INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

素顔のままで(40)

2015年09月26日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
次は「公民館入口」。

学校警察署農協公園などと同じく、多数あるものをバス停の名前にするときは、地名を入れないとなかなか特定が難しい。
しかも本件は「前」ではなく「入口」。

かつては、福岡市都心部から「公民館入口行き」のバスも運行されていた。

 
ここは博多南駅のターミナル裏手の降車場。
このへんの運行ルートについては「下中原」の記事も参照のこと。

 
ただし、もともとは「裏手」ではなく、現在もこちらのほうが電車の乗り場には近い。

9月27日のバスの日記念イベントには、博多南駅からシャトルバスも運行されるとのこと。

なお、「公民館入口」は、現在は「上白水公民館入口」に改称されています。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(39)

2015年04月15日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
役場前」。

 
ここに停車していた路線は既に廃止となり、このバス停は現存せず。

 
このバス停は、ここから南に進み、この突き当たりを右折したところにあった。


突き当たりを左折したところにも別の乗り場があって、


こちらは「役場前」の前に地名が入っている


こちらに停車する路線は現在でも健在(時刻は変わっています)。

固有名詞を使わずに書いてみました。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(38)

2014年09月19日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県うきは市の「学校前」バス停。

 
まさに学校前。
学校の名は御幸小学校。

日本に数ある学校の中でもっとも著名な学校なので、敢えて固有名詞を付けるまでもないという理由で単に「学校前」という名称になっている…という訳ではない。

公園前」「農協前」「警察署前」「老人ホーム前」でも同様のことを書いたが、西鉄のサイトで検索すると、「学校前」という名のバス停は、全部で3つある(西鉄電車には「学校前」駅もありますが)。
ここ以外の、久山町の「学校前」と、筑紫野市の「学校前」は過去に取り上げているので、ぜひご参照ください。

  
浮羽支線「妹川線」の停留所だが(「浮羽発着所」から来ると「学校前」はの次)、


間もなくその役割を終える
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(37)

2014年06月14日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県宗像市の「教育大前」バス停。

今年4月に、「女子大前」が「福岡女子大前」、「産業大学前」が「九州産業大学前」…などに変わったが、ここは「福岡教育大前」や「福岡教育大学前」などに変わることなく依然「教育大前」のまま。

「福岡女子大前」がまだ「女子大前」だった頃の記事で、

“県内に「女学院」「女学園」「女子短期大学」…などはあっても、「女子大学」という名の付く施設は他になさそうなので(あったらスミマセン)、「女子大前」のままでも準固有名詞的な感じで機能するのかもしれない。
また、「福岡で女子大といえば福岡女子大」という誇りみたいなものもあるかもしれないので、変に「福岡」を付けなくてもいいのかも、という気も。”

と書いたことがあった。

同様の考え方でいけば、「教育大前」も現在の名称のままでよいのかもしれないが、昨今の傾向を見ていると、今後どうなるかは予断を許しません(笑)。



 
「海老津」と「天神」という並びが素敵な北東行き乗り場には「20番」と「赤間急行」が停車。


ただし、現在ここからは「海老津」までは行くことができず、「20番」の終点は「海老津駅」。


「赤間急行」には「上西郷経由」と「イオンモール福津経由」の2種類があるが、現状は、「イオンモール福津」経由も「上西郷」には停車するというややちぐはぐな状況。

 
南西行き乗り場。


20番」「赤間急行」ともに、次の「赤間営業所」が終点であり、路線図も“no alternative”。

なお、JR鹿児島本線の「教育大前」駅は、西鉄バスの赤間営業所の目の前にあり、西鉄バスの「唐の原」及び「九州産業大学前」バス停、JRの「九産大前」駅と同じような関係。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(36)

2013年08月31日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
約3年半ぶりに、 福岡県春日市の「バスセンター」。

バス停の名称は、「バスセンター」の前にも後にも何もコトバは付かず、単に「バスセンター」。
市のコミュニティバス「やよい」の拠点。
「やよい」の特性については、過去の記事で結構うまくまとめているので(←自画自賛)そちらを参照。


このたび、「やよい」が新車両に変わった。
車両には全く詳しくないのだが、おそらくこれはポンチョという車種(子供が新宮町のマリンクスの新旧車両について詳しいため、私も少しだけわかるようになりました笑)。


運賃が後払いになり、nimocaも使えるようになりました。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(35)

2013年07月25日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡市東区の「女子大前」バス停。

「中学校前」が「多々良中学校前」になったり、「病院下」が「福岡病院下」になったり、「西陵高校」が「福岡西陵高校」になったり…という流れを見ていると、ここ「女子大前」も「福岡女子大前」に改称されてもよさそうな雰囲気だが、長年そのような改称は行われていない。

