山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

紅葉と赤い実探し

2016-12-06 21:07:27 | 植物
 枯葉と常緑のカラーが目立つ季節となった。
 そんななかでナンテン(メギ科)の赤い実はひときわ目立つ存在だ。
 「難を転ずる」とうことで玄関先に植えてあることも多い。
 わが家ではあちこち植えてある。
 白い花は夏の季語、赤い実は秋の季語。

                               
 わが道草山の中腹にひときわ目立つ紅葉の木があった。
 じっくり同定はできなかったが、ハゼノキ・ヤマハゼ・ヤマウルシのどれかである。
 ウルシ科であるのは間違いないが、敏感な人はかぶれるので林業家からは嫌われている。

      
 鳥の仕業か、畑の外周のあちこちに小さいが「ニシキギ」(ニシキギ科)の実と紅葉が見事だ。
 種がオレンジなので錦という名がついたようだ。
 別名の「カミソリノキ」のほうが、この木の特徴をよくとらえている。

                                
 倉庫前の石垣に這っている「ナツヅタ」(ブドウ科)は紅葉してから落葉する。
 通称、「ツタ」と言えばこちらが本家。
 道草山の石垣には常緑の「キヅタ」がへばりついているが、こちらは「フユヅタ」と呼ばれている。

       
 この木の名前がわかる人はかなりのプロフェッショナルだ。
 葉のつけ根から鉤が見えるが、これで絡まって伸びていく。
 この「カギカズラ」(アカネ科)は友人にいただいたものだが、地域によっては絶滅危惧種に指定されている。
 天竜区の山では散策会でときどき発見できるが目立たない。

 植物も冬支度して未来に生き延びようとしている。
 人間だけは愚かな打算で欲望を拡大しようとしている。
 指導者の品性が問われる世紀なんだな。
 植物に学ぶ人間になんなきゃー。
 
コメント
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