INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

2014年4月1日ダイヤ改正(10)

2014年04月08日 |   ┣ ダイヤ改正2014
(つづき)
4月1日から柏原三丁目地区へのバス乗り入れが始まった。


もともと桧原営業所と柏原営業所を結んでいた系統(行先番号なし)が、古野~大城戸間で新たに柏原三丁目地区を複乗するようになっている。


「柏原」の交差点から来ると、「古野」バス停の先にある交差点を左に進み、


坂を上って柏原三丁目地区へ。


結構な標高。
ちなみにこの記事の画像も柏原三丁目地区で撮ったもの。

新ルート上には2つのバス停が設置されている。


「北公園前」と、


「柏原三丁目」。


乗り入れるのは通常サイズのバス。


2つのバス停の間にある交差点。
バスはここを右折するが、直進すると那珂川町方面への抜け道に続く。


住民の皆さんの要望により実現した路線であることが窺える。

桧原と柏原という2つの営業所が比較的近い場所にあり、もともと両営業所間を運行する路線が既にあり、また、乗り入れによる時間のロスもそこまで長くないことから、他の街路条件や地勢が類似した住宅地に比べると、バス乗り入れ実現へのハードルは低かったのかもしれない(もちろん、住民の方の意見集約とか西鉄との交渉など、とても大変だったとは思うのですが)。

  
新路線用に新設された「柏原」の桧原行き乗り場。
「柏原」でも他の路線に乗り換えられるように、ということのよう。


「柏原」という町名の住宅地が南西へ拡大を続けたことで、「柏原」のバス停や、県道大野城二丈線の「柏原」交差点は、今となっては柏原地区の北東端部の「柏原入口」的な場所に位置している。
西鉄バスの「柏原営業所」も、ここから南西に約1.7kmのところにある。
(つづく)
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2014年4月1日ダイヤ改正(9)

2014年04月05日 |   ┣ ダイヤ改正2014
(つづき)
新設された「530番」のチラシ。

「堤バス停から油山観光道路、大橋駅方面へお乗り換えいただけます」
とあり、都市高速の堤ランプで一旦降りることにより、“博多駅までの道のりの間で、堤でも客を拾う”ことだけでなく、“早良区南部から堤地区へ”という流れも見込まれている。

一日4便という少ない本数であり、このような乗り換えがうまく定着するかはかなり微妙なところなので、例えば、
・この便に乗れば堤で「博多工業高校行き」の「無番」に乗り換えて始業に間に合う
・この便に乗れば堤で「700番」に乗り換えて自動車免許試験場ガンセンターの朝いちに間に合う
・この便に乗れば堤で「700番」に乗り換えて福翔高校の始業に間に合う
・この便に乗れば半道橋二丁目で降りて空港に何時頃着く
…みたいな感じで、乗り換えのモデルというか具体的な活用術を提案していけばよいのではないだろうか(実際、ちょうどいい便があるのか、などは調べてないのでわかりませんが)。

都市高速を一旦降りる、ということ自体は、今後もっと検討されてもよいと思う。
501番「514番」「515番」あたりが、百道ランプを一旦降りるようになる日が近いうちにくるかも…という予感も少しします。

ただ、「530番」の利用があまり伸びず、堤~野多目ランプ間は下道を通って試験場やガンセンターへの客を拾うことを試みるも、結局、早良方面から博多駅へは時間がかかりすぎて廃止…みたいなことにならなければよいのですが。


「東比恵一丁目」と「東比恵二丁目」が逆になっていたもよう。
まだ「新町一丁目」「新町二丁目」だった頃は、この丁目の順番でよかったのですが。

 
雑餉隈(営)」の下に「陽光台」、「近畿大学前」の下に「陽光台」というシュールな構図。



博多駅~福岡空港国際線~太宰府線」の行先番号は「梅の絵」(“番号”ではないですが)。
これは博多駅発車前のバスなのだが、太宰府発の便は飛行機や新幹線のが表示されるのでしょうか??

