F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2018 ROUND 8 FRENCH GP

2018年06月30日 02時17分08秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 D.リチャルド レッドブル・タグホイヤー
5位 S.ベッテル フェラーリ
6位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
7位 V.ボッタス メルセデスAMG
8位 C.サインツ ルノー
9位 N.ヒュルケンベルグ ルノー
10位 C.ルクレール ザウバー・フェラーリ

 フランスGPです。10年振りの開催です。しかもポール・リカールです。以前、フランスGPといえばマニクールというイメージだったのですが 久々のポール・リカールでの開催となりました。このサーキットの特徴は、ストレートエンドのシーニュからボーセ複合コーナーに繋がるセクションですね。上海のターン1並みにトリッキーなセクションなんじゃないでしょうか。さて、スターティンググリッドはポールがハミルトン、以下ボッタス、ベッテル、フェルスタッペン、リチャルド、ライコネンと続きます。メルセデス勢、久々のフロントロウ独占です。そして、上位6位をトップ3が占めるというオーダー。スタートはポールのハミルトンがホールショット。その後にボッタス、ベッテルと続きます。ベッテルは加速が良く、一瞬ボッタスの前に出ます。しかし、前方でイン側のラインをとるハミルトンに鼻先を抑えられて失速。そこにボッタスがブレーキングを遅らせ、ターン1のアウト側からベッテルに被せる様な形で侵入しました。結果、逃げ場を失ったベッテルがボッタスの右リアタイヤをヒット。ボッタスはたまらずスピンしてしまい、タイヤがパンク。一方のベッテルはフロントウイングにダメージを負いコースアウト、順位を落としつつも前方でコースに復帰します。ベッテルは後に5秒加算のペナルティを食らってしまう訳ですが、これはチョット可哀そうな気もします。無謀なツッコミ等では無く、ボッタスの予想外の動きがありましたからね。インから鼻先が飛び抜けた瞬間、「もらった!」と勘違いしても仕方が無い状況でした。続いて後方ではターン3でオコンとガスリーが接触。どうやら、ガスリーがマシン後部を縁石に乗り上げてしまいスピン。そのまま、オコンにぶつかってしまったのが原因の様です(ブランドルの解説)。両者共、地元GPだった訳ですが残念ながら開始早々リタイア、ちょっと残念ですね。ちなみにこの辺りのセクションはコースの外側も舗装されているので、アクシデントを避けようとしたマシンが、これでもかというぐらいにコースの外側を走っていました。これだけコースの外側を堂々と走られると、むしろ清々しい感じすらしますね(笑)。さて、最後尾まで順位を落としたベッテルですがガンガン順位を上げていき、遂には4番手まで上り詰めます。しかし34周目、ペースの上がらないベッテルをリチャルドがあっさりオーバーテイク。続いて39周目、僚友のライコネンがベッテルをターン1でオーバーテイク。いつもはベッテルの後塵を拝しているライコネンですが、今回は違います。そして、3番手を走行するリチャルドを射程距離内に捉えました。ターン1でアウト側から揺さぶりをかけるライコネン。そのままバックストレートにもつれ込みます。そしてターン8のシケイン、イン側にブロックラインをとるリチャルドをアウト側からズバッと前に出てオーバーテイク。リチャルドの動きは想定内だったのかライコネン、全く迷いのない動きでリチャルドを仕留めました。51周目、ターン10のシーニュに侵入しようとする(ダジャレじゃありませんよ?)ストロールの左フロントがバースト。コンパウンドがベルト状に吹き飛び、マシンをそのままエスケープゾーンに止めます。ここは最もスピードの乗る箇所でしたが、大したアクシデントにならずに済んだので良かったですね。このアクシデントでVSCが導入されることになりました。ファイナルラップでVSC解除となりハミルトンがポール・トゥ・フィニッシュ。オープニングラップでの混乱を他所に一人旅を続けたハミルトン。これで、再びランキングトップに返り咲きです。