INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

2010年10月16日ダイヤ改正(4)

2010年10月20日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
先にお伝えした通り((1)(3))、10月16日より、「新宮急行」のルートが図のように変更となった(郊外部の産業大学南口~新宮緑ケ浜間は、主要停留所のみ記載)。

これまでは、都心行きも郊外行きも呉服町ランプを経由していたものが、都心行きが天神北ランプ経由となり、天神からそのまま郊外行きとなり戻ってくるという「循環」の体裁を取ることになった訳だが、今後ちゃんと定着するだろうか。

土曜日の運行開始日には、運転手さんが「本日から運行ルートが一部変わっております」とアナウンスをしていた。
「産業大学南口」を過ぎ、「次は天神郵便局前です。天神郵便局前の次は、中洲、蔵本の順に停車いたします」というアナウンスが流れると、となりに座ったおばさんから、「天神北経由って書いてあったけど、天神北には停まらないみたいですね」と話しかけられた。
おそらく、「天神北ランプ経由」という表示を見誤まったのでは?と思われる。
その方(かた)は、用事で舞鶴まで行くことが多かったそうで、大濠公園行きが増えたことを喜んでいた矢先のルート変更を嘆かれていた。
でも、千鳥橋ジャンクションを過ぎ、天神北ランプに向かって走る頃には、「天神には早く着くんでしょうね。バスモニターに私は選ばれなかったけど、そこで出た意見などを聞いたんですかね」とも言われていた。

また、その方からは「帰りはどこから乗ればいいんですかね?」とも聞かれた。
香椎浜地区などとは違い、「循環」運行自体が、このエリアではあまりこれまでなじみがなかったことから、路線図で大局的に眺めるとそこまで複雑な訳でもないのだが、その循環の「輪」の中に身を置いてしまうと、なんだか複雑に感じるというのは理解できる気がする。

さて、写真の運賃表は、「新宮急行」の郊外行きのもの。
循環運行なので、「新宮緑ケ浜」から乗って、「新宮緑ケ浜」まで戻ってくることも物理的には可能である。
「新宮緑ケ浜」を出て都市高速を通って「天神」「中洲」「蔵本」を経て、再び都市高速を通って「高美台」(四丁目)まで戻ってきたときの運賃表にも、往路の停留所(始発の「新宮緑ケ浜」から、都市高速に乗る前の「産業大学南口」まで)の整理券番号(1~8番)に対応する運賃が(消えることなく)表示されている。
同じ循環運行でも、「390番」の前身である桜ケ丘からの都市高速路線は、蔵本を過ぎた時点で往路の運賃がバサッと消えていたような記憶があるのだが、記憶違いの可能性もある。

往路の停留所から乗った場合の運賃は、始発の「新宮緑ケ浜」から「天神」を経て「蔵本」まで乗った場合の運賃である「570円」で固定されており、距離が増しても600円、700円…と上がってはいかない。
これは、この路線が“たまたま”「新宮緑ケ浜」始発だったから、その片道の上限に固定しているというふうに見える。
もしこの路線が、大蔵から先の郊外部が廃止となり(個人的には廃止になっちゃ困りますけど)、「大蔵→天神→蔵本→大蔵」という路線になったとしたら、往路の停留所からの運賃は、「大蔵→天神→蔵本」の「530円」で固定されるのか?、とか、じゃあ始発が「新宮緑ケ浜」じゃなくて「赤間営業所」だったらどうなるのか?とか、ふとどうでもいいことを思った秋の夜長。
(つづく)
コメント (6)
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2010年10月16日ダイヤ改正(3)

2010年10月11日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
1)と(2)の記事を書いた時点では、公式サイトでの発表はまだだったのだが、現時点では、公式発表から既に数日が経過している。

結局、それほど大規模なダイヤ改正ではなく、(1)と(2)で取り上げた内容で概ねカバーしている(ダイヤだけの変更や、増減率の小さい運行回数変更については、そもそもこのブログではあまり取り上げていないので)。

写真は、「祗園町」(大博通り北西向き)バス停に出ていた改正の案内である。

「29-1番」廃止による代替策につき、「高美台方面へは貝塚などで29番から23番に乗り換え、もしくは、蔵本で2番などから23番に乗り換え」と案内しているが、「高美台方面へは」と言うのであれば、「蔵本で新宮急行に乗り換え」が圧倒的に速いことは言うまでもない。
さらに、「29-1番」廃止により行けなくなる区間のうち、「女子大前~和白」間については、「蔵本で21Aや26Aに乗り換え」のほうが速い。
という訳で、掲示の案内で「まあ妥当」と言えるのは、「千早」「名香野」「ゴルフ場入口」「上和白」「高美台入口」についてのみである(←既に一日一本しか走っていない路線について、その代替策をそこまで厳密に考えたりしないだろうなぁ…ということはわかっていますよ)。

掲示では「29N」の減便についても触れられている。
今年3月のダイヤ改正で、駅東ランプ経由の循環運行(→駅東ランプ→博多駅→呉服町ランプ)となり、当時の記事では、上り(博多駅行き)について、“JRとの「競合」という観点で捉えれば博多駅までの所要時間が短くなる一方、JRとの「住み分け」という観点で捉えれば博多駅周辺地区(呉服町~駅前一丁目)への所要時間が長くなる訳で、「住み分け」よりも「競合」を選んだという見方もできる。果たしてこの選択の結果はどう出るだろうか?”と書いたのだが、結果は「凶」だったということだろうか。
掲示では、「29N」減便の代替策として、「29番をご利用願います」と案内されているのだが、この「29番」のほうも、これまでの約20分間隔から約30分間隔へと減便されるため、「代替策」としてはいかがなものかという感はある。

