畑の隅にあった「ナンテン」(メギ科)の実をポットに植えてみたら、30本ほど育ってくれた。意外に丈夫ではあったが成長はゆっくりだ。いよいよそれを地植えすることにした。まだ高さは30cm足らずだが日当たりがいい所に植えることにする。
挿し穂で育てればもっと早く成長したかもしれないが、実生で育てることに手ごたえがある。とりあえず、二十数本を植え付ける。病気も少なく放任しててもそこそこ育ってくれるところがありがたい。花は小さな白色の目立たない感じだが秋の深まりに赤い実が見事で正月飾りにもしばしばお世話になった。
花言葉は、「私の愛は増すばかり」という。つまり、白い花から赤い実へとゆっくり移ろう過程を表現したらしい。ただし、全草が有毒なので注意が必要だ。愛にも毒が秘められているということか。これからナンテンの紅葉に期待したい。