山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

円盤に乗ったアシダカさん!?

2021-06-25 22:05:49 | 生き物

 昨夜、和宮様が驚いた顔で天井を指さした。その方向を見るとお馴染みの「アシダカグモ」が張りついていた。しかしよく見るといつもと様子が違う。白い円盤状の物体の上に乗っかるようにしていたのだ。和宮様は小さな声で「赤ちゃんの卵を抱いているのではないかのう」と示唆する。

 初めて見る「卵のう」だった。メスが年2回産卵する。卵のうには300匹くらいの卵が入っているらしい。これが一気に孵化すると3mmくらいの幼体が一気に出てくる。そうなったらかなり気持ち悪い。しかも場所が台所だから余計だ。

                     

 この卵のうを抱えてメスは1ヵ月ほど移動する。孵化した幼体はいっせいに散らばっていくので心配ないらしいが、生き残るのは僅かだという。無精卵や失敗した卵のうはメスが食べてしまう。自己責任の強いアシダカさんだ。人間よりよっぽどしっかりしている。

 蜘蛛の寿命はふつう1年くらいだけど、アシダカさんのメスは6年くらいを生き延びる(オスは4年くらい)。おかげでゴキブリは少ない。きょうは天井ではなく畳に遊びに来た。まさか昨夜のママではないだろうな。「産まれました」との挨拶か。それにしても、CDくらいの図体はあまりに大き過ぎる。

 

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