今年春の改正で、「22N」と「24C」が天神北ランプ経由となり、今回の改正で「新宮急行」もこれに追随する。
都心部での停車地が、これまでの「蔵本→天神」という順番から、「天神→蔵本」という逆の順番になる訳で、博多駅方面に向かう利用者の多くが乗り換える「蔵本」が遠くなることになる(「蔵本」ののりば的にみても、昭和通りを横断しなければならなくなる)。
「29番」「29N」の減便もそうだが、九州新幹線全通に合わせた新しいJR博多駅の開業を来春に控え、博多駅を心理的に遠く感じさせようとする策略…というのは考え過ぎだろうか。
このあたりは、「17番」「19番」「58番」「65番」「73番」「214番」「312番「514番」「515番」などの本数が、この先数ヶ月でどう動いていくかにも注目である。
(つづく)
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2010年10月16日ダイヤ改正(2)

2010年10月04日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
(1)の「続報」にしては、内容が薄いのだがとりあえず。

・「29-1番」も廃止

「4番」が「4番」と「4-1番」に分割されたのと同じ日に、「29番」の中から生まれた「29-1番」(高美台一丁目~大神神社前~和白~大名~香椎~千早~名島高須磨町箱崎浜~箱崎~馬出通り県庁前~千代町~呉服町~博多駅交通センター)だったが、こちらも廃止とのこと。

「29-1番」は、今年春の改正で大幅に減便され一日一本となっていたことから、今回の廃止は「既定路線」だったような感もある。

ちなみに(一回目)、写真の「香椎」バス停には、枝番が付かないほうの「29番」の博多駅行きが停車する。
この先の「香椎参道口交差点」(バス停でいうと「御幸町」)を右折することから車線変更しなければならないためであり、交差点を直進する「29-1番」の博多駅行きは、ここからほんの少しだけ先(南側)ののりばに停車する(「南側」というのは実際の方位であり、「福岡仕様」「西鉄仕様」でいうなら「西側」)。
修猷館前」の都心方面、「清水町」の郊外方面、「呉服町(明治通り)」の天神方面なども同様であり、「中洲」の郊外方面や「千代町パピヨン通り)」の都心&郊外方面などとは成り立ちが異なるといえ、「呉服町(大博通り)」の博多駅と反対方面は、それらの「中間」といったところだろうか。

ちなみに(二回目)、この「香椎」バス停の両隣りのバス停として案内されている「香椎参道・御幸町」と「西鉄香椎・産業大学南口」だが、このうち「香椎」から「香椎参道」に行く路線や、「産業大学南口」から来て「香椎」に停まる路線は現存しない。
前者は千早駅経由ではなかった頃の香椎ローカル「3番」(さらに昔は「70番」「71番」「27番」「28番」など)であり、後者は「230番」である。
(つづく)
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2010年10月16日ダイヤ改正(1)

2010年10月02日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
10月16日にダイヤ改正である。
どの程度の規模で行われるのか?などは現段階では全く把握していないのだが、とりあえずわかるところから。

・「新宮急行」の経路変更

現在の「新宮緑ケ浜~夜臼大蔵高美台平山~産大南口~(香椎東ランプ)都市高速(呉服町ランプ)~蔵本~天神~大濠公園」というルートから、「新宮緑ケ浜→夜臼→大蔵→高美台→平山→産大南口→(香椎東ランプ)都市高速(天神北ランプ)→天神→蔵本→(呉服町ランプ)都市高速(香椎東ランプ)→産大南口→…→新宮緑ケ浜」という、都心部内をループする方式に変更となる。

今年の6月に、天神から先の「大濠公園」まで行く便が大増便されたのだが、わずか4ヶ月弱で「大濠公園行き」はゼロとなる。
230番」から「新宮急行」に衣替えして以来、最大の変更という感じだが、ほぼ毎日「新宮急行」を利用している私にとっては、正直かなり利便性が低下してしまう…。
ただ、大多数の利用者が乗降する「天神」をメインに考えれば、利便性が向上する人のほうが多そうなので、あまり一人が不満を言っても仕方ないのかもしれないけど。
また、「平山→東部青果市場→産大南口→天神」の区間については、「赤間急行」との差別化という点からも、「伸びしろ」はありそうである。

2006年春に、香椎浜地区から平日朝の数便のみの「直行」としてスタートした「天神北ランプを利用した東部地区からの循環路線」、当初、「平日の朝だけでなく、日中や休日に拡大する可能性もあるかもしれない」と書いていたのだが、「日中や休日」どころか、他路線にも拡大し、現在では「定番」のひとつにまで成長している。
「天神に速く着く」という利便性向上以上に、都心部における折り返し時間の節約と折り返し場の混雑緩和という意味合いも大きいと思われるが、天神北ランプが渋滞すると、郊外向けの便が大幅に遅れるというリスクを抱えており、それが「天神から速く帰れない」という利便性低下につながる可能性があることも現実である(といいながら、今後、「370番」「390番」などが都心部ループ方式に回帰する予感もするのだが)。

・「4-1番」の廃止
「照葉小中学校~香椎浜営業所~御幸町~千早~名島~貝塚~千鳥橋~石堂大橋~蔵本~天神~大濠公園~地行~国立医療センター~福岡タワー南口」を運行する「4-1番」が廃止である。

「4-1番」はもともと、上記ルートのうち「香椎浜営業所~福岡タワー南口」間を走る「4番」としてスタートし、しばらくして「照葉小中学校前(当初は「アイランドシティ」)」まで延びた。
「4番」にはその後、2007年3月土井営業所を発着する便ができ、それからしばらく経った2008年春の改正で、香椎浜・アイランドシティ系統が「4-1番」(土井営業所系統は「4番」)となり、分家に本家が乗っ取られるようなカタチとなっていたのだが、今回そのもともとの「本家」が廃止である。
同じように「69-1番」なんかも、そんな運命を辿りそうな予感も少しする。