なお、「梅の絵」が表示されるのはバスの行先表示部分だけで、

 
バスナビや時刻表はこんな表示。

  
博多バスターミナル1階の13番乗り場。


大宰府政庁跡、太宰府市役所前、太宰府までは600円。
2階から出る「400番」だと、「大宰府政庁跡」バス停からわずか400m(道路距離)ほどの「筑陽学園前」まで390円で行けることを考えたらかなりのぼったく…いや、何でもありません、外貨獲得という意味ではよいのでしょうか。
とりあえず、1階と2階で、乗り場を別々にしたのは正解と言えそう。
(つづく)
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2014年4月1日ダイヤ改正(8)

2014年04月04日 |   ┣ ダイヤ改正2014
(つづき)
4月1日に登場した、西油山ハイツを複乗する早良営業所行き
「複乗」という“専門用語”は敢えて用いず、「経由」を使うのは正しい選択のような気がする。

乗り間違いは少なからず発生すると思われるが、今後も、「複乗」化が進むのは既定路線なのかも。

 
香椎浜・千早駅~福岡空港線」は2度目の試行延長
照葉のプロジェクトが進めば、「香椎照葉三丁目」への延長や、途中下車可能への転換などもあるかもしれません。


今回の改正では、とりあえず「22N」「29N」などが三丁目まで延長


「産業大学前」が「九州産業大学前」、「産業大学南口」が「九州産業大学南口」に
といっても、大学の名前自体が変わった訳ではありません。

バスの行先表示の経由地も、これまで「産大南口」が入っていたところが「九州産業(改行)大学南口」に変わり、「九州産業(改行)大学南口(改行)高美台」という3行表示になっていた(←新宮急行の例)。

 
“ぐりとぐら”を思い出す。


「525番」「526番」ができて、このあたりのルートがとてもゴチャゴチャに。

 
時刻表も、こういう並べ方ではなくて、「505番」「525番」、「506番」「526番」という並びにすれば少しはわかりやすくなるのに…と頭の中で勝手に並び変えている自分が。

 
バス停の名前もいろいろと変わりました
(つづく)
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2014年4月1日ダイヤ改正(7)

2014年04月01日 |   ┣ ダイヤ改正2014
(つづき)
・「222番」の新設

ルートは「博多駅~国体道路~六本松~原~小田部一丁目~南庄三丁目~室見団地~室見団地西口~室見新橋西(新設)~姪浜駅南三丁目(新設)~姪浜駅東(乗り場新設)~姪浜駅南口」。

現行の「202番」の約半分を「222番」に振り替え、姪浜駅南口到着後は「1番」として橋本経由で野方に戻るようであり、「526番」「527番」とともに、これも野方地区~姪浜駅の減便を補う意図があるもよう。

「222」の、百の位の「2」は国体道路経由十の位の「2」は姪浜駅南口、一の位の「2」は室見団地の意味なのだが、ほとんどの区間が「202番」と同じルートなので、敢えて「222番」にせずとも「202番」でよかった気もする。


・バス停名称の変更3

名前が変わるバス停、やはりまだまだありました。

 天神一丁目 →天神南駅・大丸パサージュ広場前
 防塁前 → 元冦防塁前
 県庁前 → 福岡県庁前
 福高前 → 福岡高校前
 領事館前(西行き) → 中国韓国領事館前
 領事館前(東行き) → 韓国中国領事館前
 柳橋 → 柳橋連合市場前
 駅前一丁目 →博多駅前一丁目
 駅前三丁目 →博多駅前三丁目
 駅前四丁目 →博多駅前四丁目
 日赤前 → 日赤病院前
 薬大前 → 第一薬科大学前
 中央病院前 → 九州中央病院前
 新宮 → 新宮ハローデイ前
 東部青果市場前 → 新下原
 神宮駅前 → 香椎神宮駅前
 小笹南口 → 小笹団地南口
 放送所前 → NHK放送所前
 稲城、砂原 → 空港国内線北
 福岡空港前 → 空港国内線前
 上臼井 → 空港国内線南

「元冦防塁前」「福岡県庁前」「福岡高校前」…なんだか悪い方向に進んでいっている感あり(笑)。

周辺諸国にそこまで気を使わずに、単に「領事館前」のままでもよかったのでは?

駅前一丁目」が「博多駅前一丁目」になるのはいいとして、「駅東三丁目」や「駅南三丁目」はそのままなのでしょうか?

