INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

2017年3月25日ダイヤ改正(12)

2017年03月31日 |   ┣ ダイヤ改正2017

(つづき)
アクロス福岡・水鏡天満宮前」。

県庁前」→「市役所北口」→「市役所北口・アクロス福岡前」→「アクロス福岡・水鏡天満宮前」という変遷。


水鏡天満宮は、「県庁前」の頃からずっとここにあったわけですが。

ちなみに、昭和通りのバス停は「県庁通り」→「歴史資料館前」→「天神四丁目」、国体道路のバス停は「県庁裏」→「春吉」という変遷を辿っている。


「アクロス福岡・水鏡」(あくろすふくおかみずかがみ)、なんだか語呂が良いです。


シールが、「博多バスター」「コットンヒル」を修正。
国際線ターミ」とか「グリーンパー」なんかもどうにかしてほしいもの。



牛柄。
これがも~も~らんどに行くんですかね?


西鉄のバス停で「~」が付くのはおそらく初めて。

 
こっちでは「~」ではなく「ー」になっていますが。


も~も~らんど行きと、


も~も~らんど発博多駅行きの折り返しが、おそらくこの「臨時58番」。


→→ 
あと、「3-2番」は3割以上の大減便。
「2-1番」「3-1番」とともに片道だけの路線であり、“「どこで乗れるのか」と「どこで降ろされるのか」の問題”を説明するのにわかりやすい路線ではあります。
(つづく)

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2017年3月25日ダイヤ改正(11)

2017年03月30日 |   ┣ ダイヤ改正2017

(つづき)
福岡空港へのバス路線の新たな拠点となった「西鉄大橋駅」のバス乗り場。


最初は利用者が少なくても、今後、大橋駅への特急停車、大橋西鉄名店街やバス乗り場のリニューアル福岡空港国内線ターミナルの再整備…など、プラスに作用する要因は続くので、長い目で見て育ててもらいたい。
国内線~国際線の連絡バスや、一般路線バスの車内などでも、大橋駅~空港線の告知アナウンスが行われているので、今後、利用が拡大していくことを期待。


空港利用者だけでなく、“空港が意外に近い場所だ”ということが一般的にも認知されて、空港にちょっと遊びに行ってみようという人などにまで利用が広がっていけば、定着する可能性は十分にあるのではないかと思う。
また、空港勤務の方が、直通バスがあるから、ということを理由に大橋駅周辺に居住するという行動も期待でき、大橋地区の活性化にもつながることだと思う。

ただ、同じようなことを「香椎浜・千早駅~福岡空港線」の運行開始のときにも書いていて、結局定着しなかった過去があるのであまり楽観はできないのだが、東部地区についても、アイランドシティを起点にするなどして福岡空港への路線のリベンジも今ならあり得るのでは?という気もする。


「大橋駅から空港に行く路線とか一時期あったよねぇ…」ということにはならないでいたたきたいものだ。



外環2番」のチラシ。
これも、「大橋駅~空港」同様、従来の天神、博多駅中心の路線網に一石を投じる動きをする。


時刻表の真ん中より少し右にしれっと出てきますが、他の路線たちとは全く違う場所に向かいます。

桧原~長住地区では「区2番」と「外環2番」という別次元の「2番」が併存。
賀茂駅次郎丸駅付近、及び橋本西交差点付近では本家(?)「2番」のルートとも交差するわけで、「外環2番」ではなく「外環5番」くらいでもよかったのでは?という気もする(「くらいでも」というのがよくわかりませんが)。
ただ、既存の路線とは明らかに動きが異なるので、そこまで問題にはならないのかも(明らかに異なるからこそ問題なのだ!という言い方もできますが)。

「外環2番」がうまくいけば、井尻、板付地区からイオンモール福岡方面の「外環3番」なんかも登場するかもしれません。


(つづく)

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2017年3月25日ダイヤ改正(10)

2017年03月29日 |   ┣ ダイヤ改正2017

(つづき)
「若久団地第二」。


若久団地内に新たに設置された3つのバス停(第一~第三)のうちのひとつ。


従来からある「若久団地」行きは、第一~第三には行かず、その前の「若久団地」で終点。
地元の人がわかればよいので、「わかりにくい!」という指摘は織り込み済みということでしょうか(笑)。


団地内は一方通行の運行で、「若久団地第三行き」と「那の津四丁目行き」が同じバス停に停車。
ループ運行でそのまま都心に戻るわけではなく、「第三」で終点となったバスは、その後、「第一」を始発として、再度、第二→第三→若久団地を通って都心に向かうようであり、末端部でありながら、「狭義の終点」が一つに定まらないという、小倉北区の「赤坂海岸第四」のような運行形態。

第三行きの8本と、那の津行きの10本の差である2本が、朝「若久団地行き」としてやってきたもので、この2本のみ2周ではなく1周ということのようです。


「若久団地第二」は、第一~第三の中で、団地の最深部に位置する。


現状は、そこから先の通り抜けは不可能だが、


間もなく通り抜けが可能に。

周辺との通り抜けを可能にして地域の連携を促す、ということは、団地の再整備の計画段階から謳われていたのだが、ようやく実現。
まあ、車両を通り抜けをさせたくないという気持ちも十分にわかるのですが。


通り抜けたその場所は南大橋一丁目。


左に曲がって道なりに進むと、


「筑紫丘小学校入口」交差点で、初代「700番」が通っていた新道を横切り、


県道福岡筑紫野線の「西大橋」交差点にたどり着く。


このサイズのバスの通行は厳しいかもしれないが、通り抜けができるようになった暁には、


西鉄大橋駅方面と結ぶことも検討していただきたいところ。
(つづく)