なお、「4番」「4-1番」については、都心向けの便が合流する名島を過ぎても「4-1番」の枝番が取れないことが最近の時流に合わないと指摘していたが、今回の廃止でその指摘の意味もなくなった。

「4-1番」は、アイランドシティ地区から香椎の市街地(といってもセピア通り香椎駅香椎参道までは行かず「御幸町」にギリギリ停まるだけですが)へ行くことのできる唯一の路線でもあった。
今後、代替路線ができるのかなどは不明なのだが、この路線の廃止には、「千早駅~照葉」のシャトルバスを取り巻く「思惑」と同じようなものを感じてしまう…。
(つづく)
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2010年10月1日ダイヤ改正(1)

2010年09月25日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
公式発表から既に一週間以上が経過し(廃止の方針が打ち出されてからは約半年)、ニュースとしてはあまり新鮮味がないのだが、今月をもって「62-1番」のうち、「西鉄大橋駅~老司~博多南駅~那珂川ハイツ~上梶原」の系統が廃止される。
「那珂川ハイツ」のひとつ先までは、「62-1番」以外の路線も走っているので、廃止されるバス停としては「那珂川南中学校前」「梶原」「上梶原」の3つということになる。

3年前「上梶原」を取り上げた記事で、“那珂川ハイツの南側で、西鉄の新たな住宅団地開発が進められていることもあり、近い将来「上梶原行き」が増便される可能性もゼロではないと思われる”と書いたことがあった。
そしてその2年後、“西鉄の新たな住宅団地開発”である「コットンヒルズ那珂川ハイツ南」(←もともとはその北側の「那珂川ハイツ」と一体として開発する予定だったが、古墳が出てきたため実現しなかった)が完成した際、たしかに、「那珂川ハイツ」より南側に行くバスは増便されたのだが、そのひとつ先の「コットンヒルズ那珂川ハイツ南」(「那珂川ハイツ南口」から改称)までの延長であり、そこからわずか3つ先の「上梶原」までは行かず、別の場所で折り返しを行っている。

当時の記事のコメント欄で、“上梶原に既に折り返し場があるにも関わらず、そことは別の場所に敢えて土地を取得(借地かもしれませんが)してまで上梶原には行かせないということは、近々「かわせみ」が通っていることを理由にして上梶原系統が廃止されてしまうのでは…”と懸念していたのだが、その通りになってしまった。

運行時間帯などをみると、「62-1番」の上梶原系統と那珂川町コミュニティバス「かわせみ」の間には、あまり代替性はないのだが、「廃止」という「目標」に向かって話が進み始めると、そのような観点はあまり考慮されないのが常のようで…。
(つづく)
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2010年9月21日ダイヤ改正(1)

2010年09月14日 |   ┣ ダイヤ改正2010
博多大井郵便局(博多駅前の博多郵便局の集配機能が移転してくる)の開業に伴い、「快速39番」の一部を、各停の「大井町、二又瀬経由」に振り替えるとのこと。

今年6月26日のダイヤ改正にて、それまで、福岡空港~豊二丁目間で、大井町と二又瀬に停車する普通の「39番」と、これらには停車せず空港通りを走る(福岡空港と豊二丁目の間に停留所はない)「快速39番」があったものが、全て後者の「快速」に統一された。

当時の記事では“それだったらあえて「快速」という種別を付けずに単に「39番」として走らせてもいいような気もする”と書いていたのだが、それが行われなかったのは、今回の改正で再び大井町と二又瀬を通る「39番」を復活させることが念頭にあったということのようだ。
(つづくかも)
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2010年6月26日ダイヤ改正(3)

2010年06月29日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
先日紹介した「51番 特別快速」以外にも、今回のダイヤ改正を機にいくつかの「臨時」が運行を開始している。

左の「お知らせ」の路線は、福岡市東区の住宅地からイオン香椎浜SC(最寄りバス停は「留学生会館前」、もしくは「香椎浜中央」)への利便性を高めるために運行を開始したと思われる。
運行ルートは、「大蔵大神神社前~高美台一丁目~平山~下原~香椎小学校前~西鉄香椎駅前~香椎御幸町~香椎浜営業所~留学生会館前~香椎浜海岸通り~城浜団地」というもので、土日祝日限定の運行である。

香椎ローカル「2番」の経路変更(下原経由→産大南口経由)以降、深夜バスの1本を除いては「回送」バスしか通っていなかった、国道3号下原交差点~下原バス停間に、久々に昼間も(土日祝日だけですが)営業運転するバスが走ることになった。
でも、「下原~西鉄香椎」地区からイオン香椎浜へは、現在でも「23B」が走っている訳なので、今回新設のルートよりは、「国道495号(和白~唐の原)経由」か「国道3号(東部青果市場前~産業大学南口)経由」にしたほうが、より幅広く集客できるのでは?と考えるのだがいかがだろうか。

東区の住宅地からイオン香椎浜への便については、これまで2回ほど(1つめは「新宮緑ヶ浜~西鉄新宮駅~杜の宮(新設)~和白~香椎~御幸町~留学生会館~香椎浜南公園~城浜団地~千早~千早駅」で、2つめは「大蔵~和白~香椎~留学生会館~香椎浜南公園~名島運動公園~名島弁天橋(新設)~箱崎ふ頭~網屋立筋~天神」)考えてみたことがあったが、「24N」の新設、「41番」の大野城サティ行き新設など、「ショッピングセンターへの足の強化」というのも最近の流れなので、もしかしたら、いずれこのような路線もできるかもしれない。