「新下原」は、青果市場の移転を見据えた動きといえそう。

“小笹”よりも“北”にある「小笹南口」もついに改称。

放送所前」のそばにある放送施設は単にラジオのアンテナだけなので、別に“NHK”は付けなくてよい気も。
(つづく)

記事の日付にご注意ください。
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2014年4月1日ダイヤ改正(6)

2014年03月31日 |   ┣ ダイヤ改正2014
(つづき)
・福岡タワー南口にて

4月1日から「福岡タワー南口(TNC放送会館前)」が「福岡タワー(TNC放送会館)」に改称される。
「南口」が取れるからといって、福岡タワーが移動する訳ではありません。


「ふくおかたわあ・みなみぐち」という七五調の名称が消えるのは惜しい気もするが、


TNC放送会館前“じゃないほう”の「福岡タワー南口」は4月1日以降も存続。


TNC放送会館前“じゃないほう”の「福岡タワー南口」でも“博物館北口のほうが便利”と言われ、「福岡タワー南口(TNC放送会館前)」でも“博物館北口のほうが便利”と言われ、かわいそうな(?)「福岡タワー南口」。


改称を見越してか、前面は真っ白。

バスのLEDの行先表示では、以前から「(上段に)福岡タワー(下段に)TNC放送会館」と表示されており、そこまでの混乱は生じないのかもしれない。

ただ、「福岡タワー南口(TNC放送会館前)」は、これまで時刻表上でいろんな表記が併存する珍しいバス停であり、


また、ダイヤ改正後の時刻表で依然「タワー南口行き」として案内されているところもあるなど、ちゃんと移行できるのか、やや心配(余計なお世話ですが)。


“乗り場のスペースを提供する代わりにバスの行先表示に「TNC」を入れる”という取り決めが西鉄とTNCの間にありそうであり、福岡都心部で「TNC」を掲げたバスが大量に走ることによる宣伝効果は相当なものだと思うのだが、それがTNCのブランドイメージ形成の寄与にあまりつながっていないのが残念のところ(あくまで個人的な感想です)。
「TNC放送会館」の愛称を“ももち浜ストア”にして、「ももち浜ストア行き」のバスをたくさん走らせる…とか、そういうアイディアを内部の人は出さないのでしょうか(これも余計なお世話ですが)。
(つづく)
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2014年4月1日ダイヤ改正(5)

2014年03月21日 |   ┣ ダイヤ改正2014
(つづき)
博多バスターミナルにて

530番」は、12番乗り場から発車。
東比恵のほうに向かうので「41番」「43番」と同じ乗り場ということのようだが、


この乗り場から福岡市早良区に行くバスが出るのはなかなかの違和感。


“都市高速を一旦、堤ランプで降り、「堤」バス停で乗降取り扱い後、再度堤ランプから都市高速を使用し、終点「陽光台」まで運行いたします。”
とのことで、陽光台まで都市高速がつながっているような書きぶり(笑)。


少なくとも、5番乗り場から「510番」を利用していた全ての人に、「530番」の新設が伝わればよいのですが。


太宰府行きは1階13番乗り場から。
2階から出る「400番」も、一応太宰府市方面には向かうのだが、そもそものターゲットが違うので別の乗り場でも問題ないということでしょうか。


太宰府駅の前にある西鉄のバス停は「太宰府」なのだが、「西鉄太宰府駅」に改称されるのでしょうか。
(つづく)
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2014年4月1日ダイヤ改正(4)

2014年03月20日 |   ┣ ダイヤ改正2014
(つづき)
・バス停名称の変更2

名前が変わるバス停、やはりまだありました。
これ以外でも、名前が変わるバス停はさらにあると思われます。

 女子大前 → 福岡女子大前
 産業大学前 → 九州産業大学前
 産業大学南口 → 九州産業大学南口
 ウエルタ新宮前 → 新宮中原

昨年7月の記事で、
“「中学校前」が「多々良中学校前」になったり、「病院下」が「福岡病院下」になったり、「西陵高校」が「福岡西陵高校」になったり…という流れを見ていると、ここ「女子大前」も「福岡女子大前」に改称されてもよさそうな雰囲気だが、長年そのような改称は行われていない”
と書いたのだが、このタイミングで改称。
でも「女子大前」のままでも、趣があってよかったのになぁという気も。
修猷館前」は「修猷館高校前」などに変わらずにずっとそのままでいてもらいたいものだ。

