山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

景観に寄り添う暮しが魅力

2020-01-16 21:44:05 | 風景

明後日に「熊の親子」主催の散策会がある。そのお手伝いをすることになって下見をする。場所は浜松市春野町砂川(イサカワ)集落だ。山並みと人の暮らしとの景観が美しく、訪問するたびに見とれてしまう。ロウバイがすでに咲き始めて「景観にぴったしでしょ」とサービス精神旺盛だった。

     

 砂川公民館をスタートにぶらりと歩くと、自宅前にメダカだろうか金魚だろうか、大きな鉢がいくつも並んでいた家があった。近寄ると魚の姿が見えない。さまざまなサイズ・形の鉢が壮観だ。

    

 その反対側の家の庭には、しだれ桃だろうか、それに巨大盆栽のような梅が植えられていた。ここ以外にもいくつもビューポイントがあるが、詳しくは事前に伝えるのは止めとく。要するに、山を見ながら暮しを楽しむ心の余裕がそこに反映されている。

         

 最近、引っ越したという京大出身者の夫婦・宇野茶園の自宅も風景に埋め込まれていた。たまたま子どもは風邪のため学校を休んで家にいたそうで、薪ストーブが活躍している。薪の山がしっかり配置されている。

    

 途中で茶園のなかの小さなお宮を発見する。お宮に近づいたが道が切れていたり、近所の犬が騒ぎ出したので深入りは断念する。建物が風景を邪魔していない謙虚さがいい。都会の突出した人工物・建物がちゃちに見える。

 さりながら、小径をすすんでいくと廃屋がいくつか見られたので、中山間地での暮しはそう甘くはないという現実の厳しさも諭してくれる。

 散策会はきょうまでに30名をこえているようで、当日は40名にはなっていくとみられる。「熊の親子」の杉山会長の意気込みに頭が下がる。

                  

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