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2017年3月25日ダイヤ改正(9)

2017年03月27日 |   ┣ ダイヤ改正2017

(つづき)
美和台循環バス」のバス停跡。


試行期間延長は年度末までだったのでは?、24日で廃止になったということは期間前倒し?…とも思ったのだが、延長は「平成29年3月末(予定)」までとなっていたようで、「前倒し」とまでは言い切れないもよう。


こんな運行形態とか、


こんな運行形態とか、過去に考えたこともありましたが、従来のバス通り以外の美和台地区にバスが走ることは、この先またあるでしょうか。

自治体の境目とかを考えなければ、新宮町マリンクスの「相らんど線」の一部を美和台新町に乗り入れ…なども面白いと思うのだが、ただ、そもそも「自治体の境目とかを考えなければ」というのがかなり無理な条件ではあるのです。
ただ、無理な条件、とは言っても、マリンクスは福岡市の「福工大前駅」に乗り入れているし、鞍手町すまいるバスは宗像市の「グローバルアリーナ」に、芦屋町のタウンバスは遠賀町の「遠賀川駅」に、糸島市のはまぼう号は「今宿駅前」に乗れ入れているなど、大義名分が整えば絶対に無理ということではないと思うのですが。

この春に新設された「特別快速56番」の油山牧場(も~も~らんど)行きも、那珂川町かわせみの「萩ノ原」に非常に近い場所を通るし、資源の有効活用という観点からも、バス路線における自治体と自治体の壁をもう少し低くすることが、もっと検討されるべきではないかと思います。

この春に運行を開始した新路線については、おいおい書いていくつもりです。
今回、15年前から熱望していた「大橋駅~福岡空港」が新設されたので、個人的には、もう思い残すことはない感じになっています(笑)。
(つづく)

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2017年4月1日ダイヤ改正(2)

2017年03月25日 |   ┣ ダイヤ改正2017

(つづき)
玄界灘と響灘の境界に浮かぶ離島、大島に西鉄バスが走ります。

7月に予定されている(近い遺産ではなく)世界遺産登録を見込んで運行されるもので、フェリーターミナルを起点として島内を巡る。

設置されるバス停は計5箇所で、来年3月まで1年間の試行運行とのこと。
「沖津宮遙拝所」とか「砲台跡」とか、いい感じの名称のバス停ができます。

バスの愛称は「グランシマール」というマンションかシリアルみたいな名前(←個人の感想です)。

大島行きのフェリーは神湊波止場から出ているが、お客さんがたくさん乗っているのをみたことがない(←これも個人の感想です)「特急むなかた号」はにぎわいを見せるでしょうか。
また、東郷駅福間駅から神湊波止場へのバスがいずれ増えたりするのでしょうか。

福岡県地価調査という事業がありまして、過去に大島の2地点を担当していたことがあったのですが、その頃にこんなバスがあったら仕事もはかどっただろうなと考える春の夜です。
(つづく)

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2017年3月25日ダイヤ改正(8)

2017年03月22日 |   ┣ ダイヤ改正2017

(つづき)
香椎花園南口行き新設の記事の補足で、

“香椎花園南口に乗り入れる「22N」は、藤崎を発着するものも数便設定され、また、香椎花園→天神方面へは、天神北ランプ経由の「22T」も設定されるもよう”

と書いた通り、天神より西側からも香椎花園南口まで直通で行くことができるようになる(需要があるかどうかは別として)。
本数は、藤崎からは土曜2本、日曜祝日4本、大濠公園からは土曜日にプラス1本)。


今から33年前、藤崎から香椎花園行くことができた頃の時刻表。
ただし、当時は南口ではなく、駅がある正面ゲートがある「香椎花園」バス停が終点。


連休中に香椎花園南口を発着する便(この期間は臨時便として運行)を何度か目にする機会があったが、目にした便に限っていえば利用状況はいずれも低調な感じだった。

やはり、香椎花園の利用者だけでなく、沿線の住民の利用にもターゲットを拡げることを期待してしまう。
香椎花園南口への進入路がある交差点から正面ゲート方面への道路も拡幅が行われるようなので、将来的にはそういう方向にも行きそうな感じもするのですが。
西鉄貝塚線の香椎花園駅の利用客が減ってしまう懸念はたしかにあるのだが、西鉄新宮三苫から西鉄電車で来て、香椎花園でバスに乗り換えてイオン香椎浜、天神へ…みたいな利用が生まれれば、それも相殺できるのでは?などと考える。

今回のダイヤ改正では、御島崎地区への乗り入れ西鉄大橋駅~福岡空港の路線新設「46-1番」の徳洲会病院乗り入れ若久団地の奥へのバス乗り入れ…など、過去に妄想していた路線が多く現実のものとなったのだが(妄想路線とイコールではありませんが)、「全滅」ではあまりにも寂しいので(笑)、1つか2つは成功してほしいところ。



新宮中央駅周辺の運行ルートはこのように変更。

渋滞回避のため、中央駅に立ち寄らない系統とか、中央駅から直接上の府へ抜けるルートなどができるかも?と、以前の記事で書いたが、特にそういうことも行われず、「縮小均衡」に向かっている感じ(「中央駅から直接上の府へ抜けるルート」は、踏切を通るので、このご時世、実現性は低いのかもしれませんが)。

「26A」に、光陽台行きに続き、日中にも新宮中央駅行きができる、ということはあり得るかも。
(つづき)

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2017年4月1日ダイヤ改正(1)

