昨日、もう一つの水源への道も二手に分かれたの衆が整備していた。こちらの沢の水源の場所は急峻のため、単管で階段ができている。以前、生コンを林道に流して道普請をした場所でもある。
ユンボを自分の手足のように動かして水源への道を整備しているのは、建設会社に勤める集落のメンバーだ。長い丸太もユンボで少しずつ動かしながら道路際に運び横付けして土留めとしている。その黙然とした技術に目を見張る。
凸凹になっている道もユンボでならしていく。バイクで通ると転んでしまうような難所だった。林縁にはウツギなどの芽吹きが春らしさを演出している。また、1mくらいに伸びたマムシ紋の「スルガテンナンショウ」がすでに開花していた。
水源の近くにはUターンする場所がなかったため、今までは長い距離をバックで戻っていた。首が痛くなったと嘆いていた。そこをなんとかユンボで土砂を集めてUターンする場所を作ってもらう。何度も固めて安全を確認する。ユンボが大活躍した道路整備だった。集落を担う重鎮の心意気を肌で感じることができた。