今回のダイヤ改正で、「75番」のうち東区役所経由の便が「76番」に番号が変更となったが、右の「お知らせ」は、その「76番」の臨時便運行に関するもの。
通常の「76番」は、平日と土曜に1.5往復のみと、新たな番号を与える必要があるのか?と思えるほど便数が少ないのだが、臨時便は通常の「76番」よりも本数が多く設定されている。
区役所が閉まっている土日祝日のほうが運行本数が多いということは、「土井~箱崎」地区からゆめタウン博多(馬出三丁目)への利便性向上を意図しているとも考えられ、これも最近の流れに乗ったものいえそうだ。
臨時便の「お知らせ」の時刻表には、臨時便の時刻しか載ってないのだが、どうせ本数が少ないのだから、臨時じゃないほうの便も一緒に掲載すればいいのにねぇ…と思った(ただし、通常便と臨時便では終点が異なるのだけど)。
(つづく)
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2010年6月26日ダイヤ改正(2)

2010年06月24日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
6月26日ダイヤ改正の続報…とまではいかず、思ったことの「走り書き」である。

上の改正案内は、天神郵便局前(西行き)のもの。
これまで、平日朝に6本(土曜日は3本)だけ運行されていた「新宮急行」の「大濠公園行き」(←この6本のうちのいずれかに乗っている可能性が高いです(笑))が大幅に増え、日中も運行されるようになる。
一方で、これまでメインだった「天神郵便局前行き」は、朝と夜の数本だけになり、結果として、天神行きと大濠公園行きの立場が逆転することになる。
都心→郊外向けも同様で、夕方のみ運行されていた「大濠公園発」が、日中に拡大し、「天神発」が縮小する。

便数の変更だけであり、特に何か新たな系統ができるという訳ではないのだが、この変更により、天神(橋口)交差点より西側の昭和通りにおいて、これまでは朝と夕方にしか目にすることがなかった「急行」が、これからは日中でも見かけることになる。
でも、天神郵便局前から終点の大濠公園までは全てのバス停に停車する訳で、「急行」と言われてもどうも違和感がある。
これまでは朝と夕方だけだったのでそこまで目立たなかったが、今後は混乱も起きるのでは?などと考えてしまう。

もともと、「新宮急行」の「急行」というのは、「赤間急行」から派生してきた名称だと思われる。
「赤間急行」のように、天神バスセンター始発ではないものの、都市高速に乗るまでにいくつかのバス停を通過し→香椎東ランプで都市高速を降り→そして国道3号を走る…という事象に共通点が見出されて「急行」が付いたという感じである(とはいっても、使われている車両は全く違うし、赤間急行のようなクローズドドアもないんですけどね)。
そして、「赤間急行」の「急行」というのは、「天神四丁目」「博多五町」という市内のバス停を通過する事実以上に、道路の規格が通常よりも上で、バス停とバス停の間隔も長い国道3号(香椎バイパス宗像バイパス)を走る事実に対して付けられた(「種別」ではなく)「愛称」的な側面も強いと思われる。

このように、「急行」「直行」などの優等種別の名称は、「種別」のように見えて、実は「愛称」や「イメージ」の意味合いが強いというケースが結構あるのだが、時刻表上はあくまで「種別」として扱われているために、実態をうまく反映できないケースがで出てくると思う。

新宮から来た「新宮急行」は、天神郵便局前に着いた時点で、「種別」としても「愛称」としても、もはや「急行」ではなくなっている訳だから、天神郵便局前で「急行 大濠公園行き」というのはかなり不親切であり、「23番」などに番号を変えるか、もしくは「無番」にしてしまうなどすべきだと思うし、時刻表でも「急行」として独立して扱うべきではないと思う。
無理やり「荒戸一丁目」を通過させるなどして「急行」の体裁を保つという手もあるのかもしれないが、それは本末転倒な気がするし…。

下は、「川端町・博多座前」に貼ってあった「51番 特別快速」のチラシ。
この「特別快速」にも、「種別」だけでなく「愛称」「イメージ」の側面がありそうである。
上りは、「2-1番」「3-1番」のように、赤坂門通過で昭和通り経由にしたほうがもう少し速くなりそうな感じもするが、そうなっていないのは、天神(大和証券前)から県庁方面への利用も想定されているのかもしれない。
あと、チラシには「51番」と書いてあるのだが、この路線の上りは、明治通りに入ったあと「1番 特快」にはならないのだろうか?
このへんも気になるところだ。
「当面の間、臨時」で運行されるそうだが、いずれ本運行に格上げされることはあるだろうか。
(つづく)
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2010年6月26日ダイヤ改正(1)

2010年06月15日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
来る6月26日、福岡地区でダイヤ改正が行われるとのこと。
もう既に、西鉄のサイトでも「ダイヤ改正情報」が出ているので、気になったことだけをピックアップしていく。
新ダイヤの検索はまだできないが、ざっと見た感じ、今回のテーマは「“春の大改正後の微調整”と“効率運用のさらなる促進”」という感じだろうか。

・「福岡都心ライナー」の運行終了
いきなり6月26日改正とは異なる話題だが、6月30日をもって「福岡都心ライナー」の運行が「予定通り」終了する旨が、26日改正の紙にまとめて載っていた。
以前、逆回りも兼ねた「第二のルート」を考えてみたこともあったが、儚い夢と終わってしまいそうだ。

・「3番 特別快速」の停車停留所増加
今回新たに天神~呉服町間で「川端町・博多座前」に停車するようになる。
また、朝の一部の便の「天神大和証券前」通過もなくなり、全てが大和証券前に停車することになるようだ。
上記、「福岡都心ライナー」運行開始時の記事で、“だったらついでに「川端町博多座前」にも停めてあげてもよかったのでは?”と書いていたのだが(コメントでもご賛同をいただきました)、西鉄サイドにもそのような意識はあったようだ。
天神~博多駅間で、利用者の多いバス停に停車することで利便性が向上するのは歓迎すべきだと思うのだが、今後、「特別快速」の停車停留所がさらにどんどん増えて、「各停と何にも変わらない」というような事態になるのは避けてほしいものである。

・途中折り返し便の増加
「32番」「34番」の障子岳止め、「新宮急行」の大蔵止めが増え、「390番」にひばりが丘止めが新設されるなど、運行区間の短縮傾向が見てとれる。
これまで、都市の発展に伴い、「西高下」「三軒家」小笹団地東門」「下長尾」「下の原」「三宅本町」「西月隈三丁目」「東志免」「大隈」…などの途中の折り返し便というものは衰退傾向にあり、また、「狭義の終点」についても、その先の営業所までの営業運転化などにより減少傾向にあったのだが、それらの流れは限界点に達したもようであり、今後は既存の途中折り返し場を活用するケースが増えるのかもしれない。
明らかに、時代は曲がり角を曲がった感じである。

・停留所名の改称
県庁九大病院前」が「県庁前」に、「警察本部前」が「警察本部前・九大病院入口」に、それぞれ改称になる(umi37さんからも情報をいただきました。ありがとうございます!)。
かつて、「美術館東口」が「NHK放送センター入口」に、「城内」が「城内・美術館東口」に改称されたのにも少し似ている。
以前、九大病院(構内)に行きたい人が、「県庁"九大病院"前」と聞いて、終点の手前で降りてしまう懸念について書いたことがあったが、今回の改称は、そのあたりをクリアにする意味合いがありそうだ。

・「35番」の新設
長らく欠番となっていた「35番」が、「天神~蔵本~千代町~千代一丁目~妙見~二又瀬~大井町~福岡空港~月隈団地~桜ケ丘~ひばりが丘」というルートで復活である。
天神日銀前にあったチラシには「千代、吉塚地区から乗りかえなし!福岡空港行き!!」と書いてあった。
福岡空港から距離的に離れていないにもかかわらず、旧「33番」廃止以降、空港への便に恵まれていなかった吉塚地区には朗報といえそうだ。
どうせなら、千代町~妙見(厳密には、吉塚駅東口)間を、千代一丁目経由ではなく、県庁前、警察本部前・九大病院入口、吉塚駅(ロータリー)経由にするなどしてみてもよかったのではないだろうか。

・「39番」が全便「快速」に?
「39番」はこれまで、福岡空港~豊二丁目間で、大井町と二又瀬に停車する普通の「39番」と、これらには停車せず空港通りを走る「快速39番」があったのだが、今回の改正で、全て後者の「快速」に統一されるとのこと。
でも、それだったらあえて「快速」という種別を付けずに単に「39番」として走らせてもいいような気もする(実際、どういう表示になるのかはその日になってみないとわかりませんが)。

「390番」の縮小、「35番」の新設、「39番」の全便快速化は、リンクしているといえそうだ。
以前の記事で、桜ケ丘地区の路線の変遷につき、
“この間の変遷をみていると、
 郊外~福岡空港駅
 郊外~福岡市中心部
という二つの需要に、それぞれ単独で応えようと試みたけれど(前者はローカル線「1~5番」、後者は「39B番」や「390番」)、なかなか採算が取れないということがわかり、「郊外~福岡空港駅」「郊外~(福岡空港を通らず)~福岡市中心部」という路線は縮小し、結果的に、この2つの需要に同時に応える「郊外~福岡空港駅~福岡市中心部」を運行する路線(=「39番」)の割合が相対的に高まった、という見方ができるのかもしれない。
そして、その「39番」についても、二又瀬を通らない「快速」を復活させるなどして、都心部までの足としての競争力をなんとか維持しようと努力している、ということなのかもしれない。 ”
と書いたことがある。
今回、「390番」のひばりが丘止めが増え、全体の便数もやや減るようであり、「郊外~(福岡空港を通らず)~福岡市中心部」という路線はさらに縮小する。
その反面、「郊外~福岡空港駅~福岡市中心部」を運行する路線(=「39番」)にかかるウェイトが大きくなり、全便快速化は、都心部までの足としての競争力維持への努力と見ることができる。
そして、「39番」の全便快速化により、大井町、二又瀬を経由する便が一日一本の「38番」だけになってしまうことから、「35番」を新設することで、大井町、二又瀬の便数維持と、「郊外~福岡空港駅~福岡市中心部」を運行する路線の強化を兼ねたという見方ができるのではないだろうか。

・「75番」の東区役所経由が「76番」に変更
かつての「71番」をルーツに持ち、現在平日と土曜日に都心向け2本、郊外向け1本だけ運行されている「東区役所経由」の「75番」が「76番」に改番になる。
「205番」のうち西陵高校行きを「206番」にしたり、「32番」のルクル行きを「30番」にしたり、「23番」のうち新宮緑ケ浜行きを「26番」にするなど、行先番号の細分化は最近の流行り(?)だが、一日数本の便に新たに番号を与えるというのはなかなか贅沢にもみえる。
これがもし、方向幕の時代だったら、わざわざ番号を変更するまでには至らなかったかもしれない。
(つづく)
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2010年4月1日ダイヤ改正(3)

2010年04月02日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
福岡都心ライナー」。
エイプリルフールのイタズラではなく、ホントに運行を開始した。