2017年03月19日 |   ┣ ダイヤ改正2017

(つづき)
古賀市内線「4番」が3月末で廃止に。

「4番」は、もともと「136番」だった路線。
当初は「古賀駅古賀新町~市役所前(現在の市役所北)~国立病院(現在の福岡東医療センター)~格納庫前~原町団地~牟田」で運行していた。

地元からの原町団地へのバス乗り入れ要望を当初は断っていた西鉄が、同じく要望を受けたJR九州バスが団地乗り入れを開始した(福間駅~粟島神社の循環)のを受けて慌てて乗り入れを始めたものの、JR九州バスよりも先に早々に撤退したという、ある意味、曰く付きの歴史を持つ路線。

当時は、「136番」だけでなく、別のルートで原町団地に乗り入れる「133番」や「134番」なども走っていたと思う。
通常のこもの線よりも小さなサイズのバスが走っていて、私も何度も乗ったことは覚えているのだが、特に何か記録したりする習慣もなかったので、細かいルートとかを思い出せないことが悔やまれる


現在は原町団地ではなく、舞の里までの運行。


古賀駅前からの、


3月までの本数と、


4月からの本数。
こもの行きは、青柳四角経由の「1番」、筵内経由の「2番」ともに減便で、舞の里行きの「3番」は若干の増。


LEDが見えませんが、古賀駅東口の「4番」。


東口に乗り入れる「4番」は、「6番」としてグリーンパークからやってきたものなので、廃止にはなりません(4月以降は全区間「6番」で運行)。
廃止になるのは、西口を発着するもともとのルートのみ。
グリーンパークとの直通運行の便でも、「4番」の目的である市役所への足は確保できるし、5年半前に古賀新町経由が日吉一丁目経由になり駅の反対側まで行くことがさらに遠回りになったこともあって、「4番」のオリジナルルートの存在価値が低下していたのは確か。


「古賀橋(第一)」は、一本の標柱に両方向の時刻表。
「2番」の古賀駅行きは標柱の立っている側、「6番」の古賀駅東口行きは道路の反対側に停車、というのが直感的にはわかりにくいです。
ここから古賀駅の西口に行く便が若干減ることになるが、利便性低下は限定的なのかも。


最近、古賀市のバス停の上部に、装飾がなされていたのは、改正の前触れだったのでしょうか??

でも、現在よりも少ない便数で、利便性を向上させる方法はいくつかありそうなのに(この記事この記事も参照)、現状ルートのままで便数が減っていくのはとても残念。
(つづく)

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2017年3月25日ダイヤ改正(7)

2017年03月17日 |   ┣ ダイヤ改正2017

(つづき)
野方まで行かなくなる「507番」
2014年春までの状態に逆戻り。


紫色が下りてこなくなり、緑色が一番下から真ん中に変わり、緑色の右下の「┓」がなくなります。


こういうことです。



大橋駅から福岡空港国際線ターミナルへの本数のボリュームはこんな感じ。


行先番号のところには「飛行機のマーク」が表示されるようなので、「無番」と言い切ってしまうのはちょっと冷たい感じも。


星マークのあたりまでバスが走ります。



3月18日ダイヤ改正の記事として「22N」の香椎花園南口行き新設を取り上げたが、18日から20日までは「臨時」としての運行で、正式な(?)運行は25日から。


「留学生会館前」に停まって、


その先の交差点を直進して香椎花園の南口へ。
「香椎花園南口行き」と聞くと、香椎花園“そのもの”から少し離れたところにあるような印象も与えそうなので、「香椎花園(南ゲート)行き」とかのほうが説明性は高そうだが、「香椎花園南ゲ」などとバス停の時刻表に表示されたりすることを考えたら、素直に「香椎花園南口」のほうがよいのでしょうか。



市役所北口・アクロス福岡前」ではなくなり、


「アクロス福岡・水鏡天満宮前」に。
いろんな思惑が絡んでいるわけですが、本筋から離れるのでここでは触れずにおきます。



博多バスターミナル1階2番乗り場に現在停車するバス。
これが3番乗り場と入れ替え。
現状2番乗り場は、例えば15時台はたった1本だけであるなど、以前に比べて本数の減少が著しいので、2番乗り場のバスは1番乗り場に集約して、3番乗り場のバスを2番乗り場と3番乗り場に分散…ということでもよさそうな気も。
(つづく)

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2017年3月18日ダイヤ改正(3)

2017年03月16日 |   ┣ ダイヤ改正2017

(つづき)
3月18日より、小倉行きの高速バスが停車する「駅東二丁目」。


平日の夕方に4本、中谷経由の小倉(砂津)行きが停車することに。

  
小倉行きの便数が少なく、既存の路線バスも博多駅までの便が多いため、小倉行きに乗り遅れた場合、小倉行きのバスが停まる天神や蔵本まで行くのは結構大変だし、かといって、いきなり小倉行きを多数運行するのもリスクが高く、なかなか難しいところ。
博多駅周辺のオフィス街から蔵本までのシャトルバスを運行して、蔵本で小倉行きの高速バスに乗り換えたらシャトルバスの運賃は無料…みたいなことをやってみては?とも思うのだが、「乗り換え」はやはり敬遠されるでしょうか。

  
博多駅は、博多バスターミナル3階からの発車。
夕方、博多駅まで出ても、小倉行きの本数が格段に増えるということもなし。

これまで、福岡市と北九州市を結ぶ高速バスは、北九州市側では、小倉都心部だけでなく、八幡西区や小倉南区の住宅地、八幡東区から小倉北区にかけてのJR駅にやや遠い幹線道路沿いなど、広いエリアで乗降ができるのに対し、福岡市側で乗降できるのは、「天神」か「中洲」か「蔵本」か「福岡空港」か、という選択肢しかなかった(かつては、「流通センター東」とか「産業大学南口」に停車していた時代もありましたが)。

