ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

どぶどろ

2006-11-04 09:54:38 | 読書
小説十八史略を4巻まで読み、頭がボォ~ッとしてきたので・・・と、方向変えて『照柿』を読み、次にまたまた方向を変えて、時代小説『どぶどろ』を読みました。

“宮部みゆき絶賛!『ぼんくら』の原点はここにあり”などと書かれてあっては、不肖ぼんくらとしましても読まないわけには参りません。

ミステリーに人情を絡ませたつくりは、『ぼんくら』も『どぶどろ』も似ているかも知れませんが、こちらはどうも歯切れが悪い。

事件の全貌が明らかにならないまま、主人公が死んでしまいます。

事件が解決しないのです。

まぁ、封建制度のど真ん中の時代ですから、おエラ方に逆らうな・お上に楯突いても良い事など何も無いのだと、半村良らしからぬ結末です。

『ぼんくら』はどんな話だったかな・・・と、読んでからおそらく2年は経っていようかという本、もう一度読み返したくなっています。

            

ぼんくら』の続編『日暮し』がなかなか文庫本になりませんが、そうなれば『ぼんくら』をもう一度読んでみようかな。

今日は土曜日、いつもならこのBlogもお休みしているのですが、あまりにヒマなので今回はサービス・おまけです。