(つづき)
順番通りのルートを辿ると、なかなか乗り応えがありそう。
「天神三丁目には停車しません」を入れたことで溢れた「都市高」が、行き場を誤ってしまった感じでしょうか。
前面には矢印がないので、順番が無茶苦茶に見えても必ずしも「誤り」とは言い切れないのだが、側面は矢印があるため、正誤が際立つ結果に。
(つづく)
(つづき)
順番通りのルートを辿ると、なかなか乗り応えがありそう。
「天神三丁目には停車しません」を入れたことで溢れた「都市高」が、行き場を誤ってしまった感じでしょうか。
前面には矢印がないので、順番が無茶苦茶に見えても必ずしも「誤り」とは言い切れないのだが、側面は矢印があるため、正誤が際立つ結果に。
(つづく)
(つづき)
「46L」、46リットルではありません。
今年の春から運行を開始した新路線。
「行先番号の末尾に付くアルファベットは都市高速道路のランプを表す」のが現在の一応の原則だが、この路線は「39B」などと同様に都市高速は通らない。
“L”は、ららぽーと福岡のイニシャルで、美術館のイニシャル“M”を付けた北九州の「7M」と似た概念。
ちなみに、「37B」「39B」の“B”はバイパス、「90B」の“B”は馬場、「201A」「204A」の“A”は赤坂門、「8A」の“A”は足立中学校を、それぞれ意味する…のではないかと推測される。
「46番」の福岡市都心部~竹下間と、竹下~ららぽーと福岡を運行していた「直行」を合わせてできた路線で、既存の「46番」「46-1番」と区別して「46L」。
福岡市都心部とららぽーと福岡を結ぶ路線は、当初は筑紫通り経由で「44番」として乗り入れていたが、誤乗多発により4ヶ月後に「無番」となり、さらにその7ヶ月後、今年の3月25日からは「L」として運行されている。
「46番」のルートでららぽーと福岡に乗り入れる路線が「46L」なら、筑紫通り経由でららぽーと福岡に乗り入れる路線は「L」ではなく「44L」でもよさそう…という気もする。
しかし一方で、既存の「40番」のルートを変更してららぽーと福岡の前を通るようにした新路線には、ららぽーと福岡内に乗り入れないにも関わらず「40L」が付いており、だったら、既存の「44番」「45番」「5番」も、「44L」「45L」「5L」でいいじゃないか、という気もしてくる。
「46L」「L」「40L」の“L”は、ららぽーと福岡を表すことに間違いはないのだが、全て意味合いが微妙に違うという状況が発生している。
まあ、厳密さを求めてもあまり意味がなく、なんとなく伝わればよいのかもしれませんが。
なお、「46L」の登場で、「46番」「46-1番」のみが通る竹下から先(郊外)の部分、五十川、宮竹、井尻一丁目方面はかなりの減便となり、特に「46番」のオリジナルルートかつハイライトともいえる一方通行区間を通るバスは一日数本のみと、一昔前からは考えられない少なさとなってしまった。
(つづく)
(つづき)
2023年は「23番」から。
新宮営業所の開設から2010年春まで運行された「23番」新宮緑ケ浜行き。
その後、「26番」に改番され、新宮営業所が閉鎖された2019年春まで運行された。
なお、「26番」に改番されたのは郊外行きのみで、都心行きは引き続き「23番」として運行されていた。
現在運行されている「23番」香椎照葉センターマークス前行きが、この系統の実質的な後継。
終点は全く違う場所だが、“営業所に帰る”という意味で。
行先が多様になりすぎて、27年前に「22番」や「27番」に分割された「23番」だが、2023年現在も行先の多様性は健在。
「23番」から分割されて誕生した「22番」もまた、多様性を帯びている。
同じ「23番」でも、行先によって天神中央郵便局前の乗り場が異なる状況も相変わらずだが、整理・減便されてシンプルなラインナップになるよりは現状のほうがまだいいのかも、という気もしています。
福岡中央郵便局の再開発計画もあり、バス停利用者の動線も考慮したプランを期待したいところ。