福岡市と北九州市を結ぶ都市間高速バス、とはいうものの、ルート設定の構図から見ると、両都市は対等ではなく、福岡市>北九州市であり、北九州市から福岡市に吸い上げられている人の流れをよく表していると言える。
長住三丁目アイランドシティなどから、小倉(砂津)行きが出ているような状況を全く想像できないことからも、現状をおわかりいただけると思う。

過去の記事では、

“現在、福岡~北九州間の高速バスは、福岡側の停留所は天神、中洲、蔵本だけなのに対し、北九州側の停留所はとても多い。
これは、北九州側でJR駅へのアクセスが相対的に悪い場所に停車して客を集めて天神に連れていくという構図であり、小倉都心部と比較した福岡都心部の優位性を表しているともいえる(まあ、天神にJR駅がない、というのもありますが)。
小倉都心側の勢いが再び高まるようなことがあれば、福岡側でも経由地のバリエーションが増える可能性もあり(例えば、県庁・東浜ランプ経由とか香椎浜・古賀インター経由みたいな感じで。古賀インター経由は以前ありましたが)、それに少し期待したりして”


とか、また、別の記事へのコメントの返信では、

“なかたに号、いとうづ号という、北九州市内の一般道路のバス停をまんべんなく通る系統が生き残っていくというのは、北九州市内各地と天神を結ぶという役割がより鮮明になったと言えるのかもしれません。
利用者に占める福岡市民と北九州市民の割合は、北九州市民のほうがかなり多いと推測され、福岡の人を北九州に運ぶ、北九州の魅力を知ってもらう、という感じにはなっていませんね。
福岡一極集中、そして両都市のパワーの差を象徴してしまっている感があります”


とも書いた。

今回の博多駅行き(一部は山王一丁目まで)の新設も、「福岡から北九州へ」という流れではなく、「北九州から福岡へ」という流れの延長線上にあるものであり、従来の流れから変化があったわけではないのだが、それでも、福岡市内に小倉行きの乗り場が増えることには一定の意味があると思う。

福岡の人を北九州にもっと呼び込むような路線…、現実の需要からは厳しいとしても、北九州市の政策的には検討が必要なのではないだろうか。
ただ、小倉にも門司港にもJRの駅があるし、JRが走っていない競馬場に「なかたに号」が走っている現状以上のことをあまり思い付かないのも事実。
(つづく)

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2017年3月25日ダイヤ改正(6)

2017年03月15日 |   ┣ ダイヤ改正2017

(つづき)

・「3番」の合理化・減便


現行の「脇山小学校経由早良高校行き」が「野田、早良高校経由脇山小学校行き」に変更される一方、現行の「野田経由早良高校行き」も残る(「17番」についても同様)。

脇山営業所がなくなり早良高校を終点とすることの必要性・必然性が低下したこと、「野田、早良高校経由脇山小学校行き」にすれば1つのルートでこの付近のバス停を全て拾えて効率的なこと、などが背景でしょうか。

城の原から脇山小学校に向かう直線の道路を走るバスは大幅に減ることになる。


また、「西油山ハイツ複乗」「星の原団地複乗」は今回で廃止となる。

「3番」に「複乗」の概念を浸透させるのは、なかなか厳しかったでしょうか。
ただ、長い目で見れば、復活もあり得そうな気も(「3番」複乗が理想的だと言いたいわけではありません)。

なお、「114番」の西油山ハイツ複乗は引き続き残る。


天神新天町入口から郊外への「3番」の平日の本数の比較。
「3番」全体でも減便傾向で、早良区南部の減便を補完する受け皿の役割を担ってきた「星の原団地」も減便。

天神から赤坂門、大手門あたりに行きたいとき、「13番」が来る協和ビル前とどっちで待つべきか?がさらに悩ましくなる。


壱岐営業所周辺も効率化


506番」「526番」が野方台、生松台に乗り入れなくなり、「526番」の橋本駅行きは廃止となり(全て野方発着に)、「507番」の野方行きは廃止に(全て三陽高校前発着に)。

壱岐営業所管内では、天神からの都市高速路線の末端部のルートをきめ細かくして、かつ、野方まで運行することで、近年の減便で低下した姪浜駅への利便性を下支え(野方まで出れば乗り継ぎができる)していた感があったが、その傾向が今回大きく後退。

生松台地区は約3割の減便であり、「営業所のお膝元」でも到底安心はできない時代になっている。

個人的には姪浜駅から野方に行く場合、敢えて「507番」を待つのですが(笑)。


・那珂川営業所と九州がんセンターを結ぶ「無番」新設

がんセンターから老司方面にバスが走るのはいつ以来でしょうか。

老司あたりで、がんセンターに向かっているであろうと思われる「回送」とたまにすれ違うのだが、それの営業化ということでしょうか(違うかもしれません)。


・バス停名称の変更


先日お伝えした「市役所北口・アクロス福岡前」→「アクロス福岡・水鏡天満宮前」以外では、能古島内2箇所で、「展望台入口」→「早田古墳入口」、「思索の森入口」→「展望台・思索の森入口」と変更。
「県庁九大病院前」「警察本部前」が「県庁前」「警察本部前・九大病院入口」になったり、「美術館東口」「城内」が「NHK放送センター入口」「城内・美術館東口」になったりしたようなイメージでしょうか(城内のほうは、現在「福岡城・NHK放送センター入口」「福岡市美術館東口」にさらに変わっています)。

