてみることにして、町の北側台上の畑沿いの道路を歩いていたら彼岸花に出会った。

 

 ヒョッコリ咲いているといった程度のものではなくて、集団で畑の畔に咲いていた。

 季節的には彼岸まで1ヶ月ちかくあるので、とんでもない集団フライングだ。

 昨日は季節外れの金柑の花をUPしたが、この彼岸花もなかなかの曲者だ。

 遠くには阿蘇の外輪山が見えていて、その山裾の辺りには雲が漂っていて、雲の上に阿蘇の山々が見える。

 週間天気予報は一日ごと更新される度に、雲と傘のマークが一日分追加されて続いていく。

 今朝は子供達が傘を差して登校していて、夏休みの登校日かと思っていたら、今日から二学期が始まったらしい。

 8月の終わりには1週間もあるのに、夏休みが終わるとは知らなかった。

 二学期の始まりは面白くないのに、雨に降られての登校は更に面白くなかったことだろう。

 短縮された夏休みは、秋かゴールデンウイークなど、その他の時期で調整されているのだろうか。

 子供達の通学のパターンが変わり、残暑厳しきの挨拶もないまま夏の様子が変わり、彼岸花まで開花時期を変えるとなると、その変化についていけなくなってしまう。

 日替わりで衣替えをして、体調管理に留意しながら様子見を決め込むしかないだろう。

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季節と花と

2019-08-25 14:44:28 | 日常あれこれ
 確かに猛暑はあったが、スカッとした夏空とか、入道雲がモクモクといった空にはとんとお目にかかっていない。

 蝉の声もほどんど聞こえない梅雨のような日が続いている。

 

 今頃だと、日中は残暑が厳しいものの、時々は入道雲が発達して夕立などがやって来たものだった。

 かなり以前から週間天気予報の雨傘マークがどんどん後へ後へと伸びていき完全に梅雨と同じようになってしまった。

 お盆の頃に冗談で、「こんな早い時期だからまさか秋雨前線などと言い出さないだろうね」と言っていたら、先日のテレビでは予報士がこの言葉を使い始めたので驚いた。

 先日菊池渓谷に行ったときは、アブラゼミ・ミンミンゼミ・つくつく法師が一緒に鳴いていて驚いたが、我が家の庭も季節の花がごちゃごちゃに咲いている。

 

 ゆり、あさがお、百日草、キバナコスモス、それに黄色の小さい花などが一緒に咲いている。

 開花の時期や順番がごちゃごちゃになってしまっている。

 

 金柑の花まで咲き始めた。

 もう何度咲いたことだろうか、既に最初の頃の花には実がついてかなりの大きさになっているのにまだ花を咲かせている。

 例年梅雨時に花を咲かせ始めるから、勘違いしているのではないかとさえ思う。

 シトシトと降り続ける雨に、ほとんどの花が垂れているのに、百合の花だけがシャンとして咲き誇っている。

 

 シャンと立ち続ける姿から、たぶん「歩く姿は百合の花」という言葉が出来たのだろうと遅まきながら納得した。

 「立てば芍薬 座れば牡丹」までなら納得だが、「歩く姿は百合の花」というところが合点がいかなかったのだ。

 鬱陶しい雨の中で眺めてはじめて、百合が称えられた所以が判った次第。

 「朝咲いて夕には萎む花も好き」・・・・しろ猫

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「投句」そのささやかな楽しみ

2019-08-24 16:22:38 | 日常あれこれ
 第40回県民文芸賞(平成30年度)作品集が送られて来た。

 小説、評論・ノンフィクション、現代詩、短歌、俳句、川柳、肥後狂句にジャンル分けされ、昨年の今頃応募した。

 私は、川柳部門の入選4に掲載されいる。

 

