山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

蒼い画布 飛行機雲が 画家になる

2016-12-07 21:21:54 | 風景
 紺碧な空に白いラインが次々描かれた一昨日の飛行機雲。
 案の定、翌日は雨だった。

                         
 上空が乾燥していれば雲が蒸発して消失するが、湿っているとしばらく雲は残る。
 いくつもの飛行機雲が消えないで残ったまま流れていた。
 ラインの幅がだんだんと広がっていき、飛行機雲であったことがわからなくなる。

  
 空の高さが6000m以上でないと雲にならないらしい。
 そんな高さで飛行していることに感心する。

                               
 宮崎駿の最終というアニメ「風立ちぬ」のテーマソングが荒井由実の「飛行機雲」。
 友だちの死をきっかけに作詞したという。
 映画の余韻がユーミンのメロディとともに胸に残っていった「飛行機雲」。

                            
 空の先に見えた飛行機雲を見ただけでも心を動かされる。
 ふつう雲は自然のなせる業だ。
 しかし飛行機雲は人間の便利さの最先端の結果にできたアールデコ風の雲だ。
 
 大地にへばりつきながらときに空を見る。
 飛行雲の行き先はどこなのだろうか。
 生きる羅針盤と同じ方向なのだろうか。
        
 
コメント
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