今年春のダイヤ改正では、他のエリアも含め「多様性」が失われてしまいそうな気配もかなりしますが、どんな年になるでしょうか。
本年もどうぞよろしくお願いします。
(つづく)
(つづき)
「22番」、2022年です。
現在の「22番」は、「23番」から派生したもの。
“海岸通”が海沿いの通りではなくなってから久しいですが、バス停は変わらず「香椎浜海岸通り」で、バスに表示される経由地も「海岸通」。
そういえば1982年のお正月、先代の「22番」に乗って薦野(こもの)に行きました。
それから40年、興味の対象が大して変わっていないことをどう捉えるべきでしょうか(笑)。
なお、バス路線網の大枠が100年以上ほぼ変わっていない古賀市にも、ついにオンデマンドバス導入が検討されていて、大きな転換点を迎えています。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
(つづく)
(つづき)
「快速200番」博多駅行き。
2012年春までは「野芥一丁目」という名称で、改称は地下鉄開業から7年後でした。
なお、「野芥一丁目」より前は「農協前」という名のバス停でした。
ちなみに「別府二丁目」が「別府駅前」になったのは駅ができてから9年後、「諸岡団地」が「笹原駅入口」になったのは駅ができてから19年後。
西鉄は他社の駅には厳しいという見方もできる一方で、「平尾」が「西鉄平尾駅」になったのは駅ができてから約80年後だったりします。
「貝塚」「名島」「香椎」なんかも、「~駅入口」に改称するタイミングがこれまであったと思うのですが、特にそういうことは行われないまま時間が経過。
西鉄バスのプライドみたいなものが表れているとも言えるので、特に改称したほうがいいと言いたい訳ではありません。
同じ新聞社と放送局でも、朝日新聞とKBC、毎日新聞とRKBでは関係性が微妙に異なるのにもどこか似ている感じ。
現在建設中の雑餉隈~春日原間の新駅が開業したら、「雑餉隈車庫(旧雑餉隈営業所)」はさすがに名称変更になるでしょうか。
今回も駅名の公募にいくつか応募しましたが、発表後にまた答え合わせを行いたいと思います(笑)。
「200番」の登場は「201~204番」よりも後、という件については過去の記事で説明しています。
来年度、地下鉄七隈線が博多まで延伸されたら、この「200番」、そして「17番」なども大きな影響を受けそう。
七隈線開業時のように、真っ向勝負を挑む余力はもうなさそうなので、あとは、駅までの“フィーダー路線”の充実がどれくらい図られるのか、そしてそれがちゃんと定着するのかに注目。
(つづく)
(つづき)
「333番」。
今年春のダイヤ改正で303から30増えて333に。
鳥栖~小郡で15増えたケースや福岡~古賀で20減ったケースなどよりは大きな変化量だが、53減ったり、60増えたり、67減ったり、85増えたり、100増えたり、130減ったり、699減ったり…という変化量には敵わず。
北九州には1が3つ並ぶ「111番」が存在するが、福岡地区で同じ数字が3つ並ぶのは今のところこれだけ。
今後、「222番」「444番」「777番」などができる日は来るでしょうか。
また、欠番となった「303番」に新たな路線が入ってくることはあるでしょうか。
(つづく)
(つづき)
「7M」。
7は七条、Mはミュージアムのことで、数字、アルファベットともに意味を帯びている。
福岡地区では、“数字の後のアルファベット”は都市高速のランプを表しているが、ABCD…という記号的なものと、N(名島ランプや西公園ランプ)、M(百道ランプ)という意味を帯びたものが混在。
なお、西公園のN、百道のMを冠していた「2-3N」「3-3N」「3-3M」は現存していません。
北九州地区では、「7M」以外にも、過去に萩崎町経由の「8A」、322号バイパス経由の「12A」、馬場経由の「90B」、厚生年金会館経由の「91A」といった、“数字+アルファベット”の行先番号が存在したが、いずれも都市高速とは関係なし(「90B」のBは馬場の意味でしょうか)。