 それがどうした、と言う人もいるだろうから、あんまりアピールしても意味は無い。

 ささやかに掲載された句を羅列すれば・・・

 「故郷の山は表を吾に向け」

 「愛という言葉の使いかけ残る」

 「湯を注ぐ肯定の文字浮かぶまで」

 「気掛かりな心の支度だけ残る」

 「雨上がりぽとりと雫詩の波紋」

 ・・・の5句である。

 今年も、締めきりの時期が迫ってきた。

 黛まどか氏が「俳句の生まれる瞬間は」という質問に、「締めきり直前」と答えたそうだが、なるほど切羽詰まると閃いたりするのだろう。

 ボウッと生きてる当方としては、粘っても出てくるのは駄作ばかりなので、ここ2・3日で決着をつけたい。

 いつかは、他のジャンルでチャレンジするのも悪くないかも・・・。

 「老いの身に青さが夢を語らせる」・・・・しろ猫

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江津湖の畔にて

2019-08-23 17:09:54 | おでかけ
 朝からかなりまとまった雨が降っていた。

 衛星放送の映像が一瞬乱れるほどだったから、電波の到来方向はかなりの雨雲があったのだろう。

 今日は柳誌「ふんえん」の校正の日で、例によって江津湖の駐車場から歩く。

 いつもは散歩や遊ぶ子供の姿も散見されるが今日は人影は見えない。

 

 風も無く波も無い湖面には、水草が集まって島のようになっているところもある。

 春先から盛んに除去されていた外来種で駆除対象の浮き草である。

 

 取り残された場所に芽吹いて増殖し、風に任せて彼方の岸此方の岸と流れ着いて岸辺を水草で埋めてしまう。

 ウオーターレタスなどと名前は良いが繁殖力の強い迷惑な水草である。

 人っ子一人歩かない遊歩道を歩いていると、向こうのボート部の桟橋ではボートの準備をする学生達の姿が見えた。

 

 この雨の中でも練習をするという根性に脱帽。

 シングルで何艘か出た後に、その向こう側に泊まっていた作業船が動き始めた。

 

 機械力を駆使して水草を掴み取り、曳航しているボートに積み込むという作業を繰り返す。

 ここの遊歩道沿いの水辺より、もっと優先順位の高い水草の茂ったところがあるのだろう。

 春に一度作業をしたものの、一夏でかなりの面積が草で覆われてしまう。

 ほぼイタチごっこに近い戦いが続いているが、だからといって止めたりしたら多分この湖全体が覆い尽くされる。

 空しい戦いだが続けざるを得ない事って、世の中には沢山ある。

 今日の「校正」は、とても効率よくトントンと事が運んで比較的早く終了した。

 珍しく西瓜や葡萄を食べながら、笑い話に花が咲いた。

 もっとも、こんな時に限って以外と見過ごしたミスも有ったりするのだが・・・。

 校正作業で、90歳を越えた大先輩の句「孫の声財布がハイと返事する」を目にし、久々に唸らされた。

 財布に返事をさせ、しかも「はい」と返事をさせてしまうテクニックには脱帽。

 喜んでの「はい」なのか、持ち主の意思に関わりなく勝手に「はい」と返事をしてしまったのかは謎だが・・。

 読後に、珍しく「俺、もうちょっと頑張ってみよう」という気にさせられてしまった。

 帰りの道は、雨も止んで子供達の元気な声も聞こえていた。

 「人生に定規を当てた軽はずみ」・・・・しろ猫

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涼しかった菊池渓谷

2019-08-22 19:53:51 | おでかけ
 気温は昨日ほどではないが、とにかく蒸し暑い。

 折角なので、昨日訪れた「菊池渓谷」の涼しげなところをUPしておこう。

 「日本の滝百選」にも選ばれている渓谷の滝であるが、そのいくつかを紹介する。

 

 

 

 水量は例年よりやや少なめのような気がするが、それでも近寄れば水しぶきと冷たい風が吹き上げてくる。

 上流に近いところに河原が広くなっている所があって、足の冷たさを我慢すれば何とか対岸に渡ることができる。

 

 痺れるほどの冷たさを我慢しながら中央付近から下流を見ると、木々の間から差し込む陽光に水面から立ち上った霧状のものが、下流に向かう風と共にゆらゆらと流れていくのが見える。

 ここは「日本名水百選」にも選ばれてる。

 「菊池渓谷」は、「菊池水源」と呼ばれたり、古くは「深葉渓谷」とも呼ばれていた。

 「日本の森林浴の森百選」や「水源の森百選」にも選ばれていて、森と水が売りの自然休養林なのである。

 渓谷の入口付近に「野口雨情の詩碑」がある。

 
 (野口雨情の詩碑)

 「深葉渓谷 木もまた水も 岩もうつくし あのながめ」

 詩人の野口雨情が昭和九年十月に、この地を訪れた際につくった詩ということである。

 渓谷は右岸の流れの直ぐ横を歩くコースと、左岸の舗装されたやや高い場所を歩くコースがあって、二つのコースは途中の3つの橋によって結ばれている。

 歩くコースは、年齢・体力・ユックリ出来る時間などによって、各自のペースにより設定する。

 ただし、現在は左岸の舗装道路側の二番目と三番目の橋の間が、倒木のため道路整備中で通行できない。

 コンスタントに最上流部まで遊歩道を歩けるのは、左岸から「広河原」までの区間である。

 初夏の深緑、今頃の猛暑の滝の風、そして秋の紅葉の季節には、渓谷がそれぞれに別の顔を見せてくれる。

 リピーターが多い所以である。

 「日の名残楽しみながら生きていく」・・・・しろ猫

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盛り沢山の一日だった

2019-08-21 23:47:51 | おでかけ
 今日は結構盛り沢山な一日で、多分このブログも書いているうちに明日になってしまうだろう。

 朝から自動車学校で、高齢運転者講習を受講した。

 先日は認知機能検査だけだったので、今日は知覚・判断・運動機能などの検査や学科的なものと実車によるコース走向など。

 特に問題はなかったが、安全運転に心がけましょうということで午前中に終わった。

 午後は、JAの支所に出かけた。

 昨日亡くなった義母の家の整理をしていて、貯金の満期を知らせるかなり以前の通知書が何通かあったので、一応連絡先のJAに確認すると、全部引き出されていて処理済みになっているとのこと、やれやれと帰ろうとすると他に2万7000円ほどの貯金が放置されたままになっているので受け取って欲しいとのことであった。

 先日は年金の振込先である郵便貯金の解約でいろいろあったのだが、今回のJAの解約は抜群にややこしく、遺産相続の関係者の戸籍謄本だの印鑑証明だの、何だのかんだのということで、あまりの無駄な動きを要求されて「諦めます、寄付します、見なかったことにします」などと、いろいろ言ってほうほうの体で帰ったのだが、今日の午前中に電話があって相方の身分を証明するものと葬儀関係の書類を確認出来れば支払うと連絡があったということで、午後はふる里のJAへお出かけとなってしまった。

 相方が手続きをしている間その辺りをウロウロする。

 
 (ふる里の山:鞍岳)

 目の前には鞍岳が見えていて、4月の同窓会の会場に利用した「四季の里旭志」はあの山の中腹にある。

 直ぐ目の前の小さな川は、螢の自生地で季節には一面光の乱舞が見られる。

 橋の上から川面を眺めていたら、魚が泳いでいるのがみえた。

 
 (錦鯉)

 それも、錦鯉でとてもこの辺りの天然物というより近くの養魚場あたりから、アクシデントがあって流されて来たのだろう。

 すっかり天然の川が気に入って、すっかり馴染んだ様子で盛んに川底の餌をあさって動き回っていた。

 あれだけの派手は色をしていたら、みんな気づきそうで、気づいたら捕獲されそうな気もするが、以外と無視されているのかもしれない。

 などと錦鯉の動きに見入っていたら、いとも簡単に解約処理が出来た相方がJAを出てくるのが見えた。

 せっかくここまで来たし、暑いからちょっと涼みに行くかと「菊池渓谷」まで足を伸ばすことにした。

 下界のむっとする暑さから、急に涼しい渓谷に到着して気分がよくなったが、なにしろ時間が時間で2日にまたがるUP作業となるので、渓谷の散策コースの入口にある発電所の取水口ダムの画像で本日の打ち止めにしたい。

 
 (発電用取水口のダム)

 菊池川沿いには幾つかの水力発電所があるが、これは最上流部の発電所の取水口である。

 マイナスイオンに気分もスッキリというところだが、本日これまで。

 また明日のこころだァ。

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