2位にはオープニングラップの混乱を上手く潜り抜けたフェルスタッペン。そして、3位には久々に光る走りを見せたライコネン。ルクレールのフェラーリ移籍の噂が出ていますが、何とか結果を出して周りを見返してほしいものです。5位にはベッテル、スタート直後のアクシデントで最後尾まで落ちましたが、ここまで挽回してきました。後半ペースが伸び悩んだものの大健闘といえるでしょう。7位にはボッタスが入りました。スタート直後にベッテルに撃墜され、こちらも最後尾まで落ちましたが、何とかこの位置まで挽回。ベッテルに比べるとイマイチペースが伸び悩んでいた様にも見え、VSCの影響もあってか、終盤マグヌッセンを攻略することは叶いませんでした。さて、今回28年振り(!)の開催となったポール・リカールですが、すっかりイメージが変わりましたね。何より、エスケープゾーンが舗装されて、トリコロールをイメージした色のボーダーでペイントされているのが大きいでしょう。昔のは、空地の中にサーキットがポツンと存在しているといった閑散としたイメージだった様に思います。やはり、ここでの特筆すべきレースは1990年のものですね。マーチ・ジャッドという非力なマシンをドライブするイワン・カペリが首位を快走していたのです。終盤、ジャッドエンジンが音を上げてプロストに捕らえられてしまいましたが、歴代「惜しい」レースのラインキング上位に入るものでしたね。まあ、これは今のマシンに例えるならフォースインディアが優勝争いをするぐらいの感じになるでしょうか。ちなみに、個人的な歴代「惜しい」レースランキングトップは1997年のハンガリーGP、デーモン・ヒルのアロウズ・ヤマハでの2位入賞です(笑)。

2018 ROUND 7 CANADIAN GP

2018年06月16日 23時32分04秒 | Weblog
1位 S.ベッテル フェラーリ
2位 V.ボッタス メルセデスAMG
3位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
4位 D.リチャルド レッドブル・タグホイヤー
5位 L.ハミルトン メルセデスAMG
6位 K.ライコネン フェラーリ
7位 N.ヒュルケンベルグ ルノー
8位 C.サインツ ルノー
9位 E.オコン フォースインディア・メルセデス
10位 C.ルクレール ザウバー・フェラーリ

 カナダGPです。スターティンググリッドはポールがベッテル。以下、ボッタス、フェルスタッペン、ハミルトン、ライコネン、リチャルドと続きます。上位を3強が占め、その後ろはルノー勢と、フォースインディア勢が続くオーダーとなっております。スタートはベッテルの加速が良くホールショット。フェルスタッペンはターン1でボッタスのインに並びかけます。サイドバイサイドのままターン2のヘアピンに侵入。ボッタスがインを奪い返しフェルスタッペンを抑え込み、順位の変動はありません。続くターン5ではハートレーとストロールがクラッシュ。ターン5の侵入でストロールのアウト側から並びかけ様とするハートレー。一方のストロール、テールスライドを起こし、挙動が一瞬乱れて一気にアウト側に膨らみました。逃げ場を失ったハートレー、フェンスとストロールの間で”squeeze”されてマシンが大破。一瞬マシンが右側に倒れ込む様にに浮き上がり、ノーズがストロールの左フロントタイヤに突き刺さる様な格好のまま、ターン6のエスケープゾーンに引っ張られて行きマシンはストップ。この直後、デブリが路面の上を結構な勢いで滑り込んできました。マシンのダメージは一目瞭然、2台揃って仲良く(?)リタイアです。4周目、ターン1のエスケープゾーンをペレスが横滑りしながら移動して、ターン2で無理無理コースに戻ります。どうやらサインツにイン側からプッシュされた模様。ほぼスピンしながらエスケープゾーンを移動していましたが、カウンターがギリギリ間に合いターン2に向かって行きます。ちょ、そっちはマジヤバいって!と思ったのも束の間。ペレスはマシンが居並ぶ列の中を強引に割り込んでいきました。よくいますよね、こうやって無理に渋滞の列に割り込んで来る人、ってそうじゃなくて!ペレスは接触せずに、よくマシンの列の間に復帰できましたね。一時停止もせずに割り込みましたが、さすがにスピード差があったので、アロンソとマグヌッセンが両脇から抜いて行きました。ペレスは無線で「サインツに黒旗(ペナルティ)が振られればいいのに」と言っていましたが、まあその気持ちも判らないではありませんね。さて9周目、アロンソがターン1で”young star”ルクレールにアウト側から並びかけます。しかし、ナウいヤング(死語)の”young star”ルクレールは、イン側をガッチリキープ。アロンソを抑え込みます。さすが、ナウいヤング(しつこい)だけあって、猛者のアタックにも動じません。ちなみにこの”young star”というのは国際映像の実況と解説か言っていたものです。特に解説のマーチン・ブランドル(イギリス人の元F1ドライバー)はルクレールをベタ褒めで称賛を惜しみません。ライコネンの代わりにフェラーリに乗せるべきだ、とまで言っています(ルクレールはフェラーリの育成ドライバー)。まあ、それはいいんですけど「ハリー・ポッターがビックリした様な顔」って何ですか?今シーズン、イマイチ勢いに乗れていないライコネン、ナウいヤング(笑)にシートを奪われない様ここが踏ん張りどころですよ?42周目、アロンソはエンジントラブルでスローダウン。ピットにマシンを戻してリタイアとなります。ピットインのタイミングでアンダーカットを狙い、”young star”ルクレールの前に出て元王者の意地をみせましたが奮闘むなしくリタイア。アロンソは前回のモナコに続き2戦連続でリタイアです。尚、今回のレースも完走率が高く、リタイアしたのは、オープニングラップでクラッシュしたストロールとハートレー、そしてアロンソの3台だけとなっております。アロンソは参戦300戦目となるアニバーサリーGPだったのですが、残念な結果となってしまいました。チーム代表のザック・ブラウンはこの結果に不満気な表情をみせております。同じルノーエンジンを使うレッドブルに水をあけられているのですから無理からぬことですね。2017年に”独裁者”ロン・デニスに代わって代表の座に就いたザック・ブラウン。マシン名称が”MP4”から”MCL”に変更されました。また、カラーリングも従来のシルバーから、伝統的なオレンジ色に変更となっております。このオレンジ色は、チーム創設者のブルース・マクラーレンの出身国であるニュージーランドのナショナルカラーです。マシン名称、カラーリング共に新体制移行に伴う変更を行ったマクラーレンですが、帝国復活にはまだまだ時間がかかりそうです。49周目、ピットインしようとするグロジャンの目の前に、最終コーナーに対してアプローチを試みるオコンが幅寄せしてきました。”よう、見たか?オコンが俺に対して何をしたか”(グロジャン)。まあ、オコンは故意に幅寄せをしたとは限らないのですが、ピットインしようとするグロジャンと最終コーナーをコンマ1秒でも速く立ち上がろうとするオコンの利害が衝突した結果でしょう(何か恐ろしく堅苦しい表現ですね)。さて、首位のベッテルを追いかける2番手のボッタスですが55周目、サインツを周回遅れにする際、ターン1の立ち上がりでワイドになってしまい、ターン2のイン側の芝生に取り上げてしまいます。これで大幅にタイムロスしたボッタス。燃費のセーブが必要となりベッテル追撃を諦めざるを得ない状況となりました。さて、今回のカナダGPでは珍しいハプニングが起こりました。ゲストとしてウィニー・ハーロウというモデルさんがチェッカーを振る役をしていたのですが、フィニッシュよりも1周早くフラッグを振ってしまったのです。原因はスターターというスタッフとの間に生じた伝達ミス。1周早く振ってしまったモデルさんは、指示を受けてその通りに振っただけなので全く責任はありません。それにしてもこれ、一歩間違えていたら大きな事故に繋がるところでした。もしも、レースが終わったと勘違いしたマーシャルや観客がコースになだれ込んできたら、全開で走行するマシンは彼らを避けることが出来なかったかも知れません。さて、そんな心配も無事に杞憂に終わり、気を取り直してチェッカーフラッグが振られました。ベッテルはボッタスに7秒差をつけて先頭でフィニッシュ。これでランキングトップに返り咲きです。”Vettel bounces for joy after sealing 50th win.”レース終了後、子供みたいに無邪気にピョンピョン飛び跳ねるベッテル。フェラーリの旗を持って走り回っております。久々の優勝であること、ランキングトップに返り咲いたこと、そして通算50勝目とキャリアの節目となる記録を刻むことができたという、これらの理由が重なったことがベッテルをこの様な行動に駆り立てたのでしょう。まるで、タイトルを獲ったかの様な喜び様ですね、観てるこっちまで嬉しい気分になってしまいますよ。前回のモナコGPはリチャルドの為のGPでしたが、今回のカナダGPはベッテルの為のGPとなりましたね。さて、2017年にマシンがワイド化されるなど大規模なレギュレーション変更がありました。近年、大きなレギュレーション変更があると1チームが飛び抜けて速くなる、という現象が続いていましたが、件のレギュレーション変更以降はその様な状況ではなくなってきています。そもそも、レギュレーションの変更は特定のチームの独走に歯止めをかける場合がほとんどです。レッドブルに対する2014年の変更、メルセデスに対する2017年の変更等がそうですね。その意味では、今回の変更は成功したと言っても良いのかも知れません。毎回状況が読めないので関係者にとっては大変でしょうが、観る方にとっては面白い展開になってきた様に思います。

2018 ROUND 6 MONACO GP

2018年06月03日 04時38分08秒 | Weblog
1位 D.リチャルド レッドブル・タグホイヤー
2位 S.ベッテル フェラーリ
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 K.ライコネン フェラーリ
5位 V.ボッタス メルセデスAMG
6位 E.オコン フォースインディア・メルセデス
7位 P.ガスリー トロロッソ・ホンダ
8位 N.ヒュルケンベルグ ルノー
9位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
10位 C.サインツ ルノー

 モナコGPです。スターティンググリッドはポールがリチャルド、以下ベッテル、ハミルトン、ライコネン、ボッタス、オコンの順に並びます。今回も、このグリッドを象徴する様なレース展開になります。ええ、本当に。スタートはポールのリチャルドの加速が良く、見事にホールショット。アウト側のベッテルを牽制しつつターン1のサン・デボーテに向かいます。後続は大きな混乱も無く、次々にサン・デボーテを通過。さて、最後尾スタートのフェルスタッペン、この狭いモナコでガンガンオーバーテイクしています。スゴいですね~。7周目にはトンネル出口のヌーベルシケインでストロールのインにズバッと切り込み16番手にジャンプアップです。28周目、リチャルドに迫りくるベッテル。リチャルドはエンジンが調子悪いのか、”Losing power”と訴えます。が、チーム側からは「集中してそのまま走れ」みたいなことを言われ、走行を続けることになりました。どうやら深刻なトラブルでは無かった模様。53周目、アロンソはギアボックスの不調を訴えメインストレート上でスローダウン。1コーナーのエスケープゾーンにマシンを止めてリタイアとなりました。その後、他のマシンにクラッシュ等が発生しますが、リタイア扱いはアロンソ1台のみとなります。57周目、快進撃を続けるフェルスタッペンがヌーベルシケインでサインツのインに飛び込みますが、タイミングが遅かった為サインツが逃げ場を失いシケインをショートカットして先行した為オーバーテイクならず。接触を避ける為には、サインツがシケインをショートカットするしかなかったのでペナルティは受けなかったと思われます。続いて58周目、再びサインツにアタックするフェルスタッペン。イン側にブロックラインを取るサインツをアウト側から豪快にオーバーテイク。勢い余って危うくシケインをショートカットしそうになりますが、何とか縁石を踏み越えることなくシケインをクリアー。9番手にジャンプアップです。ていうか、このシケインってアウト側からオーバーテイク可能だったんですね。初めてアウト側からオーバーテイクするシーンを観ましたよ(汗)。72周目、ルクレールがヌーベルシケインでブレーキトラブルに見舞われます。ウォールにマシンをぶつけてスピードを落とそうと試みますが、前方を走行中のハートレーに思いっきり追突!デブリが派手に飛び散ります。ルクレールは左フロントのロッドが折れてその場でリタイア。ハートレーはリアウイングを破損し、ピットに戻るもそのままリタイアです。さて、ルクレールですがF1ドライバーとしては珍しいモナコ出身という出自です。モナコ出身ということは、セレブのボンボンが金出してシート買ったんでしょ、と当初は勝手な想像をしていたのですが(大変失礼)、F3、F2でタイトルを獲得しているという実力派のドライバーです。非力なザウバーのマシンで2回入賞しており、更には先輩のエリクソンよりもポイントを稼ぐ等、何気に目立った活躍をしています。今後の成長だ楽しみなドライバーですね。さて、レースの方はリチャルドが2位のベッテルに7秒の差をつけて、ポールトゥフィニッシュでモナコ初優勝。これで晴れてモナコウィナーの仲間入りです。思えば2016年の雪辱から2年越しの念願が叶ったことになります。この時はピットクルーがスーパーソフトタイヤでなく、ソフトタイヤを準備していた為ピットストップでタイムロス。ハミルトンの後ろでコースに復帰したリチャルドは、そのまま2位でフィニッシュしたのでした。笑顔がトレードマークのリチャルドが、ポディウムで一切笑顔を見せなかったことからも、いかに悔しかったかが判ろうというものですね。そして9位には最後尾から追い上げてきたフェルスタッペンが入りました。この難コースのモンテカルロでここまで追い上げてくるのは相当なものだと思います。正に、”Max proves passing is possible in Monaco.”。モンテカルロでもオーバーテイクが可能なことを証明してみせたのでした。ワンツーフィニッシュこそ成しえませんでしたが、レッドブルの強さを存分に見せつけたレースとなりましたね。ちなみに、1位から6位までスターティンググリッドと同じ順位です。冒頭で述べた通りスターティンググリッドを象徴する、というかそのままの順位となるレースでした(汗)。まあ、上位陣の走りが安定していたということでしょう。サバイバルレースの様相を示すことが多いモナコですが、アロンソ以外全員完走扱いというリザルトから判る通り、今回は多くのマシンが安定したパフォーマンスを発揮したということですね。さて、ポディウムではお待ちかね(?)の「シューイ」の時間です。まあ、靴にシャンパンを入れて飲み干すというリチャルドが恒例で行っているアレですね。フィニッシュ直後に無線で”Cheers boys”と言っていたことから既に判っていたことですが(笑)。シャンパンファイトではベッテルが後ろに向き直ってシャンパンを撒いていましたが、後方に並んでいたロイヤルファミリーに掛かっていました。アレ大丈夫なんですかね?1989年のポディウムでは、初入賞初ポディウムだったステファノ・モデナが大はしゃぎしてし、やはりロイヤル・ファミリーにシャンパンをかけてしまい顰蹙をかったという出来事がありました。ベッテルがかけた時には笑っていたので、恐らく大丈夫だったのでしょう。ちなみに、シャンパンファイトの後か前か判らないのですが、リチャルドが片方のシューズを脱いで(シューズがどこにあるのかは不明)アルベール大公からシャンパンを受け取るというシーンがありましたが、これ絵面的になかなかシュールですね。リチャルドの片方のシューズはどこに行ってしまったのでしょう。さて、リチャルドが念願のモナコ初制覇を成し遂げたことで”Redemption day for Ricciardo”となったモナコGP。リチャルドはフィニッシュ直後にこの”Redemption”(買い戻し、償還等の意)という言葉を使っていたことからも、2年前のことがずっと頭にあったということでしょう。ポディウムの後ではプールに飛び込むなどして思いっ切りはしゃいでいました。これって阪神タイガースが優勝した時に、ファンが道頓堀に飛び込むアレに似てないですか?と強引に野球ネタに結び付けたりして(汗)。前回スペインGPではハミルトンが完全復活した様に見えましたが、今回モナコGPでは、まさかのレッドブル祭りを開催することになるとは夢にも思っていませんでした。レース終了後には祝賀ムードが漂っていましたが、たまにはこんな雰囲気のレースもいいんじゃないでしょうか。