福岡地区でも、「37B」「39B」「31A」「201A」「204A」のように、都市高速を通らない“数字+アルファベット”の行先番号が存在したケースがあり(「39B」のみ現存。Bはバイパスの意味)。
福岡地区で“アルファベット単独”もしくは“アルファベットが前に来る場合”は、九大のK、渡辺通りのW、エアポートのAのように、意味の要素が入ってくる。
数字でも、“9”が九大前(9番)や区役所(90番台や79番)とか、“10”が10号線(10番台)を表している(という解釈もできる)ケースがあったりするが、一方で、拾六町団地に「16番」が行くようなことはなし。
同じようなこと、多分過去にもさんざん書いていて、特に新鮮味のある話でもないと思うのですが、定期的な頭の整理と思ってご容赦ください(笑)。
順番に並べた時に、“7”と“7M”の間に“76”が入ってしまうのが残念。
(つづく)
(つづき)
「54-1番」。
「平尾」というバス停は現在はなく、「西鉄平尾駅」に改称されている。
平尾地区を通る、という解釈もできそうだが、「平尾」が付くバス停は「西鉄平尾駅」以外には意外にも(?)なし(別の場所に「早良平尾」や「東平尾」はありますが)。
「二条」「三条」「七条」に「高見」が暗示的に入っているように、「山荘通」や「南山荘通」に「平尾」が入っているという解釈はできるのかもしれません。
天神から福岡タワーに行く場合、普通の人にはお勧めできない路線だが、普通じゃない人には逆にお勧めしたい路線(笑)。
新しい路線だという認識でいたのだが、誕生からもう10年以上が経っていることを知り、驚きを禁じ得ない。
誕生から現在まで、速達運行区間や種別が何度か変わっているが、詳しいことはこのブログ内で「54-1番」で検索していただければ。
(つづく)
(つづき)
「61番」若久団地第三行き。
ほかに“第三”が付かない若久団地行き、高宮駅東口に寄り道する若久団地第三行きもあり。
「61番」にはさらに九州がんセンター行き、那珂川営業所行き(現人橋経由と今立経由)があって、老司団地、桧原営業所、片江営業所、福大病院などの行先はなくなったものの、依然として枝分かれの多い路線である。
都心側の終点も、箱崎三丁目、那の津四丁目、福浜…と、天神から先の散らばり度が高く(ただし、福浜行きは全区間「68-1番」として運行。その他の行先も途中で番号を変える)、「37番」などとは対照的。
若久団地第三は「狭義の終点」ではなく、郊外行きは「→団地→第一→第二→第三」、反対方向は「第一→第二→第三→団地→」というルートを辿り、小倉北区の赤坂海岸地区と似たようなパターン。
香椎パークポート同様、つなぎたくなる衝動に駆られるエリアでもあります。
でも、つながるとしたら、もはや路線バスではなくて「のるーと」かもしれません。
日の里団地でも西鉄バス路線が来年3月末に廃止となり、4月からは「のるーと」に移行するようですし。
(つづく)
(つづき)
「23-2番」香椎パークポート行き、平日朝2本、土曜朝1本だけの運行。
ポークパートだと豚肉の部位になってしまうが、こちらはパークポート。
港湾施設の中に広めの公園が配置されていることが名称の由来のよう。
時刻表では「香椎パークポ」行き。
「グリ|ンパ|」などとともに、「香椎パ|クポ」という表記だったこともありました。
「香椎パークポート」は、住所でいうと香椎浜ふ頭だが、香椎浜や香椎照葉などとはバス路線的にはつながっておらず、つなぎたくなる衝動に常に駈られるエリアではあります(笑)。
過去の記事では、
“香椎地区のメインの路線である「23番」をベースとした「23-2番」を付けていることから、「23」という数字を見て「香椎に行く」と考える人がいないとも言い切れない。
主に福岡市中心部~香椎地区を結ぶ「23番」は、「1番」や「62番」と同様、時が経つにつれ経由地や行先が複雑化したことから、「22番」「27番」などに分割されたという経緯がある。