ただ、何の前ぶれもなく忽然と登場した感は否めず、「いきなり“都心ライナー”って言われてもねぇ…」という感じで、乗客は少なかった。

一足早く登場した「54-1番」について、先日の記事で“区間利用の需要が見込めるところをつないで一路線あたりの採算性を高めるというモデルケース”にも見えると書いたが、この「都心ライナー」もその一環のようにも見える。
これがそこそこ成功すれば、今後、「3番特快」のさらなる縮小(減便や運行区間短縮)や、「12番」「13番」「56番」「57番」の見直し(博多駅系統を廃止もしくは減便して、天神止めや県庁方面に振り替えなど)などが行われるかもしれない。
「12番」は天神から博多ふ頭に、「13番」は天神から中央ふ頭に延ばすなどして、「TMI」を向上させれば、路線の採算性も高まるのでは?などと、いろんな考えが浮かんでくるが、妄想はこのくらいにしておく。

この「都心ライナー」は、あくまで「都心ライナー」という呼称であり、「特別快速」とはまた違う位置付けのようで、「特快」と異なり「大手門」にも停車する。
だったらついでに「川端町博多座前」にも停めてあげてもよかったのでは?という気もする。

とりあえずは6月末までの「期間限定」という扱いだが、本格運行への移行はあるだろうか。
(つづくかも)
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2010年3月27日ダイヤ改正(7)

2010年03月31日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
3月27日の改正は実施され、町で新路線を目にする機会も多い。
またまた、思いつくままに書き連ねてみたい…。

博多駅から箱崎ふ頭へ向かう新路線について、改正前のバス停の掲示では「29快速」と案内されていたが、改正後は、時刻表も路線図も単に「快速」となっていたので(路線図では「リサイクルプラザ前」に網がかかっていないが、ここも一応「箱崎ふ頭地区」である…)、実際は「快速」として運行されているのかもしれない(実物を見ていないため、不確実ですが…)。

写真は博多駅交通センター1階の1番のりばのものだが、今回の改正で、隣りの2番のりばに停車するバス(昭和通り経由天神方面)がさらに減って、めっきり寂しくなってしまった感がある。
さらに隣りの3番のりばに停車するバス(明治通り経由天神方面)のうち、「100円循環バス」及び4月から走り始めるらしい「福岡都心ライナー」の2系統を2番のりばに移して、現在2番のりばに停車しているバスは1番のりばに統合するなど、のりばの再編を考えたほうがよいのではないだろうか…。

今回の改正では、バスの行先表示(LED)の表示方法もいろいろと変わっている。

新設された「24N」は、前面の経由地部分に「(上)名島ランプ(下)城浜団地」、行先部分に「(上に大文字で)海岸通・香椎参道(下に小文字で)土井営」という表示であり、工夫が感じられる。

61番」の那珂川営業所行きは、これまで行先部分が「(上に小文字で)今立or現人橋(下に大文字で)那珂川営」だったが、上の小文字部分に新たに「屋形原」も加わった。
「47番」「48番」経由地の順番が無茶苦茶な件にも改善がみられ、「博多駅」を四角で囲んで強調することなどにより、実際の運行経路の順番と整合するようになった。
一方で、「7番」の順番は相変わらず無茶苦茶であった。

「2番」などの金武営業所行きのバスでは、これまで、「イトーピア室見が丘 金武営」と、表示できる情報量が少ないLEDにおいて、12文字というかなりのスペースを割いて表示されていた。
これについては、営業所用地の提供と引き換えに、行先表示に「イトーピア室見が丘」という住宅団地の名前を入れるという契約があるという情報をコメントでいただいたことがある。
今回の改正で、行先部分は「(上に大文字で)四箇田団地(下に小文字で)室見が丘 金武営」となり、「イトーピア」の文字がなくなったのだが、これは、「イトーピア」の文字を入れよという契約が切れたということだろうか。
だとしたら、今回の改正における羽根戸~室見が丘地区の減便や、羽根戸地区廃止候補リストへの搭載も、これと少なからず関係があるのかもしれない(団地名の表示だけでなく、便数の維持などの条項もあったのかも)。

今回の改正から、「2番」の室住団地・野方系統は、下りのみ「2-3番」となり枝番が付いたのだが、「2-3」を遠くから見ると「23」に見えてしまう(特に昭和通りでは)。
「-3」を少し小さく表示するとか、もう少し工夫を期待したいものである。
あえて「2番」にこだわらなくても、以前提案した番号や、また、「8番」などでもよかったのではないだろうか(現行の「8番」を「8-1番」にするなどして。余計混乱しますかね?)。

久々に明治通りに「20番」が通るようになり、少し懐かしさも覚えた。
ただ、写真のバスの天神→福岡タワー間は、かつての城南線、西新経由ではなく、大濠公園、地行経由である。
「20番」に統合された月見町系統だが、九大前経由がなくなっても経由地部分には「巴町」と表示されていた。
巴町」という、どちらかといえばマイナーな地名が経由地名として選ばれたいきさつについては以前書いたことがあり、今回の改正で「箱崎駅東口」などに変わるかも?と思っていたのだが、それはなかった。

