F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 17 BRAZILIAN GP

2007年10月25日 23時11分20秒 | Weblog
1位 K.ライコネン フェラーリ
2位 F.マッサ フェラーリ
3位 F.アロンソ マクラーレン・メルセデス
4位 N.ロズベルグ ウイリアムズ・トヨタ
5位 R.バトン BMW
6位 N.ハイドフェルド BMW
7位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
8位 J.トゥルーリ トヨタ

 泣いても笑ってもこれが最終戦のブラジルGP。最後にタイトルを手にしたのは、可能性のある3人の中でもっとも不利な立場にあったライコネン!スタートからフィニッシュまで完璧なレース運びで見事優勝。ランキング2位のハミルトン、3位のアロンソとの差は1ポイントという際どい勝利でした。1984年にニキ・ラウダがタイトルを決めた時には2位のプロストに0.5ポイント差という、最も僅差のタイトル決定でした。今シーズンは1ポイント差でしたが、三つ巴ということを考慮すると、それ以上の接戦だったということがいえるでしょう。ライコネンは2003年、2005年とランキング2位だったたけに、ギリギリの状況で獲った初タイトルには喜びを隠しきれない様です。マクラーレンに「2度もランキング2位にさせてくれてありがとう」なんていう皮肉を言ったこともありましたね………。タイトルを逃しはしたものの、アロンソは既に2回タイトルを獲っているし、ハミルトンはまだ若いのでこれからもチャンスがあるんだから気にすんな!と言っておきましょう(爆)。さて、今回デビュー戦となる中島一貴ですが予選19位から順位を上げて決勝10位フィニッシュ。ラップタイムも安定し、オーバーテイクを数多く見せるなどデビュー戦としては素晴らしい活躍を見せました。たった一つ大きな失敗があったとすれば、やはりあのピットストップでしょう。威勢良くピットインしたものの、勢い余ってオーバーラン。ピットクルーを弾き飛ばしてしまいました。弾き飛ばされたクルーは、仲間の肩を借りつつも歩いて医務室へ向かっていった様なので、怪我の方は深刻ではないとは思うのですが………。何はともあれ、デビュー戦でこれだけの走りをしたのですから、今後の成長が非常に楽しみですね。さ~て、ライコネンが初タイトルを獲得してメデタシ、メデタシ。後は来たる来シーズンを待つばかり………、といいたいところですが新たな問題が。4位に入賞したロズベルグ、5位のクビサ、6位のハイドフェルドのマシンが不正な方法で燃料を使用していたのではないか、という疑惑が持たれているんですね。レギュレーションには「燃料の温度は外気温よりも10度以上低くてはいけない」としており、ブラジルGPでウイリアムズとBMWが違反していたのではないかとみられていました。FIAはレース後にこの問題を審議、結果この3人にはペナルティを与えないとしました。「当該のマシンがレギュレーションに抵触していたかハッキリ述べることはできない」としています。しかし、この結果に待ったをかけたのがマクラーレンの首脳陣。FIAに対し、意義申し立てをしました。もし、この3人が失格になれば、タイトルがマクラーレンに転がり込んでくるのだから当然といえば当然です。ハミルトンはこの件に関して「他者の失格でのタイトル獲得は望むところではない。コース上でタイトルを獲得したいんだ」という様なことを言っています。ハミルトンにしてみればブラジルGPは完全な負けレースでした。セコイ真似をしてタイトルを獲得しても嬉しい筈がありません。それよりももしタイトルが覆ったとしたら、優勝パーティーをしてしまったライコネンの立場は(滝汗)。

ROUND 16 CHINESE GP

2007年10月11日 23時46分01秒 | Weblog
1位 K.ライコネン フェラーリ
2位 F.アロンソ マクラーレン・メルセデス
3位 F.マッサ フェラーリ
4位 S.ベッテル トーロ・ロッソ・フェラーリ
5位 J.バトン ホンダ
6位 V.リウッツィ トーロ・ロッソ・フェラーリ
7位 N.ハイドフェルド BMW
8位 D.クルサード レッドブル・ルノー

 日本GPからの連戦となる中国GPです。天候の方はというと前回に引き続き雨、っていうか台風ですよ!9月は台風シーズンなんだから日程ずらせよ!と思うのですが。さて、混戦となった中国GPを制したのはライコネン。タイトル獲得に望みを繋げました。続いて2位はアロンソ。こちらもタイトル争いに生き残り、最終戦はハミルトンを含め3人のドライバーがタイトル争いを繰り広げることになります。いやー楽しみ、楽しみ。ここまでタイトル争いが混戦になることは、近年みられなかった ですからね。大抵ミハエル対誰か、という図式でしたから。さて、楽しみのタイトル争いの決着はブラジルGPにおあずけとなりましたが、もう一つお楽しみができました。皆さんニュースでご存知とは思いますが、中島一貴がブラジルGPでデビューすることになしました!一貴にはどうしても父親の悟の姿を重ねてしまいます。自分にとって中島悟はヒーローだったので(今でもそうですが)。一貴の名前がジャパンカートのリザルトに載っていた頃が懐かしいです。あ、ちなみにジャパンカートっていうのは国内唯一のレーシングカート専門誌のことです。この雑誌にはカート全日本選手権の模様なんかが載っているのです。ここで、上位に名を連ねている若い選手には要注目ですヨ!将来有名なドライバーになる可能性大です。さてさて、一貴には是非とも父親を超えるドライバーになってもらいたいものですね。さて、今回は荒れたレースらしく見慣れない面々が入賞しています。4位にベッテル、6位にリウッツィとトーロ・ロッソの2台が今季初入賞しました。特にベッテルは前回の日本GPで、セーフティーカー先導中にクルサードに追突してリタイアさせてしまった、という大失態を犯した後だったので喜びもひとしおでしょう。リウッツィは、スピードの後釜として入ったベッテルのことを毛嫌いしているフシがありましたが、これで少しは見る目が変わったのではないでしょうか。ところで、ベッテルのファーストネームはセバスチャンといいます。自分、子供の頃この手の名前を聞いて「あっ、外人の名前も”ちゃん”づけで呼ぶんだ!」ともの凄い勘違いをしていました(爆)。クリスチャンとかジョナサンとか。あと、アグネス・チャンっていうのもありましたね(アヒャ)。

ROUND 15 JAPANESE GP

2007年10月05日 23時37分27秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
2位 H.コバライネン ルノー
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 D.クルサード レッドブル・ルノー
5位 G.フィジケラ ルノー
6位 F.マッサ フェラーリ
7位 R.クビサ BMW
8位 A.スーティル スパイカー・フェラーリ

 さてさて、日本GPです。ハミルトンきましたよ?ハミルトン!ランキング2位のアロンソがリタイヤしたことにより10ポイント差が広がりました。残り2戦で差は12ポイント。ハミルトンかなり有利です。ルーキーがチャンピオンになるという話も夢ではありませんね。さて、レースの方はというとヨーロッパGP同様、雨絡みで荒れたレースとなりました。フェラーリがエクストリームウェザータイヤの装着の義務を知らずに、スタンダードレインタイヤを履いていた為、ピットインして指定のタイヤに交換する羽目に。この時点で後方に転落た訳ですが、ここから3位まで挽回したライコネンはさすがですね。2位はコバライネン、自身のキャリア初となる表彰台です。終盤ライコネンに激しく攻められながらも、耐え凌ぎました。ファイナル・ラップでライコネンに一度は抜かれながらも、執念で抜き返し、激しいバトルの末に得た2位という結果。このレースでコバライネンは大いに自信を得たことでしょう。さて、雨の富士というと1976年の日本GPを思い出す方もいるでしょう。ポイントリーダーのニキ・ラウダがジェームス・ハントに3ポイントの差を着けて迎えた最終戦。決勝は酷い雨で視界が殆ど確保されていないという状況。ラウダは危険と判断し、わずか2周で自らレースを終えました。ドイツGPの炎上事故の時に負った火傷が原因で、視野が狭くなっていたのです。ライバルであるジェームス・ハントは3位に入賞して1ポイント差でチャンピオンになりました。さて、過去の大混乱のレースを思い起こさせる事態となってしまった今回の日本GP。新生富士スピードウェイは手痛い洗礼を受けてしまった訳ですが、これにめげずに次の日本GPは成功裏に終えてもらいたいところですね。