ただ、県内に「女学院」「女学園」「女子短期大学」…などはあっても、「女子大学」という名の付く施設は他になさそうなので(あったらスミマセン)、「女子大前」のままでも準固有名詞的な感じで機能するのかもしれない。

また、「福岡で女子大といえば福岡女子大」という誇りみたいなものもあるかもしれないので、変に「福岡」を付けなくてもいいのかも、という気も。
私も、もし「修猷館前」が「修猷館高校前」とかになったら、なんか違和感を覚えそう。


もう少しレイアウトを工夫できそうな路線図


このバス停の先で、香椎ランプから都市高速に乗る路線と、そのまま3号線を走る路線に分かれる。
(つづく)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(34)

2013年04月16日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
3月16日のダイヤ改正で「マリナタウン入口」から改称された「郵便局前」バス停。

「西福岡マリナタウン」の入口に位置し、「マリナタウン入口」の交差点に近い場所であり、「ショッパーズモールマリナタウン」のすぐそばでもあるので、「マリナタウン入口」で何の問題もなかったように思えるのだが、名称が変更されたということは“何らかの理由”があるのだろう。


変更後が、「郵便局前」という“素顔のままで”度が高い名称であることもまた特筆すべき点である。

改称に至った“何らかの理由”を勝手に推測してみる。

「303番」のマリノアシティ行きなどの車内アナウンスでは、「このバスは、マリナタウンにはまいりません」と案内されるが、「マリナタウン入口」には停車するので、「わかりにくい!」という苦情が出て、「マリナタウン入口」を改称しようということになった。

至近にある大型商業施設から「ショッパーズモール前」などに改称して、ダイエーにスポンサーになってもらおうとしたが断られた。

その「当てつけ」として、小規模の施設の名称を敢えて付けた(ただ、当該郵便局は「福岡マリナタウン郵便局」なので、「マリナタウン郵便局前」としてしまうと、また「マリナタウン」が入ってしまうことから、結局「郵便局前」となった)。

…以上は、全くの想像であり、何の根拠もありません。

いろんな事情があるだろうから、改称すること自体は別に構わないのだが、もう少し名称を練ってほしかった気がする。
特に、西鉄バスの時刻検索では、複数の乗り場があるバス停の場合、「蔵本地区」「赤坂門地区」のように「○○地区」としてまとめて検索できるのだが、この場所が「郵便局前地区」となっているのをみると、その思いはなおさらである。


「300番」の駅東ランプ経由は健在。
(つづく)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(33)

2012年12月02日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県芦屋町の「自衛隊前」バス停。
航空自衛隊芦屋基地の正門近くに位置する。

学校前」「公園前」ほどに「素顔のままで」な感じがしないのは、「自衛隊」がそこらじゅうにある施設ではないからだと言えそう。

次の選挙で自民党が政権をとると、「国防軍前」に改称…されるのでしょうか??。


西鉄、北九州市営芦屋タウンバスのバス停が並んで立つ。
かつては西鉄バスが「芦屋車庫~自衛隊前~遠賀川駅折尾黒崎」を結んでいたが、芦屋町から遠賀川駅の間は「芦屋タウンバス」に引き継がれており、


西鉄の隣りのバス停「芦屋中学校前」「正門通」はその当時の名残である。


北西行き乗り場と、


南東行き乗り場。

現在の西鉄の路線は、北九州市営バスと共同運行している黒崎行きの「芦屋急行」のみ。


西鉄、市営双方のバス停で、双方の時刻表を掲示していてなんかちぐはぐな感じもする。
ただ、ICカードの互換性がないなどの問題もあり、あくまで別の運行主体なのだというスタンスを強調しているようにも見える。

一緒にバスを待っていたおばさんは、芦屋急行について
「どんどん本数が減って不便になった。お客さんが減ってるのなら仕方ないのかもしれませんけどね」
と半ば諦め気味だったが、運行主体の側にも、サービスを向上させる余地がかなりありそうな気がする。


ちなみに、「芦屋急行」は、次の「鶴松団地」が終点であり、西鉄の路線図は“no alternative”。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(32)

2012年08月10日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
北九州市門司区の「埋立入口」バス停。

レトロ桟橋通り~田野浦間で「海岸経由」と「山手経由」があるうちの「海岸経由」のバスが停車する。


郊外行きはほとんどが2つ先の「田野浦」までで、ごく一部がさらにその先の「太刀浦埠頭入口」まで。
「都市高170 175」という表示があるものの、「田野浦」までの間で都市高速道路を利用する訳ではない


都心方面行きの路線は、門司港駅、門司区の中心部を通って小倉北区小倉南区戸畑区方面に多彩な顔ぶれ。
ただ、もし「田野浦」に西鉄バスの営業所がなかったら、これだけの路線はやってこない可能性大。