それでもなお、香椎とはほとんど関係がない場所を通るパークポート行きに「23番」をベースとした番号を付けた背景には、古くからの「23番」に対する「本線意識」のようなものがある気がする”
“「香椎」は、福岡市の東の副都心として位置づけられているが、西の副都心「西新」、南の副都心「大橋」と比較して、その地名でカバーするエリアがとても広いという特色がある(それは海側だけでなく山側も)”
と書いたことがありました。
香椎という“中心”があって、そこから山側、海側に広がった住宅地や港湾施設に「香椎」の名が付き、そこに「23番=香椎」という認識が加わって、「23番」が枝を伸ばし拡大してきた…と言えると思うのだが、香椎照葉センターマークス前行き(旧・香椎照葉五丁目行き)が「23番」であることにやや違和感を覚えるのは、アイランドシティがもはや香椎の派生物ではなく、ひとつの独立したまちとなったことの証左なのかもしれません(すべて個人の見解です)。
そういえば、福岡市西部の博多湾を埋め立てるとき、「西新浜」とか「シーサイドにしじん」などの名称案は出なかったのでしょうか。
となると、RKBのキャラクターも「ももピッ」ではなく「にしっピ」とかになっていたかもしれません。
行先番号に3つの数字が出てくる場合、そのうちの一つには「0」か「1」が入るというのが、視認性の観点からの慣例というか暗黙の了解であったと思うのだが、「23-2番」はその例外的なパターン。
近年は「525番」「526番」「48-2番」などの出現で、もはや例外という感じでもなくなっていますが。
「333番」は、視認性の面からの減点要素よりも、同じ数字が3つ並ぶことの加点要素のほうが大きいということでしょうか。
(つづく)
(つづき)
「13番」。
福岡では油山、直方ではイオンモールだが、北九州では安部山公園を複乗してサンリブシティ小倉まで。
かつては、恒見行きも上貫行きも、この安部山公園行きも、そして今はなき行橋・中津行きも「10番」として運行されていた。
現在は「13番」「14番」「17番」「19番」…など、10番台の他の数字に細分化されているが、10番台の“10”は、これらの路線のルートである国道10号に肖っていると考えられる。
ただ、道路番号と結びつけて行先番号を付けたとはいっても、体系的なものではなく、あくまで直感的なものだと思いますが。
でも、こう考えると久留米~八女の30番台は国道3号、久留米~吉井・浮羽の20番台は国道210号のことが少しは念頭にあったのかもしれません。
福岡の70番台の再編のとき、東区役所経由を「79番」にしたのは、区役所の“ク”を意識していた…というのは結果論でしょうか。
(つづく)
(つづき)
「20番」、2020年です。
現在の「20番」は、「25番」のルート一部変更による改番で登場しました。
先先代の「20番」は市内電車代行路線で、いずれも現存していませんが、
先先先代の「20番」は今も片隅でひっそりと生き延びています。
このブログもそんな感じで(笑)。
(つづく)
(つづき)
「4-3番」。
初代「4-3番」は、平成の始め頃、現在の「300番」の原型のようなルートで、ごく短期間だけ存在したが、こちらの「4-3番」は2010年春に登場した、平日朝3本、土曜朝2本だけの路線。
「4-1番」「4-2番」があって、その次に登場した路線、というわけではなく、
“「4番」のルートで千早駅まで行って、そこから先は「3番」になりますよ”
という意味が込められており、ある意味、物語性を帯びた番号。
変更前後の番号がどちらもプリミティブな数字であったからこそ、この番号にしようという発想が生まれたといえると思う。
もし、この考え方を他にも援用しようとすると、「2-1-W2番」「22T-22-1番」「210-21A番」「525-208番」「62-1-62-W2番」「54-1-54-1番」…など、ものすごい番号が続々登場してしまいそうです(笑)。
北九州ではこういう案内も。
ただし、バスの行先表示では、こういう表示は使われていません。
(つづく)