あと、「60番」ができたとき、「きよみ立体橋西」にしてみては?書いていた「住吉中学校前」は「清水三丁目」に、 「長丘~高宮循環バス」の「長丘二丁目スイーツマリア前」は、店が閉まってしばらく経ったこのタイミングで「長丘小学校入口」に、「片江一丁目」は「城南市民プール前」に、「福岡徳洲会病院前」は「福岡徳洲会病院」に(構内に乗り入れるようになったので、別に「前」は要らないという判断でしょうか。「前」の有無はここまで厳格に運用されないケースも多いのですが)。

また、過去のエイプリルフールの記事で、「稲城」と「砂原」が「空港国内線北」、「福岡空港前」が「空港国内線前」、「上臼井」が「空港国内線南」になると書いたことがあったが、そうはならずに、「福岡空港第一・第二」が「福岡空港国内線ターミナル南」、「福岡空港国内線(旧第三ターミナル)」が「福岡空港国際線ターミナル北」に変更。
福岡空港ターミナルの再整備が完了するまでは、今後も、乗り場の位置や名称が変わっていくのかもしれません。

市場が閉まってしばらく経ったが、「青果市場前」や「東部青果市場前」は、今回特に変更なし。


・その他

広義のエコルライナー」の「無番 下原~城浜団地」が、「下原~香椎浜二丁目」に短縮。

58番」の小笹折り返しの便の「博多駅→小笹」が、駅前四丁目、住吉、柳橋を通過する「エコルライナー」に。

昨年登場した「特別快速303番」は、福岡タワー複乗が1年持たずに取りやめとなり、代わりに「博物館北口」に停車。


渋滞緩和のため、「渡辺通り~渡辺通一丁目交差点~住吉通り」を運行する路線は「柳橋」非停車に。
また、博多バスターミナルの2番乗り場と3番乗り場に停車するバスを入れ替え(現行、2番乗り場が昭和通り経由、3番乗り場が明治通り経由となっているものを、2番乗り場が明治通り経由、3番乗り場が昭和通り経由に)。
「44番」「45番」の博多バスターミナル終点の便は、土日祝日が博多駅筑紫口までの運行に短縮。


土日祝日に「特別快速56番」が「博多駅~呉服町~天神~赤坂門~薬院大通~動物園~小笹~桧原三角油山牧場(も~も~らんど)」で11月まで運行。

北九州では、西谷変電所行き、小石本村(向洋中)行き、菜園場経由が廃止で(赤坂海岸第四は廃止を免れたようです)、「73番」も廃止。
菜園場経由は、方向幕では「菜園場」の文字が緑色になっていて、遊び心が感じられたものでした。
また、小倉駅周辺の「浅香通り」「京町三丁目」「小倉駅入口」に停車するバスの停車パターンが変更となるが、もともとのところをよく理解していないため、何がどう変わるのかよくわかりません(笑)。
(つづく)

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2017年3月25日ダイヤ改正(5)

2017年03月14日 |   ┣ ダイヤ改正2017
・「46番」と「46-1番」の“個性化”

現在、「46番」と「46-1番」の郊外行きは、それぞれに「井尻六ツ角行き」と「雑餉隈営業所行き」があるが、これらの行先は残したままで、「46番」に福岡女学院行き、「46-1番」に福岡徳洲会病院行きが新たに登場。

「46-1番」登場の際の記事で、

“「46番」と「46-1番」、現時点ではいずれも井尻六ツ角行きと雑餉隈営業所行きだが、いずれは違う道を進むことになるのかも”

とか、別の記事でも、

“「46-1番」は、「45-1番」との対応も意識すれば、徳洲会病院経由とする手もあった気がするが、”

と書いていたが、「46番」と「46-1番」が違う道を進むことは、予測できた方も多かったのではないだろうか。

でも、精華女子短大経由雑餉隈営業所行きを「46番」と「46-1番」にそれぞれに残したままで、女学院行きと徳洲会行きがプラスされるというのは「YKF」な感じが否めず、もう少し、整理できたのではないかという気も。
まあ、井尻地区から郊外で見ると、「46番」は井尻駅にはやってこないし、「井尻六ツ角」も「46番」と「46-1番」では乗り場が異なるので、さほど弊害はないのかもしれませんが。


「46番」に雑餉隈営業所行きができる以前は、「46番 井尻六ツ角行き」が1系統だけ、という時代が続いていたので、3×2の6系統というのはなかなかの多さ

ちなみに、「46番」に新道経由の派生系統「46-1番」ができて、かつ、徳洲会病院に乗り入れる、ということを、2012年に予測していました。

あと、「46番」「46-1番」の都心行きは、博多ふ頭まで行かなくなるものが増え、博多ふ頭行きは3割減と大減便。

井尻や竹下からは、博多駅や天神まで行ければよいのかもしれないが、「46番」「46-1番」は「天神→博多ふ頭」という役割も担っているので(この区間は「90番」として運行)、ここに大きく影響が出る。
例えば、平日の13時台は天神→博多ふ頭がたったの1本だけ(現行は4本)となり、これは減らしすぎのような気も。

連節バス」は中央ふ頭に優しすぎて、博多ふ頭には冷たいのだが、今後、車両が増えて増便する際に、ルート変更など、博多ふ頭へのケアはあるのでしょうか。
「連節バス」ではなく、「W3」那の津四丁目行きの一部をみなと大橋経由で博多ふ頭まで延長してみては?とも思ったが、バスに乗った人はどこに連れていかれるか不安になるでしょうか(笑)。

