山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

豊かな里山の片鱗を確かめる

2020-01-17 18:31:41 | 植物

 昨日に続き、今度は春野・砂川地区の樹木を探してみた。地区の中心の神社には「カゴノキ」(クスノキ科)が数本鎮座していた。樹皮が鹿の子模様なのですぐわかる。この樹があることは森が豊かだった証拠でもある。街道沿いにある近くの公民館には樹齢500年というカゴノキの巨樹が健在だ。

    榊の樹を発見。樹皮が肌色で神棚にあげるだけのしっかりした厚い葉が特徴だ。

             

 「キンモクセイ」だと思われる葉を確保する。こちらは庭や境界に多い比較的ポピュラーな樹木だ。樹勢が強くてまた花の匂いも強い。

             

 大木になる「アカガシ」(ブナ科)の先端をいただいてきた。コナラの仲間では唯一葉の縁に鋸歯がない。

             

 杉・檜が多い森の林縁には、「ミヤマガマズミ」の紅葉が目立つ。やはり森は多様性が大切。森を市場としてしか見ない「つけ」がいまだ重圧となっている。

 

 「ミヤマガマズミ」は、葉の裏の脈に沿って長い毛があったことが「ガマズミ」との違いだ。これには虫メガネや実物拡大鏡がないと決め手が難しい。樹木の葉をほんの一部集めたが、往年はもっともっと深い森であったことが予想された。その片鱗を集落のあちこちで確認できたのが成果でもある。

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