F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 11 BELGIAN GP

2013年08月30日 23時41分21秒 | Weblog
1位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
2位 F.アロンソ フェラーリ
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
5位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
6位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
7位 F.マッサ フェラーリ
8位 R.グロジャン ロータス・ルノー
9位 A.スーティル フォースインディア・メルセデス
10位 D.リチャルド トロロッソ・フェラーリ

 ベルギーGPです。舞台はスパ・フランコルシャン。このサーキットは山岳地帯にある為、アップ・ダウンが非常に激しくその高低差は100m以上。もちろん全GPのコース中、最大の高低差です。そのアップ・ダウンの激しさから「ジェットコースター」とも例えられます。このサーキットで最も有名なコーナーは「オー・ルージュ」でしょう。緩いS字の登りのコーナーですが、基本全開で抜ける所です。ビビッてアクセルを戻そうものなら、後続に追突される可能性があり逆に危ないという勇気が試されるコーナーです。さらに登りで強烈な縦Gが掛かるので、前方が見ずらいというオマケ付き。こんなところをドライバー達は皆全開で抜けてくってんですからトンデモないですね(汗)。ちなみにこの「オー・ルージュ」の名前の由来ですが、このコーナーの下を川が流れており、鉄分を含んで赤くなっています。そう、フランス語が堪能な方ならもうお分かりと思いますが、オー=水、ルージュ=赤。つまり、鉄分を含んだ赤い水が流れているということでこの名前になったという、聞いただけなら「ふ~ん、そうなんだ」でスルーされてしまいそうな感じですが、これがF1随一の難度を誇るコーナーの名前の由来です。本当に何のひねりもない安直な名称なのですが、このコーナーは「ふ~ん」ではスルーできないタフな所ですからね!さて、レースの方ですが、2番グリッドのベッテルがポールのハミルトンをオープニングラップのオー・ルージュの後、ケメル・ストレートでパス。先頭に踊り出ます。その後は2回タイヤ交換を行いますが、基本ポジションを守りきり先頭でフィニッシュ!今シーズン5勝目でランキング2位のアロンソとの差を46に広げました。9番グリッドから2位まで追い上げたアロンソでしたがベッテルにはお手上げの様で、「あんた、今日一番輝いていたよ!」なんてことは言ってませんが(爆)、これと同じレベルでベッテルのことを褒め称えていました。さて、ここで残念なお知らせです。2012年のバーレーンGPから続いていたライコネンの連続入賞記録の更新が27で途絶えてしまいました。更に、復帰前から続いていた連続完走記録も38でストップです。こちらはハイドフェルドの41まで目前に迫っていただけにもったいなかったですね。ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんも草葉の陰で「MOTTAINAI!」と嘆いているに違いありません(汗)。冗談はさておき、ライコネン、リタイアの理由はブレーキトラブルです。だましだまし走り続けることも出来たのでしょうが、記録よりも安全面を重視しての結果、といったところでしょう。そもそも、ライコネンは記録等にこだわる様なタイプではないのか、記録が途絶えたことについてもコメントはあっさりしています。復帰後の初優勝でも「大はしゃぎする程じゃなかった」と言っていたぐらいですからね。さすが「アイスマン」の異名は伊達じゃありません。

ROUND 10 HUNGARIAN GP

2013年08月02日 22時34分03秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 K.ライコネン ロータス・ルノー
3位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
4位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
5位 F.アロンソ フェラーリ
6位 R.グロジャン ロータス・ルノー
7位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
8位 F.マッサ フェラーリ
9位 S.ペレス マクラーレン・メルセデス
10位 P.マルドナド ウイリアムズ・ルノー

 ハンガリーGPです。長い夏休み前のレースとなりますが、ここで良い結果を残してイイ気分のまま夏休みに突入したい!、とみんな思っている筈。まあ、夏休みといっても、学生みたいに40日間もらえる訳ではありません(爆)。とはいっても、4週間あるし、レースは無いので集中して開発を進めることができるというメリットはありますけどね。この開発が「夏休みの宿題」になる訳ですなー。開発の皆様、お疲れ様であります!さて、そんな夏休みをいい気分のまま過ごせることになった果報者はハミルトン。メルセデス移籍後、初の勝利です。ポールポジションからスタートしたハミルトンは終始危なげない走りでポール・トゥ・フィニッシュ。バースト対策としてピレリが持ち込んだタイヤが上手くマッチしたのでしょうか。さて、そのメルセデスですがモナコGPの前にタイヤテストを他チームに秘密裏に行っていたとして(FIAの許可は受けていましたが)全チーム合同のタイヤテストから締め出されていました。そのハンデをものともせず結果を出すあたりはさすがというか何というか。今シーズンのメルセデス、スピードがあるのは確かな様です。さて、前回のドイツGPに続き2位表彰台を獲得したライコネン。今シーズン5回目の2位となる訳ですが、勢い「たまには勝たせてくれヨ!」という本人の叫び声が聞こえてきそうです(爆)。今シーズンのロータスはマシンの出来がかなりいい様で、常に表彰台圏内でレースを戦っています。ライコネンの成績も昨シーズンからは大きくアップ!逆に、昨シーズンのイマイチなマシンで優勝している、という事実もライコネンの実力を物語っている様に思えます。そして、今回の2位入賞でランキング2位に浮上。次点には1ポイント差でアロンソが、更にアロンソから9ポイント差でハミルトンという2位以下はカオスな状況に。ランキング1位のベッテル、依然有利ですが多少の波があるのが不安材料といえそうです。あと、ウェーバーとの不仲も不安材料として挙げられそうですが、昨シーズン最終戦を見ても判る通り、ベッテルはチームメイトのサポート無でタイトルを獲得しました。なのでこの件に関しては、ベッテル的に問題無いでしょう(汗)。