私が孫の顔を見る頃には、「46番」が竹下で分割されていたりするかもしれません(笑)。


・「29N」再編と「22B」新設

 
「29N」は香椎浜営業所発着の「運輸支局経由」が廃止となり、アイランドシティ照葉発着の「香椎浜南公園経由」が新設。
香椎浜からアイランドシティにだんだんと引き寄せられていく感じ。

「29N」のアイランドシティ行きは、「海岸通り経由」と「南公園経由」の2系統となる。
全てが「海岸通り経由」とならなかったのは、これまでの「運輸支局経由」の利用者の利便性低下を防ぐ意味と、アイランドシティへの利用者の遠回り感軽減の二つの意味がありそう。

7年前、「香椎浜南公園前経由」に関する記事で、

“道路の両側に大きめの公園があり、都市高速と広幅員の道路で地域が分断されることもあり、ここに多くのバスを通すよりは、「海岸通経由」と「運輸支局経由」に分散させたほうがより多くの利用が見込めるということなのだろう。
そして、そういった状態が長らく続いているということは、「海岸通経由」「運輸支局経由」のそれぞれが、「単独でも成り立っている」ことを示していると言え、このことは、アイランドシティ及び香椎浜地区から千早駅へのバス路線がなかなか充実しないことにもつながっていく話だと思う。
ただし最近は、香椎台、みどりが丘方面に向かう運輸支局経由の「27N」、若宮田、舞松原方面に向かう海岸通経由の「24N」が登場しており、「単独で成り立っている」という状態からはやや後退しているのかもしれない。
もし仮に、「単独では成り立たない」ということになれば、「一つの系統で複数の需要に応える」ことが求められ、東部地区の都市高速路線にアルファベットが付いた当初(まだ「名島ランプ」がなかった頃)のように、「香椎浜ランプ~香椎浜中央~海岸通り~陸運支局(当時)~香椎浜営業所」のような「小文字のe」ルートになったり、もしくは、「香椎浜南公園経由」に集約、などということが起きるかもしれない。
そうなれば、都心までの所要時間や家からバス停までの距離が長くなり、結果的にバスは不便なものとなってしまう”


と書いた。
そこから状況は少しづつ変わり、「海岸通経由」「運輸支局経由」のそれぞれが単独でも成り立つ時代ではなくなっている。

あと、2年前の春から土日祝日に運行されている「直行29N」は、途中での乗降が可能となるとのこと。

また、アイランドシティ照葉発着で、香椎浜ランプで都市高速を乗降する「22B」が新設。
これも、アイランドシティの利用者の遠回り感軽減が目的と思われ、香椎浜からアイランドシティへのシフトを実感する(いずれ、バスの営業所もシフトしてしまうのですが)。

でも、香椎浜地区のバス停は「留学生会館前」と「香椎浜北公園前」にしか停車しないのに、「22B」という番号で大丈夫なのでしょうか。
海岸通りとか運輸支局方面に行きたい人が、「22」という数字を見て天神から乗ってしまうリスクはありそう。
少なくとも、照葉発の便は「210番」でよかったような気も。

天神中央郵便局前の乗り場の問題もあるので、とりあえずはこれでスタートしておいて、営業所がアイランドシティに移転する際に散らかりすぎた番号を整理…という流れでしょうか。
でもその前に、今のうちに「22-1」を「ふ2」(ふのにばん)、「23-1」を「ふ3」、「23-2」を「ふ1」とかにしておいて、使える番号を少しでも増やしておいたほうがよさそう。


土井営業所も香椎花園南口も「22N」だった時があったねぇ…という時がいつかやってくるかもしれません。


・「筑豊特急」の再編


一連の記事の守備範囲外ではありますが、過去にも本数の推移を載せてきたので(表は、天神発平日の本数)。

坂の下行きが廃止で、田川行きに「飯塚も通って烏尾トンネルを通る」というパターンが追加されます。
(つづく)
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2017年3月25日ダイヤ改正(4)

2017年03月13日 |   ┣ ダイヤ改正2017
(つづき)

・「美和台循環バス」廃止


「目標利用者数に届かず厳しい状況が続いておりました。」
とのこと。

運行開始時の記事で、

“JR福工大前駅に乗り入れないという選択は果たして受け入れられるでしょうか。
西鉄バスの路線としての運行なので、仕方ない面もあるとは思うのだが、“循環バス単独での収支”という観点で考えると、大事な武器を最初から放棄したままで戦いに挑む…みたいな感じになってしまっているのがなんだか惜しい”


と書いた。

初代「美和台コミュニティバス」の運行開始から数えると約5年。
「惜しい」ままで終焉を迎えてしまうのはやはり残念。


カラフルな時刻表から、


シンプルな運行形態に逆戻り。

今後、もし復活の道を探るとしたら、協議する相手は西鉄ではなく、協和タクシーとか新宮町なんかのほうがいいのかもしれません。


・「36番」イオンモール福岡で“分割”


年次を間違っていたり、「大濠公園」や「博多駅」の「園」や「駅」が切れていたり、かなり急いで作った感じの「お知らせ」。

急に決まったわけではないと思うのだが、これまで「天神~扇橋~イオンモール福岡~新原~宇美営業所」を運行していた「36番」の日中に、「天神~扇橋~イオンモール福岡」と「イオンモール福岡~新原~宇美営業所」ができ、イオンモール福岡にて実質的に“分割”される(天神~宇美営業所の直通も完全になくなるわけではありません)。

宇美営業所管内ではかつて、「32番」と「34番」の大部分を上宇美発着にして、「原田橋~上宇美~極楽寺」というローカル線との乗り継ぎを促進しようとしたものの失敗したという例があったが、今回はうまくいくでしょうか。
上宇美にある「西鉄ストア」よりは、「イオンモール福岡」のほうが、乗り継ぎのバスが来るまでの待合施設としては上等だとは思いますが。


