F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 16 RUSSIAN GP

2014年10月17日 01時44分52秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
3位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
4位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
5位 K.マグヌッセン マクラーレン・メルセデス
6位 F.アロンソ フェラーリ
7位 D.リチャルド レッドブル・ルノー
8位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
9位 K.ライコネン フェラーリ
10位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス

 ロシアGPです。ウクライナ情勢でどうなるのかと思われていましたが、何事もなく開催されました。初開催となるロシアGP。舞台はソチ・オリンピックパーク・サーキット。今年2月に行われたソチ五輪の会場を周回するサーキットです。公道サーキットらしく、直角コーナーが多いストップ・アンド・ゴーのレイアウト。キモとなるのは2コーナーの次に来る、大きく回り込んだ中速コーナーじゃないでしょうか。さて、スターティング・グリッドはポールがハミルトン、以下ロズベルグ、ボッタス、バトン、クビアト、リチャルドの順に続きます。5番グリッドのクビアト(トロロッソ)、何と兄貴分(レッドブル)のリチャルドよりも上位に着けています。地元パワー炸裂ですか?今シーズン調子に乗るリチャルドですが、ウカウカしていられませんね。何しろ来シーズンはチームメイト同士になるのですから。スタートはロズベルグがいい感じで決め、ハミルトンの背後をとります。スリップストリームを利用して2コーナー(直角コーナー)でインを取るもブレーキングをミス。ロックさせてしまいタイヤにフラットスポットをつくってしまいました。このせいでマシンに振動が発生し、タイヤ交換を余儀なくされピットイン。優勝戦線から離脱となります。レースはハミルトン、ボッタス、バトン、アロンソのオーダーで進みますが、ハミルトンの一人旅の様相を呈していきます。ボッタスは最初のうちは喰らいついていきましたが、ジワジワ引き離され15秒以上のリードを許すことに。さて、序盤にピットインしてしまったロズベルグ。このままだと、他のドライバーよりも1回多くピットインしなければならず、不利な状況になるのは必至。しかし、そこは執念とド根性で持ち切ります。何とフィニッシュまでタイヤを持たせてしまいました。しかも、終盤にその時点でのファステストラップを記録するというオマケ付き。まあ、ド根性というのはさて置き、タイヤを持たせられたのはロズベルグのタイヤマネージメント能力は勿論、このサーキットのデグラデーション値(タイヤの性能低下)が低いという計算があってのことではありますが。ハミルトンはトップでチェッカーを受けましたが、ロズベルグは「執念」で2位を死守。チャンピオン争いのダメージを最小限に抑えました。さて、表彰式ですが何とプレゼンターとしてプーチン大統領が登場!開催が危ぶまれていたロシアGPを見事開催に漕ぎ着けさせた黒幕(え)はこの人だったのですね!?さすが元KGB、柔道は黒帯だし、F1マシンもドライブできるとだけあってこの人が動けば出来ないことはないんじゃないのか、ってなもんですヨ。何か、自分の好きなことをやりたい放題、我が世の春を謳歌しているようで、実にうらやましいですね(皮肉)。ロシアでは冬季五輪にF1のレースを開催と、プーチン大統領はロシアが開かれた国ということをアピールしようとしてるのでしょうか?その割にはウクライナに積極的に関与するなど二律背反的なところは疑問を感じてしまいます。いつもどこかの国と戦争をしているという点ではアメリカと共通していますがね。さて、可夢偉ですがチームからの不可解な指示によりピットイン、そのままリタイアとなっています。チームによるとマシンが危険な状態にあったとのこと。しかし、可夢偉によると何でリタイアにされたのか判らなかったといいますから、いかにこのリタイアが茶番であったかが判ろうというものです。一説によると、可夢偉の怒りを誘い、契約を破棄させ他のドライバーを乗せようとしている、との見方もあります。本来、可夢偉はこんな扱いを受けるドライバーではないのですが、悲しいかな、チームオーナーが変わってしまったことによる悲劇といえるでしょう。優れたドライバーが正当に評価されるチャンスを与えられない。こんなバカげたとこはあってはならないと思います。

ROUND 15 JAPANESE GP

2014年10月10日 02時04分16秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
3位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
4位 D.リチャルド レッドブル・ルノー
5位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
6位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
7位 F.マッサ ウイリアムズ・メルセデス
8位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
9位 J.ベルニュ トロロッソ・ルノー
10位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス

 日本GPです。台風18号に翻弄されたレースとなりました。定刻の15時に1回目のスタート。強い雨の為、セーフティーカーの先導付きです。しかし、あまりの雨の強さに2周で赤旗中断。そして、雨脚の弱まった15時25分に2回目のスタートです。セーフティーカー先導で10周目にやっと退出しました。先頭はロズベルグ、以下ハミルトン、バトン、ベッテル、リチャルドのオーダーでレースが進みます。先頭のロズベルグですが、徐々にタイヤが苦しくなってゆき、29周目にハミルトンに1コーナーでアウトからオーバーテイクされてしまいます。1コーナーでアウトから攻めるというのは、鈴鹿のセオリーですね。ハミルトン、模範的な形でロズベルグを攻略しました。その後、ハミルトンはロズベルグとの差をジリジリと拡げていきます。さて、レース終盤はベッテルとリチャルドの3位争いに焦点が絞られましたが、44周目にセーフティーカーが出動。ダンロップコーナー出口でクラッシュしたスーティルのマシンを撤去する為に出動していた重機に、コントロールを失ったビアンキが高速で突っ込んでしまったのです。ビアンキは頭部に深刻な怪我を負い、緊急手術を行いました。現在も意識は戻っておりません。1日も早い回復を祈るばかりです。この報を受けて、表彰式での振る舞いも控えめなものとなりました。ビアンキは新人ながらモナコで9位入賞するなど、今後の活躍が期待されていただけに今回の事故は本当に残念ですね。さて、鈴鹿といえば外せないのがやはり可夢偉。チームオーナーが代わり、微妙な立場に立たされた可夢偉ですが、日本のファンの前に元気な姿を見せることができました。予選19位、決勝19位とかなり渋いリザルトですが、チームの状況を考えればこれが精一杯でしょう。2010年のオーバーテイクショー、2012年の表彰台の活躍と比べると悲しくなってしまいますが、今のところは、可夢偉がいつか活躍できる場を再び得られることを信じるしかなさそうです。台風による大雨、ビアンキの事故と後味の悪くなってしまった今年の日本GP。今回の諸々の出来事は不運に不運が重なってしまった様に思います。次はウクライナ情勢で揺れているロシアGP。事故のショックを引きずったままの開催とる訳ですが………。本来なら初開催で華やかな雰囲気になってもよさそうなものですが、状況が状況だけに重苦しいムードが漂ってしまわないか一抹の不安を感じてしまいます。政治とレースの安全性をめぐる問題を突きつけられるF1グランプリは、まるで暗いトンネルに入ってしまったかの様です。