「埋立入口」…たしかに埋立地の入口的な場所ではあるのだが、「百道」も「給油センター」も「那の津口」も「博多ふ頭入口」も「築港口」も…という感じで「埋立入口」と呼べそうな場所は他にもたくさんある
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(31)

2012年06月26日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県宗像市の「近隣公園前」バス停。

「近隣公園」とは、かなり大雑把に言うと、都市計画によって造られる住区基幹公園のうちの、中規模なものに対する総称である。
公園前」よりは対象が絞り込まれてはいるが、バス停最寄りの公園の固有名詞ではない(バス停前にある公園の名称は、「自由ヶ丘第11号公園」)。
ちなみに、住区基幹公園のうち、小規模なものは「街区公園」、大規模なものは「地区公園」であり、「広陵台児童公園」は「街区公園」、「広陵台中央公園」は「地区公園」ではないかと思う。

    
北西行き乗り場(次は「自由ヶ丘十一丁目」)。
「8番」の赤間駅南口行きと、「赤間急行」の天神行き(イオンモール福津経由、上西郷経由)が停車。
路線図には「特急」停車バス停の案内もあるが、現在はこのバス停に「特急」は停車しない。
でも、“「特急」停車バス停まで「急行」で行って、そこで「特急」に乗り換える”というパターンを想定しているのであれば、この表記も特に誤りではないと思う。

もし、“優等種別への乗り換え”の文化(?)が「赤間急行」でも定着すれば、現在よりももう少しこまめに停車して「赤間急行」への客を集める「赤間快速」的なものが成立し得ないか?と勝手に考えている。
朝野団地宗像ユリックス、イオンモール福津、舞の里五丁目、福岡東医療センター下深町(駐車場前)、原上地区…などに立ち寄りつつ、都心側は天神まで行かずに、香椎経由で留学生会館前まで…とか、単なる妄想ですけど。

  
  
南東行き乗り場。
「8番」の青葉台入口行き、「8-1番」の自由ヶ丘南西通り方面行き、「赤間急行」の自由ヶ丘南三丁目行き、青葉台入口行きが停車。
「8番」と「赤間急行」では、青葉台入口までの経路が異なる。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(30)

2012年06月15日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県粕屋町の「購買店前」バス停。

前回取り上げたときは「仲原購売店前」という表記だったが、現在は「購買店前」という表記。

ちなみに、西鉄のサイトでは「購売店前」となっていて、「買う」と「売る」の違いがあり、正式名称が安定していない
前回の記事のときには、「売る」と「買う」の違いに気付いていなかった。

日本語としては「購買」が一般的であり、「購売」はあまり使われない(というか誤用)ようだ。
ただ、バス停の名称という観点でみるとあくまで「固有名詞」なので、“「購売店前」が誤り”とまでは言い切れない面もある。

  
都心行き乗り場。
現在は、「36番」の天神行きのみ。

  
郊外行き乗り場。
「36番」の「新原経由宇美営業所行き」が2系統あるのは、「イオンモール福岡」を複乗するか否かの違い。
かつては、「新原行き」「佐谷行き」「佐谷経由宇美営業所行き」「恵山閣、佐谷経由宇美営業所行き」などもあり。


郊外行きは、次の交差点を左折し、さらにその先で2回右折して、イオンモール福岡方面に向かう。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(29)

2012年04月12日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県宗像市の「渡場」バス停。

日本に数ある渡場の中でもっとも著名な渡場なので、敢えて固有名詞を付けるまでもないという理由で単に「渡場」という名称になっている…という訳ではなさそう(「ショッピングセンター」や「四ツ角」でも同じようなことを書きましたが)。

広義の終点」である「鐘崎車庫」と、「狭義の終点」である「京泊」の間にたった一つだけあるバス停であり、かつて「薦野」と「清滝」の間にあった「田中」のような位置付け。


運行本数はこれだけ。
「京泊」に向かうのは東郷駅からやってきた「2番」、「鐘崎車庫」方面に向かうのは赤間営業所行きの「3番」であり、非対称
主に旧玄海町域を走るコミュニティバス「池野・岬地区線」も3.5往復あり。


「京泊」方面と、


「鐘崎車庫」方面。


「渡場」は、地島航路の渡船場のことを指していると思われるが(ただし渡船場へは「鐘崎車庫」のほうが近い)、地島航路は、今年2月から大島港路が発着する「神湊」に集約されたため、


現在はこんな状態。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(28)

2012年03月30日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
佐賀県鳥栖市の「公園前」バス停。

「公園前」を取り上げるのは、筑紫野市宗像市洞爺湖町に続き4回目。


まさに公園前。


真ん中の「青葉台中央行き」が反対側(標柱はない)に停車して、両端の「信愛女学院行き」と「西鉄久留米行き」がこのバス停に停車する。
時刻表をプリントアウトする前に、「並び替え」を設定できないものなのだろうかとつい思ってしまう。