郊外部分は「宇美営業所~新原~イオンモール福岡」という、これまでよりもかなり身軽な路線になるので、イオンモールをまたいで、例えば粕屋町役場から青洲会病院長者原から日の浦口とかに延ばして広域的な集客にトライしてみては?とも思うのだが、そもそも今回の“分割”は合理化・効率化・需給調整の部類に入る話だと思うので、攻めの姿勢はあまり期待できないのかも。


新原とか一番田とか城山団地からだとイオンモールで乗り換えというのも仕方ないのかもしれないが、ここ酒殿からだと次で終点になってしまうわけで、バスに乗ることへの心理的なハードルがぐっと上がってしまう感じも。


・「26A」日中にも光陽台行き新設

昨年6月に、夜に光陽台六丁目行きが新設された際の記事では、

“天神→光陽台が平日夜3便なので、反対方向は朝の通勤用かと思いきや、反対方向も夜の発車で通勤には使えず。
「26A」の一部を赤間まで行かせずに、途中で折り返して、効率的に運用しようという感じであり、光陽台の住民のことは考えられていないもよう”


と書いた。


今回、日中にも光陽台行きが設定され、赤間営業所行きは減便となる。
天神と赤間営業所を結ぶ幹線であったはずの「26A」が、支線の役割も担わされたカタチであり、これも合理化・効率化・需給調整の一環といえる。
「幹部として採用するけど、こまごました雑務もやってもらいますよ!」という感じで、今のご時世を反映していると言えるかも。


「赤間に行ってこそ26番」という時代は、過去になりつつある。
今後は、東医療センター行きとか、舞の里行きとかができるかもしれません。


・「27B」久山町内のルート変更


変更の内容は、このお知らせの通り。


旧「上山田」と、


新「上山田」(冒頭の画像も)。

トリアス開業の少し前から現在に至るまで、旧道を通る割合が少しずつ下がっています。
(つづく)
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2017年3月25日ダイヤ改正(3)

2017年03月12日 |   ┣ ダイヤ改正2017
(つづき)
情報発信の手段が多様化し、こうやってダイヤ改正の話題をブログに書くことに意味があるのか?という気もしていて、今年が最後かな?とも考えるのですが、3月25日改正の情報が公式にも出たので、とりあえず続けます(笑)。

まずは補足から。

西鉄大橋駅~福岡空港国際線」の約半分は、那珂川営業所発着で運行される。

また、香椎花園南口に乗り入れる「22N」は、藤崎を発着するものも数便設定され、また、香椎花園→天神方面へは、天神北ランプ経由の「22T」も設定されるもよう(25日より前は、臨時便としての運行のようです)。

外環2番」の桧原営業所~長住六丁目間は、自動車免許試験場経由ではなく松本池経由で運行される。
2-9番」との重複区間では、能古渡船場行きが「賀茂駅南」、桧原営業所行きが「賀茂駅北」に停車するという、「折尾」と「折尾一丁目」のような状態に。
もし「外環2番」が「2-9番」よりも先に走っていたら、こういうことは起こらなかっただろう。

本題に入る前に、細かい話題をいくつか。

「市役所北口・アクロス福岡前」は「アクロス福岡・水鏡天満宮前」に改称とのこと。

“福岡市役所に近いバス停は他にもたくさんあるのだから、明治通り沿道の再開発進展が期待されていることを考えたら、「市役所北口・アクロス福岡前」ではなく“天神”の名を入れて「天神東・アクロス福岡前」とかにしたほうがいいのでは?”

ということをこれまで書いてきたが、「天神」ではなく、「天神」の由来という変化球(むしろ直球?)で来ました。

「千鳥橋72」行きは廃止となるもよう。

地元「沖田」の都心方面行きの乗り場は廃止に。


・「61番」に若久団地第三行き新設

「若久団地」については、約9年前の記事で、

“「団地」と名が付いているものの、バス停は団地西端の入口付近に位置しており、実際にはここから南東方向に直線距離で500m以上にわたって「団地」が広がっている(しかも上り坂)。
団地の奥のほうまでバスが乗り入れたら、団地の住民だけでなく、狭隘な道路が入り組みバス空白地帯となっている南大橋地区などの利便性も向上しそうである”


と書いていた。

団地も建て替わり、道路も再整備されたので、現行の「若久団地」から奥に乗り入れ、「若久団地第一」「若久団地第二」「若久団地第三」の3つのバス停が新設。
現行の「若久団地」が「若久団地第一」で、新設される3つは第二から第四じゃダメなんですかね??とも思ったが、新規乗り入れ部分を廃止する際には、「若久団地」は「若久団地」のままのほうがいいのかな、とちょっと寂しい意図が見えたりもする。 


バスカットも1年以上前から存在しているが、団地内をどう回ることになるのでしょうか。


反対側に抜けて、南大橋地区から大橋駅方面へ、という流れは今回はできなかったが、それでも、若久団地の外でも、バス停までの距離が近くなって利便性が高まる方は一定数居ると思われる。


・「66番」が国立福岡病院乗り入れ

南区屋形原の福岡病院に、博多駅から百年橋、野間四角を通ってやってくる「66番」が新たに乗り入れ。
冒頭の画像は、バスが乗り入れることになると思われる玄関付近。

 
この付近は、本業の調査でもよく訪れる場所なので、バス乗り入れの話はずいぶん前から聞いていた。

西鉄のサイトでは「国立福岡病院」というバス停が新設されることになっているが、厳密には現在は国立ではないので、そのへんは大丈夫なのでしょうか。
昔からバスが乗り入れていて、バス停が改称されないまま今も「国立病院」が残っているようなケースは許容されるとしても、今回は新たに命名するわけなので。

