山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ダイミョウセセリのオアシス

2021-06-23 23:16:59 | 生き物

  裏の畑にある紫陽花の色の変化を見に行ったら、くたびれた「ダイミョウセセリ」(セセリチョウ科)が止まっていた。向かって左側の翅の一部が欠損している。ダイミョウセセリはわが庭によく来る常連でもあり、縄張りを主張する「占有行動」をとる。そうした縄張りを守るのが疲れたのか、紫陽花にじっとしていた。

 元気だと縄張りに入ってくるなというような飛び方をするが、さすがに傷ついていたせいかおとなしい。非武装で懸命に防衛する姿をよく出会う。黒地の紋付もだいぶたそがれている。それ以上に、人間だって相変わらず縄張り争いに明け暮れている。ときに相手を殺傷してしまうほどだから、ダイミョウセセリなんかの行動は可愛いもんだ。

 いまが旬のアジサイにすがっている姿が絵になる。さすが、大名の誇りを忘れないお育ちというわけか。人間も学ばなければならない。

コメント
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