「女子大前」や「産大南口」は、バスの行先表示における「経由地」としても用いられてきたので、4月以降、表記も変わるのでしょうか。

「ウエルタ新宮」は施設の閉鎖を受けての改称(既に昨年閉鎖となり、跡地には店舗や住宅が整備中)。
千代のパピヨンとともに、福岡都市圏における沿道型複合商業施設の先駆け的な存在だったが、ひとつの時代が終わった感じ。
(つづく)
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2014年4月1日ダイヤ改正(3)

2014年03月19日 |   ┣ ダイヤ改正2014
(つづき)
・バス停名称の変更

ルートや時刻の変更以外でも、多くのバス停で名称変更が行われる。
運賃表の液晶モニター化が進んでいることもあり、名称も長めになる傾向がある。

現在把握できているのは以下の通りで、これ以外にも名前が変わるバス停があると思われます。

 筑紫口 → 博多駅筑紫口
 那の津二丁目 → 浜の町病院入口
 那の津口 → 那の津口(ボートレース福岡入口)
 福祉センター前 → 福祉センター前(浜の町病院入口)
 すの子小学校 → すの子
 市役所北口 → 市役所北口・アクロス福岡前
 大手門 → 大手門・平和台陸上競技場前
 福岡タワー南口(TNC放送会館) → 福岡タワー(TNC放送会館)
 国立医療センター → 九州医療センター
 別府二丁目 → 別府駅前
 愛宕浜三丁目(マリナタウン側) → 福岡女子高前
 愛宕浜三丁目(名柄団地側) → 愛宕浜小学校前

「筑紫口」は西鉄バス的には博多駅ではなかったのだが、今回、名称上は博多駅となる(実際、現場では「博多駅」が付いた表記も行われていましたが)。
ただし、運賃の面では依然として博多駅ではないと思われます。

「那の津二丁目」「福祉センター前」は浜の町病院の移転関連、「すの子小学校」は福岡市中央区中心部の小学校統廃合関連。

 
でも単に「すの子」という名前も結構インパクトがある

以前の記事
“「市役所北口・アクロス福岡前」については西鉄のサイト上はなぜか未だに「市役所北口」のまま”
と書いたのだが、ここにきてようやく修正。

昨年11月に「平和台鴻臚館前」が「福岡城・鴻臚館前」に変わり、明治通りから「平和台」の名が消えていたが、隣りの「大手門」が「大手門・平和台陸上競技場前」となり「平和台」が復活。

以前の記事で、
“「福岡タワー・マリゾン前」の廃止以降、福岡タワー最寄りバス停は、タワーの北側には存在しないため、バス停の名称を簡略化する意味で、もはや「南口」というコトバは不要な気もする”
“別の「福岡タワー南口」のバス停が少し離れた場所に存在する現状を鑑みると、TNC会館のほうだけは「南口」を取るか、「福岡タワー前」に改称してもいいのでは?という気がする”
と書いたのだが、これもようやく修正。
でも既に「TNC放送会館」なのか「TNC放送会館前」なのかという、「前」の有無の問題が発生している。


「別府駅前」への改称は、今後、別府駅を新たなターミナルとして位置付けていくことの意思表示…なのでしょうか??


・「博多駅~福岡空港国際線~太宰府」線の運行開始


停車停留所は「博多バスターミナル、福岡空港国際線、大宰府政庁跡、太宰府市役所前太宰府(西鉄太宰府駅前)」のみで、空港~太宰府市間は都市高速を利用し、1日7往復の運行。
路線バスというよりは、定期観光バス的な感じであり、そこまで興味がわきません(笑)。
志免~宇美経由とかだったら面白かったのだが、所要時間の面からも実現性は低いでしょうか。


・柏原三丁目地区にバス乗り入れ

こっちのほうが惹かれます(笑)。
柏原営業所と桧原営業所を結ぶ「無番」が、大城戸と古野の間で、柏原三丁目地区を複乗するようになるもよう。

以前の記事で、春日市のバス路線網のきめ細かさの例えとして
“福岡市南区に当てはめてみるならば、高宮駅~高宮三丁目・四丁目~大池~寺塚方面や、南大橋地区や、柏原2~3丁目の丘陵地の住宅地や、老司大池周辺など、現在バスが走っていない地域にも全てバスが通っているようなイメージ”
と書いたのだが、福岡市内でもこのような試みが行われることを歓迎したいと思う。
おそらく地元から要望があっての実現と考えられるが、柏原三丁目のどのあたりまでバスが乗り入れるのだろうか。


・九大伊都キャンパスの末端部延長

現在の「九大工学部前」起終点から、昭和バスに合わせ、「九大総合グラウンド」まで延長。
箱崎の「九大前」も、いつまで「九大前」という名称でいられるでしょうか。


・「3番」に西油山ハイツ複乗する便が登場


昨年の「114番」に引き続き「3番」にも登場。
「3番」の複乗は、「星の原団地」に続き2つめ。


こんな時代がやって来るのは何十年も先のことだと思っていました…
(つづく)
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2014年4月1日ダイヤ改正(2)

2014年03月18日 |   ┣ ダイヤ改正2014
(つづき)
・「525番」「526番」の新設など
野方地区と都心部を都市高速経由で結ぶ既存の「505番」「506番」をベースとして、新たに姪浜駅南口に立ち寄るものができ、「525番」「526番」という番号が付く(コメントでも情報をいただきました。ありがとうございます!)。

姪浜駅南口に立ち寄るのは、野方地区~姪浜駅の減便を補完する意味がありそう。
野方地区から都市高速経由で都心に向かう路線は、地下鉄との(協調ではなく)競合という側面が強いことから、姪浜駅には立ち寄らないことが原則となっていたが、駅に立ち寄るように変更となった「507番」の実績などから、
“駅に立ち寄らせたとしても、これまで都市高速経由のバスで都心に向かっていた人は姪浜駅で降りない(客はそこまで減らない)”
という一定の手応えが得られたのかもしれない。

“「505番」「506番」の姪浜駅南口経由版”という位置付けなので、意味的には「505-1番」とか「506-1番」なのだが、“3桁の番号には枝番付かない”という原則があり、かつ、2桁目(十の位)を1にすると呉服町ランプ経由博多駅行きの意味合いを帯びてしまうことから、仕方なく「525」「526」という数字が出てきたもよう。
ということは、もともと姪浜駅南口を通る「507番」もこれを機に「527番」に改番しないといけなかった…とも言えるのだが、もともと法則性がそこまで貫徹されているわけでもないので、そこにこだわると「偏執」になってしまうのかも。

ただ、3桁の行先番号で、3つの数字全てが「0」「1」以外の数字というのはかなり異例であり、わかりやすさや視認性の観点からはかなり難があると思われる。
せっかく「W」を登場させて「わかりやすさ」というものを前面に押し出している昨今の風潮には逆行していると言わざるを得ない。


・「507番」「206番」の末端部の延長


206番」の終点が福岡西陵高校から野方まで、「507番」の終点が三陽高校から野方まで延長される。


結果として、野方から西側のエリアから「野方」及び福岡都心部へのバスでのアクセスが多少向上することになる。
地下鉄七隈線への対抗という見方ができると同時に、
“通院や買い物などの日常の移動手段としては橋本駅までの路線は整えるけど、都心への通勤はあくまでバスでね!”
…という感じで、「橋本駅循環ミニバス」の本格運行も視野に入っているという見方もできるのかも(「継続運行の可能性は十分ある」というコメントもいただきました。ありがとうございます!)。

国体道路経由の「急行」(201番、203番など)が「祇園町」に停車

地下鉄七隈線延伸(天神南~博多)に向けた布石とも言えそう。
(つづく)
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2014年4月1日ダイヤ改正(1)

2014年03月17日 |   ┣ ダイヤ改正2014
今年の春のダイヤ改正は、運賃値上げと同時の4月1日とのこと(小規模かも?と書きましたが、そんなことはなく、中の下から中の中程度の規模のようです)。

アイランドシティ地区の起終点が「照葉小中学校前」から「香椎照葉三丁目」に変更


これまでは試行路線の「1番」のみの運行だった「香椎照葉三丁目」に新たに「22N」「29N」などが乗り入れ。


このマンションの隣りに、これよりも高いタワーマンションを西鉄が建てることもあり、絵に描いたような手の平返し(笑)。
今後は、「照葉小中学校前」と「香椎照葉三丁目」の間に1~2箇所バス停が新設されることになりそう。