まあ、「国立病院機構福岡病院」だし、一般的な認識は「国立病院」なので、特に問題はないのかもしれません。

別の見方をすると、「66番」と重複区間が多い「64番」や「6番」の「福大病院行き」との誤乗を防ぐ意味で、敢えて「国立」を残したという解釈もできるのかも。
室住団地」との誤認を防ぐ意味の「むろみ団地」のように、「ふくおか病院」などと表示しても、逆にどこの病院かわからなくなりそうだし。

それにしても、「徳洲会病院」「青洲会病院」「こども病院」「歯科大病院」…など、ここ数年で病院乗り入れが格段に増えています。


さらに先、やよい坂方面につながる道路も、乗り入れ検討の価値はありそう。
(つづく)
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2017年3月18日ダイヤ改正(2)

2017年03月11日 |   ┣ ダイヤ改正2017
(つづき)

・「22N」香椎花園南口行き新設

香椎花園リニューアルオープンに合わせ、天神から都市高速経由で香椎花園の南口まで運行する路線が、土日祝日に新設。

ルートは、「天神中央郵便局前~(呉服町ランプ)都市高速(名島ランプ)~香椎浜南公園前~留学生会館前~香椎花園南口」。

現在、留学生会館前の先の「片男佐橋」の交差点からは、左折してアイランドシティに向かう路線と、右折して御幸町方面に向かう路線が存在するが、交差点を直進する路線が初登場。


直進して海沿いを走ってきて、


突き当たったところにあるのが香椎花園の南口、バスはおそらくこの中に入るのでしょう。


突き当りを左折すると、香住ヶ丘地区を通って西鉄電車の駅もある香椎花園の正門方面へ。
でも、今回は、こちらへの運行はないもよう。

香椎花園南口にバスがやってきそう、ということを書いた記事にいただいたコメントの返信では、

“おそらく、ですが、申請の通り、南口終点で、牧の鼻や駅と結ばれることはないのでは?と思っています。
おっしゃる通り、香椎花園のリニューアル対策と思われ、留学生会館前と香椎花園南口の間にバス停が一つでもできれば今回は十分ではないかなと思っています。
そして、この路線ができることで、香住ヶ丘と香椎浜を結ぶ路線がほしいよね、という機運が高まって、次の段階に進んでいけばよくて、まだまだ道のりは長いという気がしています”


と書いたのだが、「留学生会館前と香椎花園南口の間にバス停が一つできる」ということもない感じ。


いずれこんな路線ができることを期待しながら、気長に見守っていきたいと思います(笑)。

それにしても、「22N」は、「片男佐橋」交差点から3方向に分岐するという、竹末における「57番」のような状況になり、なんだか散らかりすぎな感じ。
「22N」がこども病院乗り入れを始めたあたりで、照葉行きを「22N」から別の番号にしておけばよかったのに…と言っても後の祭り。
まあ、「22N」は城浜団地の先の「香椎浜入口」交差点でも3方向に分岐する(海岸通り経由、南公園経由、運輸支局経由)わけで、既に散らかっているからもう誰も片付けたくないということなのかもしれませんが。

でも、近い将来、「22-3N」のような、「2桁の番号+枝番+アルファベット」という行先番号が登場せざるを得ない状況がやってくるかもしれません
(つづく)
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2017年3月25日ダイヤ改正(2)

2017年03月10日 |   ┣ ダイヤ改正2017
(つづき)
「西鉄大橋駅~福岡空港」のバス路線、ついに実現です。

このブログで当路線に初めて言及したのは今から12年前、2005年9月のこと。

当時の記事では、

“羽田空港からは大森や蒲田方面など、伊丹空港からは伊丹駅方面など、近場のターミナルへのバスがある。
いずれも出張で何度か利用したことがあるが、これらの便をうまく使えば、わざわざ都心まで出ずに目的地に行くことができ、時間の節約が図れる。
このような観点から、福岡空港(国内線・国際線)と、西鉄の急行停車駅「大橋」とを結ぶ路線があってもよいのではないかと、ずいぶん前から思っている。
好みの問題だとは思うが、天神の人ごみの中を大牟田線から地下鉄に乗り換えるよりも、大橋駅から空港への直行バスが出ているのであればそっちを使うという人も結構いるのではないだろうか。
かつて、福岡空港とシーサイドももち地区を結ぶ路線は、利用者の低迷で廃止となった過去があるので、新規路線の開設には二の足を踏む面もあるかもしれない。
ただ、車内アナウンスで「大橋=空港への乗り換え駅」であることを大々的にアピールすれば勝機がないとは言えない気がするのだが…。”

と書いていた。

その後も、


こんなチラシや、


こんなチラシを勝手に作って、(個人的に)気運を高めてきた(笑)。

大橋駅への特急停車決定で、実現性が高まったのでは?という気がしていたのだが、この度、ついに実現の運び。

途中の停車バス停は、南区役所前、中央病院前、南市民センター前、薬大前、清水町、山王一丁目で、野間四角やJR竹下駅は経由せず。
大橋駅→空港の行先番号は「飛行機マーク」で、空港→大橋駅は「快速60番」で運行。
また、国際線までの運行なので、国内線ターミナルへは連絡バスへの乗り換えが必要となる。

香椎浜・千早~空港」のように期間限定の試行運行ではなく、本数も一時間に2本と本格的。

福岡空港への新たな移動手段として、定着を期待です。
(つづき)
コメント (2)
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