山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

なんと「畑に殿が」

2021-09-22 22:30:33 | 生き物

 和宮様が笑顔で「畑に殿が有らせられたぞよ」と言うので、いつものようにあわてて殿様を出迎えに行く。しかしその殿の姿が見えない。もう少し奥の畑へ行っていると、なんと「トノサマガエル」がのんびり歩いていたではないか。和宮様の笑顔の理由がわかった。

 殿さまにしては小さい。かわいいと言ってもいいくらいだ。10cmも無い大きさだった。中央の縦縞の稜線がかっこいい。

          

 敵が来ても悠然として体を大きく見せて闘う姿が殿さまのような威厳に見えたので、殿様の名前がついたと言われている。オスの中央の縦縞は緑、メスの縦縞は白っぽいから、出会ったカエルはメスのようだ。つまり、お姫様だったというわけだ。

 最近は農薬の使用でトノサマガエルが少なくなってきたので、静岡県では2019年に準絶滅危惧種に指定している。その意味では無農薬を貫徹しているわが畑は殿の防衛ラインを守っていることになる。畑の脇にシイタケのほだ木を入れるプールがあるのでそこが殿の生育場所になったようだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする