山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

初めてはっきり見たマムシ

2021-09-20 22:18:09 | 生き物

 昨日の夕方、台風による雨で裏山の栗がたくさん落ちていた。鼻歌を歌いながら栗を拾っていたら栗の樹の根元に小さなマムシを発見。今週中は栗拾いを毎日やるので座視できないと、草刈機で退治することにした。形も模様も見事な芸術品だ。

           

 マムシの首根っこを狙って草刈機を横に払う。しかし、切れたはずの胴体は見つからない。周りを見ても蛇らしき痕跡は消えた。瞬間移動なのだろうか。さすが猛毒の持ち主だ。そういえば数日前、きのこの師匠が捕まえていたアオダイショウに足を咬まれたそうだ。どうもその怨念のオーラがこの過疎の地に瞬間移動したのかもしれない。十数年前この地へ来て、マムシをハッキリ見たのは今回が初めてだった。アオダイショウの幼蛇(ヨウダ)もこの模様に近い。

 きょうは深い長靴を履いて裏山に行く。やはり、マムシの形跡はなかった。とにかくこれからは、身の回りに注意しなければならない。いままで以上に、家の周りに住んでいるニホントカゲやカエルが狙われる可能性が多くなったということだ。

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迷走台風14号は

2021-09-19 21:43:13 | できごと・事件

 台風14号は中国や朝鮮に抜けそうだったのに、直角に曲がって勢力を強めて日本列島を襲い始めた。風も強いというので、昨日あわてて台所の窓にベニヤを打ちつける。ベニヤを打ちつける前にツタ植物が繁茂していたのでそれを駆除するのに時間を食う。しかし、午前中の雨も止み温帯低気圧になったとのことで午後には雨もほぼ止んでいった。そのため、夕方にはベニヤを外すことになる。強風でなくてホッとする。なにしろ、割れたガラス窓はガムテープで止めてあるだけだし。

           

 ところが、突然停電があった。場所は近くの限定した地区だったらしい。原因はわからないが山里なのできっと倒木で電線をひっかけたのに違いない。とりあえず、身近にあった懐中電灯やローソクで灯りを確保する。1時間半ほど経っただろうかまもなく復旧したので、あらためて電気のありがたさを実感する。こうしたハプニングがあるのが山里の醍醐味だが、竜巻を発生させている台風14号はわが村に大きな災害を起こさなかったことを良しとするしかない。 

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口吻が長いエビガラスズメ

2021-09-18 22:11:37 | 生き物

 一週間ほど前のことだった。やっと晴れ間がみえたので畝づくりを始めたとき、畝の隣の雑草を抜いたそばに「エビガラスズメ」の蛹がいた。長い口吻があるのはエビガラスズメだ。それは、アサガオやサツマイモなどのヒルガオ科の筒の長い花の蜜を吸うという口吻を持っているからだ。そう言えば、近くにサツマイモの畝がある。スズメガといえば、「羊たちの沈黙」という映画を思い出す。成虫はスマートな海老柄模様でもある(2020.10.15blog参照)

 

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セドリックかパルサーか

2021-09-17 18:15:43 | 自動車・エンブレム

 先日、街の駐車場で発見した車のエンブレムがどこの車種かわからない。ニッサンらしいが、日産のロゴはトヨタのような豊富なデザインを使っていない。だから、情報が少なくてついトヨタの車種の由来に興味が湧いていくのだけれど。

              

 フロントのロゴを見ると、「P」の字に見える。これは日産車で海外でも人気のあった「パルサー」の「P」なのだろうか。はたまた、名車の「セドリック」(CEDRIC)の「C」を鏡文字にして弓矢のように表現したのだろうか。さらに、往年のセドリックのロゴは「L」字を二つ組み合わせていたので、それを採用していたのだろうか、といろいろ推量するがその車種の名前はわからないままだ。

 車に興味のないオイラがロゴデザインの面白さから車のエンブレムにせっかく好奇心をもったというのに。そうした広報を日産はトヨタのようにもっと宣伝してほしいものだと、製作者の心意気に触れたいのだけど。

 

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「ニラ」レストランは大繁盛

2021-09-16 22:58:22 | 生き物

 相変わらず、ニラの花には蝶やハチや蛾などが蜜を食べにくる。その中でも、「ヒメハラナガツチバチ」が来ていた。花の蜜を吸ったツチバチのメスは土の中に入り、コガネムシの幼虫に卵を産み、孵化した幼虫はコガネムシの幼虫を食べて羽化し地上に出る、というサイクルがある。そのため、地上で低空飛行をしてコガネムシの匂いを嗅ぎつける行動をとる。コガネムシに寄生するので巣は作らない、という合理主義者でもある。

               

 庭で縄張りを主張している「ダイミョウセセリ」もやってきた。まるで蛾のような小ささだ。名前だけは「大名」の羽織袴にちなんでいるようだが、名前負けしているといつも思う。

     

 ジャノメチョウは日陰でよく見られるが、地味な模様が圧倒的。しかし、この「ヒメウラナミジャノメ」は明るい所が好きなようで、また、模様の浦浪もなかなかしゃれている。江戸小紋のようなデザインが気に入った。蛇の目も見方によっては、「8」の字に見える。

 「ニラ」レストランは次々お客がやってくるが、あまりに小さい客が多くて老眼のジジには同定が厳しい。とにかく、野生化したニラにも役割があるんだということに感心する。

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ガマの術にかかる

2021-09-15 20:55:21 | 生き物

 台風の影響で週末に雨が降りそうだというので、茶樹の外縁にムラサキハナナ(オオアラセイトウ)の種を蒔いたり、実生で育てたソシンロウバイを植えることにした。ツルハシで穴を掘り、シャベルで肥料を混ぜていく。ソシンロウバイは合計で12本だった。いよいよ植えるときが来たのでシャベルを持とうとしたら、なんと。

        

 シャベルの上に「アズマヒキガエル」が鎮座していた。危うくカエルを掴みそうになった。あわてて手を引っ込めた。いないはずのカエルが突然現れたのでこれはガマの術に違いないと思った次第だ。カエルは色だけの同定は難しい。赤褐色・白・こげ茶・黒色とこんなにカラフルなヒキガエルは初めてだったかもしれない。

   

 なかなか動かないので他の作業をやっていたら突然消えていて、道路に座っていた。それがまるで瞬間移動したかのようだった。仙術か妖術か、ヤードラット星人の秘伝か。こんな短時間で移動するなんて考えられない。なかなかの達人とみた。ヒキガエルが歩いている姿は一度も見ていない。これは間違いなくガマの忍法に違いないとみた。

 ちなみに、眉毛に当たるところに「耳線」がある。ここから毒をだすのだが、いわゆる「ガマの油」はこれを言うらしい。実際は、「我馬の油」で「馬油(バーユ)」のことだったらしい。

 

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墨田か隅田か混乱の花

2021-09-14 22:13:14 | 植物

 秋というのに近所の方からいただいたアジサイの花が咲いている。挿し木で育てたのでどんな花が咲くかを忘れていた。しかも、シカが若葉を食べてしまったので成長が遅れていた。花を見てそれは「スミダノハナビ」という品種だったのがわかった。しかし、「墨田の花火」と「隅田の花火」とがネット上で混乱している。隅田川の花火であるならば、「隅田の花火」が正解だろう。墨田区の花火と解釈すれば「墨田の花火」でもいい。この混在は区内にも多数あるようだ。

       

 この漢字表記には関心もないが、横浜の民家の庭から発見されたという。1970年代にアジサイ研究家の山本武臣氏が発見して「fire works」と名付けたが、花光園の中村利夫氏が「隅田の花火」と名付けたという話もある。80年代に「サカタのタネ」が市場へ紹介することで全国へ広まったらしい。