・「香椎浜・千早駅~福岡空港線」10月末まで試行期間延長

…だそうです。


本格運行への移行も少し見えてきた感じ。
春休みや新年度を控え、普段よりも移動需要が高まる時期でもあるので、空港への足の存亡についてはもう少し早く発表してもよかったのでは?という気も。


・「510番」の廃止と「530番」の新設

2012年9月に運行を開始した「510番」だったが、ルートを変更して「530番」として再出発。

これまでの
「陽光台~野芥駅前~都市高速(野芥ランプ~百道回りで~呉服町ランプ)~呉服町~博多駅」
というルートから
「陽光台~野芥駅前~都市高速(野芥ランプ~堤ランプ)~堤~都市高速(堤ランプ~半道橋ランプ)~東比恵一丁目~東光町~博多駅」
というルートになり、北を上にして郊外→都心でみた場合、「左回り」から「右回り」に大きく変わる。

6年前の記事で「170番」として提案したルートと概ね符合しているが、当時想定していたのは県道福岡日田線経由ではなく筑紫通り経由でした。

“高速をどっち回りで行ったほうが速いか”みたいな話ができるなんて、福岡もずいぶんと発展したものだなぁと思う。…と、以前の記事でも書きました。

なお、この変更により「510番」では行くことができた「呉服町~駅前一丁目」間へは、「530番」では行けなくなる。
“駅そのものに速く着くべきか駅周辺に速く着くべきか”というのは路線バスにとっての大きな命題のひとつなのだが、今回、行くことができる「駅周辺」が変わることでどうなるか?というのも注目点の一つとなりそう。
「530番」への変更により東比恵地区という新たな「駅周辺」に行くことができるようになるわけだが、「~比恵~比恵大橋~中比恵公園~合同庁舎~博多駅筑紫口」みたいなルートも検討の余地があるのでは?と思う。

「510番」という番号に対する違和感についても以前書いたことがあったのだが、都市高速のルートが反対回りになるのなら、もはや“500番台ですらない”感じもする。
従来の「510番」との関連性というか連続性を伝えることを意図しているのだと思うのだが、都市高速のルートだけでなく、博多駅周辺で行くことのできる場所も大きく変わるのだから、500番台に拘泥しなくとも、ここは思い切って(?)「900番」とかでもよかったのでは?

また「530番」は、堤ランプで都市高速を一旦降りて「堤」のバス停に停車するのも特徴のひとつである。
例えば百道ランプも、アクセス道路の形状を少し変えれば「501番」や「いと・しま号」などが都市高速を“一旦降りる”ということも検討できると思うのだけど。

堤地区では、「13番」に今回新たに「特別快速」が設定されるとのことであり、これまでは周辺部への波及が限定的だった地下鉄七隈線の影響力がじわじわと強くなってきていることがうかがえる。
「530番」の「堤」の利用状況がよければ、「片江or桧原~油山団地口~堤ランプ~都市高速~博多駅」のような路線の展開もあり得るかもしれない(8年前の記事では、800番台として提案してみています)。
(つづく)
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2014年3月15日ダイヤ改正(1)

2014年03月12日 |   ┣ ダイヤ改正2014
例年この時期は、春のダイヤ大改正の記事を延々と書いているのだが、今年はまとまった改正の予告は今のところなく、小規模な改正がいくつか発表されているのみ(4月1日「博多駅~福岡空港国際線~太宰府」の新設が発表されていますが、これはいずれ記事にするつもりです)。

4月からの運賃値上げもあるので改正は小規模なのでは?と、以前の記事で書いたのだが、福岡地区の改正がここまで小規模ということはさすがにないと思われ、発表が待たれるところ(こういう記事を書いたすぐあとに発表が行われるという、タイミングの悪いことがたまにあったりしますが)。

「S」とか「K」とか「M」とか、登場しないんですかね??

冒頭の画像は、津屋崎橋西鉄新宮駅を結ぶ「5番」についてのもの。
「津屋崎橋~西鉄新宮駅」を直通するものが減り、「津屋崎橋~JR福間駅」の区間便が新設される。

こうなることは「5番」ができた時点で概ね予測できたのだが、宮地岳線の部分廃止から今日まで、「5番」が大きな減便もなくよく持ちこたえたなぁという印象あり。


(つづく)
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