明治通りと福岡タワーを結ぶ路線として、「54-1番」も新設された。
ただし、この路線は天神~薬院駅~平尾~小笹~梅光園口~六本松二丁目~西新~地行…とかなりの大回りであり、明治通りから福岡タワーに行きたい人の利用を想定していないため、「小笹方面」のように、終点を表示しない方法が採られている。
ただ、「54-1番」の快速区間は、長い運行経路の中の「天神~平尾間のみ」という短い区間であるにもかかわらず、九大前や福岡タワー南口の時点で既に「快速」として走っていて、誤解を招きそうな感じであり、もう少しうまい方法を考えてほしいものである。
「54-1番」は、区間利用の需要が見込めるところをつないで一路線あたりの採算性を高めるというモデルケースにも見え、今後、このような路線が増えるのかもしれない。
そうなると、「69-1番」の減便や「54番」「59番」の廃止などの可能性もありそうな感じだ。
「54-1番」が通る梅光園一丁目~草香江間の「六本松二丁目」だが、これまでは、「96番」という、どちらかといえば独自性の強い路線だけが通っていたので「六本松二丁目」という名称でもよかったと思うのだが、「54-1番」という、他とある程度代替性がある路線も通るようになったので、「六本松二丁目」ではなく“「六本松」の中の一つののりば”という扱いに変えてしまったほうがよいのではないだろうか(例えば、福岡タワー南口や西新などで「六本松に行きますか?」と聞かれて「六本松には行きませんけど六本松二丁目なら行きますよ」と答えるのは面倒な気もするし)。

あと、バス停の時刻表が変わったのは「フォント」だけではなく、行先番号の表示形式も変わり、バスの行先表示に合わせ「都市高310」「都市高27B」などと表示されるようになった。
ただ、都市高速を既に降りて、あとは終点に向かうだけの便についても「都市高」の文字が残っているケースがみられ(都市高速を降りた便は「都市高」が外れているケースもあり、現時点では混在している)、このあたりは改善を期待したいところである。
(つづくかも)
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2010年4月1日ダイヤ改正(2)

2010年03月30日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
「福岡都心ライナー誕生!!」…だそうである。

ただ、この記事を書いている時点(29日朝)で、そのような情報が発表されているのを見つけることができず、運行開始の日付が日付だけに、いまの段階では「本当?」という感じである。
本当だとすると、「ぐりーん“実用版”」といったところだろうか。
(つづくかも)
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2010年3月27日ダイヤ改正(6)

2010年03月28日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
先日の記事で、今回のダイヤ改正から、バス停の時刻表の「フォント」も変わりそうだと書いていたが、やはり変わっていた。
台紙(?)は変わっていないようだが、従来よりは見やすくなったと思う。
週明けからは「大濠公園行き」で通勤である。

あと、二日市の「3番」同様、マリンクスの「相らんど線」にも逆回りが設定され、これまで片側しかバス停がなかったところにも新たにバス停が新設された。
新設されたバス停は従来のものとは異なり、なんだかピカピカしていた。
(つづくかも)
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2010年4月1日ダイヤ改正(1)

2010年03月26日 |   ┣ ダイヤ改正2010
3月27日に続き、4月1日にもダイヤ改正が行われる。
ここでは、福岡都市圏の話題のみお伝えして、他地区については、他の方にお任せしたいと思います…。

・古賀地区
「131番」(古賀駅~東医療センター)、及び「132番」「136番」が各1本ずつ増便される(「132番」は平日以外の増便なし)。
また、「古賀サニー前」(古賀駅南口~古賀団地間)、「小野里団地入口」(熊鶴~米多比間)、「宮の下」(麦田~下薦野間)の3つのバス停が新設される。
古賀市のローカル線は、昨年4月で廃止になる危機にあったが、その後も補助金により存続している。
存続にあたり、ルートやダイヤの変更がほとんど行われなかったため、当時の記事では“路線再編や乗り場再配置など、利用者を増やすための見直しがないまま存続させても、状況はあまり変わらないのではないだろうか。補助金(=税金)を使って存続させるのならば、もっと行政側が主体となった働きかけも必要と思われる”と書いていたのだが、今回の改正は、その「行政側が主体となった働きかけ」の第一歩なのかもしれず、今後、地域のニーズに見合った大胆な路線再編などにつながっていく可能性もあり、要注目である。

・宗像地区
東郷駅日の里口」を起点とする路線が減便となる。
団地内を循環する「11番」「12番」「15番」「16番」の合計は63本から45本に(平日、以下同)約3割の削減、団地を出て森林都市から赤間方面に向かう「17番」は13本から5本の運行となる。
「11番」「12番」「15番」「16番」についても、「15番」「16番」の「大回り」系統に集約され、それ以外の「小回り」は、実質的に廃止となってしまうようだ。

・二日市地区
「24番」のリストラが行われ、JR二日市・朝倉街道~山家道間が廃止となり(もちろん「40番」「41番」「400番」「急行」は、今後もこの区間を走ります)、西鉄筑紫駅系統オンリーとなる。
上西山発でみると、これまで朝倉街道と筑紫駅で5本ずつだったものが筑紫駅10本となり、合計の本数は変わらない。
浦の下発でみると、二日市2本、朝倉街道14本、筑紫駅5本の計21本だったものが、筑紫駅14本となり、2/3に減る。
ただ、山家道での朝倉街道方面へ向かうバスへの乗り換えがスムーズにいくのであれば、筑紫駅までの足が増えるという意味ではプラスの面もあるのかもしれない。 
なお、平日一本だけ運行されていた「JR二日市→筑紫駅」も廃止となるようだ。
また、二日市の市街地を循環する「3番」の東町系統が廃止され、これまで一方向のみの循環だったところにまさかの逆回りが新設される。
長年の筑紫野市役所から西鉄二日市にしか行けないという状態は解消されるのだが、バスの行先表示を相当工夫しないと、乗り間違いなどの混乱は必至なのではないだろうか。
(つづくかも)
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2010年3月27日ダイヤ改正(5)

2010年03月23日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
4月1日改正の情報も既に発表されているが、3月27日改正の話題を続けて…。
今回は特に新しい情報はないが、思うことを書き連ねてみる。