 それはどうあれ、「隅田の花火」という命名は素晴らしい。装飾花の軸の長さから花火を連想するとはなんと想像力が豊かなのだろう。ほんのり青みかかったところは日本的だ。ほんとうは秋前に剪定しておくと花つきが良いらしいが、やっと咲いた一輪の花を伐ってしまうのは無理というもんだねー。

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成長早いヒガンバナに

2021-09-13 22:21:31 | 植物

 和宮様が「早くしないとヒガンバナが埋もれてしまうぞな」と、毎年花芽が出てくるところの雑草を刈るべしとの託宣が出された。いつものようにあわてて背の伸びた雑草の草刈りを始める。すると、数日後さっそく待っていたかのようにヒガンバナの花芽が出てきた。

          

 伸びてしまった茎を数本斬ってしまったが、ダメージはなんとか少なくて済んだ。その数日後にはあっという間にニョキニョキ茎が伸び、蕾も膨らんできて、急いで開花した慌て者もいた。これでなんとか雑草の畝に赤いシンボルがピリッと佇立した。

                 

 秋の彼岸のころ咲くということから「ヒガンバナ」と命名されているが、秋の彼岸と言えば9月23日前後だ。それがもう咲いてしまっている。つまり10日ほど早い。これも温暖化の影響だろうか。ヒガンバナは毒があることで有名でもある。これを間違って食べてしまうと彼岸に行ってしまうよということから、ヒガンバナの命名がされたという説もある。

           

 そしてきょう、高齢のカラスアゲハだろうか、さっそくアゲハが蜜を吸いにやってきた。忙しく飛び回っていたのを見ていたらこちらに気が付いたのか、急に警戒してしまいどこかへ行ってしまった。ヒガンバナレストランは期間限定の今しか開店しない。明日はどんなお客が来るのだろうか楽しみだ。   

 

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慌てて栗周りをお掃除したんだ

2021-09-12 22:24:46 | 農作業・野菜

 裏山の下を歩いていたら栗のイガが落ちていた。例年だと20日前くらいに栗が落ちるので安心していた。これはイノシシに先を越されるなとあわてて栗の樹のまわりの草刈りをする。草刈りをしていないと落ちた栗の存在がわからないが、イノシシは草があってもちゃんとわかるのだ。

    

 とりあえずの草刈りをしたがあとの半分以上は後日となった。雨も降ってきたので斜面での作業は危険でもある。実際、二回ほど滑って転んでしまった。まだイノシシの侵入の形跡は確認していないが、害獣特有の臭いがこのところ頻繁なのだ。

    

 草刈りした後を仔細に調べたら、栗がそこそこ落ちていたので急いで収穫する。イガの数は十数個くらいだった。夕飯にすぐ蒸かして食べてみる。「甘みが足りないなー」とぼやいていたら、和宮様は「収穫してすぐ食べるとはなんと食い意地が張っていることよ。収穫したら天日干ししてからでないと甘味は少ないんじゃ」と仰せられた。「そう言えばサツマイモもそうですね」と強欲を恥じ入る。さて、これから栗を巡ってイノシシとの知恵比べが開始する。

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ハトムギの実ができそうだ

2021-09-11 22:22:12 | 野菜・果樹

 ハトムギは健康に良さそうだという単純な論理で、ハトムギを栽培することにした。しかし、ハトムギの種はほとんど入手できない。そこでネットで10粒確保した。それをポット鉢で育てていると稲と同じように「分けつ」して苗が増えていた。それを畑の隅に植えておいたところ、ついに実の原型ができ花も咲きだした。

 うまくいけば、はと麦茶やハトムギおじやをやってみたい。なにしろ、半年くらい飲み続けたところ和宮様のいぼがきれいに取れたことがあるほどの薬効があるのだ。国内にはタイや中国からの輸入が多く、国内では10%しか生産していないらしい。じゅず玉とそっくりだが、実はやや細身の印象。稲と違って一斉に実がならないので選別に手間がかかるということだ。

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