山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

「雪の筆」=清楚な「シライトソウ」の群落

2017-05-29 21:00:49 | 植物
 近くの国道の林縁に「シライトソウ」(シュロソウ科)を発見。
 日本・朝鮮にしか分布していない。
 自治体によっては絶滅危惧種に指定されているほどに、個体は多くはない。
 リンネの弟子で出島に来た医師カール・ツンベルクが『日本植物誌』に掲載して世界に紹介した。
 シーボルトはツンベルクのこの『日本植物誌』を携行して来日したそうだ。 

                         
 この清楚な花は林道のような暗い狭い道沿いの岩盤に張り付いていた。
 したがって、ほとんどは車で通り過ぎてしまうので気がつく人は稀だ。
 数十年前長野に行ったとき、山奥の林縁で初めて出会った。
 ブラシのような姿が強烈だったので覚えていた。
 他の植物が生存できないような厳しい環境の中に生きているだけに、その清楚な姿に魅かれる。

 
 
 
コメント
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