写真(左)は福岡市東区の「米一丸」バス停。
「51番」(←おそらく)の上から「1 姪浜」の紙が貼られているが、今回の改正で「20 福岡タワー南口」などに貼り替わる(もしくは板自体が新調される?)ことになる。
「米一丸」は、「狭義の終点」である「月見町」の3つ手前に位置する。
以前の記事で“月見町に「1番」が通っているのは「たまたま」であるとも言え、将来的には「13番」「61番」など、天神から県庁方面に向かう路線であれば何番に変わってもおかしくない状況にあるといえる”と書いていたように、今回、月見町に乗り入れるバスの番号がまた変わることになる(ただし、月見町に向かうものは従来通り「1番」であり、月見町発のものであっても大濠公園(西公園)止めのものには「20番」ではなく「1番」が付く)。

“月見町に向かうものは従来通り「1番」”と書いたが、新設される「20番」(福岡タワー南口~地行~大濠公園~赤坂門~天神~呉服町~県庁~箱崎駅東口~月見町)の東行き(県庁、月見町方面行き)は、「地行」から番号が「1番」に変わる。
昨年春の改正で、「現在複数に分かれている、ももち浜地区、県庁、博多駅のそれぞれに向かうバスの行先番号を、主要バス停(天神・博多駅)到着直前に下記の番号に切り替えることにより、バスに不慣れなお客さまにも分かりやすい表示にいたします。」(公式リリースより)ということで、天神から県庁方面に向かうバスは全て「1番」に統一されるようになり、その「切替ポイント」は「赤坂門」とされていたのだが、「20番」が「1番」に切り替わるのは、「赤坂門」よりかなり手前の「地行」である。
こうした例外が発生したのは、今回の改正で(統一番号としての「1番」ではなく)「市内貫線」としての「1番」が、姪浜から天神までの運行で打ち切りとなり、天神から東に行かなくなってしまい、天神から県庁方面に向かうバスの統一番号として「1番」を採用した根拠の基盤が失われつつあることが背景にあるのではないだろうか。
すなわち、地行から切り替わる「1番」という番号は、「統一番号」としての「1番」という意味合いに加え、従来の「市内貫線」としての「1番」という意味合いも併せ持っているということができ、その先の「赤坂門」にて、「統一番号」としての「1番」に「純化」されると解釈できる(実際にそういう意味で地行から「1番」にしたかどうかは別として、あくまで「そう解釈できるのでは?」という話です)。
個人的にはこの例外を問題視するつもりは全くなく、むしろ理に適っていると思う。
加えて言うなら、「地行」と「赤坂門」の間の「大手門」にて合流してくる「13番」「140番」の県庁(吉塚営業所)行きについても、「大手門」から「1番」としても何の問題もない気がする(ただしこの場合は、「例外」ではなく、切替ポイント自体が「赤坂門」から「大手門」に変更になるという「解釈」になる)。

番号の「統一」に関して、前回の記事で、“都心向けで、本線と合流した時点で枝番を外すことによる番号の「統一」は進む”と書いたが、その「例外」として挙げた「4-1番」「29-1番」以外にも多くの「矛盾」がある。
例えば、「6-1番」の赤坂三丁目から都心向けは「6番」としてよい気がするし、「54-1番」が笹丘一丁目から「54番」になるのであれば「69-1番」が小笹から「69番」にならないのもしっくりこない。
姪浜駅南口から国立医療センターに向かうのが「1番」と「1-5番」というのは不親切な気がするし(姪浜駅南口からは「1-9番」などに統一しては?)、「45-1番」も須玖から南は「45番」でよいのではないだろうか。
ただ、「必要性」という観点からは、これらの全てを「矛盾だ」とは言いきれない面もある。
それに、一口に「枝番」といっても、
 主従が逆転しているもの(「4番」「69番」など。「48番」と「48-2番」も歴史を遡れば逆転なのかも)
 並列関係にあるもの(姪浜駅以南の「1番」シリーズなど)
 主従や並列の関係すら見出しにくいもの(「6番」と「6-1番」、「54番」と「54-1番」などはそれぞれ独立した別の路線のようにも見える)
 今となっては主従関係が見出しにくいもの(「2-1番」「3-1番」など)
…など、「枝番なしの番号」との関係のあり方のパターンがいろいろとあることから、「枝番さえ外せばいい」というものではないという側面もある。
さらにいえば、この「枝番」の付与は、現状では、「枝番なしの番号」が1桁もしくは2桁の場合にのみ行われ、3桁の場合には行われていない。
バスの行先表示のLEDに「204-1」や「312-9」などと4つの数字が表示されたとしても、見た人はおそらく直感的にとらえることができずに混乱するだろう(時刻表のシステムが「3桁+枝番」に対応しているか否かは知らない)。
1桁もしくは2桁の番号にのみ枝番が付き、3桁の番号には付かないということは、条件面でかなりの「制約」といえ(3桁にも枝番を付けるべきと言っているのではありません)、今後も「矛盾」が拡大していく可能性を孕んでいると言えるのではないだろうか。

なお、この「矛盾」に関して、(2)の記事にて、「2-3番」が都心向けは全区間で枝番なしの「2番」で運行することにつき、“「2-3番」についても、野方→室住団地→原は「2-3番」として運行して、原で枝番を取るのが適切なのではないだろうか”と書いたのだが、コメントで「203番」との誤乗を防ぐ意味があるのでは?という意見をいただき、納得した次第である。

追伸
(4)の記事で、“「3番特快」は、西新より郊外部では各駅停車(種別としては「快速」)に成り下がっている”と書いていましたが、厳密には、朝の上りだけ「特快」が残っています。
言葉足らずでした。
(つづくかも)
コメント (2)
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