なお、この時刻表では「青葉台中央」だが、西鉄のサイトでは「ニュータウン青葉台」という表記であり、実際の現地での表記は2つを合わせた「ニュータウン青葉台中央」となっている。


この先は、終点の「ニュータウン青葉台中央」。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(27)

2012年02月02日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県久留米市の「ショッピングセンター」バス停。

日本に数あるショッピングセンターの中でもっとも著名なショッピングセンターなので、敢えて固有名詞を付けるまでもないという理由で単に「ショッピングセンター」という名称になっている…という訳ではなく、



比較的大規模な住宅団地「青峰団地(高良内団地)」の中にある終点間際のバス停であり、“利用者にさえわかればいい”的な発想で、単に「ショッピングセンター」になっているという感じである。

実際に、バスの利用者はこの名称に慣れ親しんでいるのだろうから何の問題もないのかもしれない。

ただ、インターネットで時刻検索ができるようになった現在、日本全国、そして世界中の人々が目にする可能性があることまで考えると、抽象的な「ショッピングセンター」という名称だと、“不親切と思われても仕方がない”という局面が出てきそうだ。

かといって、今さら「青峰団地ショッピングセンター」などに改称するのも“野暮”な感じがするのは事実。

そんな絶妙なパワーバランス(?)の上に、「ショッピングセンター」は今日も存在し続ける。



(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(26)

2011年12月14日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
北九州市八幡西区の「トンネル口」バス停。
北九州市には他にも、小倉と門司の間に「手向山トンネル口」、門司の関門海峡側周防灘側の間に「鹿トンネル口」や「桜トンネル口」があるが(他に「関門トンネル車道口」「関門トンネル人道口」もあり)、こちらは単に「トンネル口」。

他方、福岡地区には「トンネル」が付いたバス停はなく、北九州と福岡の地形の違いを表す例とも言えそうだ。



トンネルの名称は「永犬丸トンネル」、トンネルを抜けると中間市である。
北九州市のベッドタウンであり、位置関係的には八幡西区と一体化しているようにも見える中間市だが、地形的には独立性が強い。



主に八幡西区西部の住宅地と黒崎地区を結んでいる「74番」の一部が、八幡西区から中間市に入りさらにその先、再び八幡西区の「香月営業所」まで運行されているが、営業所からの(営業所への)出入庫を目的とした運用のようであり、運行本数も少なく時間帯も偏っている(かといって、利用者が皆無というわけではありません)。

「トンネル口」の読みは「トンネルロ」ではなく「トンネルグチ」。
当然の読み方ではあるのだが、以前、市販の道路地図で、宗像市の「構え口」が「構之口」になっていたり、糸島市の糸島高校の南にある「糸高南」が「縞南」になっている例を目にしたことがあり、西鉄のあずかり知らないところで伝言ゲームのように間違って伝播していく可能性がない訳ではない。

また、西鉄のあずかり知らない場面ではなく、社内の表示においても、バス停の銘板(というのでしょうか?バス停名が書いてある板)やバス停掲示の路線図兼運賃表車内のデジタル運賃表や西鉄の公式サイトなどの間で表示が統一されていないケースは多い。
例としては、「前」の有無「団地」の有無新字体か旧字体か「口」か「入口」か「の」か「ノ」か「之」か“そのいずれもない”か「ケ」か「ヶ」か“そのいずれもない”か「つ」か「ツ」か“そのいずれもない”か数字か漢数字か…などがある。



“目に見えるもの”だけでなく“耳で聞こえるもの”にまで対象を広げれば、「トンネル口」のひとつ先の「犬王」がアナウンスでは「いのう」なのにサイトでは「いぬおう」だったり、春日市の「須玖」がバス停の英字表記は「SUKU」なのにアナウンスは「すぐ」だったり、同じく春日市の「放送所前」が英字表記は「HOSOSHO MAE」なのにアナウンスは「ほうそうじょまえ」だったり…と、様々な違いがある。

「一つのバス停に一つの名前がある」というのは一見当たり前のようにも思えるのだが、実は、「一つのバス停にいろんな名前がある」というケースは枚挙に暇がなく、“目に見えるもの”と“耳で聞こえるもの”の全てがすんなりと一致することのほうが珍しいのかもしれない。
バス停の数が管理しきれないほど多く、それだけ人々の生活の内部に入りこんでいるという見方もでき、このような「ゆるさ」「大らかさ」を否定するつもりはない(駅の名前とかインターチェンジなんかであれば、そのような多様性も許容されにくいのかもしれない)。
なので、「どれかひとつに早急に統一すべきだ!」などというつもりは全くないのだが、検索に際しての弊害にだけは気を配っていただきたいものである。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする