F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 10 GERMAN GP

2011年07月29日 22時49分30秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
2位 F.アロンソ フェラーリ
3位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
4位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
5位 F.マッサ フェラーリ
6位 A.スーティル フォースインディア・メルセデス
7位 N.ロズベルグ メルセデスGP
8位 M.シューマッハ メルセデスGP
9位 小林可夢偉 ザウバー・フェラーリ
10位 V.ペトロフ ロータス・ルノーGP

 ドイツGPです。ハミルトン今シーズン2勝目です。2番グリッドながらスタートでポールポジションのウェーバーをかわして先頭に踊り出ることに成功。ウェーバーは痛恨のスタートミスです。ピットストップの後、ウェーバーが先頭に返り咲きますが、ハミルトン、アロンソを含め3台で激しい接近戦を繰り広げることに。2回目のピットストップの後、アロンソが先頭でコースに復帰。しかし、アロンソのタイヤはまだ温まっておらず、本来の性能を発揮できない状態。ここぞとばかりにハミルトンはアロンソに襲い掛かりオーバーテイク、まんまと先頭に立ちます。ハミルトンは最後のピットストップも無難にこなし見事先頭でチェッカーを受けました。さて、ハミルトンといえばカナダGPでレッドブルのチーム代表、クリスチャン・ホーナーと会話をかわしていたことで話題を振りまいております。ちなみに、明るい笑いをふりまいてるのはサザエさん。でも、お魚をくわえたドラネコを追いかけたり、サイフを忘れてしまうというのは、もはや明るい笑いというよりは失笑や苦笑いとしか言えないのではないかと思うのですがどうでしょうか?包丁を持ってドラネコを追いかけるサザエさんを想像し………、うわぁぁぁ、怖すぎる!まあ、そんなことはどーでもいいですね(苦笑)。で、このホーナーとのツーショットで俄然ハミルトンのレッドブル移籍の可能性が出てきた訳ですが。そもそも、ベッテルとコンビを組むとしたら、体制的にはジョイントナンバーワン以外考えつかないのですが、はたしてこの2人で上手くいくのか?という疑問があります。能力的には五分五分と思えますが、相性となると別の話になりますから。とはいえ、ハミルトンとバトンのコンビも当初は上手くいくとは思えなかったのも事実。それが以外や以外、周りがビックリする程良い関係を保っています。コース上では当然バトルをしますが、一線を決して越えない安心して見ていられる信頼関係の上に成り立ったもの。昨シーズンのベッテルとウェーバーの関係とは比べるべくもありません。また、マクラーレンの記者会見でバトンが遅れた時のこと。空席となった場所にバトンの写真のパネルを置いてニヤリとするハミルトン。遅れて来たバトンがそれに気付いて、冗談めいた仕草でパネルを取り払っていました。こんなことは、仲の良い人間同士でなければ出来ないでしょう。下手をすると嫌味とも取られかねませんから。さて、マクラーレンとしてはハミルトンとバトンのオーダーで来シーズンもいきたいと望んでいます。自分としてはホーナーとのツーショットは契約金を吊り上げる為の駆け引きなんじゃないかと踏んでいますがね。リスクを冒してまでベッテルとのコンビを組むとは思えませんから。さて、可夢偉は9位フィニッシュ、久々の入賞です。予選17番手ながらスタートでジャンプアップ。一気に12番手までポジションを上げました。しかし、その後はペースが上がらずに難儀しますが、バルチェロとマルドナドをオーバーテイク。シューマッハは直線番長だったので最後まで抜くことはできませんでした。そして最終的に入賞圏内の9位でフィニッシュ。スタートでごぼう抜き、そして他の車をコース上でオーバーテイクと、いかにも可夢偉らしいレース内容で入賞出来たせいか、本人も非常に満足げでしたね。さて、次はダブルヘッダーのオンガロリンク(ハンガリー)。モンテカルロ市街(モナコ)に次ぐ低速コースです。高速コースと違ってドライバーの腕がものを言うレイアウトですから、レース巧者の可夢偉に期待するなという方が無理というもの。モナコGP以上の好成績を期待していますよ?

ROUND 9 BRITISH GP

2011年07月15日 16時13分32秒 | Weblog
1位 F.アロンソ フェラーリ
2位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
3位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
4位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
5位 F.マッサ フェラーリ
6位 N.ロズベルグ メルセデスGP
7位 S.ペレス ザウバー・フェラーリ
8位 N.ハイドフェルド ロータス・ルノーGP
9位 M.シューマッハ メルセデスGP
10位 J.アルゲルスアリ トロロッソ・フェラーリ

 イギリスGPです。いや~、アロンソ久し振りにきましたね。スタート直前に降った雨の影響で、多くのマシンがインターミディエイトタイヤを履くという状況。予選は3番グリッドでしたが、最初のピットインでハミルトンに先行を許し、4番手に落ちてしまいます。しかし、インターミディエイトタイヤからドライタイヤに交換した後はペースを上げハミルトンをオーバーテイク。更に、ピット作業をミスしたベッテルと、同時ピットインだったウェーバーをかわして一気に先頭に踊り出ます。その後はペースを上げて独走態勢。磐石な走りで昨年の韓国GP以来久々となる優勝を手にしました。さて、ウェーバーですが久々のポールポジションスタート。しかし、スタートでベッテルに先行を許してしまいます。その後はベッテルがペースを上げて、早くも独走態勢か?といった状況です。しかし、前述した通りベッテルはピットで痛恨の作業ミス。ジャッキが一旦下ろされたあと再び上げられるといった事態が起こってしまいました。これで、3番手にまで順位を落としてしまいます。そして、終盤にはペースの上がらないベッテルにチームメイト(!)のウェーバーが襲いかかります。執拗に攻めたてますがオーバーテイクするには至らず、予選よりも2つ下の3位でフィニッシュ。ウェーバーは無線でチームから再三ベッテルにアタックを仕掛けない様指示を受けますが、これを無視していたことをレース後打ち明けています。恐らく、ポールポジションをゲットして勝てると思っていたレースが、不本意な結果に終わろうとしていた事に対する苛立ちによって、その様な行動に狩りたさせたのかも知れません。ここにきてチームメイト間の確執が頭をもたげてきた感のあるレッドブル。新たな火種発生とならなければいいですが。さて、可夢偉ですがシューマッハに追突されてスピン、大きく順位を落としてしまいます。追突の原因はシューマッハがDRSを使用した後にスピードが出過ぎていた為に制御不能に陥り、可夢偉に追突してしまったというもの。DRS使用時のスピードの伸びがシューマッハの予想を上回っていた、ということですね。前回のヨーロッパGPでは、ピットアウトの際にペトロフと、らしくない接触をしているシューマッハ。かつて皇帝と呼ばれた男の勘はすっかり衰えてしまったのでしょうか?さて、可夢偉の不運はまだ続きます。ウイリアムズのマルドナドが接近しているにもかかわらず、ピットクルーが発信の合図を出してしまい、あわや接触という場面に。さらにその直後、可夢偉はフォースインディアのピットのホイールガンに接触してしまいます。結局これが危険なピットスタートとの判断を受けてしまい、ペナルティの対象に。そして、とどめはエンジンからのオイル漏れ。さすがの可夢偉もこれにはどうすることも出来ず、コース脇にマシンを止めるしかありません。これにより、今シーズン初のリタイアとなってしまいました。予選8位とシングルグリッドからのスタートということもあり、結果が期待されていただけに無念だったことでしょう。とことんツイていなかった今週の可夢偉、レース内容がいかに不本意だったかは、インタビュー時の渋い表情からもみてとれますね。今回は7位入賞のペレスに主役の座を奪われてしまった形ですが、マシンには手ごたえを感じているということなので、次こそは可夢偉マジックを期待したいところです。

ROUND 8 EUROPEAN GP

2011年07月02日 01時40分17秒 | Weblog
1位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
2位 F.アロンソ フェラーリ
3位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
4位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
5位 F.マッサ フェラーリ
6位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
7位 N.ロズベルグ メルセデスGP
8位 J.アルゲルスアリ トロロッソ・フェラーリ
9位 A.スーティル フォースインディア・メルセデス
10位 N.ハイドフェルド ロータス・ルノー

 ヨーロッパGPです。ヨーロッパといわれても広いので、それだけじゃピンときませんが、実際に開催しているのはスペインのバレンシア。F1は1シーズンに1レース開催が基本なので、カタルーニャのスペインGPが存在している以上、もう一方のレースは地域名を冠するのがならわしです。日本でもTI英田で開催されたパシフィックGPなんてのがありましたね、なつかしい!富士スピードウェイが行ったチケット&ライド方式をいち早く取り入れていました。ただ、山間部の狭い道を大型バスが通るものだから、かなりのヒヤヒヤものだったらしいですけどね(汗)。さて、スペインの場合ですが、この2戦開催はアロンソの人気によるところが大なのはいわずもがな、といったところです。スペインで最も人気のあるスポーツはサッカーですが、アロンソが活躍する様になってから、それまで下火だったF1の人気が高まってきました。アロンソがウェーバーをオーバーテイクした時には観客が総立ちになっていましたが、まさしくこれはアロンソの人気の高さを示している一例といえるでしょう。ところで前から気になっていたのですが、アロンソってサッカー選手っぽい雰囲気を持ってないですか?ベルナベウ(レアルマドリードのホームスタジアムです)のフィールドに紛れ込んでいてもおかしくない様な………、ダメですか?ダメですよね(汗)。おそらく、アロンソの持つ一流ドライバーとしてのオーラが、トップアスリートの持つオーラと共通したものがあるのでしょう、ときれいにまとめておいてここは逃げることにします(滝汗)。さて、決勝レースの方ですが、ベッテルがポール・トゥ・フィニッシュ。前回、カナダGPの終盤、99.5%決定していた勝利を逃してしまったという苦い出来事の直後でしたので、勝利をしっかりと噛み締める様な表彰台のベッテルの表情です。さて、チームメイトのウェーバーですが、レース序盤はベッテルと1-2体制を築いていたものの、アロンソにオーバーテイクされてしまいます。しかし、ウェーバーも意地を見せ2回目のピットストップで2位を奪い返します。そして、3回目のピットストップ。フェラーリは先にピットインしていたウェーバーが周回遅れに引っかかるタイミングまで待ち、アロンソが2位を再び奪い返します。しかし、こういった順位の奪い合いはコース上で見たいものです。せっかくDRSやKERSがあるのですから………。そして、アロンソはここ母国GPで2位表彰台をゲット。ファンもアロンソのシャンパンファイトを見れたので満足だったのではないでしょうか。まあ、本当は表彰台の真ん中に立つアロンソを見たかったのだと思いますけどね(と皮肉を言ってみる)。さて、可夢偉ですが16位フィニッシュで連続入賞記録が途切れてしまいました。予選は14位だったので、それよりも順位を落としていることになります。原因はチームの戦略ミス。あまり調子の良ろしくないハードタイヤでロングランをさせたのがダメだったのだと思われます。連続入賞を重ねることで周囲からの期待も高まる可夢偉ですが、プレッシャーに押し潰されたとは思えません。何しろ、そいういうキャラではありませんので。デビュー戦のバトンとのバトル(当時ポイントリーダー)を見れば一目瞭然ですよね。人間いい時もあれば悪い時もあるものですが、今回の可夢偉は相当落ち込んでいる様子でした。やはり、連続入賞記録が途切れてしまったのが相当堪えたものと思われます。また、前回のカナダGPで手中にあった筈の2位表彰台を逃しているので、それからの流れが悪い方に向かっていると感じているのかも知れませんね。しかし、状況によっては表彰台を狙えることは既に証明済みですから、今回の結果にめげずに次のイギリスGPも上を目指して欲しいものです。